動画配信とSEO(VSEO)に関するブログでタグ「動画SEO」が付けられているもの
ソース:
http://www.alleyinsider.com/2008/11/youtube-plans-to-launch-live-streaming-november-22
Youtube でライブサービスが開始されるということは、当然Google のユニバーサル検索、動画検索ともに上位に表示されやすくなるということであり、動画SEO 対策上も重要なニュースとなる。
安定的なインフラが提供できるのであれば、米国内ですでに開始している、Justin.tv , Ustream , Stickam といったサービスをあっという間に抜き去って覇権を握る可能性はある。ただし、今年の前半に米国の Yahoo! で始まったライブサービスはコケにこけまくり、サービスの終了がアナウンスされている。
Youtube、つまりはGoogle が新しくライブ配信サービスという極めて注目度の高いサービスを開始して、それが順調にラウンチするかということはGoogle の成長神話がさらに継続するのか、という企業イメージにも大きく影響すると思われる。Yahoo! のようなこけ方をすれば、「Google の成長神話に陰り」というような論調に一斉に傾く可能性すらある。
個人的には、Youtube の規模でのライブサービスは、現状では技術的な困難が大きすぎるという気がしていたので、独自に開始するのではなく、どこかを買収を狙うのではないかと思っていたが、具体的な日付までついてGoogle が独自にライブサービスに踏み込むという報道には正直びっくりした。
でも、そういえば Youtube で日本でも23日(米国時間22日)にイベントがあるんだったな。何かの発表があるのは間違いはないのだろう。
ソースの最後にこんな一文も付いているので、どうなるのかは全く予測はつかないが。
One possibility that we feel Google shareholders should root for: YouTube will launch live streaming as a service for paying customers only.
いずれにしても、この報道自体が本当かどうかはもうしばらくすれば判明する。要注目。
(ライブの意味の取り違えだったりして。)
ソース:
http://www.reelseo.com/video-seo-reputation-management-tips-2/
「エレベータピッチ」ならぬ、「エスカレーターピッチ」には少し笑ったが、前回の記事の人より、より広範な意味でレピュテーションマネージメントをとらえているかんじ。
顧客が気にするのは、やはり 「SERP そのものにネガティブなビデオ(コメント)」がつくこと、であることには変わりはないのだろう。Grant/ReelSEO: What would you consider to be of chief concern with your clients when it comes to online reputation management with SEO and video?
Simon: The chief concern for most clients is what’s showing up on Google for their brand; if there’s a video that is showing up in the search results that is, in and of itself, negative, or has a negative description displayed for it. (On occasion I’ve seen videos in the search results that use the latest comment as the description, which can be something that’s totally unrelated to the video itself). Ever since video results were integrated into the regular search listings through Universal / Blended search, this has become more of an issue that companies have had to pay attention to.
「Google の検索結果にビデオ出てきていないからといって、顧客がそれを見ていないというわけではない」というのはもっともな指摘。順序としては主要なフォーラムなどで散々見られた後で、Googleには上位表示されている可能性がたかく、むしろ、Google の結果に出てきている頃には手遅れということも言えるのかもしれない。What are some of the mistakes you have seen clients, or businesses in general, make when it comes to their online reputation with video?
There are a couple of big mistakes that companies tend to make:
First, there are those that ignore the potential for reputation issues. They don’t monitor their brand; and they just simply believe that if they don’t see it, then it’s not there, which is of course not the case. If a video isn’t showing up at the top of Google Search, it doesn’t mean that their clients aren’t seeing it. What if it’s being discussed in a major forum frequented by their clients?
Secondly, some companies just jump in, assuming that all they have to do is throw a PR video or an ill-conceived video contest together and the customers will come running. Again, that’s not the case. If they don’t know what their audience is interested in, and where they congregate, then they may be wasting their time, or creating their own reputation management issue as customers complain about unrelated topics, or about the lack of relevance of the video to whatever issues the company may currently have.
2番目については、ビデオ屋としてこういうことも短絡的に提案しようかと思っていただけに、苦笑いと大反省。
主要な動画投稿サイトなどは、RSS機能は付いているので、それを監視しておくというのが確かにシンプルな最初のステップということになるか。日本でも、コメントに「中の人」が出てくると、良くも悪くも流れが大きく変わることはあるので、ぶれない対応指針は必要。What do you consider to be the important areas for monitoring and managing your online reputation involving video?
