動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「cbs」と一致するもの
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201008251245.html
米国時間24日付のBloombergの報道によれば、アップルはニューズコープ(News Corp.)傘下のFox、CBS、NBCユニバーサル(NBC Universal)、ウォルト・ディズニー(Walt Disney)傘下のABCの各社との間で話し合いを進めているという。またWall Street Journalでは、アップルとディズニーがiTunes経由でのABCの番組配信に関して間もなく契約を結ぶことになりそうだと伝えている。
メモ。
日本とは全く違う動き。このあたりは、あまり日本への普及とは関係がなさそう。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20081030/318201/
4年前とはさすがにインフラやPCの性能など状況が違う。オリンピックではそれほど盛り上がらなかったとは言われているが、大統領選となればまた話も違ってくるのだろう。
米Cisco Systemsは米国時間2008年10月29日,米国有権者に対してオンライン動画やソーシャル・メディアが与える影響を調査した結果を発表した。それ によると,米大統領選挙戦の情報源としてビジュアル・ネットワーキングが果たす役割が増しているという。2008年は,ニュース専門チャンネルの米CNNや米3大ネットワーク(米NBC,米CBS,米ABC)などのWebサイトにおける動画視聴のト ラフィックが,前回大統領選があった2004年と比べて5倍に増加している。これには,ビデオ共有サービスの米YouTubeや人気のある動画ブログなど も含まれる。
インターネットは,米国人が大統領選の情報を収集する媒体として,テレビの次に最も利用されている。定期的な情報収集にテレビを使うと回答者の 82%が答えたのに対し,インターネットを使うとする回答は62%だった。回答者の約30%はオンライン動画を使って大統領選の報道をチェックしており, このうち75%はオンライン動画によって「より詳しく大統領選のニュースやイベントを理解できる」と感じている。
「ビジュアル・ネットワーキングは,米国有権者の情報収集や意見を明らかにする手段として重要な役割を果たしている。インターネットは,論点に対 する調査や情報に基づいた選択をサポートするほか,意見を共有するための非常に有効なツールとして役立っている」(Ciscoコンシューマ・マーケティン グ担当副社長のKen Wirt氏)。
この調査は,Ciscoの委託により調査会社の米Competeが2008年9月,米国の1800人以上の登録有権者を対象に実施した。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20382424,00.htm
FlashベースのDRMで本格的に配信をしている例というのは実は世界的にもないのかもしれない。プラットフォームの汎用性が高いため、ここでブレイクする可能性はあるか。コンテンツ配信網(Contents Delivery Network:CDN)最大手のアカマイは10月22日、同社のBtoCサイト向け高速配信サービス「Dynamic Site Delivery」などが動画ポータルサイト「第2日本テレビ」の配信インフラとして採用されたことを発表した。
第2日本テレビの配信インフラとして採用されたのは、Dynamic Site Deliveryのほか、アカマイが運用する、アドビシステムズの動画ストリーミング配信サーバソフト「Adobe Flash Media Server 3」(FMS3)。これらの配信インフラを採用した第2日本テレビは10月20日にリニューアルしている。
リニューアル後の第2日本テレビは、「Adobe Flash Player」をインストールしているPCであれば自由に見ることができる。Flash PlayerをベースにしていることからMacでも見られるようになっている。
テレビ放送連動型のコンテンツやスピンアウトドラマなどは、同時アクセスが集中しやすいが、アカマイの分散型グローバルサーバ網である Dynamic Site Deliveryを活用することで、コンテンツはエンドユーザーは物理的に一番近いエッジサーバに配信される。エンドユーザーにとっては、居住地域や時間 帯に関係なく、コンテンツを快適に視聴することができるようになる。運営会社にとっては、センターサーバへの負荷を軽減することができるようになる。
今回のリニューアルで第2日本テレビはFMS3を採用することで、ストリーミングを暗号化。コンテンツの著作権保護を強化している。従 来、日本国内のテレビ局などのコンテンツ提供社は、Windows Mediaをベースにデジタル著作権管理(DRM)の仕組みをかけることが一般的とされていた。それに対して第2日本テレビはFlashをベースにして著 作権保護を強化している。
Flashをベースにした動画視聴サービスは、米国の動画ポータルサイト「Hulu」や米大手テレビ局のCBSで展開されている。第2日本テレビでの動きは、こうした米国の潮流に追随するものと見ることができる。
アカマイも最近は国内で大きな発表がなかったようだし、また機運が盛り上がってくるのかも。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081021/317357/
米CBS Interactiveは米国時間2008年10月20日,ユーザー同士がチャットなどを楽しみながらCBSの人気テレビ番組を鑑賞できるサービス「Social Viewing Room」を開始したと発表した。米Intelが主要スポンサとなっている。Social Viewing Roomでは,ユーザー同士がチャットのほか,番組にコメントを付けたり,カスタマイズしたアニメーションを表示させることも可能。サービスにアクセスし ている全ユーザーのリストを閲覧でき,テレビ番組を見ながら,どのユーザーにでも話しかけることができる。
サービス開始当初は,プライムタイム(ゴールデンタイム)および昼間に放送しているテレビ番組と,過去の人気番組を提供する。その後,提供番組を順次増やしていく予定。
CBS Interactive娯楽部門の上級副社長兼ゼネラル・マネージャのAnthony Soohoo氏は,「Webでは単なる再放送以上のことが可能だ。Social Viewing Roomは,ユーザーにコンテンツの新たな楽しみ方を提案するだけでなく,広告主にも熱狂的なファンに広告を配信する機会を提供する」と述べている。
米メディア(internetnews.com)によると,過去に米ABCも米Lycosと提携して,複数のユーザーが参加できる同様の視聴サービスを提供したことがあるという。
こういうことは日本のほうが盛り上がりそうだが、テレビ局からコンテンツが出てこないか。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081021/317339/
米大手テレビ・ネットワークがビデオ共有サービス「YouTube」に対して,大統領選挙候補者のキャンペーン映像を掲載しないよう要請していることに ついて,米電子フロンティア財団(EFF)は,米自由人権協会(ACLU)や法科大学院などと共同で,これに異議を唱える公開書簡を送ったことを米国時間 2008年10月20日に明らかにした。
公開書簡(PDF書類)は米CBS,米CBN,米Fox,米NBCにあてたもので,削除要請をとりやめるよう要求。「根拠のない削除通知は法に反するだけでなく,ビデオ・サイトのコミュニティで発生する活発な政治的意見交換を妨げる」と非難した。
EFFによると,これらテレビ・ネットワークは,米デジタル・ミレニアム著作権法(DMCA:Digital Millennium Copyright Act)に基づくとして,YouTubeにコンテンツの削除通知を送っている。共和党John McCain候補者のキャンペーン映像は,CBS,CBN,Foxの要請に応じて削除された。また,NBCは,民主党Barack Obama候補のキャンペーン・ビデオについて,削除通知を送ったことを認めている。
対象となった映像は10秒に満たない短いもので,「著作権侵害というにはほど遠く,フェアユース(公正利用)の範囲だ」と,EFFの知的資産担当弁護士Fred von Lohmann氏は指摘している。
またEFFを含む団体は,YouTubeに対しても,ユーザーが削除通知に反論して送った通知を詳しく検討し,削除したビデオがフェア・ユースの範囲であるなら復旧することなどを提案した。
このあたりの話は非常に難しいところ。Youtube が削除する動画の判断をどの基準で行うか、というのは相当にセンシティブな話となる。削除する権利がない人が削除を申し立てるような話になると、さらに話がややこしくなる。
明確なガイドラインがないだけに、状況の推移で適切に判断する必要がありそう。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081014/316776/
