動画配信とSEO(VSEO)に関するブログで「Yahoo!」と一致するもの

放棄ドメインの問題

|
以前から映画の公式サイトのドメインについては気にはなっていたけれども、企業のキャンペーンサイトのドメインで同様のことを調べた方がいらっしゃるのでメモ。

インターネット広告のひみつ ~ 放棄ドメイン名によるブランド棄損問題
http://blog.netadreport.com/2010/09/blog-post_26.html



・短期間しか利用しないのに独自ドメインを取得して、すぐに放棄してしまう側
・品質スコアのリセットを確実に行えない検索エンジン側の技術
・上記のような隙をついて、中古ドメインを取得する側
・そういうドメインを買って利用する側

それぞれの問題が絡んで、こういった事象が発生していると言えそう。

と書いたけれども、「他人が放棄したドメインが、放棄後すぐに他者が取得できてしまう仕組み」のほうが問題の気もする。世界的に議論が熟さないと変わらない問題なので、すぐに変わるとはもちろん思わないけれど。

検索エンジン側の技術としては、世界的シェアはGoogle が圧倒的なので、このあたりのハンドリングも適切に行う仕組みのあるGoogleのシェアが高い地域では、あまり問題にならないのかもしれない。

日本もYahoo! Japan がGoogleを採用することになったので、放棄ドメインのSEO的価値はかなり下がるはずなので、こういう問題が取り上げられることも少なくなるのかな。

ちなみに、以前取り上げた旧映画の公式サイトは、引越し屋の一括サイトから「Afilink 川浦温泉」というアフィリエイトサイトに姿を変えている。

http://www.tatoe-sekaiga.jp/index.html

Yahoo! がGoogleの検索エンジンを採用することが決まり、その中には「動画検索」も含まれることが発表され、動画をどのように利用したら良いのかということをまた少し聞かれる機会が多くなったので、セミナーをやります。

ソーシャルビデオマーケティング・VSEOセミナー

日程: 2010年9月8日 (水曜日)

時間: 午後1時 ~ 午後4時ごろまで (開始時間厳守)

場所: 青山プレップスクール 東京都港区北青山2-10-20 3F) 

定員:  8名 (定員になり次第締め切り)

参加費用:1万5千円(総額表示)


詳しくはトップページをご参照ください。


Yahoo! JAPAN プレスリリース

昨日、公式に発表されて、SEOにも非常にお詳しい方々もいろいろとコメントを出されている。ちゃんとしたホームページ制作などを行っている方からすれば、今回の発表はほぼ手放しで歓迎されているよう。

今回の提携に関しは、動画の検索についても明記されている。

Q1: Googleとの提携範囲はどこなのか?
A1: 今回の契約の対象は、ウェブ、画像、動画、モバイルの4領域における、検索エンジンおよび検索連動型広告配信システムのサービス提供を受けることに限定されています。

「限定されています」といっても、重要な部分ほぼすべてのような気がするし「大丈夫か?」と思ったが

Q10: 公正取引委員会には本件について相談をしているのか?
A10: 事前に日本の公正取引委員会に相談をしており、問題なき旨を確認しております。

個人的にはこれが一番「ほんとかよ。」という感じで驚いた。公取がこんなに簡単に「問題ない」って言っちゃっていいのかな、という印象。案の定、今日になってマイクロソフト等からこの件に関しての懸念の声がいろいろと出ているよう。

ただ、企業間の提携の話を、一次情報を持ってもいない個人がいろいろと批評してもしょうがないので、もし発表通りに進むとして、動画検索が将来的にどうなるかということを簡単に考えてみた。

やっぱりどう考えても、Webサイトでの動画利用の重要性が増すことは間違いはないと思う。

Googleの動画検索についていえば、Youtubeなどの「投稿サイトに投稿する」、あるいは独自に動画を作成するにしても「サイトマップを送信する」などしておけば、かなり公平なアルゴリズムで「良い動画」が上位表示されるようになっている。動画検索だけでなく、ユニバーサル検索においても価値の高い動画はサムネイル付きで表示されるなどして、非常によくできている。

一方、Yahoo!の動画検索は、Woopie との提携で提供されていたりするが、これがお世辞にも「良い検索結果」とは言い難い代物だし、またそれがユニバーサル検索への組み込みもほぼろくでもない結果しか返していない。

これが日本国内では一気にGoogleに代わってくれるということは、より本質的で効果的な動画利用を進めることでSEO上も効果を増すことになるだろう。

移行時期は現在のところ未定とのことだし、独自の改良(?)がお好きなYahoo! JAPANのことなので、まだまだどうなるかはわからないが、その時が来るのを少しだけ期待しておくこととしよう。
以前、映画の公式サイトがらみの以下のようなエントリーを書いたことがある。

映画の公式PRサイトが、なぜか引っ越しの一括見積もりサイトに・・・

最近もあまり状況は変わっていないよう。

月9の主演女優北川景子と、朝ドラヒロインだった本仮屋ユイカ出演の映画
という映画の元公式サイトのドメインが、(2010年5月14日昼の時点では)「ディアフレンズ」という検索語の検索結果としては、Google、Yahoo!、Bingでタイトル名で検索すると最上位に掲載される。

ちょっと違う点は、今回は引越し屋のサイトとしてではなく、堂々と売りに出ていること(苦笑)。

その他、仲間由紀恵、阿部寛出演の「Trick 劇場版2」のもとの公式サイトは、今は「ファンサイト」となっている。

個人的にそれほど強い意志はないのだけど、やっぱり純粋に映画の情報を探すために検索エンジンを利用するユーザのことを考えれば、「こういうことはやめたほうがよくない?」位の事は言ったほうがよい気がするので、エントリーをあげておくことにしよう。

