動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「Live」と一致するもの



Business of Online Video の記事
Earlier today, in a conversation with YouTube, a company spokesperson confirmed that YouTube's live streaming service, which they have been testing for the past two days, will only be available to content partners when the service rolls out "in the coming months". 

予想通り、一般向けにではなくコンテンツパートナーにのみ、Youtubeのライブサービスは提供されるとのこと。

Google独自のCDNということなので、日本での提供はしばらく無いかもしれない。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/09/14/034/

YouTubeは、YouTube blogの9月12日のエントリーにて、9月13日、14日(米国パシフィックタイム)の2日限定でライブストリーミングを試験提供することをアナウンス。すでにYouTubeにて配信がスタートしている。

提供しているのは、Howcast、Next New Networks、Rocketboom、Young Hollywoodという4つのパートナーが提供するライブ動画。あくまでライブストリーミングプラットフォームのテストという位置づけで、YouTube blogでは問題が見つかるかもしれないことに言及。フィードバックやコメントを求めているとコメントしている。

一般向けに無料のLiveプラットフォームを提供するということはあまりGoogle Youtube にとってメリットはない気がするが、Named Partner に対してのみ提供するのであれば、妥当な判断だと思う。

Nikkei Trendy の記事
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20100713/1032360/?ST=life&P=1

 さらに「ライブ中継の有料配信も検討中。既に米国では試験的に行われており、近く実現したい」というワーナーらの声もあり、直接日本で課金できるシステムの開発も進めている。「例えば5000人の動員を見込んだライブを開くとき、その地域に4000人収容と6000人収容の会場しかなければ、空席覚悟で6000人の会場を選ばざるをえないこともある。その点、有料配信という選択肢があれば、4000人の会場を埋めつつ、1000人をUSTに誘導できるはず」(中川氏)。

有料Liveの仕組みはパリーグライブ等をやっているので、ソフトバンクはすでに持っている(しかもP2P型で遅延は発生しやすいものの、広範囲の配信性能は高い)気もするが、世界的な(と煽っている)ブランドで無料、有料を分けて顧客を集めるというやり方はやはり賢いやりかたなのかも。

米国では、比較的認知度はあるもののあくまで2番手のサービスにすぎないので、日本でどう動くかには注目。ソフトバンクのおかげで、また理屈では説明しにくい日本的な不可解なマーケットになりそうな気はする。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/05/24/052/?rt=na

同番組は、動画配信サービス・ユーストリームの専用送信機「LIVE PACK(ライブパック)」を背負った若手芸人が、特派員として国内外の8カ所から面白映像を生中継するというもの。番組では中継映像に対するコメントをツイッターで募り、スタジオで随時紹介していく。

LIVEだと芸人ですら面白くないことは多々あるので、どれほどの評判になるかは興味深い。
IT Media News の記事
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1004/22/news013.html

 YouTubeのライブ動画配信への取り組みとしては、2009年10月にロックバンド「U2」のコンサートを無料配信するなど「実験している状況」(徳生氏)というが、長期的には提供を検討していると語った。

 「USTREAMに対抗するサービスを提供するのか」という記者団の質問に対しては、「対抗というよりも、ユーザーにどのようなバリューが提供できるかということ。ニーズがあればそういうことをやっていきたい」と話した。

Business Of Online Video 等の過去の論調では、Live配信はGoogleでやることではないんじゃないかという論評もあったが、一応ラボ等ではテストしてニーズを見極めているという感じだろうか?

ライブのCDNの配信性能が他社より良いものができればGoogleでもやることになるんだろうけど、そこまで本気でやるかな?コストが高すぎるので、あんまり可能性がなさそうな気がするが・・・
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100318/345969/

この実験放送では、ウタゴエが技術開発したP2P動画配信システム「UG Live」を使って番組出演者の動画をネット配信し、同時に出演者や視聴者がTwitterでコメントをやりとりする。リアルタイムで手軽に情報公開できるTwitterを生放送やネット動画配信と連動させることで、リスナーに対して臨場感のある参加意識を持たせることができるという。

最近はTwitter関連の話が増えている。
IT MediaNews の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1002/02/news101.html

これまでも決算説明会を Live 配信して、チャットをするような話は何年もの間様々なところで行われているので、技術的な組み合わせ的には、それほど革新的とは言えない。

しかし、それをポジティブにショーアップしながら表現し、未来に向けての行動をすぐに行っていく態度というのはやはり経営者としての資質の高さだと思う。

ソフトバンクが Ustream の株主になったことによって、「日本の」Web界隈ではさらに Ustream が盛り上がりを見せている模様。 ただ、

「世界的な視野で見ると、個人のLiveサービスで、トップを走っているのは Justin.tv といわれていて、Ustream は同種サービスの中では2番手のはず」

と思って Google Trends を再度調べてみたが、やはり Justin.tv のほうが広く利用されているとの結果を返している。Google Trends のデータがどれほど信頼性が高いかには疑問符はつくものの、おおよその傾向は外していないはずである。


Justin.tv  が Ustream を抑えてトップに立っているのは技術的な配信性能によるところが大きく、Ustream などほかのサービスよりも快適に Live配信が視聴可能なためである。こちらの記事で紹介されたような Justin の地道な努力が花を咲かせようとしている、といえそう。

しかし、ここで不可解なことに、上記 Google Trends をみると世界中で唯一、日本では Ustream のほうがJustin よりも利用されている国となっている。(Region 参照) 

何というか、これが日本の市場としての不思議なところ。

おそらく、日本国内の twitter などでのプレゼンスが高い人などが「アメリカでは Ustream だ!!」 みたいに煽ったおかげで、日本で一番有名でかつ利用されるLive 配信サービスとなっているのだろう。確かに、オバマ政権誕生のころには Ustream が非常に話題にはなったが、その後はそれほどでもなくなっている。

Live 配信では、同時にたくさんの人がアクセスすることになるので、その配信が安定して大規模に配信できるかというところが、成功のカギになる。現状のニッチな人々やアーリーアダプターに配信している分には大丈夫だと思うが、一般ユーザーへとプレゼンスが上がって、ユーザーのアクセスが集中した時に、現状の Ustream では問題が頻発する可能性は高くなるだろう。

また、Liveでは以下のような問題も起こる可能性も出てくる。

ソフトバンクがこのサービスで、どのように舵を取っていくかには、大いに注目。

Yahoo! 知恵袋などの杜撰なチェック体制を見ていると、かなり大変な気はするけれど・・・

Business Of Online Video の記事
http://blog.streamingmedia.com/the_business_of_online_vi/2008/10/microsoftakami.html

Microsoft と Akamai が HD品質のコンテンツ配信をHTTPで配信するサービスを始めるとのこと。

HD品質で、低価格での配信が可能であったとしても、依然としてどのようなサービスであれば収益化するかは判然としないということも記載。

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100120_343635.html

 デジタルメディアマートでは、STBのレンタル数が思うように増えなかった点に加え、テレビ向けサービスではBlu-ray Discのインターネット連動機能「BD-Live」を利用した動画配信サービス「DMM.TV for Blu-ray Disc」に今後注力することから、STB向けサービスの終了を決定したという。
数年前はSTBに期待感をあおる論調も多かったが、単なるSTBではなかなか難しかったということなのだろう。
47News の記事
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010010701000493.html

 自分の全裸姿をインターネット上のブログで生中継したとして、新潟東署は7日、公然わいせつの疑いで新潟市東区海老ケ瀬、無職関川聡容疑者(36)を逮捕した。同署によると「違法かもしれないと思ったが、やってしまった」と容疑を認めているという。
メモ。Liveが簡単にできるようになると、こんなバカがたくさん湧いて出てくる。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20091209iphone-live-streaming-ustream/

iPhone 3Gの重要な機能のひとつがビデオ録画だ。ただし従来はいったんiPhone内に録画し、録画を終了させてからアップロードするとい手順を踏まねばならなかった。Ustream Live Broadcasterを使えば、ユーザービデオを録画しながら、リアルタイムでウェブに公開することができるようになった。誰でもウェブ上で現在撮影中の動画をリアルタイムで見ることができる。必要に応じて、動画を後で再生できるようアーカイブしておくこともできる。

これはちょっとしたマイルストーンといえるのかも。アメリカ国内でどういった利用法がされるかには注目。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2009/12/03/059/?rt=na

法的に難しいことはよくわからないが、続報などには要注目。
TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20091125ustream-android/

Ustreamはこのほどビューワアプリ、Ustream ViewerをAndroid Marketに公開した。ユーザーはAndroid携帯からUstreamのあらゆるビデオに無料でアクセスできるようになる。Wi-Fiでも3Gでも利用できる。

今回のビューワはUstreamにとって2本目のAndroidアプリだ。 最初のアプリはBroadcasterだっ た。ユーザーはこのアプリを利用して自分のAndroid携帯のカメラでビデオを撮影し、リアルタイムでウェブに公開することができる。今回のビューワは 視聴オンリーだが、これで大イベントから友達の子犬が遊んでいるところまで、すべてのUstreamのビデオ・ストリーミングを見ることができるように なった。

Ustreamは今回のリリースを、ロサンジェルスのKISSのコンサートにタイミングを合わせてきた。Androidユーザーはこのコンサートのライブ中継を見ることができる(もちろんiPhoneやウェブでも見ることができる)。

UstreamはiPhone版のビューワを今年の1月にリリースしている。ダウンロードは最初の24時間だけで11万3千回にも達した。ちなみにAppleはストリーミング発信用のアプリを認めていないので、BroadcasterのiPhone版はない(このためQikその他のストリーミング・サービスにもiPhoneアプリがない)。

こういう携帯向けのライブの需要は日本のほうがありそうな気がするが、今一つそういう話を聞かないのは、やはり携帯キャリアが独自の競争をしているからだろうか?
Tech Crunch Japanese 
http://jp.techcrunch.com/archives/20091029with-not-without-u2-youtube-saw-10-million-streams-sunday-night/

Liveが成功するかどうかは、Youtube の問題というよりインフラの問題が大きいので、Akamai のネットワークが完成度が高い、という結論。インフラはすでにボトルネックではなくなってきている。
Business Of Online Video の記事
http://blog.streamingmedia.com/the_business_of_online_vi/2009/10/cisco-has-no-plans-to-build-service-based-cdn-for-video-delivery.html

メモ。Cisco が自分でCDN始めたら、主要なCDNベンダーがCisoco買わなくなるので、当然と言えば当然。
BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/docs/news/20091001_318681.html

 アクトビラでは、従来フルHD画質で「アクトビラ ビデオ・フル」向けのライブ配信を実施するには、エンコードやDRMの問題が存在したとコメント。PNSでは、フォーマットを変換する「リアルタイムエンコーダ」やDRMを行う「リアルタイムエンクリプション」を採用。ネットワークの帯域のゆらぎを吸収し、安定したライブ配信を行うサーバーを開発したことで、フルHD画質のライブ配信を実現した。

 技術のシステム構成は、撮影した映像データを「アクトビラ ビデオ」運用規定に沿ったフォーマットのH.264などへ変換する「リアルタイムエンコーダ」や新開発の「ライブ配信サーバー」などを経由することで、ライブ会場からライブ配信サーバー、およびライブ配信サーバーから家庭のデジタルテレビまで一般の光ファイバー回線環境を利用した映像を配信する。

メモ。テレビでやるなら、やっぱりLIVEの機能が重要。
Wired Vision の記事
http://wiredvision.jp/news/200811/2008112520.html

Live ではこういったことも起こるということでメモ。

Stickam では犯行予告なども起こっている。
http://www.privatestreaming.com/2008/10/31/post-173.html

日本でこういったことが起こると、ニコニコ動画などにアップされてさらに社会問題として奇怪な展開を見せそうな気がする。根本的なリスク面で無料ライブサービスは立ち上がりにくいか。

Business of online video
http://blog.streamingmedia.com/the_business_of_online_vi/2008/11/youtubes-live-event-as-overhyped-as-the-company.html

さすがに技術の分かっている人は冷静な論調。

"All this expensive CDN infrastructure really isn't necessary to handle live video streams effectively. P2P software can handle it effectively and far cheaper since the users are serving most of the video to others." Really? Of all the P2P based services on the web, almost none of them support live streaming. Some say they do, but try getting a real demo of a live P2P stream. Octoshape works (used by CNN.com), but most others aren't doing live at all. So how is P2P going to solve the problem? It won't, but it's easy to simply make a blanket statement that says CDN is crap, just solve the problem with P2P.
日本ではちょっとだけやっているところがあるのだけれど、日本のことはほどんど関心がないのだろう。

I think too many people were expecting YouTube to roll out their own webcasting service, which makes no sense. If YouTube were to do that, they would not do it via their own network and would have to use a content delivery network. But the bigger question is does YouTube really need a live service? Absolutely not. If they can't make money with on-demand video, they won't make it with live content either.
これはそのとおりで、オンデマンド配信でのビジネスモデルもできていないのにLive 配信でのビジネスモデルの構築はもっと難しいし、Google がやるべきことでもない気がする。

I don't get all the fuss about YouTube. It has no business model, no clear ad strategy, is slow to adopt technology, has poor video quality and has absolutely no focus at all. I'm reading articles now about how YouTube is starting to offer some videos in HD. You mean the same HD quality that ABC and others started offering a year and a half ago? Welcome to the game YouTube, late as always.
今回のライブイベントは、これからのYoutube に劇的なビジネスモデルの変化を予感させるものでもなかったし、それほど業界的にはインパクトのないイベントだったということでメモをしておけばよいか。
Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20081122google-relies-on-akamai-to-stream-youtube-live-700000-concurrent-viewers/

Akamaiの公開データによると、YouTubeコンサートでは、ピーク時におよそ70万のユーザーが同時に視聴したもようだ。Mogulusのブログにもっと詳しい情報があるが、要約すると、コンサートが始まる直前にAkamaiは15万のライブ・ストリームを配信していた。その後、コンサートの時間中に86万3000のピークを迎えている。〔差し引き70万がYouTubeの視聴者と推定される〕。

本 当はライブストリーミングのためにこんな高価なCDNインフラなどは必要ないのだ。P2Pソフトなら、ビデオの大部分はユーザーからユーザーへ受け渡しさ れるので、同じことをはるかに安く実行できる。ただし、そのためにはユーザーがアプリケーションをダウンロードしてインストールしなければならない。これ はJoostが試みて、結局諦めた。P2P配信を普及させるためには、ブラウザにアプリをバンドルする以外ないのかもしれない。

しかし、今夜はっきりしたことが一つある。Akamaiは高価だが、仕事はきっちりやる。GoogleがAkamaiにプレスリリースの発表を許可してくれるといいのだが。

さすがにAkamai であれば米国内でもしっかりライブはやれる実力があるということか。

ただ、Akamaiのインフラを使ったということであれば、うまくいったといってもそれほど業界的なインパクトはない。有名な企業が大規模なライブをやっただけであればこれまでもあったわけだし、Googleがやったことの意義がほとんどない。


Business Of Online Video の記事
http://blog.streamingmedia.com/the_business_of_online_vi/2008/11/akamai-to-layoff-110-employees-10-of-workforce.html

Akamai said late today that it would cut 7% of their workforce, or about 110 employees, and will take a $4 million quarterly charge as a result. (8-K) Not good news for the CDN industry and this could be the first sign that the CDN market could see some effects from the poor economy, even with all the money that the content delivery networks have raised.

Will provide more details if I get them.  While Akamai is not saying how many layoffs happend in each group, they did confirm that the cuts are across all divisions of the company and that all 110 layoffs took place today. With 58 current job openings listed on their website, I would expect that will change over the next few days as well.

Updated: In regards to all of the open job postings on the Akamai website, Akamai says that they are still hiring for some specific roles, for instance within their Advertising Decision Solutions line. Exactly how many open jobs they still have is not known at this time.
この不況下でも CDN 業界はまだまだ伸びているという報道が続いていたが、さすがにこのところの厳しい景気状況は影響したか。

業界の最大手での削減だけに、成長ムードもなくなってしまいそうで残念。新規採用が継続されるということがまだ救いだが。
IT Media New の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/19/news036.html

オンライン映画レンタルサービスの米Netflixは11月18日、米MicrosoftのXbox 360経由での同社サービスの提供開始を発表した。サービスは19日から開始される。Netflixが提供する映画やテレビ番組をストリーミングできる ゲーム機はXbox 360が初めて。

 Xbox LIVE Goldの会員資格を持つNetflix会員は、追加料金なしでこのサービスを利用できる。Netflixのサイトで約1万2000本のコンテンツから見 たい映画やテレビ番組を選択すると、Xbox 360経由でテレビ画面にそれらが表示され、視聴できる。

 ストリーミングできるコンテンツにはHD(高精細)画質の映画とテレビ番組も含まれる。まずは300本のHDコンテンツを配信するという。

アメリカでのSTB配信のニュースといえば、Netflix オンリーになってしまったような感じだが、これは国外に展開する考えなどはないのだろうか?

