動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングでタグ「sling」が付けられているもの
米国でのiPhone独占提供キャリアである米AT&Tは4日(現地時間)、Sling Mediaの「SlingPlayer Mobile」が同社の3G回線上で使用可能になったと発表した。(中略)同アプリの利用には前述のようにSlingboxが必要なほか、対応OSとしてiPhone OS 3.0以上、iPhone 3G以降の3G対応プラットフォームが要求される。現在、SlingPlayer Mobileの価格はApp Storeで29.99ドルとなっているが、提供地域が北米または英国に限定されており、日本のApp Storeからは利用できない。
http://jp.techcrunch.com/archives/20081125sling-opens-up-its-hulu-competitor-to-the-public/
個人的にPC用のアカウントのリクエストをしておいたら、招待状が届いたが、日本からのアクセスではほとんどの優良コンテンツがブロックされているののでそのあたりをどうにかしてもらえればと思うのだが。
人気のTVストリーミングハードウェア装置、Slingboxを提供するSling Mediaが、同社のビデオポータルであるSling.comを一般公開した。このサイトは、SlingがHuluやJoostなどのライバルたちに直接戦いを挑むもので、ユーザーはさまざまなテレビ番組や映画を、簡単に使えるFlashプレーヤー経由で無料でストリーミングできる。
Slingのメディアの品揃えはかなり広範囲にわたり、Warner、Sony、MGMをはじめとする主要ネットワークおよびスタジオの殆どのコンテンツを提供する(奇妙なことにSlingは一部のコンテンツをHuluからライセンスしている)。さらに同サイトでは、College Humorの短編など、小さな提供元の映画も配給する。しかし、いくつか重大な抜けもある。Comedy Centralが見当たらない。ということは、The Daily ShowもColbert Reportも見られないことになる(Huluは6月から両番組とも提供を開始した)。
Sling.comがライバルを上回る最大の利点は、コンテンツのストリーミングをユーザーが所有するSlingboxから直接行えることで、テレ ビの生放送とビデオレコーダーに録画したプレミアムコンテンツの両方を見ることができる。サービスは実に具合よく働き、ユーザーアカウントと繋がっている どのSlingboxのコンテンツも自動的に検出するので、益々自分でもSlingboxが欲しくなってきた。とはいいながらも、Sling.comのラ イブストリーミングは、流れを変えるまでには行かないだろう。まだいくつも穴がある。
まず、スタート時点ではWindowsでしか使えない。許せる罪ではあるが、それでもしゃくのたねだ(Mac版も開発中)。しかし、ライブ再生を一 番妨げるのは、ブラウザーのプラグインが必要なことだ。理想的には、Slingは、ネイティブのSlingアプリケーションをダウンロードしてインストー ルするために必要な管理者権限を持たない人でも、Flashをサポートするコンピューターでならコンテンツを見られるようにすべきだ。残念ながらそうは なっていない。また、ブラウザーのプラグインのサイズは専用のアプリケーションの何分の1かではあるが、共有のパソコンでは制限を受ける可能性が高いた め、利用価値は小さい。幸い、プラグインが必要なのはライブ再生だけで、サイトの他の部分は通常のFlashプレーヤーを使っている。
Slingは幸先のいいスタートを切った。インターフェースはHuluやJoostに匹敵するものだし、コンテンツの品揃えも独自性はないものの魅 力的だ。ライブストリーミングが本物になれば(Macが全面サポートされ、プラグインが不要になってほしい)、私のお気に入りビデオ鑑賞サイトになるかも しれない。しかしそれまでは、殆どの人が今使っているものから離れることはないだろう。