映画業界ももうちょっとこの辺のことに詳しくなるべきとも思う。
ソフトバンクが、Ustream の株を取得したとのニュースが入り、表題のような質問を数人から受けた。

「Ustream.tv というサイトが、SEO的に強いサイトか?」、と言われれば

・内部リンク構造がしっかりとしたサイトである
・外部からのリンクも自発的に次々と付いていくサイトである
・アクセス数も非常に多いサイトである
・動画サイトであるので、アクセスあたりの滞在時間も非常に長い

ということで、上記の要因だけを見ても、常識的には「非常にSEO的に優れたサイト」であることは間違いない。しかも、ソフトバンクが出資するとなれば、今後はYahoo! Japan での上位表示も期待されるところだろう。

しかし、「動画のライブ」を行う場合に、アクセスアップを図るための手段としての「検索エンジンからの流入」は、有効な手段になりにくい。

なぜなら、動画ライブを行う際には、「ライブ直前のタイミング」から「実際にライブを行っている時」までのタイミングで視聴者にはイベントがあることに気づいてもらって、アクセスしてもらうことが不可欠だが、この需要を満たす機能を現状の主要な検索エンジンは持っていない。(今後はリアルタイム検索等でそういう機能が付いてくる可能性はある。)そのため、これまでは動画ライブを行う場合には「関心がありそうな人にメールで告知を送信する」のような方法でしか告知の手段がなかった。

ところが、最近の国内の Twitter の利用者数の増加によって、「ライブイベントの告知をリアルタイムに口コミで広げる手段」が新たに加わったことによって、無料ライブサービスの一つである Ustream のプレゼンスも上がるという経緯をたどっている。

この状況は2008年のアメリカの状況と似ているといってもよいだろう。アメリカでは、2008年に民主党でオバマとクリントンのどちらが候補者になるか?という時に、Youtube上にはオバマガールが現れ、候補者を決めるための民主党大会は Ustream.tv で生中継された。その際、口コミでライブを広げたり、いろいろな議論をやりとりをするプラットフォームとして Twitter も大いに利用された。

「ライブ配信をしながらそれを見ている人同士でチャットをする」ということ自体は、それまでも決算発表会などいろんな場所で何度も行われてきたことで、技術的には特に目新しいことでもなかったのだが、「ライブ配信のプラットフォーム」と「つぶやきのプラットフォーム」が切り分けられて、より広範で自由な形で視聴者が自由に参加できることの新しさが期待感を増幅させるものとなったようで、米国の業界動向記事などをみても非常に活発な議論がなされていた。

ただ、あまりネガティブなことは言いたくはないものの、その後、米国内では2009年は Twitter サービスのブームの頭打ちがささやかれていると同時に、無料のライブサービスも現在は一旦伸び悩んでいる状況となっている模様。

表題の質問にもどって

「Ustream.tv というサイトが、SEO的に強いサイトか?」といえば 「Yes」
「SEO が Ustream.tv などで行うLive配信のアクセスアップにつながるか?」と言えば「・・・多分つながらない。」

ということになる。さらに、

「Ustream.tv で行ったライブ配信のアーカイブを置いておけば、アクセスアップにもつながるのではないか?」と言われれば、「アーカイブなら、Youtube などの投稿サイトにも置いておいたほうがよい。」

とアドバイスする。

ちなみに、「Live配信のアクセスアップにつながる、Twitter の利用方法を教えてよ」と聞かれたら、「それは私にはわかりません・・・」

という回答になる。(Twitter には完全に乗り遅れたので・・・ 悪しからず。)

参考記事:
http://www.privatestreaming.com/2010/02/02/-ustream.html


海外の記事で正しい Video SEO に関しての認識を持った人のまっとうな記事。

Video SEO vs. Traditional SEO, Misconceptions & Opinion

How is practicing video SEO different from regular SEO?

This is a great question.  In my opinion, being that I am a SEO professional with a background that pre-dates video SEO, I see very little difference in terms of best practices for video SEO.  In the end, video SEO is purely an extension of SEO and it is primarily about:

  1. Creating quality, engaging, and unique content.
  2. Publishing that content in a way that it can be easily indexed by search engines,
  3. And describing that content in a relevant manner that follows best practices for SEO.

The only differences at this point in time are that;

  • #2 is a bit more tricky with regard to video indexing as guidelines often change and search engines are still working to better understand Flash
  • #3 is primarily about on-page text and metadata

In the future, I see both of these differences becoming less and less relevant as search engines becoming more attuned to crawling and classifying multimedia content.  In the end, video SEO, much like traditional SEO, will be about creating great content, and publishing that content according to publishing best practices.