Xbox の普及状況についても、調べてみる必要はありか。
IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081117/319422/


ライブドアは2008年11月17日,自社のポータルサイト「livedoor」において,動画検索サービスの提供を同日に開始した。 ACCESSPORT(アクセスポート,本社:東京都港区,社長:沈海寅氏,翁永飆氏)の動画検索エンジン技術「Woopie」(ウーピー)を採用した。 世界中の動画を検索できるほか,検索結果で表示された動画をライブドアのオリジナルのプレイヤーで視聴したり,ブログサイトの「livedoor Blog」に再生動画を張り付けたりすることが可能だ。さらに,人気チャンネルや注目動画などのユーザーの動向を分析して反映したコンテンツの表示機能を 搭載し,キーワード検索以外で動画を見付けることができるようにした(発表資料)。

 ライブドアは動画検索サービスの追加により,ポータルサイトの利便性の向上や新しいユーザーの獲得を狙う。さらに今後,動画検索における情報量の拡大などサービスを向上させて,自社のポータルサイトやブログサイトの普及を目指す。

動画検索の機能は、ユニバーサル検索よりもさらに難しいので独自に作るより、他社から借りてくるというのは良い選択だと思うが、どれもまだ精度は低い。これからに注目だが、やはりこの分野でもGoogle は少し先を行っている。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/13/news085.html

 米検索大手Google傘下にある動画共有サイトのYouTubeは今月、Webでの生放送に挑戦する。特に視聴率の高い動画に出演しているアーティストらを招いてのイベントにより、サイトの人気を新たなレベルに引き上げることが狙いだ。

 YouTubeは動画ブームに乗り、単なる新興サイトから、今や熱心なファンのいる人気サイトへと成熟した。だがテレビ業界のまともな幹部であれ ば誰もが指摘するように、ユーザーを維持するためにはYouTubeは何か新しいタイプのコンテンツの提供に着手する必要がある。

 そこでYouTubeはサンフランシスコで11月22日、ラッパーのウィル・アイ・アムやシンガーのケイティ・ペリーなど、人気スターが出演する ライブイベント「YouTube Live」を開催し、Webで生放送する。さらにこのイベントには、YouTubeで人気沸騰中のエスメー・デンタースも出演する。人気の楽曲を自らカ バーした動画をYouTubeに投稿し、一躍スターとなった20歳のシンガーだ。

 YouTube幹部によると、このイベントにはYouTubeユーザーの間で人気の高いアーティストらが参加するという。YouTubeのユー ザーコミュニティーは既に非公式のイベントを開催したりもしているが、同社は今回初めてライブイベントをストリーミング配信することで、そうしたユーザー 層にリーチしたいと考えている。

 「YouTubeの真価は、われわれがこのプラットフォームを開発し、それをユーザーコミュニティーが盛り立てているという点にある。今回のイベ ントも、そうしたことを受けての取り組みだ。コミュニティーが喜んでくれるようなイベントを開催することは、すべての関係者にとってプラスとなる」と YouTubeの広報担当者クリス・ディ・チェザレ氏は語っている。

 2005年に始動して以来、YouTubeには、テレビ番組を一部抜粋したものから、カップスタッキングなど一風変わった芸を披露するもの、そして最近では米大統領選での一連のキャンペーン広告まで、ありとあらゆるタイプの動画が寄せられている。

 だが周知の通り、Webサーファーとは移り気なもので、彼らをサイトに引き留めておくのは――これは、広告主に広告費を出してもらうためには重要なことだ――実に困難な仕事だ。

Webでの生放送

 テレビの世界に倣い、インターネット大手のAOLやMySpace、Yahoo!はここ数年、オリジナルの番組をWebで放送している。これまでのところ、最も成功したであろう番組はマドンナやザ・プリテンダーズなどのライブコンサートだ。

 Yahoo! Musicは日産をスポンサーに付けて「Nissan Live Sets」と呼ばれるライブシリーズを放送しているが、同社によると、ライブは平均200万人程度のユーザーに視聴されているという。こうしたライブは MTVのCATVチャンネルPalladiaでも放送されている。

 なおYouTubeによると、YouTube Liveに出演予定の約50人のアーティストが投稿した動画はオンラインで25億回以上視聴されているという。同社によると、これは同サイトへのアクセス数のうち、かなりの部分を占めている。

 「テレビのチャンネルを合わせてわざわざ見たいと思うような人物ばかりだ」とディ・チェザレ氏。

 出演者の中には、Discovery Channelの人気テレビ番組「Mythbusters」の司会で有名なアダム・サベージ氏とジェイミー・ハイネマン氏も含まれている。

 両氏はYouTube Liveイベントに出演し、YouTubeで大きな話題を呼んだ注目のパフォーマンスを披露する予定だ。両氏がデザインした巨大ロボットがキャンバスに絵の具を吹き付け、レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」を描き上げるというパフォーマンスだ。

 またイベントのトップには、今夏「I Kissed a Girl」の大ヒットで世界中に旋風を巻き起こしたシンガーのケイティ・ペリーが登場することになっている。ケイティのレーベルCapitol Music GroupはYouTubeに開設した専用チャンネルにケイティの動画を投稿している。

 エスメー・デンタースはYouTubeサイトで一躍スターになったオランダ出身のシンガーだ。Webカメラの前で歌う様子を自ら撮影した彼女の動 画は既にオンラインで1億1100万回以上クリックされており、このサクセスストーリーはついにポップスターのジャスティン・ティンバーレイクが自身の レーベルTennman Recordsで彼女をプロデュースする契約を結ぶまでに至っている。

 「うそみたいな展開。それもこれも全部YouTubeのおかげ」とエスメー・デンタースは語っている。

 YouTubeはYouTube Liveのほかにも後続のイベントを開催する計画という。ただしその詳細については明らかにされていない。


どのような形でライブを実現するのかが全く発表されていないので興味深いところ。初めてやる場合には、あまりうまくいかないものなのだが、最初から大きく宣伝してしまって大丈夫なのだろうか。


IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081111/318982/

 NECビッグローブとウタゴエ(本社:東京都渋谷区,社長:園田智也氏)は2008年11月11日,大量の同時アクセスを効率的に実現するweb上でのライブ動画配信のトライアルを,11月18日から実施すると発表した(発表資料)。視聴に必要となる専用ソフトのダウンロードを,トライアルサイト(こちら)において11日から開始した。

 トライアルでは,P2P(peer to peer)技術を利用する。ビッグローブのサーバーからの動画配信に加えて,視聴者のパソコンからの配信も併用するグリッド方式のライブストリーム配信 サービスとなる。短時間にサーバーアクセスが集中するライブ動画サービスにおいても,「従来の10分の1程度のサーバーネットワーク設備で対応できる」と しており,低コストで短期間にインターネットを使った動画サービスを実現することが可能になると見込む。

 今回のトライアルではこのP2P配信技術として,ウタゴエが開発したソフトウエア「UG Live」を活用する。Windows Media Rights Management方式によるDRMによる著作権保護に対応する。

 配信コンテンツは「サムライ7」を用意する。黒澤明監督作品「七人の侍」をリメイクしたテレビアニメであり,2006年にNHKの総合テレビで放 送されたものである。この1~5話までを毎回配信する。配信に利用する帯域幅は1Mb/sで,最大1万人のブロードバンドユーザーを対象に実施する。実施 日程は11月18日,11月26日,12月4日(毎回午後8時から10時ごろ)の3回である。

 トライアルの実施に合わせてNECビッグローブは,総務省が支援する「P2Pネットワーク実験協議会」(会長:浅見徹・東京大学大学院教授,事務 局:マルチメディア振興センター)に2008年10月より参加することにした(ウタゴエは以前より参加)。安全で効率的な動画配信の新たな可能性を検証し ていく予定である。

ライブ配信でのP2P の技術はなにげに少しずつ広がりができつつある。遅延の問題は大きいかも知れないが、あまり遅延が大きな問題ではないサービスについては、これからも大きく利用が広がるのかも。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081110/318875/

 米Justin.tvのライブ・ビデオ配信サービス「Justin.tv」 で米国時間2008年11月6日,H.264形式ハイビジョン(HD)ビデオのストリーミング配信が行えるようになった。WindowsとMac OS Xの両環境で利用できる。まだH.264形式HDビデオの録画には対応していないが,近いうちに提供を開始する予定。

 Justin.tvサービスを利用すると,Webカメラなどで24時間365日撮影する映像を生放送のように無料でストリーミング配信できる。 Justin Kan氏が2006年10月にこのアイデアを考案し,2007年3月19日にサービス提供を開始した。現時点で登録ユーザー数は100万人を超えており, 月間ユニーク・ユーザー数は数百万人規模,月間ページ・ビュー(PV)数は数億PV規模という。

 同社はWebサイトにH.264形式HDビデオ・ストリーミング配信の操作ガイド(Windows用Mac OS X用)を掲載している。

米国内でのライブサービスについては justin.tv がかなり抜けて出てきている感じ。米国時間22日に Youtube でも何かしら発表があるとのうわさもあるので、これから数か月が Live の方向性を決めることになるのかもしれない。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081110/318844/

 ピア・ツー・ピア(PtoP)ファイル共有ネットワークの米BitTorrentは米国時間2008年11月7日,同社の最高技術責任者(CTO)であるEric Klinker氏を新しい最高経営責任者(CEO)に任命したと発表した。同氏は取締役にも就任する。

 Klinker氏は2007年第2四半期,同社にCTOとして入社。BitTorrentネットワーク用クライアント・ソフトウエア,コンテンツ配信 サービス「Delivery Network Accelerator(DNA)」,ソフトウエア開発キット(SDK),輻輳(ふくそう)制御技術などの開発を指揮してきた(関連記事:BitTorrent,コンテンツ・パブリッシャ向け配信サービス「BitTorrent DNA」を提供開始)。

 同社の前には,ネットワーク最適化/コンテンツ配信ソリューションを手がける米Internap Network ServicesでCTO兼副社長を務めるなど,この分野で20年以上の経験がある。電子工学の修士号を持っている。

 米メディア(CNET News.com) によると,BitTorrentは同日,全従業員の約半数に相当する18人に解雇を通知したという。8月には販売/マーケティング部門全体を対象とする 22%のレイオフも実施している。また同メディアは,合法動画配信サービス「BitTorrent Entertainment Network」の終了計画もあると報じている(関連記事:BitTorrent,メディア大手各社が参加する合法的動画配信サービスを開始)。

最近はあまり勢いのある発表を聞いていなかったが、やはりあまり収益性は高くないのだろう。ファイル交換サービスがメインということであれば、著作権侵害のリスクなどで結局しりすぼみになるか。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/11/10/051/

ブログサービス「Ameba(アメーバブログ)」を運営するサイバーエージェントは10日、動画共有サイト「YouTube」日本版において、Amebaの有名人ブロガーが作る動画番組を公開生放送する「AmebaStudio(アメスタ)」のブランドチャンネル「AmebaStudio channel」を開設したと発表した。

「AmebaStudio」は、有名人アメブロガーによって作られる番組をユーザーに公開するために原宿に生まれたスタジオ。約3,000名にも及ぶ著名人を番組MCやゲストとして招き、月間約30本の番組をWeb上でリアルタイムで放送している。

今回、YouTube日本版で開始する「AmebaStudio channel」では、AmebaStudioで公開生放送される番組アーカイブの一部が閲覧可能可能になる。

サイバーエージェントでは、「閲覧可能な番組アーカイブは、今後も随時拡充していく」としている。

AmebaStudioでは、「Yahoo!ライブトーク」や「ニコニコ動画(秋)」などと試験的に生番組の同時放送を実施しているほか、ラジオや雑誌など他メディアと連携した取り組みを行っている。

「今後もAmebaStudioは、アメブロのリアルプロモーション拠点として、他メディアとの連携を積極的に行っていく」(サイバーエージェント)としている。

自社でアメーバビジョンを保有しながら、他社とも連携を図るという柔軟性は評価できるか。動画配信のサービスは技術オリエンテッドではなく、サービスオリエンテッドに考えるべき。技術をまねしただけの日本の大手は、すべて失敗している。



Tech Crunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20081103yahoo-live-fades-out/

ライブビデオストリーミングは、未だに大流行のようで、Justin.tvUstreamQikMogulusFlixwagonといったスタートアップがひしめきあっている。

Yahooもこのハイプの波に乗り、2008年2月にY!Liveを立ち上げた。社内インキュベーターYahoo! Brickhouseの推進になる野心的プロジェクトだ。Yahoo Liveは、ユーザーに私生活をリアルタイム中継させることによって、問題を抱えるこの巨大インターネット企業の膨大なオンラインビデオ視聴者の有効活用をはかるはずだった。

しかしYahooのソフトウェアエンジニア、Keith Thornillがブログ記事を通じて、Y!Liveがアイディア段階より先に進むことなく、12月3日には実質的に中継を終了することをアナウンスした。Yahooは、サービスとの別れを記念して水曜日に市民集会を主催する。

ウェブでの人々の行動様式の変化を考えると、今もライブビデオには大きな可能性があるが、当然のことながら膨大な費用がかかり、スケーリングも難し い。同じビデオを何千、何万人ものユーザーに同時に届けることは、ビデオ共有サイトのように非同期的に配信するよりも、大きな帯域幅の費用を必要とする。 オンラインビデオ分野で圧倒的人気のYouTubeが、いずれライブビデオストリーミングの実験を始めるらしいという噂があるが、今のところ表面化しているものはない。

恐らく1年前のYahooであれば、もう様子をみてサービスを続けることができたのだろうが、現状を鑑みて、当分の間はあらゆる手段でコストを削減しようとしているのだろう。

このブログ記事にまだ誰もコメントを付けていないというのも、またこのサービスの人気のほどを如実に表している。ちなみに、これを書いている時点で48本のライブチャンネルを見ている人数はちょうど1379人だ。

傷口を広げるくらいならやめるのも早いほうが良い。google も始めるという噂はあるものの、実際にはYahoo! ライブなみにこけたら、Google のブランドイメージの低下は避けられないので、やはりどこかを買収することになるのではないか。インフラコストが高い現状で、すぐに飛びつく価値もないかも知れないが。
メディアパブ の記事
http://zen.seesaa.net/article/108857395.html

 ビデオ配信サイトのHuluが,TV番組のオンラインシフトを本格化させている。

 Hulu はNBC UniversalとNews Corpのジョイントベンチャーで,昨年10月末のβ版テストから満一年を迎えた(正式サービスは今年3月から米国で開始)。伝統的なコンテンツ提供者が 団結して運用する配信サイトは挫折しがちであるが,予想に反して順調に滑り出しているのだ。

 Nielsen Onlineが発表したVideoCensusデータによると,今年9月のHuluは月間ビデオストリーム総計が1億4226万で,米国のビデオ配信サイ トの中で7位に浮上してきた。今年4月の6323万ストリーム(10位)から急成長している。ユニークユーザー数も4月の243万人から9月の632万人 へと急増した。

 なぜ順調に離陸しているのだろうか。まず広告が付くが,1000シーリズ以上のテレビ番組や,400本以上の映画を無料 視聴できることが大きい。多くのTVシリーズの最新エピソードが提供されている。Huluユーザーへのアンケート調査によると,回答者の38%は放送で見 なかったTV番組をオンラインで視聴するようになったという。また28%は放送で見過ごした番組をHuluで視聴している。19%はTV放送では見れなく なった番組を視聴している。オンラインTVとしてのHuluが浸透してきているようだ。

 それとHulu人気の要因として注目されている のは,コマーシャル時間が短いことだ。米国のTV放送の特徴はコマーシャル時間が長いことで,このことでうんざりしているユーザーが多い。Huluの短い コマーシャル時間は,放送からHuluへのユーザーシフトを促している。例えばFoxの“Family Guy”やNBCの“The Office”のよ うな30分コメディーはHuluでも人気が高い番組だが,コマーシャル時間がTVでは8分に対し,Huluでは2分と短いのだ。これじゃ,多くの視聴者が オンラインのHuluに流れそう。

 コマーシャル時間を短縮することによって,Huluの広告のクリック率もアップし,広告売上も順調に 増えているという。お陰で広告主数も,サービス当初の10社から,現在は100社を超えている。広告枠もほぼ完売の盛況で,広告在庫が足りない。Hulu コンテンツをTv.comなどの他サイトに配信したり,人気番組の配信を増やして対応している。9月13日の米副大統領候補Sarah Palin登場の 番組は,HuluとNBC.comを合わせて1430万回も視聴されたという。この結果LiveRailのレポート“State of the Industry”によると,最初の1年間で広告売上が9000万ドルに達する。健闘している。

  だがビデオ配信市場は,YouTubeという大物がすでに制覇しているのではなかろうか。Hulu誕生の背景には,ビデオ市場をGoogle (YouTube)が事実上支配しつつあったからだ。そこで,YouTubeキラーとして,伝統メディアのNBC UniversalとNews Corpが結束し立ち上がった。でも,時は遅すぎたの声が。

 Nielsenの2008年9月データによると、ビデオストリーム総計/ユ ニークユーザー数は,Huluの1億4226万ストリーム/632万人に対し,YouTubeは何と53億5439万ストリーム/8188万人である。あ まりにも差がありすぎる。勝負にならない・・・。

 ところがどっこいである。いくら桁違いの人気があっても,商売がうまくいっているとは 限らない。LiveRailのレポートは,YouTubeの今年の広告売上を2億ドルと予測している。このうち米国市場は半分と見て,米国の広告売上は約 1億ドルとしている。米国限定で始まったHuluの広告売上を9000万ドルと推定している。つまり,米市場ではHuluはYouTubeと肩を並べたこ とになるのだ。

 なぜこうなるのか。Huluは合法的な動画コンテンツだけを提供しているのに対し,YouTubeは(User  Generated Video)も含んだ動画投稿サイトで,非合法のコンテンツも混じったりしている。安心できる広告媒体としては,Huluになびく広 告主が増えているのも当然かも。Huluは在庫が少ないこともあるが,広告枠はほぼ100%の完売という。一方,YouTubeは広告枠の3%しか売れて いなくて,ほとんどが売れ残っている。

 Huluはオンラインビデオ広告市場で軌道に乗り始めた。商売では明らかにYouTubeキラーになろうとしている。そして,広告やユーザーの放送からオンラインへのシフトも,いよいよ本格化してきた。

不法アップロードでアクセスを稼いでいるサイトが儲けているようでは業界に未来はないので、hulu のこういった傾向は良い兆し。できればインフラの発達した日本で起こってほしかったが、権利関係で踏み込む大手が少ないので、やはりアメリカでの流れを見ながらの後追いということになるのだろう。
IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/30/news093.html

 動画のライブ配信サイト「スティッカムジャパン!」で犯行予告したユーザーが逮捕された問題で、同サイトを運営するE-Times Technologies(東京都港区)は、経緯をサイト上で説明した。「ユーザーへの啓蒙を含めた再発防止策を講じる」としている。

 同社は9月22日に、サイト開設2周年を記念したイベントを都内で開く予定だった。だが同13日に、上半身裸で出刃包丁を振りかざした男性ユーザーが「今度のイベントにもこれ持っていく。ぐずぐず言う奴はぶっ刺すから」などと犯行予告する動画をライブ配信した。

 これを見た別のユーザーからの報告を受け、同社が内容を確認し、犯行予告したユーザーのアカウントを削除。16日に警察へ被害届を提出し、翌日にイベントの中止をブログでユーザーに伝えた。

