動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングでタグ「Flash」が付けられているもの
http://japan.internet.com/developer/20100817/26.html
Friedman 氏によると、Flash は「素晴らしい技術」だが、ウェブへの発信時にコンテンツを別のアプリケーションに入れる必要があるため、Scribd に問題を引き起こすという。Friedman 氏は、「これは、ブラウザのなかにブラウザがあって機能が重複しているような問題だ。(この余分なレイヤは)粗悪なユーザーエクスペリエンスへとほぼ必然 的につながる。われわれは、ウェブ上のドキュメントを表示するのになぜ専用の読み込みアプリケーションが必要なのかと自問した。New York Times はブラウザ内で読む。これは何かを読むためのものなのだ」と語っている。このあたりは、重要な指摘のような気がする。米国では、Flash を使わない方向に進も所も多くなるのだろう。
日本では、大手のサイトでも動画サイトはWindowsMedia、リッチアプリケーションはFlashなどという状態がこれから先もかなり長くなりそうだが・・・
どちらが良いのかはよく分からない。
Flashサポートについては、HTML5によるリッチでダイナミックなWebが形になりつつあるものの、Flashの機能に追いつくには「長くはかからないだろうが、1~2年は要する」という見通しをPichai氏は示した。現状ではFlashをサポートしなければ、ユーザーのWeb利用体験が損なわれるというのがGoogleの判断だ。また、「Flashは現在、(Webの)数多くの問題を解決しており、いくつかについては共存がソリューションになる。例えばセキュアなストリーミングやメディア広告などだ」と付け加えた。Googleは、Google I/Oで動画コーデックVP8のオープンソース化を発表し、YouTubeでWebM形式(VP8/Ogg Vobris/Matroska)を採用するとした。だがWebMとHTMLでYouTubeのフルサービスは提供できない。Flashが欠かせないのだ。「DRMと、オープンソースやオープン標準は根本的に矛盾する。機密を必要とするケースではFlashはすばらしいソリューションであり、videoタグは四苦八苦することになる」とUpson氏。
日本放送協会(NHK)は1日、動画配信サービス「NHKオンデマンド」のPC版サイトをリニューアルした。
PC版サイトは従来、Windows Media Video形式で動画を配信していたが、4月1日からはFlash Video形式へと変更。これによって、サービスを利用できるOSやWebブラウザーの種類が増えた。また、ビットレートは従来の1.5Mbps、768kbpsに加えて、新たに384kbpsを追加した。
http://www.lifehacker.jp/2010/03/100311flashvshtml5.html
ビデオのエキスパート、Jan Ozer氏は「FlashビデオはCPU大食漢だが、HTML5はスマートである」という一般的な主張が実際のところどうなのか、単純な方法論で試してみることにしました。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20382424,00.htm
FlashベースのDRMで本格的に配信をしている例というのは実は世界的にもないのかもしれない。プラットフォームの汎用性が高いため、ここでブレイクする可能性はあるか。コンテンツ配信網(Contents Delivery Network:CDN)最大手のアカマイは10月22日、同社のBtoCサイト向け高速配信サービス「Dynamic Site Delivery」などが動画ポータルサイト「第2日本テレビ」の配信インフラとして採用されたことを発表した。
第2日本テレビの配信インフラとして採用されたのは、Dynamic Site Deliveryのほか、アカマイが運用する、アドビシステムズの動画ストリーミング配信サーバソフト「Adobe Flash Media Server 3」(FMS3)。これらの配信インフラを採用した第2日本テレビは10月20日にリニューアルしている。
リニューアル後の第2日本テレビは、「Adobe Flash Player」をインストールしているPCであれば自由に見ることができる。Flash PlayerをベースにしていることからMacでも見られるようになっている。
テレビ放送連動型のコンテンツやスピンアウトドラマなどは、同時アクセスが集中しやすいが、アカマイの分散型グローバルサーバ網である Dynamic Site Deliveryを活用することで、コンテンツはエンドユーザーは物理的に一番近いエッジサーバに配信される。エンドユーザーにとっては、居住地域や時間 帯に関係なく、コンテンツを快適に視聴することができるようになる。運営会社にとっては、センターサーバへの負荷を軽減することができるようになる。
今回のリニューアルで第2日本テレビはFMS3を採用することで、ストリーミングを暗号化。コンテンツの著作権保護を強化している。従 来、日本国内のテレビ局などのコンテンツ提供社は、Windows Mediaをベースにデジタル著作権管理(DRM)の仕組みをかけることが一般的とされていた。それに対して第2日本テレビはFlashをベースにして著 作権保護を強化している。