訳はご自分で。

Google については、上記の記述は全て正しいといえるだろう。

ただ、 Woopie を使っていて、しかも恣意的に自社のGYAOのコンテンツやパートナー企業の動画を上位表示させる Yahoo! Japan では(特に後半の記述は)全くそうはならない可能性は高いことは心に留めておく必要はあり。
先週、「映画の公式PRサイトが、なぜか引っ越しの一括見積もりサイトに・・・」という記事を書いたのだが、今日(2009年12月11日)改めて映画のタイトルで検索してみたところ、Googleの検索結果からきれいに消えている。

Google様がこんな泡沫ブログを読んで人的に手動で対応するとも考えにくいので、今週のパーソナライズド検索の導入のようなタイミングで何らかのものを発動した、と考えるのが妥当か。

Yahoo! と Bing はどうか、というと、これは以前のまま引越し屋の比較サイトがトップに表示される。

アメリカなど英語圏ではこういったことがあると、Googleのシェアが圧倒的なので、見せしめの意味もあったりもしてコミュニティなどで大騒ぎになるのかもしれないが、日本ではシェアの関係もありあまり誰も関心を持たないか。(そもそも、中古ドメインを高値で買って始める人も多くはないのだろうけど)

いずれにしても、こういった小手先のテクニックはこれからますます通用しなくなるということだろう。

地道に良いサイトを作りましょう。
以前、「映画のPR用の独自ドメインサイトが、2年以内で半数以上がなくなっている。」 という記事を書いたのだが、これに関連したトピック。

一昨年公開された「たとえ世界が終っても」という映画があり、そのPR用の公式ホームページが以前は独自ドメインで運用されていた。出演されている 俳優さんたちは、演技派として評価の高い方が多く、Amazon などでのユーザー評価も比較的高い映画である。

たとえ世界が終わっても CYCLE SOUL APARTMENT スペシャル・エディション [DVD]

その映画の公式ホームページとして利用されていたドメインが、今ではなぜか引っ越し業者への一括見積もりのサイトになっている。

そして、映画のタイトル「たとえ世界が終っても」で検索すると、国内の主要な検索エンジンである Yahoo! Japan、Google、Bing ともにこの引越し見積もりのサイトが最上位といえる場所に表示される。(いずれも、2009年12月4日現在)

Google は、「サイトの所有者が変わったら、サイトの品質スコアはリセットされる」とコメントしているようだが、実際にはそうはなっていない。Yahoo! や Bing においても、そういったことを自動判別するのは現状は難しいのだろう。

Whois データベースで現在のこのドメインの所有者を調べてみたが、やはりSEO関連の会社さんだった。SEO的に価値が高いのに放棄されるドメインを取得し、それらを中古ドメインとして販売しているらしい。

こういったことは、

・短期間しか利用しないのに独自ドメインを取得して、すぐに放棄してしまう側
・品質スコアのリセットを確実に行えない検索エンジン側の技術
・上記のような隙をついて、中古ドメインを取得する側
・そういうドメインを買って利用する側

それぞれの問題が絡んで、こういった事象が発生していると言えそう。

ただ、「問題」といっても法的には誰にも全く違法性も発生しなさそうなので、あくまでモラルというか、考え方の問題で、「世の中にはいろんな商売のやり方があるものだ」と言う程度のもの。(ドメイン価値をリセットされたりするリスクが怖いので今後はやりにくいビジネスだろうけれども。)

それにしても、映画の「公式サイト」だったドメインが、ほかの人に取得されて「ファンサイト」と称してアフィリエイトサイトになるのであれば、その作品に対しての多少のリスペクトも感じられるので、まだありなのかな(それもやな感じだけど)とは思う。しかし、さすがに映画とは全く関連性のない、引越し屋の見積もりサイトになって無機質に売りに出されているのはなんだかなぁ。
ASCII.jp の記事
http://ascii.jp/elem/000/000/478/478633/

GoogleやYahoo!、Bingの動画検索サービスの検索対象は、主にYouTubeやニコニコ動画、Dailymotion、Ameba Visionなど、主に動画共有サイト上の動画コンテンツ(シェアード型)。企業の公式サイトで提供されている動画コンテンツ(ホスト型)を、動画検索サービスを通じて探し出すことは比較的困難な状況になっている。

今回のトライアルは、Jストリームが同社の顧客企業の映像コンテンツのインデックスをYahoo!JAPANに提供することで、キーワード検索を可能にした。パナソニックやシマノ、大和證券グループなど11社約3000タイトルが検索可能になるという。

企業側の担当者が質問するのは

「費用対効果はどれくらい見込めますか?」

ということに尽きるだろう。この記事に並んでいるような大手企業でも、テレビ局へのCM出稿はこれまでのようなどんぶり勘定では出せない経済状況の中で、

「公式サイトの動画をYahoo!で検索に引っ掛かりやすくする」

ということに対して、どれほどの価値が生まれるかは微妙なところ。

第二検索語に「動画」をいれて検索するのは、エンターテイメント系(暇つぶし)がメインで、企業目線で端的に言えば「ゴミ」のアクセスが多い。先日ある人気タレントの動画でネット上の祭りが始まった時は、そのタレントをCMに起用しているある企業は動画紹介のページを直ちに閉じてしまった。ゴミのアクセスを集めて、配信従量制で料金を取られたらたまったものではない。

Yahoo! がこの仕組みを始めることで、また検索結果の画面にあからさまな Yahoo! サービスへの誘導が増える(動画の場合には4つもサムネイルが最上位にでる)ようなことになるとすると、Yahoo! にとってもあまり良い結果はもたらさない気がするが。

業界動向としては、注目。
それほど絶大な効果は出ない、と予想。(この予想は外れてほしいけれども。)

それにしても動画配信業界では、相変わらず「実証実験」や「トライアル」段階でのリリースが多いな。結果が詳細に公表されたのをほとんど見たことがないけれど。
ある人に指摘されたことがきっかけで、Yahoo! で

「ケータイ刑事 動画」

というキーワードで検索してみた。(ブラウザは IE)

