Youtube の「関連動画」に表示されるもの

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Youtube の視聴者のトラフィックを獲得するため(再生回数を増やす)の要素に、右下の「関連動画」の欄がある。視聴中のビデオと内容等が「関連すると思われるもの」をページ要素などから類推して、サムネイルつきで表示されている。

Youtube に張り付いているユーザーはかなり多いので、検索での結果よりも、「関連動画」からのトラフィックの引き込みのほうが数としては多いとの話もあるらしい。ただし、用途は「暇つぶし」がメインだと思われるので、ビジネス的なターゲットとしてはどれほど有意かは疑問だが。

関連動画に表示されるものは、おおよそ「タイトル」や「詳細情報」、「タグ」というようなもので判別されている気配なのだが、それ以外にも、動画の視聴履歴もかなり影響しているように思われる。

私自身も本も買い、何度も見て何度も感動した、カーネギーメロン大学のランディパウシュ教授の「最後の授業」の動画だが、その関連動画に、関係性が全く見いだせない動画が「関連動画」としてずーっと掲載されている。

たとえば、

友人たちの前でいきなりマッパに なった美女
放送禁止になった冷蔵庫
脚を広げてアソコ丸見え♪

といった感じ。

これはおそらく、この動画を最初に見た人(あるいはアップロードした人)がこういった動画を見たことによって、視聴履歴などから関連動画として識別されてしまったのだろう。そして、次以降に訪れた(たぶんエロい男性)視聴者が次々とクリックしていくことによって、この動画との関連性が高く判別されていくのだろう。

「最後の授業」の動画をしっかりと見ている真面目な人はパート9までしっかりと見ていると思われるが、パート7あたりの「関連動画」には最初のほうで多かったエロ系の動画はかなり数が少なくなっている。

ランディパウシュの最後の授業 7
http://jp.youtube.com/watch?v=p95JE8y1MWQ


真面目な動画をアップロードしても、エロ系の動画などが関連動画で表示されるのがコントロールできないというのは、ビジネス用途の場合に障害になるかも知れない。対応方法を検討したほうがよいか。

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