動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングでタグ「Napster」が付けられているもの
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100301_352021.html
タワーレコードとナップスタージャパンは、ナップスタージャパン提供の全サービスを5月31日までに終了すると発表した。
発表によれば、ナップスタージャパンへのライセンスを供与する米Napsterが欧米での音楽市場に向け、著作権保護技術を利用しない(DRMフリー)方式への対応を進めているという。この動きを受け、日本では、楽曲の許諾およびシステム運用への大規模な支出なくしては、日本向けサービスを継続するのが困難と判断。サービスを終了することになった。
http://jp.techcrunch.com/archives/20080915best-buy-puzzles-with-napster-acquisition/
私も、第一報を見たときには「はぁ?なぜ Best Buy?」という印象で、TechCrunch あたりでネガティブな反応があるだろうと思って待っていたら、上記の記事。Best Buyが本日(米国時間9/15)、Napsterを買収したことを明らかにした。$121M(1億2100万ドル)のキャッシュ取引きで、Napster現経営陣とNapsterサービスは合併後もそのまま残す。推定70万人のユーザーは当面、大きな変更抜きでサービスを使い続けることができそうだ。
3月31日締めの2008会計年におけるNapsterの売上高は$127.5M(1億2750万ドル)、損失は$16.5M(1650万ドル)。 損失だけ見ると、$36.8M(3680万ドル)の赤字を出した前の年に比べて、財務状況は改善されている。
Best BuyはNapsterを黒字転換するか、少なくとも顧客が価値を認めるサービスが提供できると考えている(Best Buyは2004年に、当時の親会社RoxioとNapsterとの間で$10M[1000万ドル]の配信提携を成立させている)。しかし、せっかくNapsterを買収しても、Best Buyの何が助かるというのだろう?
かつて人気を博したNapsterも、今はライバルからの猛攻で、差がつき過ぎており、もはや競争相手と見なされていないのが現状だ。
iTunesは世界最大の楽曲ストアであり、当面トップの座を譲る気配もない。しかもAmazonDRMフリーMP3ストアも力をつけており、さらにはMySpaceも広告ベースの無料ストリームで音楽業界参入である。市場に自らの地盤を固めようにもNapsterに残されたスペースは、もうほとんどない。
この(楽曲分野の競争という)方程式でNapsterがすんなり入れる隙間は何か? 顧客70万人、売上高…ともに立派な数字だが、より良いサービスが他に最低3つもあって、ユーザーベースも零細気味な同社は、あとどれだけ競争力が維持できるのだろう?
Napsterのビジネスモデルは単に他社そっくりで時代遅れに過ぎ、とても今の市場では生き残ってゆけない。同社では楽曲のダウンロードができる購読ベースのモデルと、無料オンライン楽曲ストリーミングが楽しみたい人のために「freenapster.com」も運営している。もちろん唯一の問題は音がひどいこと。iTunesとAmazonストアが成功する中、Napsterはもはや大半の人にとって月額$12.95払うほどの価値がないものとなっている。
MySpaceからは広告収入ベースのストリーミングに挑む新たなビジネスモデルも近々登場する。現状維持のままでNapsterは、業界で最も人気のサービスにどうのし上がっていけるのか?
自分たちの手で”改善”する、という名目でBest Buyは、買収という太っ腹な措置をとった。Napsterを何か使用に値するものにできる、との期待をもって。Napsterは最初、違法ダウンロード 天国だった。それが合法になって当初の魅力が剥がれ落ちてしまうと、今さら使う理由なんて、ない人がほとんどだ。
Best Buyが払った$121M(1億2100万ドル)は無駄金だと思う。
顧客リストがほしかったのだろうか?
http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20080901nt07.htm
上記記事にあるとおり、ナップスターといえば以前はPtoPで裁判に負けた企業という印象が強く、その意味では「まだ生き残っていたのか」という感じすらある。 詳しいことはよくわかりにくいが、もう一段階の淘汰の時代に入ったということなのかもしれない。困難な状況にあるオンライン音楽のパイオニアであるNapsterは、米国時間8月29日付けで株主にあてた書簡の中で、投資銀行のUBSを引き 続き採用していくこと、また自社の株式公開の維持について自らを「戦略的な選択肢」と位置付ける、すなわち売却の可能性があることを明らかにした。
この書簡はNapsterの役員会を代表して出状されたもので、3人の反対活動家の候補者を役員として投票しないように株主に要請している。「そ の反対派のグループが最近提出したプレスリリースでは、役員会は会社の売却を検討するつもりはないということがほのめかされているようだ。それは真実では ない」と書かれている。
さらに役員会は、反対派の候補者ではなく、現在の役員メンバーであるRichard Royko氏、Philip Holthouse氏、Robert Rodin氏を再度選出するように呼びかけている。
Napsterはデジタル音楽における草分け的存在であり、良くない意味で有名であった。無料のピア・ツー・ピア(PtoP)サービスは、注目を 集めた法廷闘争の後、姿を消した。Napsterは合法的なサブスクリプションベースの音楽サービスで再起を図ろうとしたが、トップに返り咲くことはな かった。また600万曲のデジタル著作権管理(DRM)フリーのMP3は、「Amazon MP3」が同じことをしなければ、より印象深いものとなったことだろう。
Napsterの株主への書簡では、候補に挙がっている新しい役員メンバーは、会社を間違った方向に導くだろう、と主張している。(CNET Japan)
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/20/news052.html
米デジタル音楽サービスNapsterは5月20日、「世界最大」と称するMP3ダウンロードストアを立ち上げた。
同ストアは米国向けで、すべての楽曲をDRM(デジタル権利管理)なしのMP3フォーマットで販売する。価格はシングルが99セント、アルバムはほとんどの場合9.95ドル。大半の楽曲はビットレート256Kbpsで、高解像度のアルバムアートが付く。品ぞろえは4大レーベルと多数のインディーズレーベルをカバーし、世界最大の約600万曲に及ぶとNapsterは主張している。
Napsterは月額料金制のストリーミングサービスも提供している。ユーザーは定額料金で好きなだけ音楽を聴くことができ、DRMに対応する携帯プレーヤーに楽曲を転送することもできる。
DRM フリーでも、これまで以上に著作権者等への収益の配分が可能であるのならば、それでもよい。米国内であれば、それほど大きな問題にはならないのかも。違法なファイルが流通しやすいのは、実は東アジア人に顕著に現れる地域性かもしれない。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080208/293368/
楽曲のファイル交換サービス収益性の見込みが少し見えてきたという解釈でよいのだろうか?
PC媒体以外の媒体での貢献が大きいか?