結果、以下のYahoo!知恵袋の記事が堂々と最上位表示される。

至急!!宮崎あおいや堀北真希や黒川芽以や夏帆や小出早織や大政絢、主演のケータ

元々、「○○ + 動画」というような検索をする人たちが求めているのは、有料コンテンツではなく無料の違法コンテンツがどこかに落ちてないかを期待していることのほうが圧倒的に多い。そのため、そのようなアクセスを膨大に集めたとしても大した商売にはなりにくい傾向がある。

上記の記事だが、Niftyやその他のYST提携サイトでは、4~5番目にしか来ないのだが、Yahoo! Japan のSERPでは、独自に何らかのパラメーターが効いているのか、最上位に来ている。

ちなみに2番目に来ているのは、以下のページ。これもYahoo!知恵袋の記事となっている。(YST 提携サイトではこちらが最上位。)

ケータイ刑事銭形命をパソコンで見ることができるサイトを教えてください。

また、同じ検索語で Google 検索しても Yahoo!知恵袋の別の記事が今日時点では最上位に表示される。

Yahoo! の動画検索では「違法コンテンツは排除します。」と言いながら、違法なコンテンツの視聴方法を(微々たる金額相当とは言え)ポイントをやりとりしながら教える自社運営のサイトを検索結果の上位に持ってきて、その視聴を助長してしまうことになってしまっている。

違法なコンテンツを視聴できなくするためには、違法コンテンツそのものを削除するのではなく、違法なコンテンツに簡単にたどり着いてしまう手段を提供しないことのほうが重要とおもわれるが、日本一強力なドメインを持ったサイトがこのような状況ではなかなか状況は改善しにくいだろう。

Yahoo! Japan が Yahoo!知恵袋のページを恣意的にSERPで上位に表示することについては、「企業の誹謗中傷などでリスクを抱えるのではないか?」ということも書いたのだが、Q&A の内容確認などが杜撰なままでは、「誹謗中傷」、「違法コンテンツ視聴教示」程度ならまだしも、それ以外にも様々な問題が起こってきそう。いずれ重篤な犯罪行為の教示に利用される可能性すらあるかもしれないし。

知恵袋を上位に表示するのが悪いことだとは思わないが、そうしたいのであれば内容の吟味をもう少しちゃんとやる体制が必要なのではないだろうか。
個人的に観察しているキーワードでは、少々動いているように見える。

ここ数日は、ブログなども要確認。
最近はあまりこまめに順位チェックはしていないのだが、ここ数日

Vista&Firefox 
Vista&Chrome

の組み合わせの Yahoo! のSERPが、IE で表示される SERP と違うことがときどきある模様。ブラウザのキャッシュを消してもそのままなので、途中で User Agent などを見て返す結果を変えているのかもしれない。(OSがXPでは、この現象は確認できない。いずれのブラウザでも結果が同じ。)

近いうちに変動があるのかな?
IE以外のブラウザのSERPで変動があるとすれば、個人的には早く起こってほしいかも。
先月に Yahoo! で順位変動してから、しばらくそのままの状態が続いているのだけれども、その中で一つ顕著な現象として、Yahoo! Japan 自身のサービスである、Yahoo!知恵袋を上位表示させていることがある。

意図的に知恵袋のパラメーターを良くしているのかはわからないが、YSTを利用した他のパートナーサイト(@Niftyなど)のSERPと比べると、明らかにYahoo! Japan で出てくる結果は知恵袋のサービスが上に来ている。

民間企業が自社のサービスの向上や収益の改善に努力することは当然なので、これが悪いとも思わない。それでも、やはり、こういう操作をあからさまにわかる形ですることは Yahoo! Japan 的にも大き目のリスクを抱えるのではないか、と思う。

それは、ひとつ前の記事にいた評判管理の問題。

Googleについては、自分自身がサービスをほとんど抱えていない(Youtubeは別として)こともあって、公式見解として
「Googleに文句を言う前に、まずはサイトオーナーに文句言ってね」
ということをさらりといえるのだが、Yahoo! Japan サービスの場合はそれが言えない、ということだ。

OK Wave やYahoo! 知恵袋のようなサービスは、見も知らずの人が善意で質問に答えてくれるという大変なメリットがある半面、劣悪な感情を共有する場所としても利用されていたりする。

たとえば、TVCMを大量に流していたり、ネットで求人を出している企業のイメージに対して、Yahoo!知恵袋で、
「どこどこ(会社名)なんですが、あれってなんだかむかつきません?」
というどうでもよい質問に対して、共感意見が次々と付いていくという形で、返信が伸び、SEO的にも上位に来やすいページになるということである。

その意味では、最近プレゼンスが上がっているこういった質問サービスも、良い面、悪い面どちらの面からみても 2ch と大差はない(ログインしている分、少しマイルドなだけ)と個人的には思う。

実際に、テレビに積極的にCMを出稿していたり、ネットその他で求人を多く出しているいくつかの企業の「企業名」そのもので Yahoo! Japanで検索してみると、その結果として Yahoo!知恵袋での「なんだかむかつく」、「あそこは評判悪い」という全く根拠のない意見の書かれたページがドーンと上位に来ていたりしている。

これは、Yahoo! Japan としては、全く言い訳ができない。

他者に卸しているSERPでは上位には来ないのに、自社の検索結果で、自社のサービスでその会社の評判を下げることが書いてある(しかも、根拠がない)ページをわざわざ上にあげてしまっているのだから。致命的な訴訟リスクを抱える可能性もあると思う。

ネットの普及率も、ネットへの総消費時間も頭打ち(あるいは減少)が伝えられる中、Yahoo! さんとしても、自社サービスへのユーザーのつなぎとめのために様々な方法を考え実行してかなければならないのだろうけれども、それにしてもこのやり方は良い方法ではない気がするのだが・・・