Flashをベースにした動画視聴サービスは、米国の動画ポータルサイト「Hulu」や米大手テレビ局のCBSで展開されている。第2日本テレビでの動きは、こうした米国の潮流に追随するものと見ることができる。
アカマイも最近は国内で大きな発表がなかったようだし、また機運が盛り上がってくるのかも。
http://www.atmarkit.co.jp/news/200810/15/flash.html
UDPやDRMの機能が実際にアプリケーションとして、どこか大手で運用始めたというニュースがあればもっとインパクトがあるのだが、カタログ情報のみなので、少々攻めあぐねているのかもしれない。今後の発表に注目。米アドビシステムズは10月15日、マルチメデイア再生ソフトウェア「Adobe Flash Player」の最新バージョン10を正式リリースした。米マイクロソフトが「Microsoft Silverlight 2」を正式リリースした翌日のリリースとなる。SilverlightとFlashはWebブラウザのプラグインとして動作し、対抗技術に位置付けられて いる。
米マイクロソフトは、10月10日の時点で「来週にはSilverlight 2を正式リリースする」と宣言しており(参考:Silverlight 2、来週ダウンロード提供開始へ)、その発表を受けて米アドビシステムズが対抗技術となるFlashの最新版を公開したという見方もある。
Flash Player 10は、従来の描画APIやファイルアップロード/ダウンロードAPI、ハードウェアアクセラレーション、クリップボードへの読み書きアクセスなどの機能強化に加え、主に以下の新機能を搭載した。
まずは、ネットワークの状況変化に自動的に対応し、通信品質(QoS)指標を利用したストリーミング機能。暗号化されたRTMFP(Real Time Media Flow Protocol)を利用して、メディア配信を保護することもできる。RTMFPは、TCP上でのRTMPと比べて安全性に優れたUDPベースのネット ワーク転送手段といわれている。RTMFPのサポートは次期リリースの「Adobe Flash Media Server」を介して提供される予定。これらのストリーミング機能の強化はおそらく、同社のAodbe Media Playerにおけるストリーミング動画配信に大きな影響を与えるものと考えられる。
動的に音声を生成したり、ミキサーやシーケンサ、ゲーム用のリアルタイムオーディオ、オーディオビジュアライザなどのオーディオアプリケーション の制作も可能なサウンドAPIが追加。また、読み込んだMP3ファイルからオーディオデータを抽出し、サウンドバッファに供給するなどのローレベルの処理 操作も可能にした。さらに、従来のADPCMやHE-AAC、MP3、Nellymoserオーディオに加え、高品質音声のオープンソースボイスコーデッ ク「Speex」もサポートなど、音声面での機能追加も目立つ。
もちろん、画像や描画処理でも機能強化は行われている。2Dでデザインしたアセットを手軽に3Dへと変換、または3Dアニメーション化することが 可能な3Dエフェクトもサポート。いままでActionScriptに詳しいユーザーや、サードパーティのライブラリを用いるユーザーにしか扱えなかった ようなアニメーションも、3DエフェクトのAPIと「Adobe Flash CS4 Professional」の3Dツールによって、すべてのユーザーが利用できるという。
ActionScript 3.0テキストコンポーネントのライブラリや最新のテキストレイアウトエンジンを利用して“印刷品質”並みのテキストパブリッシングをWebでも実現でき るとのこと。具体的には、複数のコラムにまたがる合字やインライン画像周囲の処理、双方向の文字配置、テキストの連結のサポートに加え、“縦書き”などが 可能。また、デバイス内蔵フォントに、アンチエイリアスやスタイル、文字の回転を適用できる。加えて、オリジナルのテキストコンポーネントも開発可能。
Flash Player 10では、米アドビシステムズが独自に開発したプログラミング言語「Adobe Pixel Bender」をサポートした。これは「Adobe After Effects」の数々のフィルタおよびエフェクトに用いられているテクノロジでカスタムエフェクトやフィルタを作ることができる。
これらのエフェクトは、制作時にはAfter Effects CS4で、そしてライブ再生時にはFlash Player 10で使用できる。また、音声や数学関数などのデータを扱う際にも、これらを別途スレッドで非同期的に処理・フィルタ・ミックスできるという。Pixel BenderのツールキットはAdobe Labsより無償で利用可能だ。
@IT の記事
http://www.atmarkit.co.jp/news/200807/18/flash.html
ミクシィは7月9日に始めたSNS「mixi」の音楽配信サービス「mixi Radio」で、アドビシステムズのストリーミングサーバ「Adobe Flash Media Interactive Server 3.0」(Adobe Media Serverファミリの1製品)を採用した。ミクシィは何を評価して、同製品を選んだのか。アドビ側の担当者に聞いた。
