動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングでタグ「有料配信」が付けられているもの



ファイルウェブの記事
http://www.phileweb.com/news/d-av/200810/27/22434.html

フジテレビジョンは、同社が運営するPC、携帯向け動画配信サイト「フジテレビ On Demand」にて11月1日10時より地上波放送の番組の配信を開始する。

1日から「セレブと貧乏太郎」、「爆笑レットカーペット」など現在放送中の作品を含む人気コンテンツを随時配信する。ストリーミングの配信ビットレートは 低画質版(320×240ピクセル)が500Kbps、高画質版(640×480ピクセル)が1.5Mbps。1話315円(税込)で8日間の視聴が可能 というのが基本料金で、そのほかに各話が期間中見放題のパックも用意する。

PCではストリーミング配信のほか一部コンテンツではダウンロードも可能で、19日より配信開始するドラマ「ライアーゲーム」、26日より開始するコント 番組「リチャードホール」などはビットレート3Mbpsのダウンロード版(1,280×720ピクセル)での配信も行う。ダウンロード版は1話525円 (税込)となる。

なお携帯サイトはドコモのiアプリストリーミングに対応機種のみに対応する。
有料で配信するなら、米国でやられているように先行配信でないとメリットが薄いと思うのだが、そこまではまだ踏み込めないだろうか?
NikkeiNet IT Plus の記事の全文引用
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba000008112007

 ナショナル・ジオグラフィッ ク・ソサエティーといえば、会員数850万人を誇る自然科学系の巨大非営利団体だ。1888年創刊のナショナル・ジオグラフィック・マガジンや野生動物や 歴史的建造物の稀少映像を紹介するナショナル・ジオグラフィック・チャンネルなどでアメリカ市民に親しまれている。米サンノゼで開催中のストリーミング関 連ビジネスの展示会「ストリーミングメディア・ウエスト2007」2日目の基調講演では、NGDM(National Geographic Digital Media)のベッチー・スコールニック社長が登場し、同団体のオンライン映像プロジェクトとその取り組みについて語った。(ITジャーナリスト・小池良 次)

■ドキュメンタリーと投稿ビデオに悩む制作方針

 雑誌やテレビ、各種調査など多彩な活動を展開するナショナル・ジオグラフィックは、最近オンライン・ビデオに力 を入れている。米国では、オンライン・ビデオを誰でも気軽に見るようになったこともあり、同団体のホームページでも映像が重要になってきたからだ。そのた めナショナル・ジオグラフィック・オンラインは、同団体を紹介するホームページにとどまらず、ニュースや音楽など様々な情報発信をおこなう映像メディア化 を進めている。

 「デジタルに数年前から進出したわけだが、どんなビジネスを展開すべきかについて議論が戦わされた。(中略)そ れは私たちが何をすべき団体なのかという問いかけでもあった」とスコールニック氏は当時を振り返る。結局、「40年にわたって世界中の野生動物や建造物、 風俗などを撮影した映像を利用するしかない」ということになったという。

 幸いビデオ映像管理システムを導入していたこともあり、「取り貯めた映像アーカイブを検索したり、フォーマット を変えるといった作業が容易に行える環境にはなっていた」。そこで議論は「どうやって人々を集めるのか」に絞り込まれたという。スタッフは、長年慣れ親し んできた野生動物などのドキュメンタリーにこだわるが、それでは「ユーチューブに勝てる映像ビデオにはならない」との懸念があった。

会場で上映したトカゲのビデオ=7日、サンノゼ

  議論の末に、野生動物たちのショッキングな狩猟映像を集めたショート・クリップを作ったという。スコールニック氏は講演会場で、その一作「Blood- Squirting Lizard(鮮血吹き出すトカゲ)」を上映したが、コヨーテに噛みつかれ、トカゲの顔から血がほとばしる場面では苦笑が会場を包んだ。同氏は「(はい! このように)結果は大失敗。興味本位で人々は集まるが、彼らは決して戻ってこなかった」とユーモアたっぷりに失敗談を披露した。

■安く速い制作体制への挑戦

 こうした試行錯誤を繰り返しながら、同サイトは自然や科学をテーマにした日刊ニュース番組や7分程度にまとめたショート・ビデオ集を生み出した。結局「投稿ビデオとの差は、プロフェッショナルなナレーションであり、質の高い解説」だった。

 しかし、日刊ニュースなどをつくるにあたっては、じっくりドキュメンタリーをつくる従来の意識を一変させること が必要だった。同氏は「どうやって安く、速くビデオをつくるか」が最大の難関だったという。編集体制ではファイナル・カットによるコンピューター編集を導 入し効率化をはかったが「いまでは便利で(ドキュメンタリーも含め)みんなが使っている」そうだ。

 スコールニック氏は現在、3つの課題に取り組んでいるという。まず、立体映像(3D Online Video)。これは、技術的な限界への挑戦で、今後解決すべき問題が山積している。2つめは、投稿ビデオとスタッフ制作映像のマッシュアップ(融合)。 これも性質の違う両者をバランスよくまとめる「合理的なマッシュアップ・モデル」を模索している。

 そして、最後がミュージック・サイトの構築で、既に様々なミュージック・ビデオの制作を進めている。多くはブラジルなど海外の音楽を紹介したり、音楽史的に価値のあるミュージシャンを紹介したりするなど、商業主義とは違う形の音楽ビデオづくりに力を入れている。

◇   ◇   ◇

 最後に、スコールニック氏は、会場からの質問に答えて「ビデオ・サイトの会員制・有料化は難しいだろう」と述べた。無料ビデオが広く普及しているためで「(ナショナル・ジオグラフィックでは)唯一、ポッドキャストの販売が成功した程度」という。

 同氏は「自分たちがどのような活動を狙っているのか。どのような素材や知的財産を持っているのか。それらをうまく映像にまとめられれば、きっとビデオ・サイトは成功する」と講演をまとめた。

昨日に引き続き、小池良次氏の記事。非常に参考になる。動画サイト成功のためには膨大なアーカイブ性よりも、クオリティの高い動画がアップロードされ続けるということのほうが大事。動画サイトの会員制のサブスクリプション型のサイトで成功するのは、既存のメディアで大きなユーザを獲得していたとしても、更なるハードルがある(と思う。)


http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/19938.html

 東映ではMovie Circusを開始した当初は動画配信の市場がそれほど伸びなかったため、自社配信を一旦あきらめざるを得なかったが、ここ最近は市場が充実してきたと判 断して自社配信を再開したと説明。なお、コンテンツプロバイダー経由の配信も引き続き行なうという。
有料動画配信の市場が伸びるかどうかというのは、単にインフラの発展ではなく心理的な問題も大きいと思われるので、この再開がうまくいくかどうかは注目。(現時点で筆者はいまだに懐疑的。)

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