@NiftyがYSTに切り替わっていたので、同じキーワードでYahoo!の結果と比べてみた。

Yahoo! での結果は、@Niftyなどで表示されるYSTの結果に加え、Yahoo!内のサービスを高く評価して結果を返している模様。

それが悪いとは思わないのだが、自分が調べた比較的汎用的なキーワードでは、Yahoo!知恵袋の稚拙(醜悪)な質問のページがずらずらとでてきて、とてもユーザーにとって良い結果とは思えない結果となっている。(以前、キーワードによってはYahoo!オークションのページしか表示されないような結果を返して、不評だったときの感じとも近いか。)

独自の結果を返すとはいっても、これはちょっとやりすぎのような気もするが・・・。
何日か経ったら、もとにもどることも多いので、しばらくは様子見か。
いろいろと所用があって気がつくのが遅れたが、Yahoo! がアップデートした模様。
http://searchblog.yahoo.co.jp/2008/12/yahoo_update.html


少しチェックしてみたところ、このドメインはいろんなキーワードで軒並み検索結果からぶっ飛んで(なくなって)いる。

ロジックとしては相変わらず・・・、かな?

先日のYahoo! のランキングに続いて、Goo の年間検索ランキングも発表されたが、Youtube、ニコニコ動画、GYAO の動画サイトが相対的な順位を上げている。

エンターテイメント目的の動画検索はこれから先もさらに重要度を上げていくということは間違いはなさそう。

今週私自身は気がついたが、ニコニコ動画もサムネイルつきで表示されるようになっている。

10月には自分のチェックしているキーワードでは確認できていなかったので、比較的最近インデックスされるようになったのではないだろうか。

Google Video で引っかかってくるということは、ユニバーサル検索の動画検索結果にも表示されるということなので、これからさらに国内ではニコニコ動画のプレゼンスが上がってくることになるのかもしれない。(今後はYahoo! でもさらに有利に働いてくることは間違いがなさそうだし。)

ここは注意深く観察が必要である。
サイクル的には、今日あたりに公式に発表がありそうだが、このサイトに関してはいくつかのキーワードでかなり順位を下げている。

動画検索については、特に目立った変動は見られない。
未確認情報のようだが、英語のサイトでは Youtube がライブストリーミングサービスを2008年11月22日に開始するという噂が流れている。

ソース:
http://www.alleyinsider.com/2008/11/youtube-plans-to-launch-live-streaming-november-22


Youtube でライブサービスが開始されるということは、当然Google のユニバーサル検索、動画検索ともに上位に表示されやすくなるということであり、動画SEO 対策上も重要なニュースとなる。

安定的なインフラが提供できるのであれば、米国内ですでに開始している、Justin.tv , Ustream , Stickam といったサービスをあっという間に抜き去って覇権を握る可能性はある。ただし、今年の前半に米国の Yahoo! で始まったライブサービスはコケにこけまくり、サービスの終了がアナウンスされている。

Youtube、つまりはGoogle が新しくライブ配信サービスという極めて注目度の高いサービスを開始して、それが順調にラウンチするかということはGoogle の成長神話がさらに継続するのか、という企業イメージにも大きく影響すると思われる。Yahoo! のようなこけ方をすれば、「Google の成長神話に陰り」というような論調に一斉に傾く可能性すらある。

個人的には、Youtube の規模でのライブサービスは、現状では技術的な困難が大きすぎるという気がしていたので、独自に開始するのではなく、どこかを買収を狙うのではないかと思っていたが、具体的な日付までついてGoogle が独自にライブサービスに踏み込むという報道には正直びっくりした。

でも、そういえば Youtube で日本でも23日(米国時間22日)にイベントがあるんだったな。何かの発表があるのは間違いはないのだろう。

ソースの最後にこんな一文も付いているので、どうなるのかは全く予測はつかないが。

One possibility that we feel Google shareholders should root for: YouTube will launch live streaming as a service for paying customers only.

いずれにしても、この報道自体が本当かどうかはもうしばらくすれば判明する。要注目。
(ライブの意味の取り違えだったりして。)


どれくらい利用されているかもわからないし、結果も全く安定していないYahoo! の動画検索についてのメモ。

今日時点で、Yahoo! Japan で動画検索すると、Youtube の動画が比較的上位に表示される。その次にはニコニコ動画が来る感じ。Youtube の動画の中でも、7日から20日ほど前に投稿された動画が上位になっているケースが多いように見える。現在は鮮度の高い動画をできるだけ上位にするアルゴリズムか。

しかし、リアルタイムでない上に、結局Youtube の動画が出てきてしまうのであれば、Yahoo! の動画検索をわざわざ使うより、Youtube の動画検索を利用するか。

Youtube 内の検索数も無視できないほどに大きくありつつあるらしいので、動画検索自体の需要は間違いなくあると思うが、Yahoo! の動画検索はまだまだ精度が低いので覇権をにぎるのはまだまだ難しい情勢。

Google Video がローカライズされて video.google.co.jp などのローカルドメインで運用されるようになれば、やはりそちらが覇権をとることになるのだろうか。

単なる実験の目的で「Yahoo!ログール」を右わきに付けてみているのだが、そこに、このサイトには絶対に関心がない(絶対に読んでない)と思われる人がよく訪問の足跡を残していく。当サイトには40回近く訪問してきている。