 警視庁麻布署は10月28日、威力業務妨害の疑いでユーザーを逮捕したと発表した(「イベントでぶっ刺す」 動画ネット配信の男逮捕)。

 同社は「自社が運営するサイト内で犯罪予告が行われたことを重く受け止めており、ユーザーへの啓蒙を含めた再発防止策を講じる」とした上で、「同 様な行為に関しては警察などと緊密に連携して犯罪行為を未然に防ぐ対策を取るとともに、重大な反社会行為には厳格に対処する」としている

逮捕される事件があったこと自体しらなかったが、Live だと個人の行動がとめられないだけに、こういう問題は必然的に起こってしまう。監視する体制がないと無料のライブサービスは犯行予告やわいせつ行為の温床になりかねない。

ライブ配信の希望者の登録時の個人認証を厳しくするなどする必要があるのかも。しかしそれではなかなかユーザーが集まらないが。


InternetWatch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/24/21311.html

 グーグルは、動画共有サイト「YouTube」のユーザー2000人を招待するイベント「YouTube Live TOKYO feat.iQ」を11月23日に開催する。会場は東京・新木場の「STUDIO COAST」。開演時間は15時から20時30分まで。

 イベントでは、BoAやKREVAらのアーティストがライブを行うほか、YouTubeで人気を集めているパフォーマーや映像クリエイターらが パフォーマンスを披露。YouTubeのイベント特設サイトから応募したユーザー2000人を抽選で無料招待する。応募締め切りは11月7日。

 事前イベントとして10月24日から11月22日まで、特設サイトにアーティストのプロモーション動画を掲載。ユーザー参加型の動画投稿企画も実施する。イベント当日の模様は、後日特設サイトで配信する予定だ。
ネットの世界にとどまらず、一般のイベント等を収益を収益を上げていくというのが、案外有効な手段だったりするのかも知れない。今回はそういうわけでもないのかもしれないが。

Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20382424,00.htm

 コンテンツ配信網(Contents Delivery Network:CDN)最大手のアカマイは10月22日、同社のBtoCサイト向け高速配信サービス「Dynamic Site Delivery」などが動画ポータルサイト「第2日本テレビ」の配信インフラとして採用されたことを発表した。

 第2日本テレビの配信インフラとして採用されたのは、Dynamic Site Deliveryのほか、アカマイが運用する、アドビシステムズの動画ストリーミング配信サーバソフト「Adobe Flash Media Server 3」(FMS3)。これらの配信インフラを採用した第2日本テレビは10月20日にリニューアルしている。

 リニューアル後の第2日本テレビは、「Adobe Flash Player」をインストールしているPCであれば自由に見ることができる。Flash PlayerをベースにしていることからMacでも見られるようになっている。

 テレビ放送連動型のコンテンツやスピンアウトドラマなどは、同時アクセスが集中しやすいが、アカマイの分散型グローバルサーバ網である Dynamic Site Deliveryを活用することで、コンテンツはエンドユーザーは物理的に一番近いエッジサーバに配信される。エンドユーザーにとっては、居住地域や時間 帯に関係なく、コンテンツを快適に視聴することができるようになる。運営会社にとっては、センターサーバへの負荷を軽減することができるようになる。

 今回のリニューアルで第2日本テレビはFMS3を採用することで、ストリーミングを暗号化。コンテンツの著作権保護を強化している。従 来、日本国内のテレビ局などのコンテンツ提供社は、Windows Mediaをベースにデジタル著作権管理(DRM)の仕組みをかけることが一般的とされていた。それに対して第2日本テレビはFlashをベースにして著 作権保護を強化している。

 Flashをベースにした動画視聴サービスは、米国の動画ポータルサイト「Hulu」や米大手テレビ局のCBSで展開されている。第2日本テレビでの動きは、こうした米国の潮流に追随するものと見ることができる。

FlashベースのDRMで本格的に配信をしている例というのは実は世界的にもないのかもしれない。プラットフォームの汎用性が高いため、ここでブレイクする可能性はあるか。

アカマイも最近は国内で大きな発表がなかったようだし、また機運が盛り上がってくるのかも。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/02/21024.html
 マイクロソフトは1日、検索サービス「Live Search」に、動画検索機能を追加した。米国版は2007年10月にリリースされているが、日本版は「ニコニコ動画」内の動画にも対応するなど、日本市場向けに独自の対応を行っている。

 Live Searchの動画検索機能は現在、提供ユーザーを段階的に拡大する形でサービスを開始している。数日程度ですべてのユーザーが利用できるようになる見通しだが、一部ユーザーは利用できるタイミングが遅れる可能性もある。

 Live Searchの動画検索機能の特徴としては、検索結果画面のサムネイルにマウスオーバーするだけで動画の内容がプレビューで見られる「スマートプレ ビュー」を搭載。スマートプレビューでは、動画中から適切と思われるシーンを抜き出し、短時間のクリップで動画内容を確認できる技術を使用している。

 検索結果は単語の関連度と日付順でソートできるほか、動画クリップの長さ、縦横比、解像度による絞り込みも可能。また、選択した動画をオンラインの「お気に入り動画」フォルダに一時保存しておき、後でまとめて視聴できる機能も備える。

 動画検索機能は、Live Searchのトップページのほか、MSNのトップページからも利用可能となる。また、今後はLive SearchのWeb検索の結果ページにも、関連情報として動画検索の結果が表示される予定となっている。
Live Search についてはかなりシェアを落としているようだったので、あまり気にもしていなかったが、かなり力をいれて開発はしたのだろう。少々調べてみる必要はある。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23319.html

 マイクロソフトは30日、「Windows」ブランドのコンシューマー市場向け取り組みを強化すると発表した。新サービスとして、スカイパーフェク TV!のチャンネルをPC向けに有料配信する「スカパー!Netてれび」や、Windows Vistaのサイドバーガジェットを活用したテレビ連携サービスをWindows Media Center向けに提供する。また、PCメーカー各社から地上デジタル放送対応Windows Media Centerを搭載するPCが順次リリースされる。

アンテナ不要の「スカパー!Netてれび」

 マイクロソフトは「Windows Life Without Walls 壁のない世界へ。」という新コンセプトのもと、Windows Vista、Windows Mobile、Windows Liveの各製品をシームレスにつなぐ技術の提供をめざすと表明。PCや携帯電話、テレビといった利用機器を意識することなくあらゆるサービスを利用でき る技術の実現を目指すという。

 具体的施策の1つとして発表された「スカパー!Netてれび」は、CS放送サービスである「スカパー!」の各チャンネルをPC向けに再配信する サービス。CSチューナーで視聴できるチャンネルとまったく同じ編成を、Windows Vista Ultimateなどに搭載されている「Windows Media Center」上で楽しめる。映像はストリーミング形式で配信されているため、ネット環境のみあれば視聴可能。そのため専用アダプタやアンテナ、チュー ナー類は不要。

 サービスは9月30日12時30分より開始。当初は「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」「Baby TV こどもえいごちゃんねる」「囲碁・将棋チャンネル」「パチ・スロ サイトセブン TV」4チャンネルの配信からスタートし、12月には「ディズニー・チャンネル」を追加予定。視聴料金は各チャンネル別に月額料金を支払う形式で、1チャ ンネルあたり「数百円~1000円前後」としている。チャンネル視聴料以外の基本料金は不要。

 CEATEC JAPAN 2008のマイクロソフトブースでもサービスの概要が説明されており、担当者によれば700kbps程度の帯域があれば十分快適に視聴可能という。番組は SD画質で提供されており、現状では録画も非対応。また、映像のストリーミング配信にあたってはP2Pが利用されるため、動画配信サーバーに加え視聴ユー ザー間でもデータの送受信が行われている。

 サービスを利用するにはWindows Vista Ultimate、Windows Vista Home Premium(64ビット版非対応、要Service Pack 1)が必要。また、環境としてはPentium 4 2GHz以上、メモリが2GB以上、通信環境は下り平均2Mbps・上り平均700kbpsを推奨。スカパー!Netてれび視聴に必要な専用プログラムは 無料でダウンロードできるほか、NEC、富士通、東芝の2009年春モデル以降にプリインストールされる予定。

地デジと連携できるガジェットも

 2008年秋以降、地上デジタル放送に対応したWindows Media Center搭載PCが出荷されることも発表された。エプソンダイレクト、オンキヨー、富士通(8月20日発表)、マウスコンピューターの4社から発売予 定。なお地デジ対応のWindows Media Center機能はパッケージ版、Windows Updateによる追加などの形では提供されない。

 この地デジ対応Windows Media Centerのリリースにあわせ、東京放送(TBS)、フジテレビとの協業によるテレビ連携サービスがスタートする。いずれもWindows Vistaのサイドバーガジェットとして提供される機能となっており、TBSの「TBSショッピングishopガジェット」はデスクトップ上に表示された 商品画像をクリックすると、関連するWebサイトに加え、テレビ視聴画面が自動起動する仕組み(クリック時に関連番組が放送されている場合のみ)。フジテ レビの「フジテレビ番組表ガジェット」では番組の視聴予約などが行える。

今後の動画配信業界でのマイクロソフトの立ち位置というか軸足というのがどうなっていくのかは大変興味深い。PCの延長線上で考えるのであれば有利に展開はできると思うが、家電分野への展開となるとなかなか厳しいものがありそう。

Adobe の各分野での追い上げもあるので、日本のハードベンダーなどがどのような提携関係で行くのかは要観察。
窓の杜ニュース
http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/09/18/wlwriterbeta.html

 米Microsoft Corporationは17日(現地時間)、ブログ投稿ソフト「Windows Live Writer」次期バージョンの最新ベータ版を公開した。Windows XP/Vista/Vista x64に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「Windows Live Writer」は、ローカルPC上でブログの記事を作成して投稿できるソフト。次期バージョンの「Windows Live Writer」は、今年6月にTechnical Preview版が公開され、タブでWYSIWYG編集画面・プレビュー画面・ソースコード画面を切り替えられるようになるなど編集機能が大幅に強化され た。

 今回のベータ版では、Technical Preview版の機能に加え、ブログ記事に挿入された動画を動画共有サイトに自動アップロードする機能において、従来の“Soapbox”に加え “YouTube”が対応サイトに加わった。また、スペルチェック機能が強化され、従来の英語に加え新たに13の言語でも利用できるようになっている。た だし、日本語のチェックには対応していない。そのほか、画面デザインがほかの“Windows Live”関連ソフトと統一感のあるものへと一新されている。

最近は、Microsoft も独自プラットフォームにこだわらなくなっていて、時代の変化の速さを感じさせる。メモ。
毎日.jp の記事
英国放送協会(BBC)の子会社であるBBC Worldwideが音楽ダウンロードサービスの準備を進めている。BBCでは、テレビやラジオ放送向けに、さまざまなバンドがBBCのスタジオで録音した楽曲をアーカイブに保存している。同社は、これらの楽曲の無料ストリーミングサービスと有料のダウンロードサービスを提供することを計画している。

 BBCがラジオやテレビで放送している音楽番組では、BBC本社で録音されたライブセッションの特集を頻繁に組んでいる。各番組で扱う楽曲は、現在のシングル曲、人気楽曲のアコースティック版、他アーティストのカバー曲などさまざまだ。英国では、同局のラジオ放送Radio 1の人気番組Live Loungeへの出演を目標にしているポップアーティストも多い。またBBCは、大規模な野外ロックフェスティバルGlastonbury Festivalの独占放送権も有している。

 当然、同イベントでのライブ演奏はBBCがしっかりと録音し、Radio 1でもリクエストに応じて流している。しかしBBCにとって、これらの楽曲を追加コストなしにラジオで放送できることよりもメリットの大きいことは一体何か。それは言うまでもなく、音楽ファンにそれらの楽曲を有料で提供することだ。

有料での楽曲提供はすでに経験済みのBBC
 BBCが録音した楽曲の有料での提供はすでに前例がある。同社が録音したライブセッションは、これまでもCDシングル曲のB面やアルバムのボーナストラックとして提供されてきた。たとえば、英国のバンドであるGomezが最近リリースした記念アルバム「Bring It On」にもBBCが録音した楽曲が収録されている。また1994年には、BBCが録音したBeatlesの膨大な数の楽曲がCD化された。

 今のところ、このBBC Worldwideのプロジェクトを支持している大手レコード会社はEMIのみだが、英音楽雑誌Music Weekによると、BBCはそのほかの大手レコード会社とも交渉中だという。また、同サービスの開始は早くて2009年1月になるだろうと同誌は報じている。

 このようなプロジェクトには大いに賛成だが、デジタル著作権管理(DRM)技術や低ビットレートのコード化で消費者を苦しめないことが条件だ。そもそも、われわれはテレビライセンス料の一部として、すでにこれらの楽曲に対する料金を支払っている。もっとも正確には、料金を支払ったのはわれわれの親だが。

 無料のストリーミングサービスは広告支援型のサービスになるといわれているが、(テレビライセンスの購入を通じてすでに受信料を支払っている)英国のテレビライセンス保有者は不快に思うかもしれない。

 しかし少なくとも、この新サービスによって、多くのバンドは、次代のBeatlesやLed Zeppelin(Led ZeppelinもBBCが録音したライブセッションCDをリリースした)になれなくても、BBCを通じて自分たちの演奏がリリースされることになる。

まだ先の話で、記事の訳文も分かりにくいが、日本で考えれば
「NHKが独占放映権を持っている独自音源のストックを売り出す」
というような考え方でよいのだろうか。

日本だと著作権(実際にはそれ以上に著作者人格権)の絡みややこしい議論になりそうだが、欧米であれば分かりやすく金の分配の分配を決めることで成立するということになるのだろうか。

実際に開始される頃にはまたリリースが出されると思われるので、とりあえず噂ということでメモ。
毎日.jp の記事

バーチャルアイドルの歌声を自由に編集し、好きな歌を歌わせることができる音楽ソフト「初音ミク」を使った音楽ユニット「livetune feat.初音ミク」のアルバム「Re:Package」(ビクター、1995円)が2日発表の8日付オリコン週間アルバムランキングで初登場5位を記録した。マンガやフィギュア、コスプレなどで人気の「初音ミク」だが、本業の音楽でも高い人気を裏付けた。

 「livetune」は「初音ミク」を使った音楽をネット上で発表しているユニットで、07年に発表した「Packaged」が動画投稿サイトなどで70万回も再生されるなど人気となり、自主制作したCDも完売した。同アルバムはメジャーデビュー作で、「Packaged」や新曲など15曲を収録し、8月27日の発売から2万枚を売り上げた。「ミク」を使った音楽がメジャーアルバムに収録されるのは初めてという。

 初音ミクは07年8月に発売された「美少女バーチャルアイドル」というコンセプトのボーカル音源ソフト。声優の声を使用し、同ソフトを使って作られた音楽と映像が動画投稿サイトに数多く投稿され、ソフトも累計4万本を発売している。

特に関心はないが、世の中の流れとしてメモ。
毎日.jp の記事
http://mainichi.jp/life/electronics/cnet/archive/2008/09/03/20379783.html


 ニワンゴととマイクロソフトは9月3日、動画コミュニケーションサービス「ニコニコ動画」とマイクロソフトのインスタントメッセンジャーを連携さ せると発表した。ニコニコ動画内の動画に対し、メッセンジャーの利用者間だけで共有できるコメントが書き込めるほか、動画ランキングなどの情報をアラート で受信できる。

 マイクロソフトが6月に公開したWindows Liveの日本語APIを活用した。提供されるサービスは大きく2つ。1つは「ニコニコメッセ」と呼ばれるもので、ニコニコ動画の視聴画面上で「メッセす る」というボタンを押すと、Windows Live Messengerが起動し、画面内に動画が表示される。Windows Live Messenger内の会話は動画の上に重ねて置かれるが、ニコニコ動画内に投稿されることはなく、メッセンジャーを使っているユーザー同士のみが見られ るという。

 動画再生部分はニワンゴが開発した。APIを利用してWindows Live Messenger内の会話を取得し、動画上に重ねたもので、メッセンジャーに招待された側はニコニコ動画のIDを持っていなくても動画が視聴可能。ブロ グなどにニコニコ動画の動画を掲載できる「外部プレイヤー」の技術を応用した。ただしニコニコメッセを使って招待する側はニコニコ動画のIDが必要とな る。

 もう1つは「ニコニコアラート」と呼ばれるもので、ニュースなどをポップアップで表示するWindows Live Alertsの機能を活用したもの。ニコニコ動画から配信されるランキング情報や公式ブログの新着情報などをRSS経由で配信する。

ひろゆき氏のつぶやきから生まれたサービス

 マイクロソフトによれば、Windows Live MessengerのAPIを活用したサービスはニコニコメッセが初という。マイクロソフトがWindows Live Messengerのプロモーションコンテンツを作成するために、ニワンゴの取締役である西村博之(ひろゆき)氏に取材した際、「ニコニコ動画と連携した ら便利なのではないか」というアイデアを話したことがきっかけで実現したとのこと。

 「友達とメッセンジャーをしながら『この動画が面白い』という話をよくしていたので、メッセンジャーとニコニコ動画を一緒に見られたほうが感想が 伝えやすいと思った」と西村氏は話したが、「本当にプロジェクトが進んでいたことに驚いた」と、自身の思いつきが実現したことはいささか意外だったよう だ。

 マイクロソフトとしては、ニコニコ動画との連携でユーザーの拡大や利用頻度の向上を図りたい考えがある。Windows Live Messengerユーザーの動向について調査した際に、ニコニコ動画が他のサービスに比べて2倍ほど多く使われていたといい、「ユーザーの重なりが大き かった。うまく融合したら実は便利なのではないかと考え、こちらから(提携を)提案した」(マイクロソフト執行役常務コンシューマー&オンライン事業部コ ンシューマー&オンライン マーケティング統括部長の笹本裕氏)とのことだ。

 また、ニワンゴにとっては、これまでニコニコ動画を利用したことのないユーザーに利用してもらえるチャンスとなる。「Windowsの強みは、な んといっても最初から(Windows OS搭載のパソコンに)入っていること。ニコニコ動画のIDを持っていないユーザーに勧誘する強力なツールになる」(ニワンゴ親会社であるドワンゴの顧 問、夏野剛氏)とした。

 このほか、Windows Live Messengerで利用できるアイコンや、「ウインク」とよばれるアニメーションも、ニコニコ動画をモチーフにしたものを用意する。

