動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「skype」と一致するもの



マイコミジャーナルの記事

米国でのiPhone独占提供キャリアである米AT&Tは4日(現地時間)、Sling Mediaの「SlingPlayer Mobile」が同社の3G回線上で使用可能になったと発表した。

(中略)

同アプリの利用には前述のようにSlingboxが必要なほか、対応OSとしてiPhone OS 3.0以上、iPhone 3G以降の3G対応プラットフォームが要求される。現在、SlingPlayer Mobileの価格はApp Storeで29.99ドルとなっているが、提供地域が北米または英国に限定されており、日本のApp Storeからは利用できない。

メモ。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/09/19/20903.html
KaZaAやSkypeの創業者が創業したことで知られる動画サービス「Joost」は18日、専用ソフトを使った動画サービスという同社のビジネスモデルを根底から変更し、ブラウザから動画を見られるようにしたと発表した。

 Joostの公式ブログでは「今日こそが、新しい戦略、製品、設計をテストし始めるその日だ」とコメントしている。

 ビジネスモデルを変えたJoostが強みの1つとして挙げているのは、インターネット上で最大の合法的動画ライブラリを保有することだとしてい る。現時点で3万5000以上の合法的な動画を見られるという。同社ではこれを「Show」「Music」「Film」の3種類に分類し、ナビゲートしや すいように改良した。

 さらに、テレビ番組や映画を見る時には友人や同僚のおすすめが重要視されることから、Joostもソーシャル機能を追加した。これは 「JoostFeed」と呼ばれる機能だ。これにより、自分が見た動画にコメントを付け、フィードとして配信できる。友人のフィードを購読しておけば、面 白かった動画を見ることができ、話題を共有できるだろう。

 Joostでは、10月には「Premium」バージョンと「Standard」バージョンのサービスを立ち上げるとした。Premiumで は、「Joostプラグイン」という拡張ソフトをインストールすることによって、ハイビジョン画質放送と生放送を楽しめるようになる。一方、 Standardでは、通常通りFlash Playerによる動画サービスが提供されるが、10月にはさらに多くのソーシャル機能も追加されるとしている。
これまでは米国のメディアでもそれほど大きく取り上げられていない感じだが、可能性はあるのでメモ。

TechCrunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/global-or-die-is-there-a-future-for-local-startups/

私の友人のLoic Le Meurは「現在のスタートアップはローカル市場を狙って小さく固まろうとしてはダメだ」と主張している。彼はこの点について論ずる記事を寄稿したいと言ってきた。私は価値のある試みだと思ったので受けることにした。

Loicは最近家族ぐるみでサンフランシスコに引っ越してきて、新しいスタートアップ、Seesmic (同社には私もごく一部だが出資している )を立ち上げた。Loicの他の寄稿には「スタートアップが成功するための10の法則」がある。これは昨年12月にちょっとした議論を巻き起こした。

この後に彼の寄稿とビデオを掲載した。


90年代の初期にインターネットの商用利用が始まった頃の最初のスタートアップは皆ローカル市場に特化したローカル企業だった。たとえば検索エンジンだが、その当時、ヨーロッパ中にありとあらゆる異なったテクノロジーを利用する検索エンジンが溢れていた。名前が違うだけでなく、内容も違っていた。それぞれ地元の言葉による地元産のコンテンツに索引ををつけていた。

そういった検索エンジンのうち、現在まで生き残ったものは誰もいない。みんな最初はYahooその他に、その後はGoogleに買収されるか、潰されるかして消えてしまった。そのYahooにしても、いかにこの業界のリーダーシップが移ろいやすいものか思い知らされるこのごろだ。フランス人、ドイツ人はそれぞれフランス語とドイツ語のサイトしか見ず、外界にはほとんど目を向けなかった。当時独仏には何百というeBayのようなオークションサイトが存在した。そのうちどれだけが残っているだろう!