アドビのマーケティング本部 クリエイティブソリューション部ビデオグループシニアグループリーダーの古村秀幸氏は「数カ月前にミクシィから話があった」と明らかにした上で、「彼らは音楽配信の新しいサービスについて、『ソフトウェアをユーザーにダウンロードさせたくない』『ユーザー・インターフェイスをリッチにしたい』、そして一番大きなポイントとして『Mac、 Windowsの両方のユーザーに使ってもらいたい』と考えていた」と話した。
「このような条件に合う技術は、Flashしかない」と古村氏は語る。Flash Playerはアドビの資料によると98%以上のPCにインストールされている。また、ActionScriptを使ったインタラクティブなUIも可能だ。さらにWindows、Macを問わず動く。
しかし、Flashを使った音楽配信についてミクシィが考える「最大の問題点はセキュリティだった」(古村氏)。Flashを使った配信では YouTubeが有名。しかし、YouTubeはツールを使えば映像コンテンツをローカルにダウンロードできるなど、コンテンツオーナーにとっては評判がいいとはいえない。ミクシィもFlashを採用するに当たって、コンテンツオーナーの反応を意識したようだ。
「配信サービスを展開する上で難しいのは、コンテンツオーナーと配信者が違うこと」。米アドビのAdobe Flash Media Server Services担当シニアプロダクトマネージャー ローレル・ライトマン(Laurel Reitman)氏はこう語る。コンテンツの流出を防ぎたいというコンテンツオーナーの要望を実現しながら、ユーザーが利用しやすい環境を整える必要があるためだ。
古村氏らアドビ側はミクシィに対して、アドビが昨年12月に発表したAdobe Flash Media Interactive Server 3.0を提案した。アピールしたのはコンテンツを保護するセキュリティ技術と、海外での実績だ。
Flash Media Interactive Server 3.0は、独自ストリーミングプロトコルの「RTMP」(Real Time Messaging Protocol)を128bitで暗号化した「RTMPE」を新たに実装し、ストリーミングデータの安全性を高めた。また、ハッシュ値をチェックしてオリジナルから改ざんされたり、別のホストに配置されたSWFファイルからはコンテンツを再生できないようにするSWF検証機能を搭載した。これによって偽のクライアントやリッピングツールから音楽が再生されることを防ぐ。
米アドビのAdobe Flash Media Server担当プロダクト マネージャーのケビン・トゥス(Kevin Towes)氏によると、欧米ではFlashを使った映像/音楽配信サービスが拡大している。トゥス氏は例としてクウェートの米軍兵士のために行ったコンサート「Operation MySpace」を、Flash Media Serverを使って米国本土にライブ・ストリーミング配信したことを紹介した。衛星を使ってクウェートから米国本土に配信し、1億1000万人が閲覧した。
HuluやDisney.comもFlash Media Serverを使って映像のストリーミング配信を行っている。いずれもRTMPEやSWF検証などのコンテンツ保護技術を評価し、Flash Media Serverに決めたという。特にHuluは映像をブログに貼り付けられるなどソーシャルな取り組みを行っている。このようなコンテンツの柔軟な利用ができるのも「Flash Media Serverがコンテンツ保護を実現しているからだ」とトゥス氏は語った。YouTubeはインスタントアップロード、クイックキャプチャではFlash Media Serverを使っているが、映像配信はHTTPで行っている。
古村氏らはこのような海外でのFlash Media Serverの実績をアピールし、ミクシィやmixi Radioにコンテンツを提供したレコード会社を納得させた。結果的にmixi Radioは30以上のレコード会社、コンテンツプロバイダーが協力することになった。
国内最大のSNSであるmixiがFlash Media Serverを採用したことはアドビにとって追い風だ。同社は11月に同様にFlash技術をベースにした映像プレーヤー「Adobe Media Player」を国内でリリースする予定で、「現在、コンテンツプロバイダーと話をしている」(同社の代表取締役社長 ギャレット・イルグ氏)。mixiへの導入事例はコンテンツプロバイダーに対する大きなアピールになるだろう。
現状、Yahoo,GYAO,biglobe がMicrosoftの製品を使って動画の配信サービスを行っているが、これがAdobeに置き換わっていくかどうかというところに注目。Flashでは、Microsoft以外の製品ともかなり相性もよいと思われるので、どこかが乗り換えるとなった瞬間に、業界の地図が一気に入れ替わる可能性すらある。
その点でmixi が採用を発表したことは大きい。