 利用料金はいずれも無料。ただし、Windows Live Messengerを利用するためにWindows Liveのアカウントが必要になる。現在のところ、Mac OSには対応していない。また、APIの制限上、1対1の会話でしか利用できない。

ニコニコ動画もメッセンジャーのどちらもあまり積極的には利用していないので、そのコラボがどれほど魅力的かがわからないが、Geek仲間が多い場合には有用ということになるのだろうか。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080822facebook-v-myspace-in-the-us-market-the-music-factor/

Facebookは今や世界最大のソーシャルネットワークだ。しかし、米国内のユーザー数では未だにMySpaceを3600万という大差で追っていて、今の伸び率では追い付くまでに18年はかかる。

Facebookの伸びの大部分が海外で、そこではFacebookユーザーに翻訳作業をやらせる、というすばらしい戦略によって、早期にローカライズされたサイトを提供している(対照的にMySpaceは、新しい海外拠点に必ず人員を送り込む指揮統制基盤によって拡大している)。しかし、こうした海外ユーザーの商業価値は、米国や英国、日本他一部のオンライン広告市場の確立している国々に比べてはるかに低い場合がある。

音楽がMySpaceのアメリカでのリードを保ち続けるのか

音楽はMySpaceの縄張りだ。そこには何百万ものアーティストやバントのページがあり、どのバンドも、まず最初にすることといえば、MySpaceにページを作ることだ。MySpaceによると毎月3500万人が、MySpace Musicや数々のアーティストページをはじめとする音楽サイトを訪ねているという。何百万人もの「友人」のいるアーティストが何人もいるし、ページ内で音楽のストリーミングができるなど、アーティストがサイトのルック&フィールを支配できる。

一方Facebookには、音楽戦略といえるものがない。アーティストはPagesを作って自分たちを宣伝することはできるが、中身は一般のファンページと変わりがない(ストリーミング音楽もない)。このサイトには音楽やアーティストに特化したものがないのだ。

MySpaceは来月、主要レコード会社と新しいジョイントベンチャーを始動させるが、そこには音楽のストリーミング、プレイリスト、ダウンロード、商品販売、着メロ等の機能が入る予定だ。これは音楽の有力な目的地サイトになるだけでなく、 MySpaceにとってもレコード会社にとっても大きな収入源になるはずだ(アーティストにも多少のおこぼれがあるかもしれない)。

音楽は、MySpace成長の歴史の中で大きな部分を占めてきており、米国市場でのFacebookとの差を保ち続けるための重要な要因であることは間違いない。

MySpace Musicに対するFacebookの答え:iLike

Facebookには直接音楽に関わる戦略をとるつもりがないようにみえる。代わりに、iLikeというストリーミング機能を持たないサードパーティーアプリケーション(Rhapsodyの肩に乗っている)に賭けた。先月Facebookは、同社のGreat Appsプログラムを通じて、iLikeにFacebookへの特別なアクセス手段を与えることを発表した。公式にはもちろん、大部分のオフレコで得た情報からも、iLikeがFacebookの長期的音楽パートナーだという話が聞こえてくる。

われわれはiLikeの大のファンだ。しかし、音楽というこの巨大なカテゴリーを、こうも完全にMySpaceが支配していることを考えると、音楽の全体戦略は、Facebookの直接管理下に置くべきではないだろうか。現在Facebookユーザーが音楽のストリーミングを行おうとすると、レコード会社からRhapsody、iLike、Facebookへとわたる契約の迷路を通らなくてはならない。それに引きかえMySpaceのページを訪れると、ストリーミング音楽のアタックを受けないことがない。

Facebookの本質は、今でも総合ソーシャルネットワークとして、ソーシャルグラフを介して友人と繋がるための容易な手段を提供することだ。それに対してMySpaceはソーシャルグラフを持っているうえに、音楽の世界で大きな地位を確保している。これが、サイトに行きたくなる理由だけでなく、ちょっといいビジネスモデルを提供することにもなっている。

SNSと音楽配信との関係については、日本国内ではさらに分かりにくい展開になりそう。
音楽配信サービスで主たる収益を上げない形でも汎用SNSの存続・拡大方法はあるはず。あまりリンクして考えないほうがよいのかも。

 

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22833.html

 ニワンゴは、8月31日に開催されるアニメソングのライブイベント「Animelo Summer Live(アニメロサマーライブ) 2008 -Challenge-」について、動画共有サービス「ニコニコ動画(夏)」で同日16時よりイベントの一部をライブ配信する。視聴は無料で、先着1万名が参加できる。

 「Animelo Summer Live 2008 -Challenge-」は、8月30日と31日の2日間にわたって「さいたまスーパーアリーナ」で行われるアニメソングのライブイベント。ドワンゴと文化放送が共同主催するもので、追加発売分を含めて前売券は完売しているという。

 ニコニコ動画では今回、1万人の同時視聴が可能な「ニコ道館」において、31日開催分の模様をライブ配信。なお、イベントの一部を配信する形となり、参加アーティストすべての映像は配信されないという。また、ライブ配信中は、他の動画と同様にコメント書き込みも行える。

 なお、31日に出演予定のアーティストは、ave;new feat.佐倉紗織、石川智晶、ELISA、黒薔薇保存会、サイキックラバー、Sound Horizon、JAM Project、ドメスティック・ラヴバンド、中村繪里子・今井麻美・たかはし智秋・下田麻美 from THEIDOLM@STER、平野綾、福山芳樹、miko、美郷あき、May'n、桃井はるこ、MOSAIC.WAV、米倉千尋、Lia(50音順)。

ニコニコ動画は実は、ライブ配信プラットフォームベンダーとして化ける可能性があるのかも。

Flashベースで1万人規模のライブが何度も成功すれば、株主総会などものを言いたい視聴者がいる場合など、「お金をだしても配信したい大手」からの収益が見込める。技術的な部分がアニメファンなどの要求を満たすものであれば、一般に展開するのは比較的楽だろう。

BusinessOfOnlineVideo の記事
http://blog.streamingmedia.com/the_business_of_online_vi/2008/08/the-current-sta.html

日本国内では、消費者向けのインフラの普及率はほぼ頭打ちで、CDNについてもそれほど大きなのびしろが期待できない状況だが、アメリカの国内では今現在もCDNマーケットが拡大し続けている模様。

上記記事にもあるとおりCDNの定義は難しいものの、確実に成長しており、P2Pも含めたCDNのマーケットには膨大な投資がなされていて、きわめて激しい競争が行われているとのこと。

インフラだけあってもだめなのは日本の状況を見てもよく分かるが、インフラがしっかりしていないとビジネスの展開もないので米国のインフラが拡大することが、業界の次の展開のためには必要不可欠。

早めの発展を期待。

Japan Internet.com の記事
http://japan.internet.com/wmnews/20080811/11.html

 メディアが大々的に取り上げるようなイベントは年々、デジタル世界でも一大現象を巻き起こすことが増えてきた。『Super Bowl』もそうだったし、米大統領選挙もまさしくそうなっている。そして今度はオリンピックだ。

Lehman Brothers のアナリスト Doug Anmuth 氏によれば、8日に開幕した北京オリンピックは、五輪のデジタル化の出発点となるかもしれないという。Anmuth 氏は投資家向けプレゼンテーションの中で、北京オリンピックは五輪から Web 関連利益を引き出すという点で「重要な分岐点となる可能性のあるイベント」だと述べた。

広告支出だけを見ても、北京オリンピックは大当たりとなりそうだ。Anmuth 氏の予測によれば、企業がオリンピック関連のオンライン キャンペーンに投じる額は1億ドルにのぼるという。

もちろん、こうした特需の恩恵を受けるオンライン大手企業の代表格は Microsoft だろう。同社の MSN は、米国での北京オリンピックの独占放送権を持つ NBC Universal と提携し、オリンピック用サイト『NBCOlympics.com』を手がけている。

同サイトでは Microsoft の『Silverlight』技術を使って、計3500時間にのぼるオリンピックのライブストリーミングおよびオンデマンド動画を配信する。NBC がテレビで生中継する試合はオンライン配信しないが、多くは試合終了から数分以内で配信となる。

これまでの五輪は限定的なオンデマンド Web 動画でしか見ることができなかったが、米国では今回初めてライブ ストリーミングでの視聴が可能となる。広告枠については、配信の冒頭と中間に流れる15秒または30秒の広告が販売されている。

Microsoft はそのほか、予想されるオリンピック関連クエリの急増に対応するために検索エンジンの調整も行なっている。『Live Search』では熱狂を伝えるため、出場各選手について検索語としての人気やその上下動を示すランキングを提供するという。

ターニングポイントになりそうなところで、しっかりとおさえるのはMicrosoftのすごいところ。米国内で収益化の可能性が見えてくるようであれば、また市場の流れも変わってくる可能性はある。動画配信の成否はやはりコンテンツによる。

毎日.jp の記事
http://mainichi.jp/life/electronics/cnet/archive/2008/08/06/20378411.html

 GoogleがDoubleClickの買収によって手に入れた技術が、Microsoftの「Silverlight」技術で表示されたビデオ広告の配信に利用できるようになる。NBC Universalは「Silverlight 2」をベースにしたプレーヤーを使い、北京オリンピックの動画をオンライン配信する計画だが、この動画にDoubleClickの技術が採用される見込みだ。

 Googleは米国時間8月5日、広告配信技術「DoubleClick In-Stream」の新機能として、Silverlight 2に対応させたことを発表した。DoubleClick In-Streamはすでに、「Flash」「Real Media」「Windows Media」に対応しており、これらの技術を使った動画広告の配信が可能になっている。DoubleClick In-Streamはまた、動画内に静的な広告を表示することもでき、MicrosoftとNBCは、同技術がライブ動画に最適のアプローチだと判断した。

 すでにDoubleClickの顧客だったNBC Universalは、In-StreamのSliverlight対応を強く望んでいた。NBC Universal Digital Mediaの販売企画および業務担当バイスプレジデントを務めるSteven Gold氏は、声明の中で次のように述べている。「DoubleClick In-StreamがSilverlight 2を新たにサポートするおかげで、ディスプレイ広告やモバイル広告にすでに採用しているのと同じプラットフォームで、オンラインビデオによる画期的な報道から利益を上げることができる。これで、販売チームと業務チームが本当に効率的に協力することが可能になる」

 Silverlightは、マルチメディアやアニメーションなどのリッチコンテンツをウェブ配信するためのブラウザプラグインで、Adobe SystemsのFlashに対抗する技術だ。Microsoftは、北京オリンピックがSilverlightの採用促進につながれば、と期待をかけている。視聴者の間でのオリンピック人気を考えると、あらかじめパッケージ化された動画とライブ動画の両方でオリンピック報道をウェブ配信することは、技術的に複雑なタスクとなる。

 DoubleClick In-Streamは、Googleの広告管理技術「DART」と統合されており、パブリッシャーはインターネット上で広告を提供したり、特定のユーザー層に向けて広告をターゲティングしたり、広告キャンペーンの効果を追跡したり、広告効果を予測したりできる。

Google が Microsoft の Silverlight を採用したのは、少し驚き。メモ。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080801/311990/

 会員制の郵送DVDレンタルサービスと動画配信サービスを手がける米Netflixは2008年7月31日(現地時間),韓国LG ElectronicsがNetflixの動画配信サービスに対応したブルーレイディスク(BD)プレーヤー「LG BD300」を,今秋に発売すると発表した。通常のDVDを「1080p」にアップコンバート再生する機能を持ち,BD用のネットワーク機能である「BD Live」にも対応している(発表資料・英語)。

 既存のNetflixサービスの利用者は,追加の費用なしで動画配信サービスを利用できる。NetflixのWebサイトから視聴したい映画や番組を視聴リストに追加すると,自動的にテレビ画面に表示される視聴リストにも反映され,すぐに視聴可能となる。リモコンを使ってテレビ画面から作品を選択,登録することも可能で,作品のあらすじや視聴者による評価レートを見ながら作品を探せる。選択した作品は30秒程度の待ち時間で再生が始まり,早送りや巻き戻し再生も可能である。

 NetflixとLGは2008年1月に開催された家電製品の展示会「CES」で,一般利用者に動画配信用STB(セットトップボックス)を提供するための技術提携を発表していた。またNetflixは2008年7月14日にも,米Microsoftのゲーム機「Xbox 360」向けに自社の動画配信サービスを提供することを発表している(発表資料)。

アメリカではNetflixの勢いが加速しつつある模様。サービスオリエンテッドで利用が広がっているようなので、機器をベースにサービスを展開して行こうとしているところよりは有利に展開できるか。

 

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/07/31/20435.html

  米Googleは30日、インターネット上のネット動画を再編集するサービスを提供している「Omnisio」を買収し、YouTubeのために利用することを発表した。

 Omnisioは、複数の動画を組み合わせて編集してユーザー独自の新しい動画を作り上げる機能や、動画に注釈を付けて視聴者が見やすいように情報を付加する機能などを提供している。

 YouTubeは最近、動画に注釈を付けられる「Video Annotations」機能を発表したばかりで、機能向上に努めているところだ。

 今回の買収についてYouTube公式ブログでは、「我々は、ネット動画で可能なことに関しては、上っ面をなでたにすぎないと思っている」とコメント。Omnisioを含め、今後多数の機能追加が行われる可能性を示唆している。

同様のことは日本では、@Niftyなどでも独自に開発して始めているが、Google の戦略としては、もっとも親和性が高いところを買収して拡大していくということが続きそう。Liveもどこかを買収する方針か?

TechCrunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080728big-media-gets-serious-about-livestreaming-gannett-invests-10-million-in-mogulus/

ライブストリーミングによるビデオサービスのMogulusは今日(7/28)、新しい資金調達ラウンドの実施を発表する予定だ。調達金額は明らかにされないようだが、われわれが聞いたところでは、$10M(1千万ドル)クラスになるという。しかしいちばん肝心な点は金額よりも、金の出し手だ。USATodayを始めとする多数のメディアを傘下に持つ$4B(40億ドル)の大企業、Gannettが今回の投資者だという。

Mogulusは、ライバルのUstreamJustin.tvと同様、誰でもカメラとコンピュータとインターネット接続環境さえあれば、ライブでビデオ動画をストリーミング公開できる。従来のテクノロジーと比べれば巨額のコストが節約ができる。(衛星アップリンク機能を備えた中継設備などいらない)。

MogulusはSarah Austinのような新参のビデオブロガーがほんのわずかな予算でライブビデオ番組を放映することを可能にしている。一方で、今やメインストリームのジャーナリズムもこのテクノロジーを利用し始めた。たとえば、去る5月、ヒラリー・クリントンの問題発言はMogulusを通じて全国のメディアに流された

Gannettはここに目を付けたのだと思う。Gannettの記者たちは世界中で事件が起きるたびにMogulusを使っていち早くビデオ動画を撮ってウェブから配信できるようになるだろう。

Mogulusは現在まで約$13M(1300万ドル) の資金を調達している。これは Ustreamとほぼ同額だ。しかし、いかにGannettが後ろ盾になることになってもMogulusにはサービスを拡張する上で無駄にできる時間などほとんどない。噂ではYouTubeは今年中にもライブビデオ機能をローンチするという。

日本では全く盛り上がっていないLiveビデオサービスだが、ここ1,2年はアメリカの業界的には盛り上がりを見せそう。今年抜けたところが、大きくリードする可能性が高いか。

マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/07/22/042/

Microsoftは18日 (米国時間)、新開発したDRM技術のランタイムパッケージ「PlayReady PC Runtime v1.0」をリリースした。動作環境はWindows Vista SP1 / XP SP3、x86とx64に対応した2種類のインストーラは、MicrosoftのWebサイト経由で無償提供される。

PlayReady PC Runtimeは、Microsoftが開発した新しいDRM (Digital Rights Management) 技術の実装。Windows Media DRMとの後方互換性を備えるほか、PlayReadyにより著作権が保護されたコンテンツがWindowsで利用可能になる。レンタルやペイパービューなど多様なコンテンツビジネスに利用でき、ユーザは購入した音楽や動画などのコンテンツを、PCや携帯電話といった複数の異なるデバイスで再生できるようになる。

PlayReadyが対応するフォーマットは、音声がWindows Media Audio (WMA) とAAC / AAC+ / HE-AAC。ビデオはWindows Media Video (WMV) のほか、H.264とH.263をサポートしている。

2008年4月に公開された「Silverlight DRM」は、このPlayReadyをベースとして、クロスプラットフォームに対応できるよう拡張が加えたもの。Sliverlight DRMは、現在β第2版が公開中の「Silverlight 2」に一部機能が実装されている。

メモ。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080721justintv-reaches-1-million-users/

初期のライブビデオストリーミングサイトの一つであるJustin.tvが、2007年3月のスタートから1年あまりで登録ユーザ数100万に達したと発表した。

Justin.TVには、StickamMogulusUstream.tvなど競争相手が多いが、いまだにこの世界で強力な存在感を誇示している(メディア上のスタントを多く起用することによってメディアからの注目を維持)。彼らの競合状態は、過去にも 何度か取り上げたことがある。

3月には、Justin.TVの発足一周年における成長ぶりを見た。その記事の中では、ユーザ数などの統計データを紹介したが、同じデータが今日ではこうなる:

1,721,868 作られたフレンドシップ
90,609   作られたチャネル
522,794  お気に入りチャネル
95,253   セーブされたビデオハイライト
26,167   生成されたプレイリスト
24,478   放送されたイベント
61,562   YouTubeにアップロードされたビデオクリップ
62,278   送られたTwitterメッセージ
16,294   送られたMySpaceブレテン
119     放送されアーカイブされたビデオの総時間(単位:年)

Justin.TVは3月以降爆発的に成長し、65万の新規ユーザを獲得、その間の新規ビデオの総時間はぴったり62年となった。

米国内でのLiveのサービスでは Justin が一歩抜けた状況ということが、引き続き報じられている。コンテンツがエンターテイメント的で面白いというだけでなく、技術的にも自前で配信サーバーを構築しているのが大きいと思われる。

TechCrunchの記事で、Youtubeが今年中にLiveをはじめるという噂が流れたが、その続報はまだ流れていない。もしかしたら、Google自前でゼロから作るのではなく、どこかの買収を考えているのかも。そうするとJustinは買収対象の最右翼か??