広告モデルがいろいろと試行錯誤されるのだが、日本ではDRMなし(脆弱なセキュリティ)で配信してしまうことが問題になりそう。米国でこういった事例が出てきたとしても、DRMのないプラットフォームでは日本国内での配信は進みにくいか。米Googleの子会社で動画投稿サイトを運営する米YouTubeは2008年10月10日(現地時間),テレビ番組の全編配信のテスト運用を開始し たことを開発者ブログで報告した。1話あたり約50分~約90分ある米CBSの旧作テレビ番組「MacGyver」や「Star Trek」,「Beverly Hills 90210」などがノーカットで公開されている。
YouTubeは映画やテレビ番組を丸ごとアップロードする違法行為への対策として,一般利用者が投稿できる動画の長さを最大10分間に制限して いる。配信されるテレビ番組は,通常の投稿動画と異なり,再生画面の周りを暗くして動画だけを目立たせる新しい表示モードで再生される。この表示モードを 「Theater View Style」と呼んでいる。
今回のテスト運用を実施するにあたって,YouTubeは番組を提供するパートナー企業が番組の頭と途中,最後に広告を挿入できるように機能を拡 張した。動画中の広告表示は全編配信の番組に限られ,利用者は動画リストの脇に表示される全編配信を示すアイコンから広告入り動画であることを識別でき る。
今回のサービスは,一般の利用者が投稿した動画と異なり視聴地域の制限が行われており,日本から視聴しようとすると「この動画はお住まいの地域ではご利用いただけません」という表示が出て再生できない。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/14/news062.html
米Googleの傘下にある世界最大の動画共有サイトYouTubeは、テレビネットワーク大手CBSの過去の人気番組を配信するサービスを開始した。プロが制作した番組を追加することで、広告収益の拡大を図るのが狙いだ。
YouTubeは10月10日、CBSと同様の提携を交わすべく、そのほかのテレビネットワークとも交渉中であることを明らかにした。多くのテレ ビネットワークは既にYouTubeでショートクリップを配信している。YouTubeではほかにも、ユーザーの自作ビデオが数百万本提供されている。
今回YouTubeでの配信が決まったのは、「スター・トレック」「ヤング・アンド・ザ・レストレス」「ビバリーヒルズ青春白書」など、CBSの過去の人気番組。20分間のものから48分間のものまで、いずれも全編視聴版が配信される。
YouTubeによれば、ショートクリップと区別するため、これらの番組には全編が視聴できる「full-length」の印が付けられるという。またユーザーの視聴体験を改善するため、これらの番組は「シアターモード」という新しいモードで配信される。
これまでYouTubeの動画は10分以下のショートクリップが主流だった。同社はTime Warner傘下のHBOやCBS傘下のShowtimeなどのCATV放送局と協力し、数カ月前から、全編視聴版の番組配信をテストしていた。
今回の提携により、YouTubeはGeneral Electric(GE)傘下のNBC UniversalとNews Corp.の合弁事業であるオンライン動画サイトHuluとさらに直接的に競合することになる。
Huluでは、News Corp.傘下のFoxのほか、NBCやCBSなどのテレビネットワークの最新番組の全編視聴版が配信されている。さらにHuluは、そうした番組のショートクリップ版をYouTubeのチャンネルで配信している。
ユーザー数ではYouTubeがHuluを大きく上回っている。YouTubeは世界最大のオンライン動画サイトであり、Web視聴率調査会社の comScoreによれば、今年8月には3億3000万人以上が同サイトを利用したという。一方、同月のHuluのユーザー数はわずか330万人だった。
だがYouTubeには1分間に13時間以上分の動画がアップロードされているとはいえ、同サイトはいまだに確固たる広告ビジネスモデルを構築できずにいる。Googleは2006年に同サイトを買収する際に支払った16億5000万ドルもの大金をなんとしてでも回収しなければならない。
広告主はこれまでのところ、「素人が撮影した画質の粗いホームビデオを介してブランドキャンペーンを展開するために多額のマーケティング費用を投じる」という選択肢に乗り気ではない。
YouTube幹部がメディア企業との関係拡大に取り組んでいる背景には、そうした事情もある。またGoogleとYouTubeは、許可なくYouTubeにコンテンツをアップロードされたとして、Viacomから10億ドルの損害賠償金を求める著作権侵害訴訟を起こされている。
広告の販売
YouTube幹部によると、両社は配信するテレビ番組に出す広告を販売し、広告収益を分配するという。ただし、YouTube幹部は具体的な金銭的条件については明らかにしなかった。CBSにも問い合わせたが、すぐには返答は得られなかった。
「重要なのは、広告主が広告のリーチを最大限に拡大し、ユーザーが目にしてくれそうな場所に最も効果的な形で広告を出すことだ」とYouTubeの上級製品マネジャー、シーバ・ラジャラマン氏は取材に応じ、語っている。
Googleの株主やウォール街のアナリストの間では、「YouTubeはいつになれば検索広告市場のリーダーであるGoogleの収益にそれなりの貢献を果たせるようになるのか」をめぐり、懸念が強まっている。
Piper Jaffrayのアナリストは、YouTubeの来年の売上高を2億ドル前後と予想している。一方、Googleの売上高は270億ドル前後と予想されている。
YouTubeは10月7日、オンラインショッピング市場参入の第一歩として、楽曲やビデオゲームなど関連製品を購入するためのリンクを動画に加える方針を発表している。
最近は Youtube の収益化の可能性が上記のような議論で堂々めぐりをしている感じ。
結局のところ年内はこういう議論で終始するのだろう。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/11/news025.html
米Google傘下のYouTubeは10月10日、過去に放映されたテレビ番組を広告付きで提供するサービスを始めたことを明らかにした。ただし、日本からは利用できない。やはり、広告については、こういうやり方のほうが自然なのではないかと思われる。収益性はまだ疑問だが、インフラコストが十分に下がってくれば、無料で動画を見ることができるということが効果の高いものになりうる。番組を提供するに当たり、新しいメディアプレーヤー「Theater View」を導入した。番組には最初、途中、終了後にスポンサーによる広告が挿入される。広告付き番組にはフィルム型のアイコンがついており、ユーザーが ほかのビデオクリップと識別できるようになっている。
YouTubeはまず、CBSチャンネルで番組の提供を始めた。「ビバリーヒルズ青春白書」のファイナルシーズン、「スター・トレック」のファーストシーズンなどを視聴できる。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/29/news063.html
インターネット経由で映画やテレビ番組を配信するのに使われている米Adobe Systemsのソフトにセキュリティホールがあり、ユーザーが米Amazon.comのビデオストリーミングサービスからビデオを自由に録画、複製できるようになっている。
この問題は、オンラインビデオコンテンツを、Napster時代に音楽業界を苦しめていた違法コピーの横行にさらすものだ。また膨大な数の視聴者から利益を得ようとする小売業者、映画会社、テレビネットワークの取り組みを台無しにしている。
「Adobeの設計の根本的な欠陥だ。間抜けな設計になっている」とセキュリティ研究者で英British Telecom(BT)のCTO(最高技術責任者)でもあるブルース・シュナイアー氏は語る。
このセキュリティホールは、Webに接続したコンピュータのほとんどにインストールされているAdobe製プレーヤーに接続するFlashビデオサーバに存在する。
このソフトはオンラインコンテンツを暗号化せず、再生開始や停止などのビデオプレーヤーへの命令のみを暗号化する。Adobeはダウンロード速度を上げるために、サーバソフトとプレーヤー間の接続を保護する厳しいセキュリティ対策を外した。
「Adobeはプレーヤーからサーバソフトに至るまで、すべての製品のセキュリティに力を入れている。ユーザーを潜在的な脆弱性から守るためにかなりの取り組みを行っている」と同社は声明文で述べている。
Adobeは今月、オンラインコンテンツを守る最善の方法を記したセキュリティ情報を公開し、同社のソフトのセキュリティ機能と、ビデオプレーヤーの有効性を確認する機能を併用するよう顧客に呼び掛けた。
Amazonの広報担当者は、4万作の映画とテレビ番組を提供する同社のVideo On Demandサービスのコンテンツは、ビデオストリームキャプチャソフトで無断複製することはできないと語った。
しかしReutersのテストでは、少なくとも1種のオンラインビデオ録画ソフト(Applian TechnologiesのReplay Media Catcher)で、Amazonや、Adobeの暗号化技術とビデオプレーヤー認証を使っているほかのサイトの映画を録画できた。
