動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「VideoEgg」と一致するもの



Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080714veoh-targets-video-ads-based-on-past-viewing-patterns/

veoh-logo.pngディスプレイ広告の世界で、行動ターゲティングに大いなる可能性があると言われるが、動画でも同じことだろうか。ウェブ動画関連のスタートアップであるVeohはその通りだと考え、行動ターゲティング広告プログラムを本日(米国時間7/14)ベータから格上げした。広告はアクション、車、ポップカルチャー、SF、アニメ、ファミリー番組などの9グループにターゲティングしている。

Veohはサイト内での過去の閲覧履歴、ブラウズ、タグやコメント付けなどの行動に基づいてグループ分けを行っている。ターゲティング広告は、レコメンド機能の背景で使われる技術を一部利用している。これらの技術は双方とも主席科学者のTed Dunningによって開発された。彼はMusicMatch(後にYahooによって買収)にてレコメンドエンジンを開発し、ID Analyticsにてクレジットカードの不正使用を発見するアルゴリズムの開発を行った。Veohによれば、行動ターゲティングを行った広告はそうでない広告に比べて、ベータ期間中に2倍の効果を示したとのこと。

YouTubeからVideoEggまで、ウェブ動画関係各社が広告手法について頭を悩ませている。最大の関心事は動画資産の品質に関するもの。多くの広告主が、利用者によって作成された動画に広告を掲載することでブランドや製品をリスクに晒すようなことはしたくないと考えている。Veohで月間1億件閲覧されるという動画も、多くは素人の作成したものだ。

また、行動ターゲティングを本格的に機能させるには、インターネット全体の規模で行わねばならない。Veohは動画広告についてより良いレスポンス率があることを示すだけでなく、広告主に迷惑をかけたりしない資産を十分に保有していることを示す必要もある。このことを証明するため、Veohは自社サイトに限定せずに、全体的な動画ネットワークに於ける動画閲覧行動をモニタするといったようなことが必要だ(パートナー契約を結んで行うことになるだろう)。さらにディスプレイ広告のための行動ターゲティングがプライバシー問題に絡まないことも示す必要がある。

Veohは6月に$30M(3千万ドル)を追加調達している(これで調達総額は7千万ドルとなった)。

Update: BeetTVで行われたVeoh設立者のDmitry Shapiroのインタビュー動画を貼っておく。これはVeohが最後の資金調達ラウンドをアナウンスした先月に行われたものだが、1:45あたりから広告についての話が始まり、ターゲットの話に及んでいる。Veohは同業他社同様にバナー、プレロール、ポストロール、オーバーレイ、スポンサーシップ等、さまざまな広告ユニットを試してきている。しかし結論として曰く「誰に何を見せるのかを明確にすることが大事なんだ。広告におけるキーポイントだね」。

 

動画配信の広告については、Youtubeがトップページに大手企業の広告を配信することを発表したりしたが、2週間ほどでなくなったりしており、ターゲットを絞らずに広告を出すと効果が少ない模様。

多くのユーザーの行動のターゲティングができる企業が最後には勝ち残っていくことになるということか。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/adsense-for-video-comes-out-of-private-beta-can-we-kill-the-pre-roll-now/

動画対応の広告プログラムAdSenseが9ヶ月にわたる利用者限定の試運転期間を終え、動画ストリーム配信数月間100万本以上の米国内の全パブリッシャーを対象にいよいよ一般利用開始に踏み切る(たぶん配信数に足切り戦を設けたのはメインストリームのサイトにのみ出稿したい広告主への譲歩。日陰のポルノサイトは動画配信数がどんなにあっても申し込むだけ無駄である)。

広告フォーマットは動画・テキストの2通り。どちらも動画下にバナーで表示される。「InVideo(動画内)」広告をクリックすると(AdBriteが既に使ってる名前と同じのような…?)、観ている動画が一時停止し、小さな新規ウィンドウが立ち上がって、そこに動画CMが流れる(広告ウィンドウはいつでも閉じると元の動画視聴に戻れる)。

テキスト広告は標準のコンテキスト連動型AdSenseと一緒のバナー広告で、動画のタグや動画周辺ページの単語で立ち上がり、クリックすると広告 主のサイトにジャンプする。広告料はInVideo広告がCPM(インプレッション単価)ベースで、テキスト広告はCPC(クリック単価)ベース(デモは 下のスクリーングラブ2点とここの動画でどうぞ。←BMWとHPのCM入り)。