プロフィールのページに行くとピアノの弾き語りかなにかをしていらしゃるらしいが、ログールのユーザーに片っ端からアクセスしに行っているようだ。片っぱしから他人のブログに訪問履歴を残すことで、逆に自分のサイトへのアクセスを稼いでいるのだろう。

お出かけ帳をみると、
2689
アクセスしている。

もともとデザイン性もほとんどないブログツールだけに、はずそうかどうしようかというところなのだが、さらに妙な訪問者からの妙なアイコンがつくとかなりテンションがさがる。しかも、この場合は何度も来るのでそのアイコンがなかなか消えない。

少なくとも、自分が望まない読者のアイコンはつかないようにはできないものだろうか?
uzai.JPG


comScore の調査より
http://www.comscore.com/press/release.asp?press=2476

アメリカ国内では、Yahoo! で検索される回数より、Youtube で検索される回数が多くなっているらしい。アメリカ国内でのYahoo! の凋落ぶりはかねてから報道されるところではあるものの、それでもこのデータはショッキングなデータ。

当然ながら、Yahoo! で検索する目的と Youtbe で検索する目的はかなり違うだろう。Yahoo! や Google での検索に比べて、Youtube での検索はよりエンターテイメントコンテンツを求めている人たちの検索になる。

しかし、これまで「動画サイト内で検索されること」がエンターテイメント的すぎ、数も少なかったために軽視されてきた、という状況も少しずつ変わってくるのではないかと思う。何といっても検索される回数が無視できない量になりつつあるのだから。

Youtube の様々なページにコンテンツマッチ広告を掲載することについては(違法コンテンツや不適切なコンテンツを助長することにもつながるため)特に大企業などでは非常に消極的と言われているが、検索との一致であれば広告も出しやすくなる。

海外ではAOL やMicrosoft なども巻き返しを狙っているので、Youtube(Google) 自体が動画検索(エンターテイメント検索)で覇権をとれるかはわからないが、明らかに需要は上がりつつある。

VSEO のようなことをやっていると、案外日の目を見る日も近いのかもと淡く期待。
日米Yahoo! の公式ブログでインデックスアップデートのアナウンス。

Weather Report: Yahoo! Search Index Update
http://www.ysearchblog.com/archives/000638.html

Yahoo!検索 Index Update
http://searchblog.yahoo.co.jp/2008/10/yahoo_index_update_4.html

今のところ、それほど大きな変化はない感じか。

米Yahoo! のほうでは、心もち動画サイトのサムネイルが増えているような感じもするが、日本ではあまり関係がないか。
先週、このドメインのタイトルタグに「VSEO」の単語を追加してみた。

ページのタイトルタグの中身を変えてみる

2ヶ月くらいかけて、2,3ページ目に来てくれればくらいに思い、大した期待もしていなかったが、今日 Yahoo! で「VSEO」と入れて検索してみたところ、なんと1番上に来ていてビックリ。確かにマイナーすぎる言葉ではあるのだが。

最近のYahoo!は、1週間でタイトルなども反映されて順位づけされるようになっているのか。

これから揺り戻しで、一気に下がるのかもしれないが、これで私もVSEOの第一人者の一人ということで(笑)とりあえず証拠のスナップショット。
VSEO_yahoo_result.JPG

10月1日から Live Search に動画検索が追加されたとのこと。
http://www.privatestreaming.com/2008/10/03/live-search.html

この記事を見て、MSNのトップページを見に行ったが、今のところ「動画」のタブでの検索はできない模様。

http://www.live.com のページでは「動画」タブが確認可能。

ただ、これではそれほど検索数も多くないだろう。

いくつかのキーワードで検索してみたところ、Google Video や Yahoo! Japan の動画検索のように、投稿サイトから動画を引っ張ってくるのをメインにしているわけではなく、一般サイトからもいろいろとFlashQuicktime の動画などを引っ張ってきている。

さすがにMicrosoft のサービスだけに、Soapbox 、MSN Video の動画なども比較的検索されやすくなっている感じである。Windows Media で配信されている動画も上位にしたいという思惑も働くだろう。今後に注目。

LiveSeachVideo.JPG



何の気なしにこのドメインのログ解析を見ていたら、Real.com の不思議なURL から参照されているのに気がついた。

http://japan.realsearch.real.com

「へぇ、こんなのあったんだ」と思って検索語を入れてみたのだが、エンジン自体はYahoo! Japan のものを使っているらしく、キーワード広告もOverture のものになっている。

現在のところは、Web 検索のタブしかないのだが、これから先、Real Player のコンテンツの動画検索でも始めるつもりなのだろうか?

Flash のコンテンツはGoogle やYahoo! の動画検索では引っ掛かりやすくなっているが、Real のファイルは一応インデックスはされてはいるようだが、あまり検索エンジンと親和性が高いとも思えないので、そのあたりを会社としてこれからどうにかしていくつもりなのかもしれない。

ほとんど大勢に影響はないと思うが、一応メモ。
Real Search.JPGのサムネール画像

Yahoo!
http://searchblog.yahoo.co.jp/2008/09/yahoo_algorithm_update.html

国内独自のアップデートだったようで、SEO 関連のブログでは話題に。

少しだけ調べてみたものの、動画検索については、ほとんど影響がない模様。

Yahoo! Japan のビデオ検索は、基本的にはニコニコ動画やyoutube などから動画を引っ張ってきてサムネイルつきで表示されているのだが、そういえば http://www.yahoo.com/ の動画検索ほうはどうなっているのだろうということで、簡単に日本語のキーワードを入れて調べてみた。