「Adobe(のストリーム)は実際は暗号化されていない」とApplianのビル・デタリングCEOは指摘する。「同社のソフト設計の失敗の1つは、ストリームをキャプチャできる点だ。同社は近いうちにもっと強固な対策を施すだろう」
タダで視聴できる仕組み
Replay Media Catcherの無料デモ版を使えば、録画されているあらゆるビデオの75%、YouTubeビデオの100%を誰でも視聴できる。39ドルの製品版を使えば、すべてのビデオを視聴可能だ。
あるWebサイト(www.tvadfree.com)では、このソフトを使う手順を1つ1つ説明している。
Adobeソフトを使ったAmazonのVideo On Demandでは、映画とテレビ番組の最初の2分間を無料で視聴できる。映画を24時間レンタルするには3.99ドル、ダウンロード購入するには最高で14.99ドル掛かる。
Amazonはこの無料プレビューの間に、映画全体のストリーミングを始める――たとえ最初の2分が経過した時点で、Webブラウザ上でビデオが停止されても。ユーザーが料金を払った後でビデオの残りの部分を見られるようにするためだ。
「以前からあるトレードオフだ。一方は利便性、もう一方はセキュリティ」と米Gartnerのアナリスト、レイ・バルデス氏は言う。
だが、ユーザーがお金を払っていなくても、映画のストリーミングはブラウザではなくストリームキャプチャソフトに送信される。
Video On Demandは、映画やテレビ番組のパッケージ販売の減少と、ネット上で視聴、保存できるデジタルコンテンツへの需要増に対するAmazonの解だ。
Amazonとは異なり、Hulu.com、NBC.com、CBS.comはビデオを無料で提供しているが、番組の合間にCMが入る。だがストリームキャプチャソフトはCMと番組を2つのフォルダに分けるため、広告抜きの番組を保存できる。
米News Corp.傘下のFox Networkと米General Electric傘下のNBC Universalの合弁であるHulu.comは、動画共有サイトYouTubeへの大手テレビネットワークの対抗策だ。YouTubeには多くのユーザーが、テレビ番組などメディア企業のコンテンツをアップロードするようになっている。
テレビ局は、拡大するネット視聴者から新たな広告収入を得ようと、先を争って自社サイトにビデオを掲載したが、Webで番組を流すときの最適なCMの見せ方に苦労している。
オンラインビデオブームを巻き起こし、2006年11月に米Googleに16億5000万ドルで買収されたYouTubeも、ユーザーが急速に増え続けているにもかかわらず、その人気を収益に変えるのに苦戦している。
ビジネスモデルを破壊するか
このセキュリティホールの解決策の1つとして、デジタル権利管理(DRM)システムを使うことが考えられる。Widevine Technologiesというシアトルの企業には、Flashを使ったオンラインビデオを暗号化するDRMシステムがある。
「ここで根本的な問題は、Adobe側に技術がなく、このビジネスモデルを維持できないということだ」とWidevineのブライアン・ベイカーCEOは指摘する。
同氏は、コンテンツ保護の欠如は、Webビデオに今日用いられているすべてのビジネスモデルを脅かすと主張する。
iTunes Storeで映画とテレビ番組を販売する米Appleは、独自のDRM技術「FairPlay」を使っているが、これはiTunes Storeで購入したビデオにのみ有効だ。
米Forrester Researchのアナリスト、ジェームズ・マクベイ氏は、ビデオストリーミングキャプチャ技術が、テレビ局がオンラインビデオに利用している広告収入ビジネスモデルを完全に頓挫させることはないだろうと語る。
「ほとんどのユーザーには複雑すぎる」とマクベイ氏は語り、BitTorrentのようなファイル交換サービスは以前からあるが、少数の人しか使っていないと指摘した。
「人々は見つけやすく、使いやすいものを求めている」
日本のコンテンツでこんな状況だと、いまだにWinnyを使っていて情報が漏洩する事件が発生しているくらいなのでがんがんコピーされてアップロードされそうだが、英語が出来ないことが幸いしているのかもしれない。
いずれにしてもDRMの技術の未熟さのために、動画のデジタルコンテンツの流通が進まない状況。Windows Media は割りといい線いっているのだろうが、プラットフォーム依存なのが問題か。日本ではYahoo! やGyao、Biglobe などで広く使われているのだが。
もうしばらくは混沌とした状況が続くか。
http://japan.internet.com/wmnews/20080924/12.html
テレビ時代を築き上げた企業の1つである CBS については、みずから望んでニューメディアの世界に参入しているわけではないという見方が一般的だった。しかし、同社は先ごろ、デジタル コンテンツに対する考え方を変え、新たな取り組みを開始した。CBS の社長兼 CEO を務める Leslie Moonves 氏がこの件について説明するのを聞くと、精神的覚醒に近いものが感じられる。日本でもネットで同時ライブをやったからと言ってテレビの存在価値を下げる(シェアを食う)ものではないということは分かってきているとは思うのだが、なかなかそのようには進んでいない。どちらかといえば、日本の場合は、違法アップローダーに対して警戒感が強いため、著作権の問題で進まないという事情もある。
Moonves 氏は23日、Interacting Advertising Bureau 主催のカンファレンス『Mixx』 (9月22-23日) の壇上に立ち、デジタル市場関係者の聴衆の前でインタビューに応えて、CBS が構築しているのは「everywhere (どこでも)」戦略だと説明した。その取り組みは本質的に、拡散するインターネットの性質を念頭に置き、番組を自社の手の中に留めようとするのは、もはや 現実的ではないという事実を認識したものだ。
そのような考えに基づき、CBS は約300の Web サイトに対し、ライセンス供与と売上金分配契約によって、自社コンテンツの提供を開始した。契約相手となっているのは、同社の傘下にないサイトが大部分だ。
Moonves 氏は「当社はいつでも、どんな場所でも、あらゆる人を歓迎する。そうすることに未来があると考えるからだ」と公言し、次のように語った。
「それは輝かしき新世界だ。コンテンツを当社のネットワーク内に押し留めようとすれば、時代に取り残されてしまうだろう」
NBC による夏季オリンピック放送の 例を見ても、消費者があらゆる場所でコンテンツを見られることにどれだけ期待しているかが分かる。NBC は、夏季オリンピックの試合のうち、テレビ ネットワークで生放送した分についてはストリーミング放送しないと決定し、それに対して異議が巻き起こった。その2週間後、CBS は自社のネットワークで放送した全米オープンテニス男子決勝戦を、ライブ ストリーミングでも放送した。
Moonves 氏は、インターネット上でコンテンツが見られるようになれば、テレビの視聴者が減るのではないかという不安を一蹴した。
同氏は次のように述べている。「互いに食い合うようなことは全くないし、かえって力となってくれる。だからこそ、当社は期待に心を躍らせているのだ。インターネットがネットワークの役に立ち、その逆もありうると述べても、それは直感に反するものではない」
米国内でテレビと同時ライブがテレビのシェアを食うものではないという具体的な結果が出始めれば、日本の流れも変わってくるのかもしれない。その点ではCBSのこのコメントには期待。
http://www.comscore.com/press/release.asp?press=2444
時間がたてば他の動画サイトも努力して縮まってくるのかと単純に考えていたが、半年経ってむしろシェアが10%ほど拡大していることには驚き。1月の調査結果は以下。
Top U.S. Online Video Properties* by Videos Viewed
July 2008
Total U.S. – Home/Work/University Locations
Source: comScore Video Metrix
Property
Videos
(000)
Share (%) of
Videos
Total Internet
11,425,890
100.0
Google Sites
5,044,053
44.1
Fox Interactive Media
445,682
3.9
Microsoft Sites
282,748
2.5
Yahoo! Sites
269,452
2.4
Viacom Digital
246,413
2.2
Disney Online
186,700
1.6
Turner Network
171,065
1.5
Hulu
119,357
1.0
AOL LLC
95,106
0.8
CBS Corporation
69,316
0.6
*Rankings based on video content sites; excludes video server networks. Online video includes both streaming and progressive download video.