AdSense動画プログラムに承認された特定のサイトだけでなく、同じような広告入り動画はYouTubeでも目につくようになる。例えばYouTubeパートナープログラム加盟の動画などがそれで、前にもお伝えしたよ うに、こうしたYouTube動画は広告入りのまま、手持ちの動画がないパブリッシャーや、自分の動画の足しにしたい人たちも各種サイトに貼って楽しむこ とができる。このシナリオだと広告収入はパブリッシャーのサイト、YouTubeパートナー、Googleで3分割だ。

有難いことにグーグルはずっとプレロール、ポストロールの動画CMは避けている。どちらも広告主がテレビCM買い付けの際に使うお馴染みの手法なの で、動画広告といえば今もこの2つが主流だ。 まあ、でもウェブはTVではない。そしてグーグルはそれが分かっている。今回グーグルが採用したフォーマットはどちらも比較的視聴の邪魔にならず、コンテ キストに関連度の高いものとなっている。

オーバーレイ自体は新しくなくて、VideoEgg、ScanScout、AdBrite、Blinkx、Cast.Tvなんかもやっている。でもグーグルのオンライン広告の影響力を以ってするなら、あっけなくこれが標準になりそうだ。

もっとも、個人的にテキスト広告はあんまり好きではない。視聴中に動画から離れてしまうので視聴経験という面からはベストではないと思うが、少なく ともグーグルでは広告クリックして視聴を中断してCM観るかどうかは視聴者判断に任せている。いずれにせよ、どちらもプレロールよりは好ましいフォーマッ トなので、これでプレロールも一巻の終わりになってくれるものと願いたい。

ブログなどの各所で話題に。
が、動画視聴中のプレロールなどはなくならないと思われる。

動画の下にバナーを入れるというのは、それ自体がかなりクリック率が低過ぎて当分はビジネスにならないのではないか?クリックして別の動画が出てくるというのも、基本的にはユーザーにとってありがたいものではないのだし。


Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/videoegg-rich-media-ads-pay-only-when-users-engage/


Videoeggというスタートアップは、一時はYouTubeと競争したり、 BrightCove と競争したりしていた(どちらとも内容なだいぶ違っていた)が、その後、非常に手堅いマルチメディア広告ネットワークに変身した。2007年8月からはFacebookアプリケーションに広告の提供を始めている。それ以来、広告提供先を拡大し続け、Meebo、Flixsterなど多数をクライアントとするようになった。

今日(米国時間2/28)、ニューヨークで開かれるイベントで、VideoEggは新しいビジネスモデルを発表する予定だ。ディスプレイ広告につい て、従来のCPM(表示1000回当たりの単価)による課金ではなく、ユーザーが広告に反応した場合のみ課金するモデルを採用する。新しい広告サービスは 「AdFrame Brand Response Network 」という長ったらしい名前がついている。

ここでユーザーの「反応」とは、広告をクリックするか、広告の上にマウスを1、2秒滞留させることを指す。ユーザーの反応があると、そのページの上 に新しいFlashベースのオーバーレイがポップアップしてビデオ、Flashゲームその他のコンテンツが表示される。Flashオーバーレイが起動され るごとに広告主は$0.50から$1の料金を支払う。

VideoEggのCMO(最高マーケティング役員)、Troy Youngは 「はっきり認識できるユーザー・アクションがあった場合だけ金を払えばいいというモデルは広告主にとってずっと魅力的な仕組みだ。広告を掲載するパブリッ シャー側も、表示回数による固定広告料金よりも、多くの収入を得られるはず」という。VideoEggによると、パブリッシャーは従来CPMあたり$10 前後を請求していたが、新しい広告システムは「反応率」を0.5%から9%程度と仮定した場合、CPM換算で$2.5から$10をはるかに超える料率にな るという。Youngはこれについて「広告主は新モデルの方がずっと安心して広告出稿できる。だから広告スペースの売れ残りがずっと少なくなる」と説明す る。パブリッシャーとしては高額のCPMで少しばかりのスペースが売れるよりも、ページ全体での広告収入を最大化することに関心があるはずだから、 Youngの発言の最後の部分はパブリッシャーにとって重要なポイントだ。

Microsoftは新しいサービスの広告主となっており、Microsoft Officeのビデオ広告(サンプルはこちら)を出稿している。これ以外にも多数の例がVideoEggのサイトのトップページに掲載されている。

VideoEggはこの事業に力を入れて取り組んでいる。フルタイムの営業担当25人でパブリッシャーの広告スペースをネットワークにセールスしている。同社は4回のラウンドで合計$34M(3400万ドル)近くの資金を調達している。

2005年にメルマガの記事の中で紹介して以来、あまりチェックもしていなかったのだが、かなりYoutube 等とは違う路線で成長している模様。(2005年時のVideoEggのメルマガ記事 いつの間にか拠点がサンフランシスコになっている。

ビデオ広告の挿入方法でどう成長していくかに注目。
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