動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングでタグ「tivo」が付けられているもの
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081031/318296/
米国では、こういったサービスもジワリジワリと立ち上がりつつある模様。デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)を手がける米TiVoとオンライン映画レンタルの米Netflixは米国時間2008年10月30日,TiVoの 一部DVR向けにNetflixの映画/テレビ番組をストリーミング配信するサービスを開始すると発表した。同日より,米国の数千世帯を対象に試験サービ スを始めた。正式なサービス開始は今年12月上旬になる予定。
Netflixがライブラリに抱える1万2000本超の映画やテレビ番組を,TiVoのDVRを介してテレビ画面で楽しむことができる。対象とな る機種は「TiVo Series3」「TiVo HD」「TiVo HD XL」。すでに両社のサービスに加入しているユーザーは,追加費用を支払うことなく新サービスを利用できる。
DVRへのストリーミング配信は,有線または無線のブロードバンド接続を通して行う。ユーザーは,まずNetflixのWebサイトにアクセスし て,視聴したい映画やテレビ番組をキューに登録する。そうすると,このキューがTiVoサービスを通して自動的にテレビ画面に表示されるので,その中から 見たい作品を選んで視聴する。
テレビ画面上でのキューの閲覧や作品の選択には,TiVoのリモコンを使用する。ストリーミング配信される作品は,視聴中にいつでも早送りや巻き戻し,一時停止などを行える。作品のあらすじを読んだり,映画を評価したりすることも可能。
米メディア(CNET News) によると,Netflixは米Rokuや韓国LG Electronics,韓国Samsungの一部デバイスを対象に,すでに同様のサービスを提供している。さらに,2008年11月中旬には,米 Microsoftのビデオ・ゲーム機「Xbox 360」向けのサービスも開始する予定。
日本では、インフラ屋がそういうビジネスを囲い込もうとするので、顧客のこえを聞きながらの発展ではなく、親会社の都合中心のサービスとなってしまうのだろう。(ありえない話だと思うが、特定のインフラ会社のグループが過半数の株の取得を禁止するなど、インフラ提供会社がコンテンツビジネス配信への直接的な参入を禁止したらどうなんだろう。)
米Amazon.comは2008年9月3日(現地時間),VOD(ビデオ・オン・デマンド)方式による動画配信サービス「Amazon Video On Demand」を,同日に開始すると発表した。配信する動画は,「Windows」と「Mac OS」を搭載したパソコンやHDD(ハードディスク駆動装置)レコーダーの「TiVo Box」,ソニーの液晶テレビ用STB(セットトップボックス)「BRAVIA Internet Video Link」,「Xbox 360」などのWindows Media Center extender対応製品,携帯メディアプレーヤーといった幅広い機器で視聴できる。米Amazon Digital Servicesが運営し,米国向けのサービスとなる(発表資料(英語))。
配信するコンテンツは映画とドラマが中心で,4万本を超えるという。Webサイトの作品購入画面にアクセスすると,最初の2分間が試聴できる。その後にレンタルあるいは購入の手続きをすると,利用者の「Video Library」にその作品が追加される。そのままWebブラウザーの画面でストリーミング配信される作品を視聴できるほか,パソコン用の視聴ソフト「Amazon Unbox」を使えば,作品をダウンロードしてオフラインで楽しんだり,携帯メディアプレーヤーに転送したりして視聴できる。
STBのBRAVIA Internet Video Linkでは,リモコンのボタン操作だけで作品の検索から購入,視聴までできる。Video LibraryをAmazon.comのアカウントでひも付けすることで,パソコンとBRAVIA Internet Video Linkのどちらで購入した作品も相互に視聴できる。
Amazonはこれまで,WindowsパソコンとHDDレコーダーの「TiVo Box」向けのダウンロード型動画配信サービス「Amazon Unbox」を提供していた。今回の新サービスは旧サービスよりも対応機器を拡張し,利用者の利便性を高めたサービスとなる。新サービスの事業責任者であるRoy Price氏は,「旧サービスの利用者からは,コンテンツのダウンロードが終わってから視聴するのではなく,すぐに見られるようにしてほしいというリクエストが最も多く寄せられた。今回それが実現し,さらに対応機器が増え利用者の選択肢が広がった」と述べている。
Amazonが始めるということが大きなニュース。ソニーが独自サービスではなく、Amazonの仕様に合わせてSTBを提供しているという話は非常に興味深い。日本国内でやる場合には、他社ブランドを取り込むということにどのような対応を考えているのだろう。