http://www.privatestreaming.com/2008/03/21/13you-tubecomscore.html
米国内では、まだCDNなどのインフラ投資などのほうが話題の中心なので、まだ環境的にはしばらくは成熟しないと考えるべきか。
Tech Crunch Japanese
http://jp.techcrunch.com/archives/20080825no-matter-how-nbc-spins-it-olympics-web-strategy-comes-up-a-loser/
Silverlightベースのサイトを特別に設け、2000時間超のオンライン動画を出しても、NBCは好機をモノにできなかったようで、同局のオリンピックWeb中継の売上げは丸め誤差程度の水準に留まった。
NBCOlympics.comが流した動画ストリーミングは7200万本で、ページビュー12億件を獲得した。が、1日当たりの平均ビジター数では430万人で、Yahoo Sportsの470万人にも届かず(ソース: Nieisen Online)、動画すら出していないYahooに負けた。
NBCが今日(米国時間8/25)ニューヨークタイムズに成功を裏づける統計を延々と並べているが、これはeMarketerが「NBCのオリンピック中継の動画広告収入はたったの$5.75M(575万ドル)」と金曜報じたことを受けたもの。 比較のため言うなら、今年3月CBSがNCAAバスケットボールトーナメントをサイトでライブ中継した際の動画広告収入は$23M(2300万ドル)だった。
天下の五輪なんだからNBCは、マーチ・マッドネスでCBSが挙げた以上の儲けは当然出せたはず。ところが、NBCはオンラインで視聴者が観れる素材に制限を加える決定を下した。特にライブストリーミング。これはTV視聴者の共食いを恐れ、TV放送のためウェブ生中継を犠牲にした。
だが、この恐れには実はなんの根拠もないことが実証されている。何故なら大体の人はどちらかひとつ選べと言われたらオリンピック中継はオンラインよりテレビで観る方を好むからだ。ウェブで流した情報をテレビで手短かに流すことで(女子ビーチバレー以外の、米国にメダルの見込みがない種目は短くていい)視聴者はもっと拡大できたものを、NBCはその大きなチャンスを逃した。
先に紹介したeMarketerの推計には、ページビュー12億件から入るバナー広告収入が含まれていないが、CPMによっては動画広告収入よりバナー広告の方が多く挙がった可能性もある。― 例えば$10のCPMなら$12M(1200万ドル)だしね。NBCが今回オリンピック中継で得た収入は合計$1B(10億ドル)で、大半はテレビ広告からの収入だから、どっちみち丸め誤差程度の微々たる水準であることには変わりないのだが。…ね?
ところがどっこい、これが丸め誤差で収まる話ではないのだ。 NBCは今回、五輪独占動画使用権に$900M(9億ドル)払った。つまり利益は大体$100M(1億ドル)で、ちょっと手を置くだけでメーターの針が振れるような(吹けば飛ぶような)利益水準だ。サイト運用およびバンド幅の経費を差し引けばオンライン売上げはたちまち泡と消えるだろう。こう置き換えて考えるといい。「経費から$25M(2500万ドル)出るごとに利益は 25%増えたはず」なのだと。
が、NBCは未だにウェブを、実験以上のものとは考えていないのである。
こちらは手厳しいほうの記事。確かに動画すら出していないサイトにユニークビジター数で負けるようでは、失敗といわざるを得ないか。それではそもそもトラフィックの誘導戦略を間違ったということになる。
BBWatch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22741.html
英Last.fmは日本向けサービスをリニューアルし、無料の楽曲ストリーミングサービスやラジオサービスを開始したと発表した。
Last.fm日本語版は、2006年7月にサービスを開始。楽曲ストリーミングサービスは2006年秋頃の提供を当初予定していたが、 2008年7月14日のサイトリニューアルに合わせて実装した形になる。なお、親会社のCBSは今回のリニューアルを、Last.fm日本語版の再立ち上げと位置付けている。
楽曲ストリーミングサービスおよびストリーミングラジオサービスでは、ユニバーサル ミュージックとパートナーシップを締結。Amy WinehouseやNe-Yoなどの楽曲を無料で聴取できる。また、独立系レーベルのIODAなどとも提携し、合計で350万楽曲超の音源を揃えたという。なお、国内レーベルの邦楽コンテンツも近い将来に追加する予定としている。
両サービスの再生にはFlash Playerを利用。ビットレートは128kbpsで、楽曲間に音声広告などは挿入されないとしている。加えて、ユニバーサル楽曲を含めた45万曲超を無料ダウンロードできるサービスも開始した。
なお、HMV JAPANとアフィリエイトパートナーシップを結び、Last.fmからHMV JAPANへとアクセスし、好きな楽曲の購入が可能になった。
メモ。
TechCrunch Japanese
http://jp.techcrunch.com/archives/20080725redlasso-shuts-down-in-response-to-foxnbc-lawsuit/
ブロガーによるTV録画クリップの投稿を可能にした動画サイト「Redlasso」がベータ版サービス閉鎖に追い込まれた。Huluを運営するFox、NBCが最近起こした提訴を受けたもの。
Fox、CBS、NBCの各社は去る5月、著作権侵害でRedlassoにC&D取り下げ勧告を提出したが、Redlassoはこれを大幅に無視し、6月に入って大勢のスタジオ元幹部率いる「メディア諮問委員会」を結成し、TVネットワーク各社との関係円満化を図る方向に期待を繋いでいた。
8ヶ月前のサービス開始以来、Redlassoはブロガーたちの間で爆発的成長を遂げ、ニュース、ゴシップ、政治分野のトップのブログ多数がここの動画をブログに貼った。サイトではTV番組多数の録画フィードが視聴可能で、その“クリップ”の部分はサイトで再生用に使える。対象テレビ局には ESPN、Fox News、CNNも入っている。
Redlassoはコンテンツすべてを録画し、自社サーバーから配信しているのだが、そのいずれにも合法ライセンスは取っていない。同社はずっと長い間、これは憲法修正第1号で守られている行為であり、ブロガーが映像配信に使うスニペットもフェアユース範疇という信念でやってきた(埋め込みできるクリップの長さは最大たったの10分だ)。 スニペットにはフェアユース条項が適用できても、サイトが全放映回数分の映像をホストしていることには変わりない。実績のあるブロガー相手にしか流していないとしても。
サイトは今後、Bussinessサービス、“Radio to Web”サービスの顧客を対象に営業を続ける。
どう考えてもフェアユースには当たらない運用だけに、閉鎖はやむを得ないか。日本ではすぐに閉鎖が裁判所から命令が出るところ。
Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20377782,00.htm
Googleは、ハリウッドの領域にも進出しようとする勢いを見せてはいるが、あるスタジオ経営陣の話では、YouTubeを所有するGoogleの狙いは、当面は短編物に絞られているようだ。
筆者は米国時間7月23日、Googleが、海賊版の動画を検出したり、動画内に広告を埋め込んだりする技術を開発し、著作権者に対して、よりYouTubeを魅力的なものにしようと努めている点に関して、娯楽産業界も、かなり良い印象を抱いていると伝えた。コンテンツの獲得交渉において、これまでGoogleは、短編物の配信権に焦点を絞ってきたと、あるトップスタジオのマネージャーは語る。
筆者は2007年に、ユーザーがノーカット版の映画やテレビ番組を視聴できるよう、YouTubeにプレミアム映画チャンネルを立ち上げるべきだと論じた。月間7000万人を超える利用者を抱えているYouTubeは、もし現在のYouTubeでの提供動画よりも高いクオリティで動画配信が行えるならば、たちまち強力なメディアに成長することは間違いないだろう。
だが、YouTubeやGoogleのエグゼクティブは、ハリウッドスタジオのエグゼクティブに対して、「われわれはメディア企業になるつもりはない」とのメッセージを伝えた。
Googleは、過去に「Google Video」の長編動画で苦い思いをした経験があると、Googleとの交渉に参加した、あるスタジオのエグゼクティブは述べている。
覚えているかもしれないが、Google Videoは、当初はYouTubeへの対抗サービスとして立ち上げられた。
2006年当時と現在で大きく異なっている点の1つに、Google Videoは、ノーカット版の長編動画コンテンツの販売やレンタルを手がけていたことが挙げられる。