We have an in-house tool for reputation monitoring, so we use that to find out where our clients are being talked about, but for a company that doesn’t have that facility, or isn’t working with an agency that does, the simplest thing for them to do is to set up RSS feeds from the major video sites in order to find out when something involving their brand shows up. Then it’s a matter of looking at the content, reviewing comments, and seeing what kind of play it gets. A company should always have a response plan in place for when something critical is released, and implement it based on the level of uptake on the video.
アメリカでは Facebook や Myspace のようなソーシャルメディアでのビデオ共有も積極的と聞くが、日本ではどうなのだろう。レピュテーションマネジメント的に問題になるものの兆しを判断するには、mixiではなく、やはり2chやニコニコ動画のモニタリングということになるのだろうか?どれも必要なのだろうけど。How does social media sharing and networking come into play with search engine reputation management and video?
From a linking perspective, getting a positive video to rank well for your brand, either proactively or to push down a negative result, social networking sites can work out well for you, as you’re potentially allowing more eyeballs to get to your video. Now, this doesn’t mean that you just go out to social networks and hawk your products until you’re blue in the face, you have to be a member of those communities that gives as well as takes, that provides a benefit to the community as a whole, otherwise you’re going to either be ignored, or cause another reputation management issue.
Also, a company should make sure to secure their brands on social networks to prevent others with more nefarious purposes from obtaining them and potentially causing a reputation management issue later on.
どうもこのあたりの文化というかバックグラウンドの違いは、方針の示唆としても日米で共通というわけにはいかない気がする。
この辺はよくわからない。IYPってなんだ?Interactive Yellow Pages の略?If you haven’t already mentioned them, are there any particular issues with local search and video that pertain to reputation management, compared to the general web?
When you’re looking at local search, there are different opportunities to displace a negative video, by getting your business listed in local sites, such as IYP sites, which tend to rank fairly well for companies in specific locations. Provided your company has a generally good reputation, there are also plenty of review sites that you can ask your evangelists to use, that will again rank well for you.
全体的に読みながらちょっと「はっ」としたのだが、動画SEO とレピュテーションマネージメントを考える際に、「ネガティブな動画の検索順位を下げる」という発想から入るべきではないのだろう。
まっとうな活動を行っているのであれば、広報活動の一環としてCSR等のポジティブな評価を得やすいものと絡めてビデオ等を公開していけばよいのだし、それをコンスタントにやっていれば突発的なネガティブなものが検索上位に来る可能性はアルゴリズム的にも低くなる。よほどひどいものが急に上がってくるようであれば、法的に削除を求めるなどの対応をすればよいだけのことで、SEO技術云々の問題ではない。
ネガティブなビデオが検索結果上位に来るようになってからあわてて対応を求めるようなところには、
「しらねーよ、すぐにはできねーよ」
と言って顧客としてはとらないほうが吉か。
(現実的にはそちらのほうがお金になるのかもしれないが。)
http://www.reelseo.com/video-seo-defensive-reputation-management/
かなり良い記事だと思うが、最近は英文を全訳するモチベーションがわかないので、ところどころ英語で引用。
we could summarize defensive reputation management with video using two key strategies. 1) Bumping down the negative video with your own positive video (through SEO and buzz), and 2) taking any appropriate legal action to have the negative video removed.現実的には確かにこの2つくらいしかやりようがない。日本ではアメリカよりコンテンツの著作権違反や人権侵害みたいなことへの判断が厳しめに出そうな雰囲気があるので、実際には2)の対応だけでかなり対応できるかも。
“Our clients are mostly concerned with the Google search results pages (SERPs). If a video link is on the first page they that’s where it’s really of concern to them.” Says Jordan. “Buzz monitoring, or proactive tracking, is another matter. But it really seems to come back to the Google SERPs.”確かに、自分に関わる固有名詞等でサムネイル付きでGoogle に上位表示されるのは気になるだろう。これに加えて、日本ではニコニコ動画のコンテンツが上位表示されて、その動画が盛り上がっているのを見るのは心理的に相当なダメージになりうる。
“If you see a negative video and decide to get it removed a good intermediate step is to post your own positive video,” says Jordan. “Its helpful to have a whole slew of [your] videos out there,” focusing on shorter format which will allow for more quantity. That way you will have more videos co cross-link them to each other, both on your site and in the video sharing sites such as YouTube.”上記の手法については、ちょっと個人的な見解とは違うものの、一応米国の専門家のコメントとしてメモ。
とか、
When does the time come that just a positive Video SEO strategy isn’t enough, and legal action may need to be taken? “Sometimes you really have no choice.