たとえば「ビデオ」という検索語。

たくさん検索結果が出てくるのだが、youtube や Yahoo! ビデオの動画などの動画はほとんど結果として現れず、一般のページに置いてある、Flash や Windows Media のファイルを取得して、それをインデックスしている。 上位に表示されているのは、Windows Media やFlash のコンテンツの属性情報ではなく、ホームページのタイトルがそのまま「ビデオ」となっているページにおいてある動画である。

(ちなみに今日時点でのYahoo! Japan の「ビデオ」での動画検索結果は、ニコニコ動画で独占されてしまう。)

日本で使うには、さすがに作りが甘すぎる感じがするが、このあたりの処理は米国と日本とは全く違う形で進むのであろうから、あまりしっかり追いかける必要もないのかもしれないが、米国のものはこういう動きになっているということを頭に入れておくことで、将来的な変動などの観察もできる。

動画検索分野はこれから、さらにいろいろな試行錯誤が繰り返されることになるので、こまめに状況を確認しておく必要がある。
日本国内での動画投稿サイトとして無視ができないニコニコ動画だが、主要検索エンジン2社、Yahoo! とGoogle インデックスの方法はおそらく違う。

Google の場合は、ログインしていない状態表示されているページだけをクロールしているようである。Google のキャッシュを見ても、サインインしていない状態でそのページにアクセスした際のログイン画面を取得している。

ニコニコ動画がYoutube と比べてGogle であまり上位に表示されない理由は、ログイン画面をクロールしているので、内部リンクがあまり有利に働かないという部分も大きいのだろう。

一方、Yahoo! の日本語版に関しては、インデックスのされ方として、
「ニコニコ動画から提供されたインデックス」
「クローラーで取得してインデックス」
があると思われる。

このあたりがどのように使われているのかは、正直判然としない。前者はもしかしたら、まだ動画検索にしか利用されていないのかもしれない。Yahoo!の動画検索でニコニコ動画がサムネイル付きで表示されるのは、ニコニコ動画から提供されたインデックスを利用していると考えるのが自然だろう。

一方、Yahoo! のサイト内検索でニコニコ動画のキャッシュを調べてみると、Google と同様に、サインアウトした状態での、ログインを要求する画面がキャッシュされていることがほとんどである。たまにそうでないものもあるので混乱するのだが。

個人的な観察では、前回・前々回のYSTアップデートがニコニコ動画に若干有利に働いているように見えたが、それは実際には提携関係があるニコニコ動画に(「信頼サイト」のような)特別なパラメータがあるわけでもなく、外部リンク要素など汎用的なSEO要素が、観察したページやキーワードで、たまたま有利に働いている、と考えたほうがよいのかもしれない。

このあたりは、アップデートの度ごとに大きく傾向も変わると思われるので、その都度確認していくしかないか。
Google のユニバーサル検索に「動画検索」という機能が時々現れることに関連して、
「Yahoo! ではユニバーサル検索ではまだだよね?」
ということをを聞かれたので、一応メモ。

検索窓の上に「動画」と書いてあるので、それをクリックしてからしかできないと思っていらっしゃる方も多いようだが、

「〇〇 動画」

と入力すれば、ユニバーサル検索にもしっかりと動画がサムネイル付きで表示されるようになっている。

これは、動画検索の結果のうち、「Yahoo! サービスとの一致」に該当するものがあればそれを表示して、それがなければ「ウェブ全体との一致」の項目を表示している。

特に「ウェブ全体との一致」の結果は日々揺れているので、良くわからないのが正直なところだが、いろいろと調べて傾向のようなものがあればまた書きたいと思う。
yahoo_dougasearach.JPG

Yahoo! 検索スタッフブログより
http://searchblog.yahoo.co.jp/2008/09/yahoo_index_update_3.html


これまでわかりにくかったウェブマスター向けの情報をまとめたサイトを開設。

Yahoo! 検索インフォメーションセンター
http://info.search.yahoo.co.jp/

そういえば、これまであまり Yahoo! に関しては、ウェブマスター向けにまとまった情報を提供しているイメージがなかったが、これで少し改善されるようでありがたい。

そういえば Google では動画を作ったらサイトマップで知らせるようにというアナウンスが出ているが、このページをみる分にはYahoo! では、動画に関してのサイトマップの書式は特にない模様。これから新たにアナウンスがあったら対応すべきか。
昨日の記事中、日本のYahoo! ではYoutube のページがそれほど有利には働いていなさそうだ、と書いたことの補足。

頻繁に閲覧される動画コンテンツとして、昔から人気が高いジャンルに、ゲーム、グラビア、アニメ、アダルトなどの分野があるのだが、Youtubeなどの投稿サイトについて言えば露骨なアダルト動画はは人的に排除されるので、ゲーム、アニメ、グラビアといった分野で調査するとかなり傾向がわかる。その中では、グラビア系の「タレント名」そのもので調べるほうが、動画だけでなく写真投稿サイトなどとの比較ができるので、調査用途には使いやすいかと思う。

米国Yahoo!で、テレビなどメジャーなところで活躍しているグラビアアイドルの名前などを入れると、だいたいは Youtube のページが上位10位中に2つは来て、ひとつはFricker、Wikipedia、Yahoo! Video(英語版)のページという具合の偏った結果になる。