CNET Newsの親会社であるCBSやNBA、他の独立系の映画製作者たちが、コンテンツのダウンロード提供を行った。しかしながら、ひどい動画クオリティと、ダウンロードに長大な時間を要することなどが原因で、このサービスは成功しなかった。そのまま日の目を見ることなく、Googleは、2007年8月に同サービスを中止した。
とはいえ、動画配信技術は、当時と比較して改善されており、NBC UniversalとNews Corpが共同で運営する動画ポータルサイトの「Hulu」などのサイトが、人気のあるノーカット版の長編テレビ番組や映画をそろえて、多くの視聴者を獲得するようになっている。
ハリウッド関係者の中には、Googleが方針を変更するように願っている人もいると、あるテレビネットワークのマネージャーは明らかにしている。
このエグゼクティブは「短編物から、Googleはスタートを切りたいのだと思う。だが、Huluは、テレビ番組や映画をPC向けに配信する市場の可能性を示すものとなった。YouTubeは、もうまったく長編動画の配信に興味がないと結論づけるのは早計である」と語っている。
Google Video で一回は失敗したとはいえ、全く興味がないということはないはず。コンテンツベンダーから見ても、販売チャネルとしてのGoogle は今でも非常に魅力的なので、近い将来に形をかえたサービスの思考が行われると予想。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/11/news027.html
米CBS傘下の音楽ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)Last.fmは7月9日、レコード会社や著作権管理団体と契約を結んでいない無所属アーティストを対象とした著作権使用料支払いプログラム「Artist Royalty Program」の正式な立ち上げを発表した。
プログラムに加入した無所属アーティストがLast.fmにアップロードした楽曲が、無料オンデマンドで再生、またはストリーミングラジオで視聴された場合、著作権使用料が支払われるというもの。
Last.fmは今年1月にArtist Royalty Programを発表し、無所属アーティストに参加を呼び掛けてきた。このプログラムの適用対象楽曲は、既に45万曲以上アップロードされているという。
著作権管理団体を通さず、サイトオーナーが分配の仕組みを提供するというのが定着していくかどうかというのは興味深いところ。日本の著作権管理団体も、運用が不透明と思われる部分もあるため、日本でもどこかが大きな風穴をあけることになることを期待。
Variety Japan の記事
http://www.varietyjapan.com/news/business/2k1u7d000004wyx0.html
米テレビ局の視聴者年齢の平均値が、かつてないほど高齢化している。Magna Globalのスティーヴ・スターンバーグ氏の調査結果によれば、主要5局の平均値(デジタル・ビデオ・レコーダーでの録画は含まず)は、前シーズンで50歳に達した。
これは、10年以上前から分析を続けるスターンバーグ氏が調べたなかで最高齢になる。そして、メディアがターゲットとする18歳~49歳から外れた、初めての瞬間でもあった。
この高齢化を進ませているのは、ABC、NBC、FOXの3局で、最年長のテレビ局であるCBSにあまり変化はない。「テレビの視聴者平均値の高齢化は、毎年進行しています。若年層がテレビ番組を見るとは限らなくなってきたのです」と、スターンバーグ氏は報告する。
2007~08年の間では、CBSが54歳の平均値を出して最年長のテレビ局になった。また、ABCが50歳、NBCが49歳、FOXが44歳、CWとUnivisionが34歳となっている。生放送視聴者に録画視聴者を加算すると各局は1歳ずつ平均値を下げるが、それでも最高齢なのは変わりない。
CMによって支えられているケーブル局の中で、最も高齢化が進んでいるのはニュース局(ホールマーク・チャンネル、ゴルフ・チャンネル、GSNの日中番組)だ。Fox Newsチャンネルに至っては、日中とゴールデンタイムの平均値は65歳と最高齢に達している。最も若いのは、Nogginとニコロデオンの日中番組で、平均値は10歳以下である。
ABCで最も若い平均値を記録しているのは41歳の“Supernanny”で、最高齢は57歳の“Women’s Murder Club”。CBSでは“How I Met Your Mother”、“Kid Nation”、“Big Brother”が、それぞれ45歳で最年少だ。最高齢は“60 Minutes”の60歳だ。NBCの最年少は“Scrubs”の34歳で、最高齢は58歳の「名探偵モンク」。
FOXの最年少は“American Dad”と“Family Guy”の29歳で、55歳の“Canterbury’s Law”が最高齢。CWでは「ワン・トゥリー・ヒル」が26歳で最年少、“Life Is Wild”が45歳で最高齢となっている。
これは、かなりインパクトのあるデータ。若い人がテレビを見なくなる傾向が高くなるのは日本もおそらく同じ。こういった動向は動画ビジネスにも影響はあるはず。
Tech Crunch Japanese の記事
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/sports/ichiro/?1213236663
テレビ番組をビデオクリップとして直接エンベッドして引用できるRedlassoは、役に立つが賛否両論あるサービスだ。同社はこのほど訴訟好きな著作権所有者対策として「メディア諮問委員会(Media Advisory Board)」を設置、紛争について助言を受けることとした。委員会のメンバーにはViacomの元CFO、Michael DolanとParamount Station Groupの元社長、Anthony Cassaraが含まれている。2週間前にはRedlassoはCBSの元CEO、Michael Jordanを上級顧問に迎えている。
Redlasso はブロガー(ブロガー以外は利用できない建前)に対し、テレビ番組の一部をビデオクリップとして自分の記事中にエンベッドできるサービスを提供している。このサービスはCNN、Fox News、ESPNを含む多くの放送局からの何時間分もの人気コンテンツを利用できるもので、たいへん便利だ。
ところが残念なことに、Redlassoはこのコンテンツを配信する正式なライセンス契約をなんら結んでいない。同社ではブロガーがビデオクリップを利用するのは「公正な引用(fair use)」に当ると主張しているが、この点については議論の余地がある。しかしそれ以前に、Redlassoのサーバ上には何千もの番組がアップロードされてブロガーなら誰でも閲覧することができる。これは明らかに著作権法違反だ。
先月、Fox、CBS、NBCはRedlassoにサービスの差し止め要求を出し、著作権のあるコンテンツをサーバから削除するよう要求している。またテレビ局側は、Redlassoがコンテンツ所有者との間になんら関係がないにもかかわらず、提携関係があるかのように偽装したとして非難している。これに対してRedlassoは「コンテンツ所有者にとってもメリットのあるような協力関係が成立することを目指して引き続き努力するが、当面サービスは継続する」と宣言した。一言でいえばテレビ局側の差し止め要求に従う気はない、ということだ。
もちろんRedlassoはコンテンツ配信契約を結びたがっている。(何年もネットワーク局と交渉を続けているということだ)。ということで、今回コンテンツ所有者側の大物を次々に雇い入れているのはこの著作権紛争対策なのだろう。しかしテレビ、映画の側ではHuluのような独自の配信チャンネルに莫大な投資をしている上に、こういったサイトもブロガー向けに引用可能なビデオクリップを提供しているのだから、RedlassoがこれらのOBのパワーにどれほど期待できるのか疑問ではある。
これを日本でやったら、テレビ局に連名で訴えられてサービス停止の命令が裁判所から降りそうなものだが、訴訟社会のアメリカでこの状態のまま続いているのが驚き。いずれにしても本道のビジネスではない。
毎日.jp の記事
http://mainichi.jp/life/electronics/cnet/archive/2008/06/09/20374853.html
Warner Music GroupがLast.fmからカタログ全てを削除したことを、Warner Musicの広報担当が米国時間6月6日、認めた。
Warner MusicはLast.fmとの取り引きを止めた理由を明らかにしていない。だが、Warner Musicが去ったことは音楽SNSのLast.fmにとって打撃であることは確かである。というのも、Last.fmと最初に契約した大手レベルが Warner Musicだったからだ。
Last.fmは音楽クリップをストリーミング形式でメンバーに無料提供するが、3回という再生回数の制限の問題でつまずいている。競合のImeemの場合、ユーザーは好きな何回でも音楽をストリーミングできる。