Jordan says to resist the temptation to post public comments in response to a negative video about your company, brand, or person, even in the case of making a correction. “It’s like a retraction a newspaper makes days after the original article is published, who reads it, and the damage is done.” Hey says. ”And once you do it, its may be out there forever” and you can’t take it back.は鋭い指摘。ネガティブなものに対してネガティブに行動を起こすのは、むしろ傷口を広げてしかも未来永劫残る可能性はあり。むしろ放っておくほうが最善ということもありうるだろう。
ためしにクリックしてみたものの、残念ながらまだ集計がとれていないのか、自分がアップロードした動画に関しては以下のような状態。
動画のクオリティを計測する上で動画SEO的にも、重要なデータとなると思われるので、本格的な実装を期待。
ソース:IT Media News ほか
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/23/news094.html
これまでもJASRAC と Youtube は前向きに包括契約に向けての協議を進めているとのことだったので、それほど影響はないかも知れないが、それでも正式な発表がされたことは良いニュース。CD などの音源を、個人がそのまま利用できるようになったわけではない(著作者人格権は維持される)のでそこは注意が必要だが。
合意した利用許諾条件は以下。
http://www.jasrac.or.jp/release/07/07_4.html
これまで自分の顔が写っただけの動画で、JASRAC管理楽曲を歌っている(子供がアニメソングを歌っているような)動画を自サイトに挙げるあげるだけでも、建前上は違法だったのだが、特に個人で音楽演奏などを行っている場合には、この制約が外れたことでアップロードもしやすくなる。
最大手のサイトでの包括契約により、法的な道筋が付き始めたことで、それをベースに新たな健全なブレイクが生まれることを期待。
動画SEOer (?) もアイデアの出しどころである。
さすがに1ページめの上位ではないものの、1ページめの下または2ページ目にはYoutube の動画がサムネイル付きで表示されている。ユニバーサル検索結果で上位に来る動画は「検索された固有名詞の団体」が意図的にアップロードしたものではなく、部外者がアップロードした動画でむしろ批判的な内容を含んでいるものである。
なぜこういう動画がGoogle で上位に来るかは、セミナー・DVD等で検証しているとおりなのだが、こういった「自分の意図しない動画」を「自分の固有名詞を含む形」で他人にあげられた場合の対応というのは非常に難しい。
テレビの映像をそのままアップロードしているようであれば、明らかな著作権違反行為なので、それを運用者側に通報すれば削除してもらう対処も可能だが、自作で批判動画を作った場合、著作権はアップロードした側にあるのだし、批判の内容も社会的名誉を著しく低下させるほど法的な一線を越えたとは言い難いケースのほうが多いように見える。
アメリカ国内では、Youtube に対しての訴訟が多く発生していると聞くが、
「テレビ局など著作権者からの申し立てに対して、不正アップロード動画を削除しないことによる問題」
「著作権者がオリジナルコンテンツを掲載しているのに、大きな勢力の要請により著作権者に無断で削除をしてしまうことによる問題」
など問題が複雑化していてさらに分かりにくい状況になりつつあるらしい。
アメリカ大統領選などにおいては、「肖像権を持った大統領候補」が「その肖像を撮影し著作権を持っているメディア企業」の申し出で動画が削除されたことについて、Youtubeに対して削除しないでほしいとの申し入れを行ったりもしている。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20382090,00.htm
自分のレピュテーションマネージメントに、有利なこと、不利なこといずれにしても動画サイトの重要性は増している。
どういうことかというと、ある大企業や個人の固有名詞で検索された場合に出てくる検索結果に、非常に悪意のある結果が仕組まれていたりするような場合には、いつの間にかその会社や個人の評判を落としてしまうことになってしまう。
アメリカの例でいえば、動物愛護の関連の思想をもったグループが、ケンタッキーフライドチキンを非難するための非常にショッキングな動画をYoutube にアップするなどして抗議しているらしく、その動画のアクセスが相当な数に上り、ユニバーサル検索でもかなり引っ掛かりやすい位置を維持しているとのこと。(その動画をここに貼れなくもないのだが、個人的にそういった極端な活動に共感もしないしリンクすることでその動画へのSEO効果をつけるのもなんなので止めておく。むしろKFCのファンなので。)
日本でKFCなどでgoogle検索しても、1ページめの下位のほうや2ページめに一時期騒動になった「ゴキブリ揚げ」に関するページや、ニコニコ動画のページが表示されるようになっている。
動画を利用したSEOというのは、それを実際に映像を見た人に与えるインパクトが非常に大きいので、効果的なアクセスアップの方法として動画SEOを提案する場合には、諸刃の剣になりうることも心してかからなければならないと実感。
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