自分を安売りしたくないのであれば、スタートアップはグローバルな視点を持つ以外ない。ヨーロッパのインターネット業界を見てみよう。世界的なリーダー企業がいくつ存在する? 昔はSkypeがあったが、今はeBayに買収済みだ。昔ヨーロッパの旅行サイトのナンバーワンはヨーロッパ企業の LastMinute.comだったが今はSabreの傘下だ。こんな例はいくらでも続けられる。世界的企業に成長できる可能性のあったヨーロッパのサイトはたくさんあった。しかし今はみなアメリカに買収されてしまった。悲しいことだが、事実は事実だ。もちろん例外は存在する。出会い系サイトの Meeticは自主独立の欧州企業というスタンスを貫こうとしている。しかしこういう例は多くない。

サービスの内容とターゲットとするマーケットについて真剣に考え始めたスタートアップに対する私のアドバイスは以下のとおり。

1. ビジネスの枠組みを作るときからすでに世界的に考えろ。

これがまず難しい。自分の近場のことしか考えないのは人間の特性である。ランチも夕食も近所の仲間と食べて自分の母国語で考えたいのは人情。私は人生の大部分をパリに住んでいたから当然ながらまずフランス市場を考えた。家族といっしょにもっと国際的な都市、たとえばロンドンとかニューヨークとかサンフランシスコに引っ越すことを考えてもよい。

2. シリコンバレーに引っ越せ

引越しというのなら、シリコンバレーがスタートアップにとって世界でもっとも適した場所であるのは明らかだ。ここでならベストのチーム、ベストのパートナーを得られる。急速に事業を拡大できるチャンスも最大だ。ヨーロッパのビデオサイト、DailymotionはYouTubeより前にローンチしていたし、コピーキャットでもなかった。しかしYouTubeのほうがもっと速く成長し、結局10億ドル以上でGoogleに買収された。 Dailymotionは今も資金調達に苦労している。

3. サービスにはオリジナリティーを出せ―目新しく、毛色の変わったものを狙え

DiggやTwitterは新しいソーシャルな関係を作りだした。何百というコピーキャットが生まれたが、本家は依然としてオリジナルだという強みを生かしている。成功への最良の道はもちろんオリジナルな素晴らしいサービスを考え出すことだ。

4. 人真似をするな―買収されたいだけなら別

コピーキャットをするな。たとえ本家と地理的に離れた市場にいても、誘惑されるな。ただし、コピーキャットをすばやく作って本家その他マーケットの大手に売却してしまうのが狙いなら別。そういうことをことを専門にして成功している起業家もいることはいる。しかしどうせなら本家と提携してローカル版をローンチするほうがよい。人生はコピーのようなくだらないことに費やすには短すぎる。

5. 資金調達は世界で一流のベンチャーキャピタルを狙え

世界的なVCならあなたの会社を世界的にするべく手助けをしてくれる。しかしシリコンバレーに本拠を置いていなければ世界的VCから投資を受けるチャンスは少ないだろう。地元のVCに行くなら、いちばん国際的なところを選べ。

6. できるかぎり国際的に人材を雇え

アメリカ人はアメリカ人を雇う。フランス人はフランス人、スペイン人はスペイン人を雇う傾向がある。その方が簡単だが、本当はできる限り違う文化、言語の人間を雇うべきだ。異文化交流による受粉はすばらしい創造性を生み出す。

7. ドメイン名をターゲットにしている国で登録せよ(たとえ興味がなくても大国では登録しておく)

この点はスタートアップがいちばんよくやる手ぬかりだ。良いドメイン名を取得できるチャンスはきわめて限られている。しかしできるだけ努力すべきだ。

8. ブランド名を世界的に保護せよ

主要国で商標を登録するのに手間取るな

9. 開発の当初から多言語対応にしておけ。(たとえ英語をベースにしたプロジェクトでも)

毎日ウェブにアップロードされるコンテンツは英語より非英語のほうが多い。多言語にローカライズするのはサービスがローンチしてから順次実施してもよい。しかし少なくとも言語ファイルを分離して独立させておくべきだ。わかってるって? ただ、多くの言語では英語より単語がずっと長くなるのを忘れないように。このせいでユーザー・インタフェースのレイアウトが崩れることがある。フィンランド語、ドイツ語の例を見るとよくわかるはずだ。