Silicon Alley Insiderによると、Warner MusicはLast.fmと月極めのライセンス契約を結んでいたが、今回は更新しなかったという。
1年前にLast.fmを買収したCBSは「現在、Warner Music Groupと新しい契約について交渉している」と声明で述べている。また、「ウェブ上で最も包括的な音楽サービスを構築しようとしている」とも、CBSは述べている。
注:CBSはNews.comを運営するCNET Networksを買収することに合意している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
コンテンツホルダーとチャネルとの力関係が、これから先もいろいろと変化をして難しい状況が続く。
ユーザーに近いチャネルがより力を持ってくることになるとは思うが。
IT Pro のニュース
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080605/306645/
米CBS傘下の音楽ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のLast.fmは米国時間2008年6月4日,パートナ企業のサイト向けにストリーミング・ラジオを配信するサービス「Last.fm in a Box」を発表した。パートナ・サイトは,Last.fmが広告収入によって運用するラジオ・サービスをユーザーに無料で提供できるようになる。
Last.fm In a Boxは,CBSの一部門であるCBS Television Stationsや関連企業,ブログ・サービスの「Six Apart」,英国の大手SNSの「Bebo」,Googleのパーソナライズ・ページ「iGoogle」,オンライン音楽販売サイトの「eMusic」といったパートナのオンライン・プラットフォームで提供される予定。Last.fm in a Boxはオープンなプラットフォームをベースとしているため,パートナ・サイトは迅速かつ容易に導入できるという。
Last.fmによれば,過去数年においてサードパーティのウィジェットとアプリケーションを通じて新規ユーザーが1900万人以上増えたという。同社はLast.fm In a Boxにより,さらに数百万人の新規ユーザーの獲得を見込んでいる。
メモ。
Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20374672,00.htm
米Yahoo社長のSue Decker氏にとって、ニューヨークで開催のAdvertising 2.0カンファレンスで基調講演を行うこれ以上のタイミングはなかっただろう。同社は米国時間6月4日、ディスカウント小売大手のWal-Mart、インタラクティブ広告代理店のHavas Digitalと広告契約を結んだことを明らかにした。契約に関する条件は明らかにされていない。
同社はまた、CBS Interactiveのオンライン動画配信ネットワークであるCBS Audience Networkに参加することにも合意した。
複数年契約の一環として、YahooはWal-Martに代わり、Walmart.com上のディスプレイ広告と動画広告を取り扱うことになる。 Walmart.comはまた、Yahooの近々導入される予定のAMP広告管理プラットフォームを採用する予定。このプラットフォームは4月に発表された。
この契約を通じて、YahooはWalmart.comの広告インベントリを独占販売することになる。
4日の発表によると、Havas Digitalはまた、AMPプラットフォームを利用する計画であるという。同社は、Yahooが2007年に買収したRight Mediaと、独自のインベントリ取引プラットフォームの開発で協力することに合意した。このほか、Yahooは5月にも、広告大手のWPP Group傘下の企業数者とRight Media関連の提携を結んでいる。
コンテンツ面では、YahooはCBS Audience Networkへ参加する。同ネットワークにはAOLやMicrosoft、ComcastのFancast、Veohなどの企業も参加している。これにより、CBSの動画カタログが、Yahooの「Yahoo TV」製品で利用可能になる。Yahoo TVにはすでにFoxとNBCのほか、約10社のケーブルネットワークからコンテンツ提供を受けている。
Yahooはすでに、16の都市部のローカルニュースやスポーツ動画のほかにニュース番組「60 Minutes」に関連したコンテンツを配信することでCBSと提携している。
Decker氏はまた、Advertising 2.0における同氏の基調講演で、同社はYahoo Circularと呼ばれる(オンラインの)新聞マーケティングプログラムを立ち上げたことを発表した。Yahoo Circularによって、小売業者はユーザーの興味にあわせてパーソナライズされた新聞広告をユーザーに送付することができる。Yahooはまた、同社のNewspaper Consortium広告プロジェクトの参加企業が779社になったことを明らかにした。Newspaper Consortiumのメンバーは、AMPテクノロジを最初に利用することになる。AMPテクノロジは今夏中に利用可能になる予定。
Yahoo! の動きは時々刻々と変わるので、注目の必要あり。
IT Proの記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080515/301788/
動画配信サイトの米Huluのジェイソン・カイラーCEOは,「映像ビジネスは生活必需品を扱うわけではないので,誰にでもわかりやすいサービスが必要だ」と「NAB Show 2008」で語った。Huluは,米国のFOXとNBCのジョイント・ベンチャーで,2008年3月12日に正式にインターネットを利用経由の動画配信サービスを開始した。 NAB Showは全米放送事業者協会(NAB)が主催するイベントで,今回は2008年4月11~17日に開催された。
Huluの具体的なミッションは,「消費者が,簡単に,いつでも,世界中のプレミアム・コンテンツを見つけ,楽しむことを助けることで,使い勝手のよいサービスを志している」(カイラーCEO)という。使い勝手のよさの追求の表れとして,「Huluの検索は,他局のサイトのコンテンツも対象にしている」と胸を張る。
カイラーCEOは,ハーバード大学でMBAを取得,アマゾンのDVD,CD販売の責任者を務め,昨年3月にHuluにヘッド・ハンティングされた。オープンな印象を与える人物で,講演でも質問を気軽に受け付けていた。
Huluサイト・デザインには三つのこだわりが
カイラーCEOは,サイト・デザインには三つのこだわりがあると説明。消費者主導ということを意識し,Huluのサイトを「自分の母親でも使いこなせるようなサイトであることを目指した」そうだ。実際,「母親にテスト版を送り,母親の好きな映画を見てもらって,操作性をテストした」という。わかりやすさと同時に,ほかのサイトにない機能も付け加えている。
たとえば,「動画のなかから自分の好きな場面だけを切り取り,マイスペースなどで友人と共有できる機能である」(カイラーCEO)。「好きな場面をアーカイブ化したり,友達とシェアしたりするのは我々のミッションの一部である」と語りながら,カイラーCEOはデモを交えて説明した。また,「すべての機能がワンクリックで済むようにサイトをデザインしている」と使いやすさを強調。実際,このシェア・サービスはユーザーから支持されており,「サービス開始から約1カ月で利用回数が10万5000を超えている」(カイラーCEO)という。
“Not like Tokyo Night”を目指したこともこだわりの一つ。Tokyo Nightとは,東京の繁華街のように,サイト上にいろいろなバナー広告やリンクが張られ,どこにコンテンツがあるかわからないようなサイトのこと。つまり,コンテンツがどこにあるかが一目でわかるサイトを目指した。「映像はサイトの中央に置いて見やすくし,映像が始まるといろいろなリンク・ボタンはすべて消して映像に集中できるようにした」(カイラーCEO)。
三つ目のこだわりは,動画画面のアスペクト比(横縦比)である。多くの動画配信サイトは4対3を採用しているが,「Huluは16対9を採用し,デジタル・テレビ,映画と同じにし,YouTube,CBS.comなどと差別化を図っている」(カイラーCEO)という。
Huluのロゴを小さくしたこともカイラーCEOの考え。「消費者は,チャンネルではなく番組,キャストを見たいのであって,配信プラットフォームの知名度は,あまり重要でない」(カイラーCEO)と分析したうえでの判断である。
「YouTubeよりも安心」とコンテンツ・ホルダーに呼びかけ
ビジネスモデルの説明で,カイラーCEOはYouTubeを引き合いに出した。YouTubeにコンテンツを提供すると,映像のコピーが巷にあふれる結果になるが,「Huluならば,DRM技術がしっかりしているので,コピーされることもない」(カイラーCEO)と説明。「セキュア性と広告の収益性を背景に,既に50社のコンテンツ・ホルダーからコンテンツの提供を受けている」と実績を語った。