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080720start-streaming-qik-opens-to-the-public/

携帯電話からライブ・ビデオ・ストリーミングができるサービス、Qikがついに公開ベータテストを開始した。同時にQikは、指定したグループに限定したビデオ配信、セルフサービスのイベント・ストリーム、新しいエンベッド可能なプレイヤーなど、いくつか重要な新機能を追加した。

今回のベータテストでは、AT&T、T-Mobile、Verizon、Sprintなど多数の端末がサポートされている。またWindowsMobileプラットフォームのソフトウェアのテストも6月から始められている。Qikによると、サポートされる携帯電話の機種は今後さらに順次追加される。サポートされる機種のリストはここに。.

今回新たにサポートされた「グループ」機能では、ユーザーはビデオをアップロード、視聴できる相手を指定することができる。ここでは多様なプライバシーの設定が可能だ。「公開グループ」の場合は誰でもビデオクリップの投稿・視聴ができる。「制限グループ」の場合、誰でも視聴できるが、投稿は指定されたユーザーに限られる。「プライベート・グループ」では投稿・視聴とも指定された特定のユーザーに限定される。

Qikは「イベント」機能も導入した。イベント・サイトとはカンファレンスなど特定のイベントに特化した一時的なグループだ。従来、こうしたイベントサイトを作りたいユーザーはQik社に申し込みをする必要があった。今後はユーザーはセルフ・サービスで自らイベント・ページを作成することができる。ここではカスタム・ロゴが使用でき、一つのイベントに関する多数のビデオクリップをまとめて提供することができる。

TechCrunchではQikを過去数ヶ月試用してきた。ビデオの画質、携帯カメラからウェブに直接ビデオをストリーミングできる利便性など、結果はおおむね満足できるものだった。(アップロードの速度に関して若干トラブルを経験したが、この原因は多くの場合、携帯ネットワークのキャリア側にあった)。非常によく似たサービスとして、KyteFlixwagonその他がある。いくつかのサービスの簡単な比較レポートはここに

米国内であれば、ライブ配信はかなり評判になるのかも。IT系の展示会で大物のスピーチがあるときなどには、威力を発揮しそう。

携帯のキャリアに依存しないで配信できるのが日本の類似サービスとの決定的な違いか。

 

@ITの記事
http://www.atmarkit.co.jp/news/200807/16/livecycle.html

 アドビ システムズは7月25日に出荷開始する予定のサーバ製品スイート「LiveCycle Enterprise Suite」の新製品「Update 1」の説明会を7月16日に開催した。Update 1の特徴は「Adobe AIR」のサポート強化で、米アドビの担当ディレクターブライアン・ウィック氏は「AIRを使ってエンタープライズクラスの業務システムを構築できる」と話した。

 LiveCycle Enterprise SuiteはPDFやFlexアプリケーションを使った業務プロセスを構築、運用するためのスイート製品。データの取り込み、ビジネスプロセス管理、コンテンツ管理など多くの製品で構成する。Update 1では新たに英Alfresco Softwareのオープンソースのコンテンツ管理ソフトウェアを組み込んだ「LiveCycle Content Services ES」と、「Acrobat 9 Pro Extended」の機能をサーバで提供する「LiveCycle PDF Generator 3D ES」を追加した。

 PDF GeneratorはCADツールをはじめ、40種類以上のファイルフォーマットをPDFに変換できるソフトウェア。デスクトップ・アプリケーションの Acrobat 9 Pro Extendedと異なり、全社共通のルールでPDFを作成したり、大量のドキュメントをバッチ処理でPDFに変換、業務プロセス内にPDF自動生成を組み込む、などの使い方ができる。

 また、ドキュメントに対してアクセス権限をかける「LiveCycle Rights Management ES」を強化し、従来のPDF、Word、Excelに加えて、「Microsoft Office 2007」の全フォーマットと、CADツールの「PTC Pro/ENGINEER」ファイルもアクセス権限を設定できるようにした。

 AIRアプリケーションのサポート強化は、これまで「LiveCycle Data Services ES」で提供してきたAMF通信、リモーティング機能、プロセス連携機能をLiveCycleの共通基盤である「LiveCycle Foundation」に組み込んで実現した。AIR/Flexアプリケーションからサーバ側アプリケーションの呼び出しが従来より高速になり、実装も簡単になるという。

 ウィック氏は「エンドユーザーがオンラインなのか、オフラインなのか、その状態によってアプリケーションの挙動を変えることができる」と話し、「AIRは、ユーザーがよくオフラインになるようなアプリケーションに向いているだろう」と語った。

 アドビは、LiveCycleとAIRを組み合わせたソリューションを試すことができるデモアプリケーション「LiveCycle on AIR」をAIRで開発した。PDFへのアクセス権限設定やPDFフォーム連携などの機能を実際に試すことができる。「Adobe AIRギャラリー」で近く公開する。

IT業界はこれからは、動画音声に限らない様々なファイルの暗号化と、閲覧履歴の管理なども大きな産業となるはず。Adobeの動き、パッケージの完成度の高さはこれからの流れに、大きく影響する。要注目。

TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080701ustreamtv-just-got-a-redesign-but-justintv-is-still-beating-its-pants-off/



ライブウェブビデオでトップの座を争うレースに勝つのは誰だ。Google Trendsのウェブサイト部門とcomScoreをざっと見たところ、この4か月でJustin.tvが集団から一歩抜け出たようだ。Google Trendsによると、Justin.tvは30万人のユニークビジターを毎日集めている。一方Sickam.comとUstream.tvはいずれも6万人程度だ。comScoreはビジター数を月単位で集計しているが、同じような分析結果を示しており、Justin.tvの全世界月間ユニーク数が190万、Stickamが86万、Ustream.tv79万、Mogulus44万だ。(下図参照)。

いずれも競合各社のメインページへのトラフィックを測っているだけであり、ウェブのどこかに埋め込まれたビデオを見ている人の数は含まれていない。しかし、条件は同じなので全体傾向を見る指標としては問題ないだろう。

少なくともUstream.tvは、追い付くためには何かを変える必要があることに気が付いている。今日、同社は新デザインのサイトを公開し、 DIYブロードキャスターという、ビデオにテキストとグラフィックを重ね合わせる機能と、自分のビデオを何人が見ているかを測る指標の改善版の提供を開始 した。また、視聴者が配信者を個別に購読できるようになった。同社によると、6月のサイト外を含めた総ユニーク視聴者数は1000万人だという。登録ユー ザー41万人のうち、10万人がアクティブで、日に1万~1万5000本のライブを配信している。有名どころのユーザーは、Johnny Knoxville、Dane Cook、James Blunt、The Plain White Ts、両大統領キャンペーンなど。 TechCrunchITの編集人Steve GillmorもNewsGang LiveショウでUstream.tvを使っている。

しかし、まさにそこに問題がありそうだ。果たして、Steve Gillmorが分割画面でTwitterについて妻と話しているうしろで、猫がソファによじのぼっているところ(実際に今起きている)を見るのと、Justin.tvでビキニ姿のフランス人カウガールを見るのとどちらがいいだろうか。Steveには気を悪くしないでほしい、Justin.tvのライブストリームの特集番組の方がUstream.tvよりも、若々しくて面白いというだけのことなので。

何かしら、ブレイクするためには、お行儀の良いことをやっていてはダメということか。

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/06/18/042/

アドビシステムズは18日、RIA(Rich Internet Application)やPDFに対応したアプリケーション開発/実行基盤の新版「Adobe LiveCycle Enterprise Suite Update 1」をリリースすると発表した。

LiveCycle ES Update 1では、同社製RIA技術の最新版「Adobe Flex 3」「Adobe AIR 1.1」に対応。LiveCycle ESに含まれるデータ連携コンポーネント「LiveCycle Data Services ES」を拡張して、AIRアプリケーションによるオフライン処理(およびオンライン復帰時のデータ同期処理)を簡単に実装できるようにするなど、両技術との連携も強化されている。

また、新たに「LiveCycle PDF Generator 3D ES」「LiveCycle Content Services ES」という2つのコンポーネントを追加。前者は、40種類以上に及ぶ2次元/3次元CAD設計データをPDFに自動変換するためのもので、後者は「企業コンテンツと密接に連携した、ビジネスプロセスやアプリケーションの迅速な開発」を可能にするものだという。

加えて、DRM(Digital Right Management)機能を提供する「LiveCycle Rights Management ES」も拡張し、Microsoft Office 2007やPTC Pro/ENGINEERのファイルについてもユーザー権限に応じた閲覧/編集制限が可能になったという。

提供は、英語版が7月より、日本語版が7月下旬より開始される予定。なお、同社は併せて、LiveCycle Data Services ESの主要機能をオープンソース化した「BlazeDS」の認定ビルド(安定性を検証済みのバージョン)に対するサポートプログラム「LiveCycle Data Services Community Edition」を6月20日から提供することも発表した。

アドビが、文書・動画ともにDRMのコンポーネント安定的に提供するようになると、最強かも。そういえばWord文書などについては Microsoft自体は何か製品は出していたのだろうか? 要確認。

 

AV Watch の記事
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080609/bitt.htm

 BitTorrent株式会社は、角川書店、 GDHと協力。「Interop Tokyo 2008」の開催に合わせ、開催期間中の6月9日から13日までの期間限定で、映画やアニメなどの本編29本、予告編10本の無料配信を実施する。PC向け配信となっており、配信にはBitTorrent DNA(Delivery Network Accelerator)を使用。視聴にはBitTorrent DNAのインストールが必要。

 アニメコンテンツはストリーミング配信のみ。映画コンテンツは720p(1,280×720ドット)で、ストリーミングとダウンロードが選択できる。ファイル形式はWindows Media Video。HDコンテンツのビットレートは約3.5Mbps、ダウンロードでのファイル容量は3GB程度。アニメは640×480ドットのSDコンテンツで、ビットレートは約1Mbps。ダウンロードしたファイルも6月13日を過ぎると再生できなくなる。

 ネットワーク関連技術が展示されるInterop Tokyo 2008は、6月9日から13日まで、幕張メッセにて開催されている。その中でネットワーク相互接続のデモ「ShowNet」が実施されているが、今回の配信はその特別企画として実施されるもの。会場内での配信だけではなく、日本国内のネットユーザーであれば視聴できる。

 配信には、同社のコンテンツ配信技術「BitTorrent DNA」を使用。高品位なコンテンツをセキュアに配信できるというもので、P2Pを使ったファイル転送ソフト「BitTorrent」のプロトコルを拡張した、商用版のコンテンツ配信サービスとなっている。

角川の積極的な動きには注目。リスクを犯してもやってみるコンテンツホルダーがこれから先にノウハウを蓄えていくことになる。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/13/news095.html

 米Microsoftが世界20カ国で提供を開始した新しいオンラインサービスにより、ユーザーはWindows Live Messengerを介してチャット仲間と一緒にビデオクリップを視聴できるようになるという。

 この新サービス「Messenger TV」により、Live MessengerユーザーはMTVの番組のほか、SONY BMGなどが提供するミュージッククリップなど、さまざまなMSN Videoのビデオクリップを見られるようになる。

 Microsoftは別の場所にいる友人と一緒に動画を楽しめるようになることで、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の新たな活用法が誕生し、既にSNSサイトで何時間も過ごすようになっているユーザーにさらにアピールできるものと期待している。

 「オンライン動画はここ1年で人気が急拡大したが、今のところ“自分1人で見るもの”という位置付けだ。Messenger TVはそうした状況を一変させることになるだろう」とMicrosoftのEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域コンシューマー&オンライン担当副社長のジョン・マンゲラス氏は語っている。

 「今後はオンラインで動画を見るのがSNSの楽しみ方の1つとなり、ユーザーは仲間と一緒に動画を見てコメントを言い合ったり感想を共有したりするようになるだろう」と同氏。

 Messenger TVサービスは欧州諸国のほか、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポール、ブラジル、カナダ、メキシコなど世界20カ国で提供される。ただし、米国では提供されない。

それほどインパクトのある機能でもない気はするが、一応メモ。

Tech Crunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080501better-late-than-never-apple-finally-gets-serious-about-movie-downloads/

何年も交渉の末、スティーブ・ジョブズがついに映画DVD発売日と同じ日にiTunesでも新作を発売することで映画スタジオ各社から合意を取った。

これで2006年9月からiTunesで映画販売しているディズニーに加え、20世紀フォックス、ウォルト・ディズニー・スタジオ、ワーナー、パラマウント、ユニバーサル、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント、Lionsgate、Image Entertainment、First Look Studioの計1500作品の販売も手掛けることになる。

お値段は新作映画は購入が$15、レンタル$4(古めの映画は購入$10、レンタル$3)。

アップル・ウォッチャーたちはずっとこの日を待っていた。1月にはレンタル配信契約成立を発表したが、それも情報は前からリークしていた。映画DL&ストリーミングサービスならアマゾンNetflixも既に提供しており、映画タイトルの数も多い。―Netflixは6000作品超、アマゾンは1万2000作品近くを扱っている(アマゾンは自社のUnboxサービスを再検討中の可能性もあるが)。

映画スタジオが折れてアップルの契約に応じるのは時間の問題だった。これまで長いこと彼らはただ蚊帳の外に立って、ディズニーが打ち出の小槌を振る姿を傍観する以外なかったのだ。販売窓口という発想はとにかくあまりにも20世紀的だ。

あとどれぐらい待てば劇場公開と同時にオンラインに映画が出る日が来るんだろう? がんばれ、スティーブ。みんな頼りにしてるんだから。

こういった動きが急速に進むことがコンテンツ業界にとってよいことかどうかは判然としない。音楽業界同様、急激に市場がしぼむ可能性があるかもしれない。

今後の動向に注目。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0804/16/news139.html

 USENは4月16日、企業向けの動画配信受託サービス「GyaO STREAM」を始めた。企業がGyaOのインフラを使い、自社サイトなどで動画を配信できる。

 (1)企業から預かった動画をGyaOサーバを通じて企業のサイトで配信する「type VOD」、(2)映像を企業サイトでライブ配信する「type LIVE」、(3)ストリーミング配信の設備を持っている企業に、GyaOの大規模なバックボーン回線を提供する「type TRANSIT」――の3種類。

 ファイル形式はWMVで、DRMの有無を選べる。日ごとや週・月ごとのアクセスログを集計したデータも提供する。動画配信に障害が起こった際などに対応するサポートセンターも準備した。料金は数十万円程度から。

 今年9月以降、ハイビジョン配信対応の「type HD」、動画をダウンロード形式で配信する「type DOWNROAD」、携帯電話向けに動画を配信できる「type MOBILE」を提供する予定。


「いまさらインフラのサービスか」、という印象。Jstreamなどでもかなり苦戦しているようにも思われるので、アプリケーションのサービスのレベルで勝負したほうがよいと思うが。


兜長ネットの記事
http://www.kabutocho.net/news/livenews/news_detail.php?id=77684


市場はシビア。
この間の小林製薬の制作という具体的な顧客が見える直接的なものには敏感に反応したにもかかわらず、概念的な発表では材料とならない。新サービスの発表による期待感だけで株価が上がる時代はとうに過ぎてしまったということか。

4月10日の記事

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080409qik-raises-3m-for-live-mobile-streaming/

今週始めの噂どおり、ライブモバイルビデオストリーミングサービスのQikが、Marc Benioff、Arjun Gupta、George Garricらによる$3M(300万ドル)のシリーズB資金調達ラウンドを完了した。

Qikではユーザーがカメラ付携帯からテレビやゲーム機、ウェブなどのさまざまなプラットホームにビデオをストリーム送信できる。現在は一部のNokia製電話機でしかQikを使用できないが、同社ではJava対応のスマートホン全機種をサポートする計画だ。

競合にはMogulusKyteがいる。 Qikはこれで合計$4M(400万ドル)を調達した。同社は最近Justin.tvとの提携によって、モバイル機能を利用したライフキャスティング[日常生活のライブ中継]サービスの提供を開始した。

米国内でのライブサービスでは、まだまだ景気のいい話(将来についての期待)が多いようだが、この流れはあまり日本には関係がないか・・・
兜町ネットの記事
http://www.kabutocho.net/news/livenews/news_detail.php?id=75865


小林製薬(4967)が「サラサーティ」ブランド20周年を記念して、3月28日にオープンしたスペシャルウェブサイト「サラサラやわらかな世界」の制作、配信を担当したと発表したことが手掛かり材料となってか、値幅イッパイまで急伸している。
Jストリーム(4308)の13時55分現在の株価は、4,000円高の52,600円でSTOP高特別買い気配。

この材料だけでストップ高?という感じ。他にそれほどの材料はないようだが。
どちらかと言えばインフラ主体の会社が、制作に入り込もうとすると、広告代理店などとの間になにかと問題が発生しそう。


TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/justintvs-birthday-stats%e2%80%9457-years-worth-of-video-and-counting/

ライブビデオのストリーミングサイトJustin.TVローンチしてからちょうど満一年になる。今や競争相手には事欠かない(Ustream、BlogTV、Kyte、Stickam、Mogulus、Yahoo Live、LiveVideo)。われわれの紹介記事はここにも。しかしJustin.TVはこの誕生したばかりのマーケットでしっかり存在を確保しているようだ。CEOのMichael Seibelは「Justin.tvには50年分以上のビデオがアーカイブされている。しかもこの30日で10年分のビデオがアップされる勢いだ」と述べた。

Justin.TVが発表したデータを以下に紹介する。過去1年分と過去30日分のデータがある。


過去1年分の統計

* 87,331,037 ページビュー
* 24,954,403 ユニーク訪問者s
* 57年分のビデオ・アーカイブ
* 28,106 延べチャンネル数
* 356,197 登録ユーザー数
* 73,754 ユーザー生成ビデオクリップ数

過去30日

* 21,409,755 ページビュー
* 5,963,775 ユニーク訪問者
* 11 ビデオ・アーカイブ
* 6,954  延べチャンネル数
* 73,534 登録ユーザー数s
* 26,500 ユーザー生成ビデオクリップ数