10. プロジェクトの1日目から国際化を心がけよ

国際化は会社を始めたその日から始めなければいけない。開発メンバーを世界のいろいろな国から集めれば異なった文化のユーザーの視点を最初からサービスに取り入れることができる。われわれはまだSeesmicをローンチしていないが、すでに20カ国のユーザーにテストしてもらっている。そのつどわれわれは多くのことを学んできた。

11. それぞれの地域のユーザー・コミュニティーでいちばん積極的に活動しているメンバーと話して地域の特性を理解せよ。そしてそのメンバーに製品のエバンジェリストになってもらうように。

そういう積極的なメンバーは非常に強力なエバンジェリストになってくれる。また現地のパートナーを紹介してもらえる可能性もある。

12. ユーザー・コミュニティーが自分たちでローカライズできるような構造のアプリケーションを作ること

Facebookはさまざまな言語にローカライズされているが、サイト内で言語ファイルを翻訳するためのアプリケーションが用意され、利用されている。メンバーは訳語の選定にあたって討議し、どれがベストが投票することができる。これは品質の高い翻訳を短時間で手に入れる素晴らしいアイディアだ。この方法だと、当初ローカライズの対象として想像もしていなかったような言語への翻訳も可能になる。ただし、その後のメンテナンスをどうするか考えておかねばならない。

13. 単一の言語でも地域ごとに特色がある

フランスで話されるフランス語とケベックのフランス語は違う。マドリッドのスペイン語とメキシコのスペイン語も異なっている。単語の意味も同じではないことがある。eメールは、フランスでは(英語と同じ)「email」だ。ところがカナダのフランス語圏では「courriel」という。しかしフランスで「courriel」とか「pourriel」(スパム)とかいえば笑われるかもしれない。チャットにしてもそうだ。ケベックでは「clavardage」だが、フランスでは単に「chat」である。

14. イギリスは「ヨーロッパ」ではない

アメリカの会社イギリスでローンチすると「ヨーロッパ」に進出したつもりなる。しかしヨーロッパには20以上の言語があり、文化にしてもデンマーク、イタリア、ポルトガルではそれぞれ大きく異なっている。イギリスでうまくいったからといってオランダでうまくいくとは限らない。

15. 経費を適切に管理せよ

国際的といっても現地に自社のオフィスを開設したり、現地にパートナーを置いて提携したりするのはコストがかかる。事情を知らない国で現地の労働法、会計、その他慣行を遵守してしビジネスを展開する苦労を考えてみよ。一部の国では雇用にはきわめて強い規制が存在する。たとえばオフィスを閉鎖してチームを解雇する際には一年分の賃金を支払わなければならない国もある。

16. 絶対に五分五分の提携をしてはいけない

提携する際にはその比率が重要だ。もし50/50の提携をすると誰も決定権を持つものがなくなり、結局大混乱に終わる例が多い。いちばんいいのはもちろん自分の事業は自分で100%コントロールすることだ。

17. 提携するなら現地の大手とせよ

LinkedInは先ごろFranceに進出するにあたってフランス最大の人材供給組織APECと提携するという賢明な手法をとった。フランス市場におけるAPECの大きな存在はLinkedInがこの市場に進出する際のブランドイメージの確立と初期のユーザーを獲得するうえで大きな役割を果たすだろう。

18. 大手と組んだからといって、サービスが成功するとは限らない

その国の最大のISPなりポータルなりと提携したからといって、その相手が真剣にあなたの会社をプロモートしてくれるとは限らない。もしかすると優先順位867位のプロジェクトになっていて、誰も見やしないようなページに押し込められているかもしれない。まさかそんなことはしないだろう? とんでもない。私は何度もそういう経験をしている。大手と提携してクリスマスツリーの飾りの一つみたいな扱いしか受けられないくらいなら、小さいが真剣にプロモートしてくれるサイトと組んだほうがずっとよい。

19. 国際的な再販売組織をつくれ

収益を気前よくシェアするプログラムは提携先のやる気をかきたてる上で絶好の手段だ。ウェブ・ホスティング企業は再販売、特約、共同マーケティングなどのプログラムを提供して国際的な存在となることに成功してきた。

20. 地元のコピーキャットを潰せ

どんなに防止のために努力しても、成功すれば周囲にコピーキャットが生まれるのは避けられない。まずはやっつけることを考えよ。自分がリーダーならより多くのユーザーベースや資源が利用できるはずだ。