さらにカイラーCEOは,コンテンツ・ホルダーに認識を改めてHuluとの提携を促すメッセージを語った。まず「保守的にならずに,積極的になって欲しい」(カイラーCEO)。テレビの視聴者離れに触れ,「コンテンツ・ホルダーは,消費者がインターネットを使う時間が増えているのだから,もっと積極的にインターネットのメディア開拓をするべきだ」(カイラーCEO)と話した。
そして,米国では「アメリカン・アイドルのコンテンツは2500万人が見ているといわれるが,裏を返せば2億7800万人は見ていない。Hulu の映像シェアリング・サービスなどを利用すればもっと多くの消費者に自社コンテンツを広めることができる」(カイラーCEO)とコンテンツ・ホルダーに呼びかけた。
視聴者の声を披露,終了した番組の配信にニッチな価値が
講演で,視聴者からのメールを何通か披露した。その一つが「Arrested Development」という2年前に放送終了になったテレビ・ドラマのファンからのメール。「どこを探しても見られなかった番組がHuluで視聴できて感動した」という趣旨で,テレビやDVDでは流通できないニッチなテレビ・ドラマも,Huluならばアーカイブとして利用しやすく,視聴者とコンテンツ・ホルダー双方にメリットがある,という解説を加えた。
講演後,会場からいくつかあった質問のうち印象に残ったのは,こうした動画配信ビジネスは「親会社の放送ビジネスから市場を奪うのではないか?」というものである。カイラーCEOは,この質問に対し,「親会社は,市場の食い合いはあるだろうが,それよりももっと大きな社会の変化,動画視聴の行動変化を認識してHuluを始めた」と答えた。
米国内の優良のサイトがこれから日本の参考になるかというのは難しい。ニッチなものの積み上げが、ビジネスになっていくのは間違いはないだろうが。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080409/adobe.htm
いよいよプレイヤー分野の本命が具体的なリリースを行い、さらにそれを使った本格的なサイトが出てきている。ここ数年で今後10数年の流れが決まる重要な時期になるだろう。米Adobe Systems(Adobe)は9日、動画配信に対応するFlashプレーヤーソフト「Adobe Media Player 1.0」の無償ダウンロードを開始した。対応OSはWindows XP/VistaとMac OS X 10.4.9~4.11、10.5.1~5.2。
Flash形式の動画ファイルをストリーミング/ダウンロード再生が可能なプレーヤーソフトで、発表当初は2008年初頭に無償配布を行なうとアナウンスされていた。
同社が開発したパソコン向けアプリケーション実行環境「AIR」(Adobe Integrated Runtime)を採用し、AIRを利用した他のアプリケーションとの連携などが可能。1080p/720p/480iの映像表示に対応する。
Adobe Media Playerの画面内に、提供されている動画が一覧で表示されており、ソフト上でストリーミング/ダウンロード再生とコンテンツの管理が行なえる。現在は CBSやMTV Networks、Universal Music Group、PBSなどがテレビ番組などのコンテンツを提供しており、無料で視聴できる。
一覧からサムネイルを選ぶと、画面がスライドして再生が始まる。全画面再生も可能 動画のカタログページ コンテンツ提供者にとってのメリットとして、サーバー上から視聴者数や視聴回数のチェックなどが可能。ストリーミング再生時だけでなく、 ダウンロードしたファイルのオフライン時の再生回数などもチェックできるため、視聴者のニーズに合ったコンテンツが判断しやすいという。コンテンツ提供者 の要望に応じて、動画にDRMを付加することもできる。
■ 「BIGLOBEストリーム for Adobe AIR」も公開
同じくAdobeのAIRを用いたソフトとして、動画配信サービス「BIGLOBEストリーム」の映像を、サムネイルから選択して再生で きるプレーヤー「BIGLOBEストリーム for Adobe AIR」のテスト版がBIGLOBEストリームラボにおいて9日より公開されている。
現在は2種類のプレーヤーが公開。いずれもサムネイルをクリックすることで再生できる。なお、コンテンツはテスト用のものが公開されて いる。プレーヤー1では、フォルダをドラッグ&ドロップすることで、フォルダ内の動画/静止画ファイルを連続再生することも可能。
パソコンにAIRがインストールされていない場合でも、ランタイムとアプリケーションを一括してインストール可能となっており、OSを問わず利用できる。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20370631,00.htm
あまり日本国内の話に影響もなく、参考にもならないとは思うが、メモ。CBS Interactiveが2007年に買収したソーシャル音楽サイトLast.fmは、 CBS Interactive傘下の他事業との統合を近いうちに進める。Last.fmとCBS Radioは米国時間4月1日、CBSのオンライン版ラジオ放送をLast.fmユーザーに、そして、無償音楽ストリーミングをCBS Radioのリスナーに提供するため、ウェブ上のオーディオコンテンツを共有すると共同声明で発表した。
CBS Radioとの協業は、Last.fmの買収が2007年5月に発表されて以来うわさとなっていた。
Last.fm共同創設者で最高経営責任者(CEO)のFelix Miller氏は、「CBS Radioと共同で多くの事業を希望しているが、その最初のものとなる」と述べる。CBS Radioは、CBSの全ラジオ局のストリーミング版であり、Last.fmで聞くことが可能となる。一方、ウェブ上にあるCBS Radioのプレーヤーを使えば、Last.fmにある楽曲を聞くことができる。今回の提携は単純で、CBS傘下の2部門におけるクロスオーバーとブラン ド認識を構築するためのものである。
CBS Radioの約140の放送局は、Last.fmで提供開始となるよう準備中であるという。
TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/pulver-launches-an-online-tv-guide-in-the-form-of-a-cube-primetimerewindtv/
今や大手TV網はどこもゴールデンタイムの番組をネットでストリーミング配信しており、各局番組がひとつの場所で楽しめるサイトも現れてきた。
ABC.com、NBC.com、Fox.com、CBS.com、Huluに行く代わりに統一のインターフェイスをひとつ作り、そこで全局の動画を一手に整理・ストリームしてはどうだろう? この発想で生まれたのがデスクトップアプリの「Veoh TV」と、僕が前ここで紹介したネットワークニュース専門「NewsClipper」。そしてついに動画検索のBlinkxも自社独自のBBTV開設に漕ぎ付け、本日(米国時間3/20)VonageファウンダーのJeff PulverがPrimeTimeRewind.tv公開でこの業域に参入した。
他のサービス同様、PrimeTimeRewind.tvでは急激に分立し始めた動画エクスペリエンスに単一不変のスキンを被せようとしている。PulverはTVガイドをインタラクティブな動画キューブ(立方体)に仕上げることで、このUIの問題解消に取り組んでいる。
PrimeTimeRewind.tvに行くと、動画サムネイルが各面埋め尽くしたキューブが出てくる。水平にキューブを回すと面ごとに別々のTV 局(ABC、CBS、NBC、FOX、TNT、USA)のWeb動画が現れ、垂直に回すと面ごとにカテゴリが切り替わる(アクション、コメディ、リアリティTV、ドラマ)。サムネイルをクリックすると別のページにジャンプし、そこでプレーヤー全体が立ち上がる。
と言っても元ネタのサイト(各々独自のプレーヤーを持ってる)をフレームにしただけ。PrimeTimeRewind.tvのサイドバーがついており、そこで評価レーティングとコメント、動画共有の操作ができる。まだ妥協の産物だが方向性としては間違っていない。
Pulverが個人ブログに詳細を書いている。氏はこれ以外にも、オリジナルのWeb動画をアグリゲートする「pulver.TV」、Web上の動画ガイドを作る最初の試み「Network2.tv」(現在ダウン中)といったWeb動画事業をやっている。あれとは別物なのでお間違えなきように。
動画の良質なメタデータを収集して、ダイレクトにリンクを提供するような仕組みはこれから先も大きなビジネスになる可能性が高い。国内で決定的なサービスが出ていない状況なので、そのあたりはしっかり考えてていきたい。
http://jp.techcrunch.com/archives/newsclipper-brings-all-the-news-video-from-around-the-web-to-one-place/