注目。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080415/299028/
先行者メリットで、動画配信のテクノロジーの分野ではMicrosoft が Adobe をリードしている感じがある。Adobeでどこまでコンテンツ企業から受け入れられて効果的なサービスが生み出されるかは興味深い。投稿サイトのフォーマットはほぼAdobeが優勢と思われるだけに、現段階では予測自体が難しい・・・米Microsoftは,リッチ・インタラクティブ・アプリケーション(RIA)表示用のWebブラウザ・プラグイン「Silverlight」を,新 たに複数の大手メディア企業およびコンテンツ企業が採用すると発表した。米国時間2008年4月14日,米ラスベガスで開催中の「NAB Show 2008」で明らかにしたもの。
Microsoftによれば,米Madison Square Garden(MSG)Interactiveをはじめ,ヤフー(Yahoo! JAPAN),中国Tencent,スペインのAbertis TelecomとTerra Networks Operations,韓国のSBSiやMNetなどがSilverlight技術をベースとするプロジェクトを進めているという。
具体的には,MSG Interactiveはオンデマンドによるデジタル・エンタテインメントおよびスポーツ・イベントのライブ配信にSilverlightを使っており, Abertis Telecomは2カ月以内にサービスを開始する新しいスペイン語のビデオ配信チャンネル用に同プラットフォームを採用する。Terra Networksは,18カ国でサービスを展開するオンラインのビデオおよびTVサービス「Terra TV」のHDチャンネルにSilverlight技術の採用を予定している。Yahoo!とインターネット・ポータルのTencentは,将来的なビデオ 配信およびインターネット・サービスに同技術を採用する予定だという。
Microsoftは同日,デジタル著作権管理(DRM)技術「PlayReady」を組み込んだコンテンツ保護技術「Silverlight DRM」についても明らかにした。Silverlight DRMは,MicrosoftのDRM技術「Windows Media DRM 10」と互換性があるほか,ライブおよびオンデマンドのストリーミング,プログレッシブ・ダウンロードといった配信方式に対応する。2008年内に公開さ れる「Silverlight 2」はDRM対応になるとしている。
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=186837&lindID=1
DRM昨日つきの配信で、違法アップローダーなどがどんどんと少なくなることは期待できる。海外の大手などもこの機能を利用するようになれば、かなり著作権などに関しての光景も変わってくるであろう。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080409/adobe.htm
いよいよプレイヤー分野の本命が具体的なリリースを行い、さらにそれを使った本格的なサイトが出てきている。ここ数年で今後10数年の流れが決まる重要な時期になるだろう。米Adobe Systems(Adobe)は9日、動画配信に対応するFlashプレーヤーソフト「Adobe Media Player 1.0」の無償ダウンロードを開始した。対応OSはWindows XP/VistaとMac OS X 10.4.9~4.11、10.5.1~5.2。
Flash形式の動画ファイルをストリーミング/ダウンロード再生が可能なプレーヤーソフトで、発表当初は2008年初頭に無償配布を行なうとアナウンスされていた。
同社が開発したパソコン向けアプリケーション実行環境「AIR」(Adobe Integrated Runtime)を採用し、AIRを利用した他のアプリケーションとの連携などが可能。1080p/720p/480iの映像表示に対応する。
Adobe Media Playerの画面内に、提供されている動画が一覧で表示されており、ソフト上でストリーミング/ダウンロード再生とコンテンツの管理が行なえる。現在は CBSやMTV Networks、Universal Music Group、PBSなどがテレビ番組などのコンテンツを提供しており、無料で視聴できる。
一覧からサムネイルを選ぶと、画面がスライドして再生が始まる。全画面再生も可能 動画のカタログページ コンテンツ提供者にとってのメリットとして、サーバー上から視聴者数や視聴回数のチェックなどが可能。ストリーミング再生時だけでなく、 ダウンロードしたファイルのオフライン時の再生回数などもチェックできるため、視聴者のニーズに合ったコンテンツが判断しやすいという。コンテンツ提供者 の要望に応じて、動画にDRMを付加することもできる。
■ 「BIGLOBEストリーム for Adobe AIR」も公開
同じくAdobeのAIRを用いたソフトとして、動画配信サービス「BIGLOBEストリーム」の映像を、サムネイルから選択して再生で きるプレーヤー「BIGLOBEストリーム for Adobe AIR」のテスト版がBIGLOBEストリームラボにおいて9日より公開されている。