21. 潰せないなら買収してしまえ

コピーキャットを潰せないなら、その中でいちばん成長著しいものを買収してしまうのがよい。コピーキャットにとって最終的な収益化の道は多くない。ほとんどの場合本家に買収してもらうのを待っている。ただし、買収にあたっては相手のファウンダーだけでなくチームも会社に残るよう契約しておく必要がある。

22. 発想は柔軟に

ある種の市場ではジョイント・ベンチャーがよいし、別のところでは大手と提携がよくて、また別の地域では独自のチームを作るほうがよい。

23. 以上のことはアジアには当てはまらないかも

私はアジア市場についてどういうことが起きているのか判断を下せるほど詳しくない。しかし中国に進出したアメリカ大手企業の例を見ると、たいていは撤退しているか、苦闘中のようだ。日本市場にはそれぞれ独自の大手が存在するようだが、自分でもあまりよく知らない市場について独断的に語るのは控えたい。ただ私としてはアジア市場ではきわめて細心に注意を払ったほうがいいと思う。

24. 以上のすべてはロシアにも当てはまらない

皆ロシアのインターネット市場のことを忘れがちになるが、これは巨大でしかも急速に発達中だ。市場のリーダーはロシア人が経営する地元企業だ。彼らはアメリカのスタートアップさえ買収している。SupはSixApartからLiveJournalを買収したぐらいだ。

25. Tこれらの諸注意はインターネットのスタートアップだけに当てはまる。

私の経験はインターネットのスタートアップに限られている。他の若い会社には上記の諸点の多くは当てはまらないかもしれない。

[原文へ]

これは、良記事の多い TechCrunch Japanese の中でもかなりの良記事。 23の指摘も鋭い。日本で大企業とくんでも成功した例は少ない。

TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/could-spitzer-scandal-take-skype-video-mainstream/

skype_logo.jpgエリオット・スピッツァー(Eliot Spitzer)が売春婦(おっと、「高級コールガール」)がお好みだった件は世界的なトップニュースになってしまったが、この騒ぎの副産物としてSkypeビデオが脚光を浴びることになった。

全国ネットのテレビとしては初の試みだが、月曜日、CNNはSkypeのビデオ・チャットをライブ・インタビューに活用した。 Reutersによると、CNNは Spitzerとハーバード・ロースクールで同級生だったJeffrey Toobin氏に対するインタビューをSkype経由でマウイ島から中継した。

Reutersの記事によると、Toobin氏は家族と共に滞在していたホテルのビジネスセンターからノートパソコンとウェブカムを借り出したのだという。インタビューはCNNのゴールデンアワーの政治番組で放映された。またToobin氏は「Anderson Cooper 360」でもSkypeビデオを通じて討論に参加した。

Skypeは長らくインスタントメッセージと音声通話では使われてきたが、比較的最近追加されたビデオ機能の利用はまだそれほど普及しているとはいえない。CNNがSkypeビデオを生番組のインタビューに使ったことは、他のビデオ通話やビデオ会議システムに対するSkypeの優位性を大いに印象付け、人気を高める役にたつかもしれない。

ちなみに、スピッツァーをおもてなししたコールガールはAmie Streetで曲を売っていることがわかった。なにやら意味深なタイトルに見えてしまうが、「Unspoken Words」というアルバムの「What We Want」という曲は89セントで購入できる。

日本ではいまひとつ動画電話は流りにくいかもしれないが、回線トラブルの多い衛星中継と比べるとこういったものがメディアの露出は増えると思われる。

TechCrunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/seesmic-announces-6-million-series-a-round/

Seesmicのファウンダー、Loic Le Meurは長いブログ記事で今日のシリーズAのラウンドで$6M(600万ドル)調 達したことを報告している。(私も投資者の1人)。資金の大部分はAtomico(Skypeのファウンダー、 Niklas ZennstromとJanus Friisが設立)が出したが、エンジェル投資家が多数加わっている。このスタートアップに関しては去年暮れに詳しく紹介されている。