これは日本でやったら、速攻でサイト閉鎖の仮処分申請が出されて認められるだろう。下手な挑発をすると逮捕かも。
どうしてビデオ版のGoogle Newsがないのだろう。Appleでアルバイトをする27歳のノルウェー人ウェブデベロッパー、Onar Vikingstadはそう思ったのでNewsClipperを作った。このサイトは、Vikingstadが別のプロジェクトでABC、BBC、CBS、CNN、ESPN、Fox News、NBC、MSNBCなどのウェブサイトからニュースビデオのクリップを集めた副産物だ。彼の説明を聞こう。NewsClipperでやりたかったのは、テレビの主要ニュースネットワークのニュースクリップを一か所にまと めることです。あちこちの管理や規制の厳しいサイトを走り回らなくてもいいように。基本は、主要テレビネットワークの最新ニュースクリップを、広告だらけ で遅いサイトに行かずに、一か所で見られることです。
サイトはこの上なく単純。画面の左側にはビデオクリップの一覧があって、「最新順」か「視聴回数順」でソートできる。自分のプレイリストを作って ネットワークやカテゴリー(政治、国外、国内、ビジネス、テクノロジー、スポーツ、天気等)の順にソートすることもできる。検索機能はないが、近いうちに 出来る予定で、視聴者による評価や、コメント機能も予定されている。リンクをクリックすると中央の画面でビデオが再生される。NewsClipperでは オープンソースの Flowplayerを使用している。プレーヤーは全画面表示にしたり、これが議論のあるところなのだが、他サイトに自由に埋め込むことができる。
例えばCNN.comでは、ビデオの埋め込みは許されていない。リンクをメールすることはできるが、そこまでだ。NewsClipperを使うと、 CNNのビデオを見るだけでなく、プレーヤーの埋め込みコードを使って、自分のブログやMySpaceページにも置くことができる(例えば、このCNNのオバマの演説のビデオ)。これが著作権違反になるのかどうか、私にはよくわからないが、VeohがVeoh TVのダウンロード用クライアントソフトでやっているのと似ている。Vikingstadの言い分はこうだ。
厳密にいえばビデオのストリームはテレビネットワークから送られています。私は埋め込んでいるだけ。だから、公式には埋め込めると言われていないビデオを私が埋め込んでいる、とは言えるかもしれません。
建て前上は彼の言うことは正しいのかもしれない。ビデオのホスティングはしていない、と。ビデオはCNNのサーバーからストリームされている。しか し、広告を外していることで、Vikingstadがテレビネットワークの法務部門に気に入られることはないだろう。でも、実にいいサイトなのだ。閉鎖さ れる前に見ておこう。
広告を抜かない形で、うまくやる方法はないのだろうか?
http://jp.techcrunch.com/archives/are-womens-online-video-preferences-boring-or-in-better-taste/
オンラインビデオに限らず、映像コンテンツの視聴傾向については、人種や国籍を問わず性差が顕著に現れて、女性の保守的な傾向が出てくる。具体的に指摘した記事は非常に少ないが、今後こういった分析が進めば、これから先、女性にもうけるコンテンツベンダーが出てきて活性化する可能性も高い。
Nielsenの新しいVideoCensusサービスから新しい数字が発表された。これによるとオンライン・ビデオの視聴において、女性は男性に 比べてメインストリームメディアのコンンテンツを好む傾向が高いという。男性はユーザー生成タイプのコンテンツを好む傾向が高い。Ars Technicaによれば、18 歳から34歳の女性の場合、CBS.comやHuluのようなサイトからストリーム配信されるネットワーク局が制作した番組を視聴する率が同年齢の男性に 比べて2倍以上高いという。これに対して18歳から34歳の男性の場合、YouTubeその他のユーザー生成ビデオを視聴する可能性が女性により2倍以上 高い。この調査はストリーム配信されるコンテンツのみに関するものなので、iTunesその他からのダウンロードやBitTorrentのようなP2P サービスを利用した視聴は含まれていない。
この調査には偏りがある(Arsの記事では、男性は女性よりもBitTorrentを好むのでこうしてダウンロードされた番組が正しくカウントされ ていないと指摘している)にしても、奇妙な傾向である。なぜ女性はプロが制作したコンテンツを好み、男性はユーザー・コンテンツを好むのか? 性差別主義 者と疑われずにこの傾向を説明するのは可能だろうか?
Nielsenやライバルのサービスはここ数ヶ月のうちにさらに詳しい調査を行うだろうと思う。もしこれらの数字が事実であれば、メインストリー ム、ユーザー生成、両タイプのサイトの運営方針に影響を与える可能性がある。それらのサイトへの広告出稿については間違いなく影響があるはずだ。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20365679-2,00.htm
成功している事例として挙げられている Ieem というのも自分は知らなかったので、参考にはなる記事。
Last.fm はそれほどの成功はおさめないだろうというのが、現時点での個人的な予想。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/09/news029.html
CBS、NBC、Foxなどの大手テレビ局のコンテンツが無料で視聴できるほか、テレビで放映される番組の検索や、PCからのDVR録画予約機能も提供する。2008年01月09日 09時00分 更新米CATV大手のComcast Interactive Media(CIM)は1月8日、見たい動画コンテンツの検索機能、主要テレビ局が提供する番組の視聴、PCからのDVR録画予約など、さまざまな機能を搭載したサイト「Fancast.com」を立ち上げると発表した。
新サイトでは、CBS、NBC、Fox(Hulu経由での提供)、MTV Networks、BET Networksなどの主要テレビ局が提供する、3000時間以上の動画コンテンツをストリーミングで視聴できる。動画コンテンツを検索すると、オンライ ンだけでなく、テレビ、DVD、映画館を含め、そのコンテンツを視聴できる手段を教えてくれるという。
Fancastでは5万本以上のテレビ番組、8万本以上の映画、120万人以上が提供する情報を検索可能。選択に迷う場合でも、過去に視聴したコ ンテンツをもとに新着コンテンツを推薦する機能が装備されている。「Watch List」では見たい番組を整理することも可能だ。
また年内にPCからDVRの録画予約を行える機能が登場する予定。さらに2009年には、テレビのビデオオンデマンドのメニューにあるフォルダに PCからコンテンツを加えたり、マークをつける機能も導入されるという。見たい映画が劇場で公開中の場合には、チケットサービスのFandangoのリン クからオンラインでチケットを購入することもできる。
動画のコンテンツ検索については、投稿サイトに勝手にアップロードされるもので進むより、こういった流れのほうが本筋になるべきではないかと思うが、日本ではインフラ、コンテンツホルダーそれぞれの権利などが絡んでなかなかこういう流れにはなりにくいか?
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/30/17341.html
コンテンツ配信ネットワーク最大手の米Akamaiは29日、ハイビジョンによる動画を体験してもらうための実証サイトを開設したと発表した。 Apple、BBC Motion Gallery、CBS、Gannet、MTV Networks、NBAなどがコンテンツを提供しており、無料で視聴できる。
Akamaiは8月、同社の戦略として今後ハイビジョン動画の配信ネットワークを推し進めていくことを発表していた。今回、自らユーザーによる 需要を喚起するために実証サイトを開設した格好となった。この分野では新興企業のLimelight Networksも10月にハイビジョンのコンテンツ配信ネットワーク事業を開始したことを発表しており、競争が激しくなりつつある。
Akamaiの実証サイトでは、720p/1080i/1080pの解像度の画像を見ることができる。視聴には最新バージョンのFlash 9がインストールされている必要があるほか、かなり高速なブロードバンド回線が必要となる。ただし、回線速度が必要条件を満たさない場合にもある程度動画 を視聴できるようだ。
Akamaiはこのサイトを開設した理由として、ブランド力のある優良コンテンツを集めてインターネットの未来を見せ、視聴者に高品質な動画体験を体感させることによって優良コンテンツ収益化戦略への道を開くことを目的としているという。
非常に興味深い記事。すでに日本でもスカパーBBなども始まっているので、パソコン上の動画配信に限定されないインフラのニュースというのは、世界的に増えてくるでしょう。