現在は2種類のプレーヤーが公開。いずれもサムネイルをクリックすることで再生できる。なお、コンテンツはテスト用のものが公開されて いる。プレーヤー1では、フォルダをドラッグ&ドロップすることで、フォルダ内の動画/静止画ファイルを連続再生することも可能。
パソコンにAIRがインストールされていない場合でも、ランタイムとアプリケーションを一括してインストール可能となっており、OSを問わず利用できる。
BB Watech の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21486.html
アドビシステムズは2日、Flashコンテンツを配信する際の著作権保護管理できるサーバーソフト「Flash Media Rights Management Server」について、4月中旬をめどに国内受注を開始すると発表した。Adobeマスターソリューションリセラーを通じて提供され、参考価格は546 万円。
「Flash Media Rights Management Server(FMRMS)」は、コンテンツを配信する際の視聴制限やコンテンツ保護などが行なえるサーバーソフト。WindowsやMac OSなどプラットフォームを問わずにコンテンツ配信が可能で、視聴時におけるパラメータ設定はユーザーがダウンロードしたファイルに対しても適用できる。
また、配信事業者が持つ既存のインフラとの連携にも対応。各事業者のニーズに応じて、ログイン認証や課金認証システムとの組み合せが可能だとしている。ユーザー側のコンテンツ再生にあたっては、「Adobe AIR」または「Adobe AIR」ベースのメディアプレーヤー「Adobe Media Player」を利用する。
アドビシステムズの古村秀幸氏は、「これまでFlash Videoは著作権保護面で弱点があると言われていたが、FMRMSによって一気に問題が解決できる」とコメント。また、「Flash VideoはCGMコンテンツで多数使用されているが、今後は商用ベースでの広がりにも期待している」と述べた。
FMRMSの動作環境と視聴者側環境 利用シーンイメージ FMRMSの活用を含めたコンテンツ配信のケース比較
FMRMSの日本発表に合わせて、米Adobe SystemsからAdobe Flash ビジネス担当グループプロダクトマネージャーのジェニファーテイラー氏が来日。FMRMSの特徴を説明した同氏は、「FMRMSは1.0になるが、文書保護における15年の実績を踏まえて開発されたものだ」と製品に対する自信を示した。
米Adobeのジェニファー テイラー氏
テイラー氏からはまた、パブリックベータ版が公開されているメディアプレーヤー「Adobe Media Player」も紹介された。テイラー氏は「当社の他のクライアントソフトと同様に幅広いユーザーに使用してもらうのが目標である」と述べ、英語版の正式リリースを今四半期末までに実施することが明かされた。
なお、Adobe Media Playerの配布に当たっては、パートナー企業と協業施策も実施。ユーザーがコンテンツをダウンロードする際に、Adobe Media Playerをダウンロードするためのファイルなどを同梱していく考えという。
正式版リリースを予定する「Adobe Media Player」 Flash Video利用例としてBBCの事例も紹介された
ようやく本命が、ちゃんとしたリリースをして、日本国内で発表したな、という感じ。やっぱり、本命はAdobeということになるか。品質は今の段階では期待しにくいとは思うが、とにかく前に進んでいることを歓迎。
Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20369866,00.htm
Adobe Systemsは米国時間3月19日、「Adobe Flash Media Server」が配信するコンテンツの利用を制限するための新サーバ「Adobe Flash Media Rights Management Server」をリリースした。
Adobe Flash Media Rights Management Serverというこのソフトウェアは、動画の閲覧を細かく制御したいテレビ番組や映画の制作者を対象としている。
例えば、コンテンツ制作者は、広告を見ないとユーザーが動画を閲覧できないようにしたり、閲覧を一定時間内に制限したりすることができる。
同社のFlashメディアサービス担当シニアプロダクトマネージャーであるLaurel Reitman氏によると、同社はまた同サーバ向けのAPIもリリースしており、これを利用すると、開発者はデジタル著作権管理(DRM)機能を搭載した AIR(Adobe Integrated Runtime)メディアアプリケーションを書くことができるという。
AIRは同社が開発したウェブアプリケーションをオフラインで実行するためのプラットフォーム。
Reitman氏によると、2008年春にリリースを予定している「Adobe Media Player」にも、このコンテンツ著作権管理ソフトウェアが組み込まれる予定だという。
Flashにこの機能が付くことの業界へのインパクトは非常に大きいはず。これまでのDRMフリーの流れも、一気に変わってくる可能性もある。
TechCrunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/microsoft-adopts-flash-lite-for-windows-mobile-as-a-stopgap-measure-2/
モバイル対応のFlash Liteはスティーブ・ジョブズには落第でも、マイクロソフトはそこまで選り好みしないようで、Windows Mobileでも使えるようFlash Liteのライセンスを取得した。これで明らかになった点は2つある。:Flashで仕事している開発者や既存サイトが山とあること、そしてFlashに対抗して打ち出したマイクロソフト独自のソフトSilverlightのモバイル版は導入に程遠い状況にあることだ。
マイクロソフトは実践重視で動いてるだけかもしれない。Adobe Flashはウェブ、特に動画では今やユビキタスな存在。Flash Liteは妥協かもしれないが(例えばAdobe Flexツール群で開発したWebページやアプリは動かせない)、それでも携帯電話5億台が既に対応しているわけで、マイクロソフトとしてもFlash Lite用に開発されたアプリを全部無視するわけにもいかない(ジョブズは無視できる。何故ならiPhoneを厳しく統制することでiPhoneエクスペリエンスの全一性を守る方が氏にとっては重要だから)。
ただマイクロソフトにとってこれはFlashのライバル「Silverlight」のシェア確保までの単なる埋め合わせと見ることも可能だ。Sliverlight 2.0のモバイル対応版は第2四半期まで出荷されない。WinMoの機能を上げても、それでSilverlightの魅力が損なわれることはないだろう。
市場には「モバイル端末でもFlashライクなエクスペリエンスを実現して欲しい」という切実なニーズがあるわけで、Flashもモバイル端末上では遅いという意見もある。つまりマイクロソフトには動画、アニメーション、その他のリッチメディアのエクスペリエンスをモバイル化することで Silverlightへの乗り換えを勝ち取る余地もあるということになる(Nokiaは既にSilverlight対応化を発表した)。
アップルやグーグルもモバイル端末上でFlashで対応し切れないギャップを埋める努力をしている頃かもしれない。アドビだって今から全社一丸となって、モバイル端末でFlashの機能をフルに使えるバージョンを出す可能性も。あと考えられる唯一のオプションは、数年待って今のノート並みに携帯端末がパワフルになったら標準のFlashのサイトも表示できるようになる、ということだ。
結局日本企業が覇権を握ることができないことは、間違いない・・・
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/12/05/003/
Amazon と eBay の提携の発表と同時期だけに、IT業界全体でのインパクトは小さいのかもしれないが、動画配信分野、特に中小規模の業者にとっては、かなりインパクトのあるニュースと思われる。
来年以降さらに手軽に配信できるサービスの充実を期待。
http://blog.streamingmedia.com/the_business_of_online_vi/2007/12/adobe-announces.html
これは業界的には、ビッグニュース。配信側のソフトウェアの劇的なライセンス料の引き下げは、業界的に大きなメリットをもたらすはず。すでにFlash がほぼデファクトスタンダードともいえる状況になりつつある中、この流れは大きく加速するものとなると思われる。
IIJとアドビ、Flash Videoによるストリーミング配信ソリューションで提携
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=175170&lindID=1
IIJ にしては案外取り組みが遅いな、という印象。
ネットサービスパークから引用
http://www.netservice-park.com/world/newsdetail_fdowgiill_20071105103305.html
株式会社Jストリームは、アドビ システムズ主催の、IT関連企業フットサルチーム8組が参加するフットサルの大会、「Adobe MAX CUP 2007」のストリーミング配信を行ない、更にテクニカルスポンサーとして参加する。
PC向は、サイト上でAdobe Flash Media Serverによるオンデマンドストリーミング配信を実施しており、Adobe MAX会期中の11月1日に行われる決勝戦はライブストリーミング配信を実施する。
また、携帯電話向けのライブストリーミング配信の技術協力も実施し、携帯端末向けFlash Player「Adobe Flash Lite(TM) 3」を利用した日本初の試みとなっている。
Flash Lite 3を搭載したノキアの携帯電話で視聴が可能となっている。
関連URL: http://www.adobemax2007.jp/
PCのストリーミングサーバーの覇権争いの勢力地図がこの3年で完全に入れ替わってしまったが、携帯についてもこの流れでいくかどうかが注目。コンポーネントとしては、携帯にもフラッシュが載るのが自然な流れか。