この会社はLoicが設立した会社としては5社目だが、アメリカでの起業はこれが初となる(彼はフランス人)。ビデオスタートアップの Seesmicは全体的な機能、ランダムなディスカッションの始めやすさなど大変twitterに似ている。非公開のベータテスト期間中順調に作動した。 私が投資者である関係で、利害の衝突を疑われないよう、これまであまりたびたびは紹介できなかったのだが、私はこの会社に大いに期待している―それがそも そも投資した理由だが。Dave WinerVentureBeatMark EvansRyan StewartTheNextWebその他の評価を参照されたい。

何がよくて6Mもの調達が可能だったのかがよく分からないが、今後のためにメモ。
IT media Enterprise の記事
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0802/07/news021.html

最近は Windows やメールソフトの脆弱性は頻度が下がったが、動画・音声関係のソフトウェアの脆弱性が目立つ。
IT media news の記事
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0801/21/news005.html

インターネット電話ソフトのSkypeに、任意のコード実行につながるクロスゾーンスクリプティングの脆弱性が見つかったとして、同社が1月18日、サイトで情報を公開した。

 Skypeの告知によると、Skypeには動画共有サイトDailymotionの動画をムードやチャットに利用できる機能があるが、ユーザーが Skypeビデオギャラリー経由で細工を施したDailymotionビデオにアクセスすると、任意のコードを実行される恐れがある。

 影響を受けるのはWindows版のSkype 3.5/3.6。危険度は共通指標CVSSのベーススコアで最も高い10.0となっている。セキュリティ研究者がコンセプト実証コードも公開した。

 これを受けてSkypeは、Dailymotionギャラリーからビデオを追加できる機能を一時的に無効にする措置を取った。脆弱性を突いた実際の攻撃が起きる前に対処されたため、ユーザーが影響を受けた可能性は低いとしている。

 Dailymotionでは現在、サイトの脆弱性を修正中だという。

メモ。

マイコミジャーナルの記事引用
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/11/14/033/

Participatory Culture Foundationは13日、各種映像配信サービスに対応したインターネットTVビューア「Miro 1.0」をリリースした。対応プラットフォームはWindows 2000/XP/VistaとMac OS X 10.3以降、Linux(Fedora/Ubuntu/Debian/Gentoo)の3種。ライセンスにGPL v3を適用したオープンソースソフトウェアとして、ソースコードも公開される。

Miroは、P2Pの技術を利用した動画配信サービスを視聴するためのクライアントソフト。MozillaのGeckoエンジンを核としたランタイ ム環境「XULRunner」を基盤に、BitTorrentやVLCなどオープンソースソフトウェアの成果を取り入れつつ、マルチプラットフォーム指向 で開発が進められている。今回のMiro 1.0は、2007年7月にDemocracy Playerから改名したあとはじめてのメジャーリリースで、改名後はパブリックプレビューを重ねつつ、ユーザインターフェイスの改良や不具合の修正に力 点を置いた開発が続けられていた。

Miroの動画再生ソフトとしての機能は、先行するJoostに比肩する。映像の配信/ストリーミングにはP2P(BitTorrent)の技術を 利用し、YouTubeやGoogle Videoなどの動画共有サイトから映像を検索、ダウンロードしたうえで視聴することができる。フルスクリーン再生やキーボードショートカットなど操作性 も考慮されているうえ、日本語を含む各種言語への対応も進展している。

Miroの配布用に開設されたWebサイトに は、Skypeの創業者として知られるNiklas Zennstrom氏とJanus Friis氏が立ち上げた無料動画配信サービス「Joost」を名指した、「Joostよりいい(Better than Joost.)」という挑戦的なコピーが掲げられている。それによれば、MiroはDRMによる制約がない2,500以上のチャンネルを持つが、 Joostは250ですべてDRM付き。MiroはHDコンテンツを有するが、Joostにはない。そしてMiroはオープンだがJoostはクローズ ド、など具体的な理由を挙げつつMiroの優位性が説明されている。

YouTubeダウンローダーとしても強力な「Miro 1.0」(画像はMac OS X版)

「P2P」 「DRM なし」「Youtube ダウンローダー」「オープンソース」のようなキーワードが並んでいる時点で、自分のメインPCには入れにくい感じだが、世界的にはP2Pの機運が盛り上がってきてるのだろう。


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