ピークの数字

* 3.6 Gbps ビデオ
* 32,000 同時視聴者数

アップデート:Justin.TVのグラフ。ページビュー、ユニーク、常連。(世界ベース)

justintv-graph.png

こちらはcomScoreのトラフィックの比較数字。(Justin.TVは赤い線)。こちらはだいぶ数字が違う。2月にはわずか29万3千のユニーク訪問者しか計上されていない。(Justin.TV側は600万と主張)。これはアメリカ国内だけの数字だが、comeScoreの世界ベースの数字ともだいたい同じ傾向でマッチする。デスティネーション・サイトとして他のサイトと比較した場合の大まかな傾向をつかむためにグラフをかかげた。(こちらはAlexaCompete)。どうやらUStream、BlogTVの上をいっているようだ。

justintv-chart.png

しかしKyte.TVやStickCamには及ばない。(しかしこれらのサイトの数字は信頼すべき統計とするには低すぎる。今の時点では真相は誰にもわからない)。

justintv-chart-2.png

Liveのサービスに関しては、これから先さらに競争があると思われるし、国際的なLiveをどうやるかなどによって、かなり様相も変わってくると思われる。

Broadband Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/21299.html

 朝日新聞社が運営するニュースサイト「asahi.com」は18日、「Microsoft Silverlight」を採用したHD動画配信を開始したと発表した。

 「Microsoft Silverlight」は、マイクロソフトが開発したWebブラウザ用プラグイン。WindowsだけでなくMac OSもサポートし、ブラウザもInternet Explorerに加えてFirefoxやSafariもサポートするといったマルチプラットフォーム対応を特徴の1つとする。

 asahi.comでは2月28日で、Sliverlightを利用したニュース映像配信を開始。画面サイズは最大幅1,280×720ピクセルで、全画面表示機能もサポート。現在のところは朝日新聞独自取材による「ヒマラヤ」「海に沈む島」のほか、ほしのあきや新型ロマンスカーMSSEの試乗会、ニッサンGT-Rデモ走行といった動画が用意されている。

新聞社がHD画質のニュース動画、素材を集めるようになると、報道機関のあり方も変わってくるのかもしれない。

TechCrunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/microsoft-adopts-flash-lite-for-windows-mobile-as-a-stopgap-measure-2/

モバイル対応のFlash Liteはスティーブ・ジョブズには落第でも、マイクロソフトはそこまで選り好みしないようで、Windows Mobileでも使えるようFlash Liteのライセンスを取得した。これで明らかになった点は2つある。:Flashで仕事している開発者や既存サイトが山とあること、そしてFlashに対抗して打ち出したマイクロソフト独自のソフトSilverlightのモバイル版は導入に程遠い状況にあることだ。

マイクロソフトは実践重視で動いてるだけかもしれない。Adobe Flashはウェブ、特に動画では今やユビキタスな存在。Flash Liteは妥協かもしれないが(例えばAdobe Flexツール群で開発したWebページやアプリは動かせない)、それでも携帯電話5億台が既に対応しているわけで、マイクロソフトとしてもFlash Lite用に開発されたアプリを全部無視するわけにもいかない(ジョブズは無視できる。何故ならiPhoneを厳しく統制することでiPhoneエクスペリエンスの全一性を守る方が氏にとっては重要だから)。

ただマイクロソフトにとってこれはFlashのライバル「Silverlight」のシェア確保までの単なる埋め合わせと見ることも可能だ。Sliverlight 2.0のモバイル対応版は第2四半期まで出荷されない。WinMoの機能を上げても、それでSilverlightの魅力が損なわれることはないだろう。

市場には「モバイル端末でもFlashライクなエクスペリエンスを実現して欲しい」という切実なニーズがあるわけで、Flashもモバイル端末上では遅いという意見もある。つまりマイクロソフトには動画、アニメーション、その他のリッチメディアのエクスペリエンスをモバイル化することで Silverlightへの乗り換えを勝ち取る余地もあるということになる(Nokiaは既にSilverlight対応化を発表した)。

アップルやグーグルもモバイル端末上でFlashで対応し切れないギャップを埋める努力をしている頃かもしれない。アドビだって今から全社一丸となって、モバイル端末でFlashの機能をフルに使えるバージョンを出す可能性も。あと考えられる唯一のオプションは、数年待って今のノート並みに携帯端末がパワフルになったら標準のFlashのサイトも表示できるようになる、ということだ。

結局日本企業が覇権を握ることができないことは、間違いない・・・

TechCrunch Japaneseの記事
http://jp.techcrunch.com/archives/justintv-teams-with-qik-for-live-mobile-streaming/

Justin.TVは今日(米国時間3/13)から、Qikとの提携によって、モバイル向けにライブストリーミングを開始する。

この新サービスによって、Justin.TVユーザーは、Qikのアカウントがなくても、コントロールパネルを通じてモバイルでストリーミングできるようになる。統合はシームレスに行われ、ビデオストリーム上の唯一の違いは、画面のどこかにQikのロゴが入ることだけ。

Qikは、招待制のアルファテストを開始して以来、急激に伸びてきた。一般登録を受け付けていないにもかかわらず、常連のユーザーは2000人を超え(ScobleとCalacanisも入っている)、毎週約20%の割合で増えている。Justin.TVの解説はほとんど不要だろうが、ライブストリーミングという分野を開拓し、超人気サービスへと成長してきた。

私は今日の発表に先立ち、Justin.TVのMichael SeibelとQikのBhaskar Royの2人と話をすることができた。Justin.TVはこの提携を、自社のユーザーに対する付加価値であり、ライバルとの差別化になると考えている。 QikのMogulusとの提携について聞いたところ、SeibelはJustin.TVはMobulusをライバルとは考えていないと語り、自分たちはウェブカムと、すぐに使えることとストリーム番組にフォーカスしているが、Mobulusは高画質のテレビ並みの製作にフォーカスしているという。Roy は、Qikは今回の提携を、自社のサービスをもっと多くのユーザーに届けるための一つの手段と捉え、テストフェーズが終り次第、Justin.TVとの提携がもたらす規模の拡大の準備はできていると語った。

ライブ関連と、携帯の発展は日本と世界では全く違う発展を見せている。常に状況を確認しておく必要あり。

TechCrunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/global-or-die-is-there-a-future-for-local-startups/

私の友人のLoic Le Meurは「現在のスタートアップはローカル市場を狙って小さく固まろうとしてはダメだ」と主張している。彼はこの点について論ずる記事を寄稿したいと言ってきた。私は価値のある試みだと思ったので受けることにした。

Loicは最近家族ぐるみでサンフランシスコに引っ越してきて、新しいスタートアップ、Seesmic (同社には私もごく一部だが出資している )を立ち上げた。Loicの他の寄稿には「スタートアップが成功するための10の法則」がある。これは昨年12月にちょっとした議論を巻き起こした。

この後に彼の寄稿とビデオを掲載した。


90年代の初期にインターネットの商用利用が始まった頃の最初のスタートアップは皆ローカル市場に特化したローカル企業だった。たとえば検索エンジンだが、その当時、ヨーロッパ中にありとあらゆる異なったテクノロジーを利用する検索エンジンが溢れていた。名前が違うだけでなく、内容も違っていた。それぞれ地元の言葉による地元産のコンテンツに索引ををつけていた。

そういった検索エンジンのうち、現在まで生き残ったものは誰もいない。みんな最初はYahooその他に、その後はGoogleに買収されるか、潰されるかして消えてしまった。そのYahooにしても、いかにこの業界のリーダーシップが移ろいやすいものか思い知らされるこのごろだ。フランス人、ドイツ人はそれぞれフランス語とドイツ語のサイトしか見ず、外界にはほとんど目を向けなかった。当時独仏には何百というeBayのようなオークションサイトが存在した。そのうちどれだけが残っているだろう!

自分を安売りしたくないのであれば、スタートアップはグローバルな視点を持つ以外ない。ヨーロッパのインターネット業界を見てみよう。世界的なリーダー企業がいくつ存在する? 昔はSkypeがあったが、今はeBayに買収済みだ。昔ヨーロッパの旅行サイトのナンバーワンはヨーロッパ企業の LastMinute.comだったが今はSabreの傘下だ。こんな例はいくらでも続けられる。世界的企業に成長できる可能性のあったヨーロッパのサイトはたくさんあった。しかし今はみなアメリカに買収されてしまった。悲しいことだが、事実は事実だ。もちろん例外は存在する。出会い系サイトの Meeticは自主独立の欧州企業というスタンスを貫こうとしている。しかしこういう例は多くない。

サービスの内容とターゲットとするマーケットについて真剣に考え始めたスタートアップに対する私のアドバイスは以下のとおり。

1. ビジネスの枠組みを作るときからすでに世界的に考えろ。

これがまず難しい。自分の近場のことしか考えないのは人間の特性である。ランチも夕食も近所の仲間と食べて自分の母国語で考えたいのは人情。私は人生の大部分をパリに住んでいたから当然ながらまずフランス市場を考えた。家族といっしょにもっと国際的な都市、たとえばロンドンとかニューヨークとかサンフランシスコに引っ越すことを考えてもよい。

2. シリコンバレーに引っ越せ

引越しというのなら、シリコンバレーがスタートアップにとって世界でもっとも適した場所であるのは明らかだ。ここでならベストのチーム、ベストのパートナーを得られる。急速に事業を拡大できるチャンスも最大だ。ヨーロッパのビデオサイト、DailymotionはYouTubeより前にローンチしていたし、コピーキャットでもなかった。しかしYouTubeのほうがもっと速く成長し、結局10億ドル以上でGoogleに買収された。 Dailymotionは今も資金調達に苦労している。

3. サービスにはオリジナリティーを出せ―目新しく、毛色の変わったものを狙え

DiggやTwitterは新しいソーシャルな関係を作りだした。何百というコピーキャットが生まれたが、本家は依然としてオリジナルだという強みを生かしている。成功への最良の道はもちろんオリジナルな素晴らしいサービスを考え出すことだ。

4. 人真似をするな―買収されたいだけなら別

コピーキャットをするな。たとえ本家と地理的に離れた市場にいても、誘惑されるな。ただし、コピーキャットをすばやく作って本家その他マーケットの大手に売却してしまうのが狙いなら別。そういうことをことを専門にして成功している起業家もいることはいる。しかしどうせなら本家と提携してローカル版をローンチするほうがよい。人生はコピーのようなくだらないことに費やすには短すぎる。

5. 資金調達は世界で一流のベンチャーキャピタルを狙え

世界的なVCならあなたの会社を世界的にするべく手助けをしてくれる。しかしシリコンバレーに本拠を置いていなければ世界的VCから投資を受けるチャンスは少ないだろう。地元のVCに行くなら、いちばん国際的なところを選べ。

6. できるかぎり国際的に人材を雇え

アメリカ人はアメリカ人を雇う。フランス人はフランス人、スペイン人はスペイン人を雇う傾向がある。その方が簡単だが、本当はできる限り違う文化、言語の人間を雇うべきだ。異文化交流による受粉はすばらしい創造性を生み出す。

7. ドメイン名をターゲットにしている国で登録せよ(たとえ興味がなくても大国では登録しておく)

この点はスタートアップがいちばんよくやる手ぬかりだ。良いドメイン名を取得できるチャンスはきわめて限られている。しかしできるだけ努力すべきだ。

8. ブランド名を世界的に保護せよ

主要国で商標を登録するのに手間取るな

9. 開発の当初から多言語対応にしておけ。(たとえ英語をベースにしたプロジェクトでも)

毎日ウェブにアップロードされるコンテンツは英語より非英語のほうが多い。多言語にローカライズするのはサービスがローンチしてから順次実施してもよい。しかし少なくとも言語ファイルを分離して独立させておくべきだ。わかってるって? ただ、多くの言語では英語より単語がずっと長くなるのを忘れないように。このせいでユーザー・インタフェースのレイアウトが崩れることがある。フィンランド語、ドイツ語の例を見るとよくわかるはずだ。

10. プロジェクトの1日目から国際化を心がけよ

国際化は会社を始めたその日から始めなければいけない。開発メンバーを世界のいろいろな国から集めれば異なった文化のユーザーの視点を最初からサービスに取り入れることができる。われわれはまだSeesmicをローンチしていないが、すでに20カ国のユーザーにテストしてもらっている。そのつどわれわれは多くのことを学んできた。

11. それぞれの地域のユーザー・コミュニティーでいちばん積極的に活動しているメンバーと話して地域の特性を理解せよ。そしてそのメンバーに製品のエバンジェリストになってもらうように。

そういう積極的なメンバーは非常に強力なエバンジェリストになってくれる。また現地のパートナーを紹介してもらえる可能性もある。

12. ユーザー・コミュニティーが自分たちでローカライズできるような構造のアプリケーションを作ること

Facebookはさまざまな言語にローカライズされているが、サイト内で言語ファイルを翻訳するためのアプリケーションが用意され、利用されている。メンバーは訳語の選定にあたって討議し、どれがベストが投票することができる。これは品質の高い翻訳を短時間で手に入れる素晴らしいアイディアだ。この方法だと、当初ローカライズの対象として想像もしていなかったような言語への翻訳も可能になる。ただし、その後のメンテナンスをどうするか考えておかねばならない。

13. 単一の言語でも地域ごとに特色がある

フランスで話されるフランス語とケベックのフランス語は違う。マドリッドのスペイン語とメキシコのスペイン語も異なっている。単語の意味も同じではないことがある。eメールは、フランスでは(英語と同じ)「email」だ。ところがカナダのフランス語圏では「courriel」という。しかしフランスで「courriel」とか「pourriel」(スパム)とかいえば笑われるかもしれない。チャットにしてもそうだ。ケベックでは「clavardage」だが、フランスでは単に「chat」である。

14. イギリスは「ヨーロッパ」ではない

アメリカの会社イギリスでローンチすると「ヨーロッパ」に進出したつもりなる。しかしヨーロッパには20以上の言語があり、文化にしてもデンマーク、イタリア、ポルトガルではそれぞれ大きく異なっている。イギリスでうまくいったからといってオランダでうまくいくとは限らない。

15. 経費を適切に管理せよ

国際的といっても現地に自社のオフィスを開設したり、現地にパートナーを置いて提携したりするのはコストがかかる。事情を知らない国で現地の労働法、会計、その他慣行を遵守してしビジネスを展開する苦労を考えてみよ。一部の国では雇用にはきわめて強い規制が存在する。たとえばオフィスを閉鎖してチームを解雇する際には一年分の賃金を支払わなければならない国もある。

16. 絶対に五分五分の提携をしてはいけない

提携する際にはその比率が重要だ。もし50/50の提携をすると誰も決定権を持つものがなくなり、結局大混乱に終わる例が多い。いちばんいいのはもちろん自分の事業は自分で100%コントロールすることだ。

17. 提携するなら現地の大手とせよ

LinkedInは先ごろFranceに進出するにあたってフランス最大の人材供給組織APECと提携するという賢明な手法をとった。フランス市場におけるAPECの大きな存在はLinkedInがこの市場に進出する際のブランドイメージの確立と初期のユーザーを獲得するうえで大きな役割を果たすだろう。

18. 大手と組んだからといって、サービスが成功するとは限らない

その国の最大のISPなりポータルなりと提携したからといって、その相手が真剣にあなたの会社をプロモートしてくれるとは限らない。もしかすると優先順位867位のプロジェクトになっていて、誰も見やしないようなページに押し込められているかもしれない。まさかそんなことはしないだろう? とんでもない。私は何度もそういう経験をしている。大手と提携してクリスマスツリーの飾りの一つみたいな扱いしか受けられないくらいなら、小さいが真剣にプロモートしてくれるサイトと組んだほうがずっとよい。

19. 国際的な再販売組織をつくれ

収益を気前よくシェアするプログラムは提携先のやる気をかきたてる上で絶好の手段だ。ウェブ・ホスティング企業は再販売、特約、共同マーケティングなどのプログラムを提供して国際的な存在となることに成功してきた。

20. 地元のコピーキャットを潰せ

どんなに防止のために努力しても、成功すれば周囲にコピーキャットが生まれるのは避けられない。まずはやっつけることを考えよ。自分がリーダーならより多くのユーザーベースや資源が利用できるはずだ。

21. 潰せないなら買収してしまえ

コピーキャットを潰せないなら、その中でいちばん成長著しいものを買収してしまうのがよい。コピーキャットにとって最終的な収益化の道は多くない。ほとんどの場合本家に買収してもらうのを待っている。ただし、買収にあたっては相手のファウンダーだけでなくチームも会社に残るよう契約しておく必要がある。

22. 発想は柔軟に

ある種の市場ではジョイント・ベンチャーがよいし、別のところでは大手と提携がよくて、また別の地域では独自のチームを作るほうがよい。

23. 以上のことはアジアには当てはまらないかも

私はアジア市場についてどういうことが起きているのか判断を下せるほど詳しくない。しかし中国に進出したアメリカ大手企業の例を見ると、たいていは撤退しているか、苦闘中のようだ。日本市場にはそれぞれ独自の大手が存在するようだが、自分でもあまりよく知らない市場について独断的に語るのは控えたい。ただ私としてはアジア市場ではきわめて細心に注意を払ったほうがいいと思う。

24. 以上のすべてはロシアにも当てはまらない

皆ロシアのインターネット市場のことを忘れがちになるが、これは巨大でしかも急速に発達中だ。市場のリーダーはロシア人が経営する地元企業だ。彼らはアメリカのスタートアップさえ買収している。SupはSixApartからLiveJournalを買収したぐらいだ。

25. Tこれらの諸注意はインターネットのスタートアップだけに当てはまる。

私の経験はインターネットのスタートアップに限られている。他の若い会社には上記の諸点の多くは当てはまらないかもしれない。

[原文へ]

これは、良記事の多い TechCrunch Japanese の中でもかなりの良記事。 23の指摘も鋭い。日本で大企業とくんでも成功した例は少ない。

TechCrunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/liveuniverse-trying-to-acquire-stage6-from-divx-2/

Stage6を巡る奇妙な話はてっきり終幕とばかり思っていたが、Brad GreenspanのLiveUniverseが絡んできて、話のプロットがまたさらに厚みを増した。