このように 米Yahoo! 程の上位にではないという意味で、
「Yahoo!Japan ではYoutubeはそれほど上位には表示されない」
ということである。

Google とYahoo! の結果が似てきている(Yahoo! のGoogle化?)という記事が英語圏では散見されるようになっているが、

「真の意味で良いウェブサイト」

を判定する上で、小手先のSEOテクニックでは対応が難しいパラメータを重く加点すると、どうしても結果が似てくることになるのだろう。米Yahoo! はその導入を行っているのに対し、Yahoo! Japan は別の方法を模索しているように見える。もしかしたら、そういったパラメータを重く加点するのを Yahoo!Japan 内でテストしたら、あまりにGoogle と似たような結果になってしまって導入できなかったりするのかも、などと想像してしまう。

Yahoo!Japanの変動によって、自分のサイトが強烈に被害を浴びない分には、このあたりのを観察するのは非常に面白い。その意味で動画サイトがどのような順位になっているかはかなり参考になる。

意味がわかりにくかったらごめんなさい。
日米のYahoo! の検索スタッフからアップデート情報が提供されていて、SEO関連のブログでは当然ながらさっそく話題に。

Yahoo! Search Blog ~ Weather Report: Yahoo! Search Index Update
http://www.ysearchblog.com/archives/000625.html

Yahoo! 検索スタッフブログ ~ Yahoo!検索 Index Update
http://searchblog.yahoo.co.jp/2008/09/yahoo_index_update_3.html

ブログ各所でレポートされているとおり、今のところ一般サイトでの動きはそれほど大きくないように思う。(前回のアップデート時にほんの短い期間にだけ現れた1ドメインのSERP独占現象は現れていないが、あれはおそらく単なるフィルタのかけ忘れのようなものだったのではないかと推測。)

動画サイト関連の動きで行くと、やはりニコニコ動画が全般的に少し有利に働いていそうな感じで、以下のような全くコンテンツのないページなどが比較的ビックなキーワードでさらに上位に表示されていたりする。
http://www.nicovideo.jp/watch?v=utNQjj2HZH8-s

リンク元をたどってみると、やはりゲーマー関係のブログからリンクが張られている。以前はこのページにゲーマーが喜ぶ動画があった模様。

ニコニコ動画とYahoo!との提携の強化によって、GoogleでのYoutube のように、これからニコニコ動画がYahoo! で上位表示されやすくなるのだろうとは推測されるが、ニコニコ動画内の質の悪いページやその残骸がSERPに上位に頻出するようになると、Yahoo! にとってもあまりよくないこのことのように思うのだが・・・。しばらくは試行錯誤が続くのだろう。

そのほかの投稿サイトなどもユニバーサル検索でも、少し有利に働いている感じはあるが、相変わらず Youtube はサイトの規模や人気の割にそれほど上位には来ていないか。

ここ数日で少しずつ動くと思われるので、このあたりの傾向についてはこのまま推移するか要観察。


Pisca と Flicker

|
動画配信とSEOというテーマからすると若干ずれてしまうが、TechCrunch Japanese に以下のような記事があったので、思いつくことつらつらと。

米国の http://www.yahoo.com/ で、たとえば日本人のタレント(特にグラビア系)の名前などを入れると、Wikipedia や Youtube などより上に Flicker のサイトが現れることも多い。(たとえば今日時点の「ほしのあき」の検索結果)

Flicker はYahoo! に買収されたサイトなので、こういった恣意的とも思えるSERPでユーザーを引き込む努力をしているのだろう。さすがにYahoo! Japan のSERPでは、日本独自仕様があるようなので、「Flicker に関しては」こういった傾向はないのだが、Yahoo!全体で「何かしら関係の近いサイトのポイントをあげる」ことも操作しやすいつくりになっている、とは考えられそう。

そういうYahoo!からのユーザーの引き込みもあってか、まだ Flicker のほうが Pisca よりもアクセス数においては優位を保ったままという状況のようだが、Google がその分野においても機能面などを充実させて攻勢をかけてきているというのが、上記の記事。

動画投稿サイトに関してはすでに Youtube を買収して1番の地位を得ているだけに、この写真投稿の分野でもトップをとりにいこうとするGoogle の凄みを感じざるを得ない。

SEO関連のブログを巡回していると、先日リリースされたばかりのGoogle Chromeの話題が多く、注目度が高いことが分かる。

Google Chrome の現時点の売りは「軽い、速い」ということで、一般的な用途で利用する分には Internet Explorer や Firefox などより圧倒的に快適に使えるということで好評のようだ。個人的にもインストールして使ってみたが、基本的には好印象だった。

ただ、このGoogle Chrome だが、日常的に動画サイトをチェックしている人だと、少々問題が発生する。Youtubeをはじめとする投稿サイトように Adobe のフラッシュプレイヤーベースのサイトであればほぼ問題ないのだが、それ以外のプラグイン、特にWindowsMedia 関連のサイトになると、とたんに使い勝手が悪くなってしまう。

主要な動画サイトで言うと、Yahoo!動画、GYAO、Biglobe ストリームなどWindowsMedia で作りこんだサイトは閲覧できない。(これはFireFoxでもそうなのだが) 

また、普通にメタファイルをクリックしてWindows Media Player を呼び出すタイプの動画では、タブ内にWindows Media Player が全画面に現れて再生を開始してしまう。 InternetExplorer で QuickTime のファイルを呼び出したときのような動作である。(例: ツタヤオンライン の動画を閲覧する場合など )

このあたりはGoogle が意図的にやっているわけではないのだろうが、もしかしたらメディア企業としてブラウザの主導権をとりに行くことで、その先に WindowsMedia フォーマットの駆逐を狙っていると考えられなくもない。

今後のバージョンアップでどのようになるかにも注目である。

広告





広告