LiveUniverseから出た情報リリースによると、DivXの2月25日のサイト閉鎖に 先立ち、LiveUniverseはStage6に買収のオファーを提示していたようだ。提示額はキャッシュ&キャリッジで$11M(1100万ドル)、 プラスStage6とDivXソフトウェアのプロモーションに対する株主持分。そう明記した上で、LiveUniverseはDivX取締役会が「5日以 上の期間に渡りLiveUniverseとの直接対話に応じなかった。そしてその間にDivXはStage6を閉鎖した」と主張している。

サイトは2週間近く閉鎖が続いている。にも関わらずLiveUniverseは未だに買収したがっており、会社に売却に応じるよう圧力をかけて欲しいとDivX株主に呼びかけている。 DivXの株主はwww.livevideo.com/SaveStage6に行って、そこで「イニシアティブに参加し、株主にとって正しいことをするよう取締役会に積極的に働きかけることができる」。

「社外向けの電話やメールは毎日あるのに、Stage6買収目的で最初に紹介を受けたDivX法務顧問David Richterはじめエグゼキュティブには誰一人としてLiveUniverseからは連絡がつかなかった。今も捕まらない」とLiveUniverse は主張。「上場会社の経営陣は株主に対し、株主の利益を代表し最善のビジネス交渉を得る努力を行う信認義務を負う。それが何よりも先決であり大事なこと だ」、「当時も今も、より優れた手堅い買収提案がLiveUniverseからあるにも関わらずDivX取締役会はサイトとそのコミュニティの破壊を決め た。このことは、売却の適正なプロセスを踏まえていたかどうかに対し疑問を提起するものである」

LiveUniverseの記述でひとつ抜けているのは「なぜ?」の部分だ。なぜ彼らはStage6を買収したいのか? もちろん素晴らしいサイト だった。トラフィックも何トン分もあった。でもあれはただBitTorrent式に海賊版コンテンツのバイキングがダウンロード抜きで楽しめるから素晴ら しかったのであって、海賊版映画を抜いてしまったらStage6のトラフィックなんて意味ない。LiveUniverseはあのサイトについて僕らが知ら ない何かを知ってるのだろうか? それでなかったら彼らは大きなリスクを背負い込むことになる。

これから再開されたとしても、記載されているとおり、違法コンテンツの巣窟にならない限りはサイトのトラフィックの維持は難しいので、このままひっそりとなくなるべきと思うが。
Japan.Internet.com の記事
http://japan.internet.com/webtech/20080301/12.html

Microsoft は、来週開催される Web 開発カンファレンス『MIX08』でリリース予定の新しい『Windows Live』サービスとプラットフォーム開発ツールについて、同イベントに先立ち一部説明を行なった。

Microsoft の Live Platform Services グループ担当コーポレート バイスプレジデントを務める David Treadwell 氏は2月27日、Blog 投稿のなかで「素晴らしい新アプリケーションと API が出来上がった。それらを MIX08 で発表するつもりだ」と述べている。

MIX は、Microsoft が毎年開いている Web 開発者と Web デザイナーのためのカンファレンスだ。今年も例年通りラスベガスの Venetian Hotel において、3月5日から7日まで開催される。

今年のカンファレンスで Microsoft が発表する予定の技術の1つに、次期 Web ブラウザ『Internet Explorer 8』の初期バージョンがある。同ブラウザについては、まもなく「非公開の」ベータテストが開始され、年内にもリリースされる予定だ。

Treadwell 氏はまた、プログラミング ルーチンセット『Windows Live Messenger Library』のベータ版についても事前説明を行なっている。同ルーチンセットは、開発者が『Windows Live Messenger』を使ったサードパーティの Web サイト向けに、カスタマイズ可能なユーザー インターフェースを作成できるようにするものだ。Treadwell 氏は、「われわれは、3億人以上の Windows Live Messenger ユーザーに到達するために、Windows Live Messenger ネットワークをサードパーティの Web サイトに公開している」と Blog で述べている。

Treadwell 氏はその他、無料のメディア ストリーミング サービス『Silverlight Streaming by Windows Live』のベータテストを開始することも明らかにしている。これは、異なるブラウザやプラットフォームで利用できるメディアストリーミング プラグイン『Silverlight』と連動したサービスだ。

一方、Microsoft は28日、『Windows Live Contacts API』のベータ版をリリースした。同 API によりプログラマは、他のアプリケーションとの間で、安全に連絡先リストを転送および共有できるアプリケーションを作成することが可能だ。
Microsoft が無料の Live Streaming に参入することで、かなり競争が激しくなりそう。今年はLiveサービスの動向にも注目。
Tech Crunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/confirmed-live-video-on-youtube-this-year/


最初の噂が1月に出たのだが、YouTubeは間違いなくライブ・ビデオの準備をしている。今年中にリリースされるはずだ。

Sarah MeyersがファウンダーのSteve Chenにインタビューしてスクープをものにした。(上のビデオ参照)。NewTeeVeeのおかげでテープ起しもある。

Meyers: YouTubeにライブ・ビデオを導入するのはいつになりますか?

Chen: 2008年だ。今年やるよ。

ライブビデオはわれわれがずっと以前からやりたかったんだけど、きちんとできる資源がなかった。しかし今はGoogleの傘下だからね。今年こそ実際できるといいと思ってる。

さて少々クイズだ。ライブビデオ界をひとたびYouTubeが制覇してしまったら、最初に脱落するスタートアップはどこだろう? 市場への参入がい ちばん遅かったが、YouTubeにはビデオクリップの世界を制したのと同じ勢いが今回のライブの世界でも感じられる。ビデオクリップの場合も同様だが、 コンテンツの制作者というものは、ライバルにどんな特長があるにせよ、いちばん多くの人に見てもらえるプラットフォームを選ぶものだ。(YouTubeに してもビデオの質は決してベストとはいえない)。しかしYouTubeには巨大なユーザーベースがすでに存在する。ひとたびサービスが始まれば、誘蛾灯に 誘われる蛾のように無数のライブビデオのストリーミングがYouTubeに吸い寄せられるだろう。

Youtube でLiveができるようになれば、それが一気に広がる可能性はある。Ustream などもがんばっているようだが、いまひとつブレイクしきったという感じはないので、まだまだこれからだろう。
Business of Online Video の記事
http://blog.streamingmedia.com/the_business_of_online_vi/2008/02/microsoft-relea.html

Windows_media_services_2008_3 Yesterday, Microsoft officially announced the launch of Windows Media Services 2008. While I expect we will see a lot more announcements and news around this and other products at next week's MIX event, here are just some of the highlights from Microsoft of the new Windows Media Services:

  • Reliability: Improves on the 99.999% reliability of Windows Server 2003
  • Native 64-bit OS Support: 2x the industry-leading scalability of WMS 9.0 thanks to native 64-bit operating system support
  • Scalable Live Streaming: deliver large-scale live events to a global audience
  • Fast Streaming: Fast Start and the newer Advanced Fast Start for WMS significantly reduce streaming buffering times to deliver near-television-like experiences when playing back content or switching between sources. For on-demand content, Advanced Fast Start also enables quick seeking within a WMS stream, allowing users to "seek" forward or backward instantly.
  • New Cache/Proxy Server plug-in: this plug-in allows a Windows Media server in a branch office or other remote location to easily split a single broadcast stream from the home office into multiple streams for local end users, reducing WAN traffic.

There are a bunch of other features as well that simplify management, cut costs and enable monetization which you can read about here.

In addition, many features of Windows Media Services that were previously available only on Windows Server Enterprise and Datacenter are now available on Windows Server Standard, and all Standard features are now also available on Windows Web Server 2008. This makes Windows Media Services 2008 available to a broader set of users at a lower cost. 

With the launch of Windows Server 2008, Windows Media Services 2008 is now available for the Windows Web Server 2008, which has a suggested retail price of $469.

メジャーなアップデートはかなり久しぶり。それほどインパクトの大きそうな機能はないようだが。

TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/livevideocom-yahoo-live-done-right/

MySpaceのファウンダー、Brad Greenspanが設立したLiveUniverse社が運営するlivevideo.jpgLiveVideo.comは、また一つ登場したライブビデオ・ストリーミングサービスだが、既存のサービスの利点とYahoo Liveスタイルの機能を組み合わせて、要注目のパッケージを作ることに成功している。

LiveVideo.comには次のような機能がある。

  • 番組のアーカイブ。ユーザーは番組を録画し、あとで再生できる。
  • ライブ・ストリームをエンベッドできる
  • ストリームに付随したチャット
  • Yahoo Liveスタイル風のビデオ会議。ユーザーは、他のストリーミングユーザーを自身のページに招待してビデオ会議ができる。
  • YouTubeに似たコメントボードとプロフィールページ。ユーザーはコメントを書くことができる。
  • Flickrとは比べ物にならないが、ユーザーが写真を共有できるフォトギャラリーがある。

LiveUniverseは、LiveVideo.comを「完全に双方向で、グローバルなライブストリーミング・プラットフォームとして最初のもの」として宣伝している。別にそんなものではないが、機能は豊富なので人気が出るかもしれない。

アメリカでは、無料のライブストリーミングサービスが次々と出てきている模様。
それほど需要の大きいものではないと思われるが、Google が始めたりした際にどのような勢力図に変わってくるかが注目。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/youcastr-live-podcasting-for-sports-fans/

header_logo.jpgMarv AlbertかJohn Maddenになろうと訓練中のあなたには、YouCastrがぴったりだ。このサイトは、ひっそりとしたベータテストから、正式ローンチしたばかり。スポーツ解説のためのUstreamJustin.tvの ようなものだ。このサイトでは誰でもライブ中継や試合の解説をストリーミング放送したり、アーカイブされたポッドキャストのあちこちにわめき声を入れたり できる。リスナーは、最新のスポーツゲームについての解説を聞いたり、ライブでチャットしたりコメントを残すことができる。出来のいいポッドキャストのサンプルはこちら

私はまだ、Joe Schmoがスーパーボウルを解説するのを聞くために、テレビの音量を下げる気にはなれないが、スポーツファンが言いたい放題わめいたものをアップロード して、あとで聞けるための場所には将来性がある。スポーツブロガーがニユースを解説したり、試合のライブブログまでやるための活気あふれるコミュニティーもすでにある。そんなブロガーなら、簡単に音声放送もできればいいと誰よりも思うだろう。YouCastrなら簡単だ。

Yahooのライブビデオ分野への参入や、Ustream買収の噂に よって、ライブビデオはにわかに注目を欲びている。YouCastrがスポーツに焦点を絞ったことは、他のライブ放送サイトにはない目的意識と一慣性を感 じさせるものだ。Justin.tvに行っても、そこで何を得られるか、いつもわかるとは限らないが、YouCastrなら必ず何かスポーツに関係あるも のをやっている。

YouCastrは、4人からなるチームによって昨年開発され、エンジェル投資家グループから、50万ドル程度の出資を受けている。

発想は面白いが、市場が小さいか。
Tech Crunch Japanese
http://jp.techcrunch.com/archives/microsoft-to-acquire-ustreamtv-for-50-million/

Ustream.tvがマイクロソフトと$50M(5000万ドル)の買収交渉の初期段階にある、とValleywagが伝えた。この投稿を公開する時点ではかなり早朝なので電話取材で確認できないが、追って詳しい情報が入り次第お伝えしよう。

Ustream.tvはライブ動画ストリーミング配信では、Justin.tvBlogtvMogulusと並んで、この分野の草分けのひとつ。

Ustream.tvでは動画番組をストリーム配信から投稿までトータルなパッケージで提供しており、ライブ番組・イベントをカバーする動画プロバイダとして信頼性も高い。

去る1月29日には共和党大会のストリーミングで提携を発表。これ以外にも共和党大統領候補マイク・ハカビー氏やチャック・ノリスの番組など各種イベントをカバーしているほか、Chris Pirilloなどメジャーリーグのライブ配信者の拠点も務めている。さらにバイラル展開でもUstream.tvはWalrus TVを破った

買収の噂が本当ならヤフー買収提案の最中ということでタイミング的には少し妙な気もするが、ValleywagはシリーズA交渉前の先制段階であり、成功すればマイクロソフトはもっと広い視聴者にSilverlightの威力を見せることができるだろう、と書いている。


1週間のうちに、米国内のLiveサービスでは様々な動きが起こっている。Microsoft がネット上のメディア企業として買収戦略を進めているということか?

Tech Crunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/yahoo-live-fails-to-scale/


ylive1.jpg
Yahooは、ライブストリーミングサービスYahoo Liveを今日(米国時間2/8)スタートした。主要インターネット企業としては、初めてJustin.tvBlogtvMogulusらのスタートアップに対抗してライブストリーミング分野に参入したが、結果は上の画面イメージでご覧のとおりだ。もしYahoo Liveの初日の成績をつけることになれば、文句なく「不可」だ。

ylive2.jpgYahooがライブストリーミングに参入するという発想は悪くない。この分野はビッグプレーヤーにとって理にかなった選択であり、Googleか近々同じようなサービスをYouTubeに載せるという噂が出て久しい。 技術的には決して最先端ではない。ライブビデオに必要なものは広い帯域と安定したサーバーで、これは小さな会社がすでにやっていることだ。Yahoo Liveの出来も悪くはないが、番組の録画機能のようにライバルにはあって当然の付加価値がない。だから動かすのは楽なはずなのだが、悲惨な落ち方をして しまった。

なお悪いのは、つかの間の動作時間中でも、ほとんどの番組で人数が集まっていなかったことだ。私が見た番組は150名だったし、 Kevin Roseも私がチャンネルを合わせた時にはたった80人だった。他のサイトの人気番組がいつも400~500人を集めていて、それでもコマ落ちすることが ないことを考えると、Yahooのサーバー負荷はライバルよりはるかに小さいはずだ。


Yahooがこういうものをスケーリングできないよう だと(いくら実験だと言い張ったところで、ライブサービスに違いはない)、かつてのオンライン世界最大のスターがどこまで落ちたのかがわかる。 Microsoftでもこれより悪くはないだろうから、むしろYahooを助けてくれるかもしれない。Microsoftがまずやるべきは、スケーリング を理解している賢いエンジニアを送り込むことだ。そうすれば、ひょっとしてYahoo Live Liveの将来は明るいかもしれない。:-)

Launch したライブサービスがグダグダだったという記事。ライブサービスは始めてやるときや、リニューアルの際にはたいていは落ちるもの。メジャーなプレイヤーがはじめることのほうの意義のほうが大きい。


Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/yahoo-launches-live-a-live-streaming-video-service/

MicrosoftのYahoo買収提案をめぐる今週の大騒ぎからして、Yahooの新製品発表が溢れんばかりの注目を浴びなかったのも驚くことではない。それにしても、Yahoo Liveがライブになったという情報が、Bradley Horowitzのブログ “Live is live” というたった3語のポストだけだったとは寂しい。(HorowitzはYahooのTechnology Development Groupのヘッド)
Yahoo Liveは、ウェブカムだけで自分のライブビデオを専用サイトにストリームできるというもの。彼らは「ライブビデオのプラットフォーム」と称している。
これはStickamJustin.tvUstream、それにBlogtvと いった既存のライブストリーミング・サービスと非常によく似ており、ユーザーはチャンネルを開設し、自分のウェブカムを認証して公衆向け放送を開始する。 一般の人はこれに立ち寄って視聴したり、ビデオや音声、文字チャットの中から選択してセッションに参加することもできる。
われわれも目下テスト中だが、いまのところサービスは不安定で、よく落ちる。また、機能的にも物足りないものがある。例えば、ビデオは再生できるようにアーカイブされておらず、ライブ放送されればそれで終わりだ。
ユー ザーは、自分のプロファイルを設定したり、ライブストリームの回数や視聴した人数、放送時間を記録したりすることができる。他のユーザーとのストリーミン グセッションでは、ユーザーと別に最大5人が同時にスクリーンに映し出され、中の一人がプレゼンターとなり、他の4人が参加している形になる。このセッ ションに付属するチャットルームには誰でも参加することができ、またセッションをウェブに埋め込んでおくこともできる。
いまのところ、Yahoo のこのサービスでは2人が働いているようで(一人は若い女性で、リクエストに応じて歌を歌ってくれる)、ありあわせのコンテンツを少し提供してサイトを開 設するのを助けてくれる。YahooはまたTwitterのアカウントを用意しており、誰がいつストリーミングするかをフォローできる。Yahoo Liveから情報を引き出してどこからでもアクセスできるようにしたい方へ。このAPIが利用できる。

アップデート:YahooのChad Dickersonは、安定性の問題について、こういうコメントで回答している。

Yahoo! の買収話で気づかなかったが、Live サービスを始めていたとのこと。いずれのサービスもそれほど話題にならないところを見ると、米国内でもそれほど需要の大きいサービスではない、ということか?


Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/ustreamtv-chosen-to-live-stream-the-republican-national-convention/

C-SPANを見られない人のために、共和党大会がウェブでライブ中継されることになり、ビデオストリーミング技術の公式プロバイダーにUstream.TVが選ばれた。(もちろん、他のJustin.TVBlog.tv、Mogulusなどのライブストリーミングサービスも、大会を取材するジャーナリストやブロガーが使うはずだ)。この発表は、たった今Ustream.TVで流されている。

ウェ ブでのライブストリーミングは、政党が自分のメッセージを余計な解説なしで有権者に届けるには良い方法だ。が、政治ブロガーも大いに喜ぶずだ。9月になれ ば、自宅でくつろぎながらテレビのスイッチを入れることなく共和党大会を見ることができる。Ustream.TVでは、演説を全部中継するほか、ライブイ ンタビューや、共和党役員とブロガーやジャーナリストとのウェブビデオチャットによる大会のリモート解説を予定している。大会から中継されたビデオはアー カイブされ、ブロガーや報道各社に公開されてウェブサイトに転載できる。

役員会にウェズリー・クラーク将軍が名を連ねるUstreamなら、民主党大会のライブストリーミングでもチャンスがあるかもしれない。

党大会の話とは言え、日米の技術の利用の仕方の違いを実感させられる。

Tech Crunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/livecastr-launches-next-in-wave-to-live-stream-video-from-phone/

アムステルダム拠点のLiveCastrは、携帯電話からライブで動画をストリームするサービスを提供。今日(米国時間1/24)、ダボス世界経済フォーラムでサービスをスタートした。これで、同サービスは過去数年にわたり相次いでサービスを開始したMogulus(モバイルではない)、QikFlixwagonその他など一連の競合サービスの仲間入りをすることになる。

サービス開始にあたり、ダボスはぴったりの場だったと言えよう。ファウンダーのRalph Cohenは会場を歩き回っている間に、Larry PageBill Gatesをライブですでに撮影している。

LiveCastrとQikの主な違いというのは、Qikを利用するには、携帯電話にソフトウェアをダウンロードしなければならない点。つまり、サービスを利用できるのは、ほんの少数の端末のみということになる。

LiveCastrでは、ソフトウェアソリューションと共に、シンプルな動画通話も利用可能だ。動画通話のクオリティは低めだが、ヨーロッパのほぼ 全ての3G携帯電話で利用でき、U.S.国内の携帯電話多数でもソフトウェアを追加インストールすることなく利用できる。ストリーム動画は LiveCastrサイト、あるいは、埋め込みウィジェットの形式でも鑑賞可能。

LiveCastrはサービスを開始をしたところだが、同社はIceMobileサイトを通じてモバイルサービスを、ここしばらくの間提供している。LiveCastrは現在プライベートベータ段階。参加したい人は同サービスのホームページで招待状をリクエストできるようになっている。


CrunchBase:Mogulus Qik Flixwagon


携帯向けのライブ配信というのがどれほど需要があるかは問題。PC向けでも、それほど大きな需要は発生していない。



TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/surprise-justintv-is-actually-a-real-technology-company/

justintvlogo.pngJustin.TVのライブビデオサイトがそれ相応のスキャンダルと戦略を伴って初めて登場したとき、既製のウェブカメラからのビデオを放送するためにウェブサイトをプログラムしているに過ぎないということを理解した人は少なかった。しかし実は、Justin.TVは実際の技術もいくつか開発してきていたのだ。スタート当初から、Justin.TVはサイトの全視聴者にビデオをストリーミングするための自社のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を構築している。また、同社によれば、期せずしてそれがお金の節約になっているのだという。

初めて立ち上げたとき、Justin.TVはネットワークの実行に既存のCDNを利用することを考えた。大規模なCDNの利用料は、ビデオの実行1 時間あたり最高$0.36(36セント)。Justin.TVはそれを0.75セントでできるシステムを開発した。最も最近のネットワークのアイテレーションはそれを0.25セントで行う。特に24時間放送のスタートアップにとっては、これらが積み重なり、かなりの節約となるのだ。

しかし、全ての企業が自社ネットワーク構築でお金を節約できるわけではない。Justin.TVの現在のシステムは製作期間が1年以上で、非常に手の込んだものとなっている。そのシステムは、自社サーバーのネットワーク上でコンテンツのストリーミングを開始することができる負荷分散システムからなり、ピーク時にはトラフィックをAmazonのS3とEC2サービスに送る。Adobeのソフトを使わずにこれを可能にするためには、どうしても徹底的にフラッシュサーバーをバラバラにし再構築しなければならず、そのためにこれほど時間がかかっているのだ。

Justin.TVはこの努力の全てが報われると期待している。パイプライン全体をコントロールするということは、より簡単に録画したビデオをアーカイブしたり、他のフォーマットにトランスコーディングしたりするなどの新しい機能を追加することが可能であるということを意味する。しかし、近いうちに CDNを第三者に貸し出すかどうかについての発表はない。

WebCam によるLive については、国内のサービスでも Adobe のメディアサーバーを使っているケースが多いはず。そういう意味では、PC側で利用するコンポーネントは Flash でサーバー側(CDN)が安価というのは強力な強みとなる。今後の動向に期待。

Webpronews.com の記事
http://www.webpronews.com/topnews/2008/01/03/truveo-aims-for-a-billion-indexed-videos

Presidential race should help them get there


The video search site has 100 million videos in its index, a number they would like to increase tenfold by next year.

Truveo's Tim Tuttle has a heck of a New Year's resolution to live up to in 2008. To make it, Truveo will need to tack on another zero to the end of the number of videos they have indexed currently.

"2007 was an amazing year for online video in terms of available content, viewership and industry interest. 2008 looks to be even stronger," Tuttle, CEO and co-founder of Truveo and Senior VP of AOL Video, said in a statement. "As we move to the era of one billion videos, search will be critical for anyone who wants to find something to watch."

The tenfold increase Tuttle wants for 2008 would follow a twentyfold rise in indexed content during 2007. Truveo started last year with five million videos in its index, and grew to 100 million.

International expansion has been the key to Truveo's climb. 70 percent of its visits come from outside the United States, according to their statistics. Across all the sites Truveo backs, more than 50 million unique visitors hit Truveo each month.

We've been impressed with Truveo ever since its public debut in 2005. Three months later, AOL acquired Truveo shortly after inking a new search and advertising deal with Google.

Truveo has been a treat to use for finding videos. Their collection of Iowa caucus videos already shows recent updates within the past hour, and should increase as the polls close. The Presidential election will help Truveo move toward that billion video goal.

それほど大きな可能性があるとも思えないが、動画のメタデータをしっかり集めて分かりやすく提供するサイトがあればかなりのアクセスはあるかも。
Livedoorニュースの記事
http://news.livedoor.com/article/detail/3446112/

 2007年に最もヒットしたものは、"ニコニコ動画"だった。

 12月10日から12月25日まで実施されたlivedoor ニュースの世論調査において、最もヒットしたと思うモノに "ニコニコ動画" が選ばれた。

 ニコニコ動画は、インターネットでの投票であり、44%と高い投票率を獲得した。コメントでは、「毎日チェックしている」、「中毒性がある」、「気軽に楽しめる」、「テレビを見なくなった」という意見からも日常生活に大きなインパクトを与えたことが伺える。

 そのほかのヒットしたモノには、「Wii」、「iPhone」、「初音ミク」など、いずれも2007年に話題を呼んだアイテムが数多くランクインされているのが印象的だ。
Livedoorニュースのアンケートに答える母集団というのはかなり属性に偏りがありそうな感じ。
ほとんどがアーリーアダプターか?
InternetWatch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/12/14/17879.html

 ネットレイティングスは、日本人がよく使っている動画共有サイトのランキングを発表した。インターネット利用動向調査サービス 「Nielsen//NetRatings」で集計した10月における家庭からのアクセスをまとめたもので、同社が発行するメールマガジン 「Nielsen//NetRatings レポーター」12月15日号の記事で紹介している。

 それによると、利用者数で最も多かったのは「YouTube」で1,455万1,000人、次いで「ニコニコ動画」が386万人と、1,000 万人以上の差が開いた。しかし、1人あたりの利用時間では、ニコニコ動画が2時間50分10秒、YouTubeが1時間6分53秒と、ニコニコ動画が2倍 以上だった。同じく利用頻度でも、ニコニコ動画(8.09回)がYouTube(5.43回)を上回った。

 この結果についてネットレイティングスでは、「2ちゃんねる的なコメント機能や『職人』による高品質動画などが醸し出す臨場感と一体感が、ユー ザーを引き付けている」と分析している。なお、2ちゃんねるは、利用者数885万5,000人、利用時間56分4秒、利用頻度6.27回。利用時間と利用 頻度では、ニコニコ動画が2ちゃんねるを超えていた。

 また、トップ10のうち3位に「Dailymotion(仏)」、6位に「veoh(米)」、8位に「Pandora.TV(韓)」、10位に「LiveVideo(米)」がランクインし、海外系サイトも多く見られた。

 このほか、トップ10圏外だった国内の動画共有サイトの利用者数では、「字幕.in」が11万9,000人、「ワッチミー!TV」が10万 3,000人、「eyeVio」が6万5,000人、「Rimo」が1万6,000人、「ニフニフ動画」が1万1,000人だった。字幕.inとニフニフ 動画は、動画にコメントを付けられるサイト。この類のサイトの中では、ニコニコ動画が多くのユーザーから支持されていることがわかるとしている。
この場合の「平均」という尺度がどれほど利用度を説明する指数として有用かは難しいと思うが、ニコニコ動画が常に滞在するファンをつけていることは間違いがない。利用されるに応じてインフラ費用がかからなければすばらしいビジネスモデルなのだが・・・

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/29/17678.html


細かかな機能競争をしても、それほど大勢に影響はないと思うが、一応メモ。
トラベルビジョンの記事
http://www.travelvision.jp/modules/news1/article.php?storyid=32668
 地球の歩き方T&Eと伊藤忠商事はこのほど、旅行向け動画投稿・共有サービスの「旅行クチコミ動画『地球の歩き方LIVE!』」をリニューアルした。機 能面では、利用者が動画を投稿すると自動的にダイジェスト動画を生成する機能を追加。ダイジェスト動画はトップページに掲載し、投稿された動画がより多く のユーザーの目に触れる機会を増やした。動画は利用者だけでなく、各国の観光局やホテルのプロモーションビデオ、「地球の歩き方ホームページ」の海外特派 員が撮影した動画なども随時公開し、動画を公開したいユーザー、閲覧だけのユーザーと、それぞれのニーズを満たすように機能を追加した。今後は、携帯電話 からの投稿、スーツケースなど旅行に関連した商品をテレビ通販のように販売するなど、他の動画サイトとの差別化を図りながら、利用を促進する。

 なお、ブログパーツの提供もしており、サイト内だけでなく、利用者自身のブログやその他のウェブサイトでも閲覧できるようにした。コンテンツに連動した広告の配信のほか、ホテル、航空券、保険など、旅行に関連する商品も提供する。


▽旅行クチコミ動画「地球の歩き方LIVE!」
http://live.arukikata.co.jp/
動画投稿サイトは、その技術的な部分にはそれほど大きな新規性はないだけに、専門性を持ったサイトとの連動でどれだけ価値の高いコンテンツを集められるかが重要。その意味で、このサイトは面白い。要チェック。

ASCII.jp
http://ascii.jp/elem/000/000/084/84799/

アップルジャパン(株)は15日、動画編集ソフト「Final Cut Express 4」を11月19日に発売すると発表した。価格は2万3800円で、旧バージョンからのアップグレード価格は1万1800円だ。

Final Cut Express 4 Packageバージョン4の主な新機能は、AVCHD形式への対応やオープンフォーマット・タイムラインの採用、iMovie '08のサポート、エフェクト/フィルターの追加など。価格も前バージョンより6000円ほど安くなっている

Final Cut Express 4」は、今年5月に発表された同社のプロ向けビデオ編集ソフト 「Final Cut Pro 6」をベースに開発された入門ラインの製品。DVやHDV、AVCHD形式の素材を混在できるオープンフォーマット・タイムラインでムービーをリアルタイ ムに編集。複数のオーディオトラックを扱えるだけでなく、オーディオレベルの自動化やオーディオフィルターの搭載、ノーマライズやゲイン調整などの機能も 備える。また、「Soft Focus」や「Vignette」「Light Rays」をはじめ50種類以上の新しいFxPlugフィルターが追加され、トランジションやエフェクトの搭載数は200種類を超える。もちろん、市販/ オンラインウェアのFxPlugプラグインによってさらに拡張することも可能だ。iMovie '08のプロジェクトを取り込んで編集することもできる。

Final Cut Express 4 Interface
「Final Cut Express 4」のインターフェースは、プロユーザーの多い「Final Cut Pro 6」ゆずり。200種類を超えるエフェクト/トランジションを備え、「LiveType 2.1」によるテキストアニメーションも作成できる

対応システムは、Mac OS X 10.4.10以上。対応マシンはクロック周波数1.25GHz以上のPowerPCまたはインテルCPUを搭載したMac。AVCHD形式の取り込みにはインテルMacが推奨されている。

最近はMacを使っていた制作者さんも徐々に Windows に切り替えている実感だが、Mac人気は根強いため、常にチェックは必要。

NikkeiNet IT Plus の記事を全文引用 
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba001007112007

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 2001年に生まれたP2P (ピア・ツー・ピア)用の通信プロトコル「BitTorrent(ビットトレント)」は、北米インターネット・トラフィックの3割から4割を占めると言わ れている。サンノゼで11月6~8日に開催されているストリーミング関連ビジネスの展示会「ストリーミングメディア・ウエスト2007」初日の基調講演 で、P2Pの老舗、ビットトレント社の社長で共同創業者のAshwin Navin(アシュウィン・ナビン)氏は、「動画によるトラフィックの急増で、従来型の配信方法はもたなくなる」との見方を示した。(ITジャーナリス ト・小池良次)

■IPビデオ急増でエクサバイト時代へ

 米国では、ユーチューブを筆頭に数えきれないほどのビデオベンチャーがひしめく一方、4大ネットワークが看板番 組をインターネットで配信するようになり、ストリーミングメディアがにわかに普及期を迎え、市場規模を拡大している。その半面、従来の大型ビデオサーバー による集中配信が難しくなり、アカマイなどのコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)も伸びている。

ビッ トトレント:2004年設立で、本社はカリフォルニア州。共同創業者で現在はチーフサイエンティストであるブラム・コーエン氏が開発したP2P技術 BitTorrentを提供する。BitTorrentは通常のP2Pネットワークと異なり、人気が高いファイルほど速く転送できるという特徴を持つ。ク ライアントソフトは1億5000万ダウンロードに達し、1日に数万人単位でユーザーが増えているという

 そうしたなか、重要なビデオ配信技術として注 目を浴びているのが、BitTorrentだ。最近では、ユーチューブの対抗勢力として注目されている「hulu」にも採用が決まっており、講演したナビ ン社長は「ABCやNBC、ディスカバリー・チャンネルなど、大手メディアが我が社の技術を利用している」とビジネス分野への浸透ぶりを強調した。 huluはNBCユニバーサルとニューズ・コーポレーションの合弁によるビデオ配信サイトで、フォックスおよびNBCの看板番組を来年から本格的に配信す る予定だ。

 ナビン氏はシスコ・システムズの予測調査を示しながら、2008年を皮切りにIPビデオのトラフィックが急増す ると指摘し、「近い将来、インターネットのトラフィックはペタバイト(1000兆)からエクサバイト(100京)時代に突入する」との分析を示した。そし て、これほど大量のビデオ・トラフィックを処理する時代には、「従来のクライアント・サーバー方式やCDNでは十分な対応ができない」と強調した。

 さらに、ナビン氏は、単純なP2Pでもエクサバイト時代を乗り越えるのは難しいとして、「P2PとHTTP (ウェブの主要転送通信手順)を組み合わせた『Hybrid P2P/HTTP』方式によるビデオ配信の確立が必要だ」と訴えた。 同社は現在、Hybrid P2P/HTTP方式を採用した「BitTorrent DNA」を販売している。DNAはDelivery Network Acceleratorの略称で、現在利用しているCDNを効率化するとともに、高い品質を保証している。

■ お茶の間への進出はP2Pビデオの重要課題

 講演の後半、ナビン氏はP2P市場の動向について触れた。ビデオ配信の担い手となるP2Pプロトコルは現在、 HD(高精細)対応やTimeshifting(いつでも鑑賞できる)、Placeshifting(どこでも鑑賞できる)、PCからテレビへの展開、 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やWeb2.0への対応といった課題を抱えているという。特に、PCをベースにした配信形態から CATVやIPTVなど茶の間で楽しむテレビ環境にP2Pが対応することの重要性を指摘している。

 P2PであるBitTorrentは本来、SNSやWeb2.0との親和性が高く、「ブロードバンドの普及にともない、より多くのコミュニティーベースビデオに利用されることになる」と自信を示した。

 講演の最後では、会場からの質問に答え、P2Pプロトコルによるプライバシー問題やインターネット接続会社 (ISP)とのトラブルについても言及した。ナビン氏は「P2Pだけがプライバシー問題に悩んでいるわけではない」と述べ、同問題がP2P技術固有の課題 ではないことを指摘する一方、運用面での対応が「より重要だ」とした。

 P2Pトラフィックの急増はネットワークへ大きな負担をかけており、米国最大のCATV事業者であるコムキャス トを筆頭に、多くのISPがBitTorrentプロトコルを制限する処置(トラフィック・シェーピング)を行っている。ナビン氏は、「そうした状況を引 き起こしているのは、オープンソースとして流通しているBitTorrentプロトコルによるサービスである」と反論する一方、同社がネットワークの効率 化、配信ビジネス向けに提供しているサービスは「そうした問題を抱えていない」と訴えた。

◇   ◇   ◇

 BitTorrentと言えば、日本で問題となっているWinny(ウィニー)のようなファイル交換アプリケーションと勘違いされることが多い。しかし本来のBitTorrentは、HTTPやFTPなどと同様、P2Pを取り扱う通信手順に過ぎない。

一方、同プロトコルをベースに様々なP2Pアプリケーションやサービスがあり、それらをBitTorrent tracker(ビットトレント・トラッカー)などと総称している。このトラッカーに対しては、全米レコード協会(RIAA)や大手テレビ番組制作会社 (HBO)などが現在も著作権問題で激しい規制活動を展開している。

 こうした状況をふまえ、ナビン氏は「技術としてのP2PおよびBitTorrentが重要である」と述べるとともに、ストリーミングメディア業界が安心して利用できるビジネス用BitTorrentの開発が着実に進んでいることをアピールしていた。

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これは、大変な良記事。 P2Pの現状などが非常に丁寧に説明。日本での展開も発表されているだけに、記事中で説明されている問題点などがどのように解決されるのか、あるいは解決は困難なのかを見極めたいところ。



ケータイWatch からの引用
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37074.html
 アカマイとブイキューブは、パソコンと携帯電話向けに同時にライブ配信が行なえるシステムを開発し、オンラインセミナー導入企業などに向けて提供を開始した。

 今回開発されたシステムは、パソコンと携帯電話に同時にライブ配信が行なえる動画配信システム。アカマイは配信インフラを提供し、ブイキューブ はアカマイの配信をインフラを利用したオンラインセミナーサービス「nice to meet you セミナー」を提供する。同サービスでは、Flashを利用するアカマイの配信インフラ「Live! Flash」でパソコン向けに配信が行なわれる。携帯電話向けには、「nice to meet you トランスコーダ」とイサオの携帯動画エンコーダ、アカマイの携帯向け配信プラットフォームを利用して配信が行なわれる。

 携帯電話向けの配信はiモード端末に対応し、iアプリでセミナーなどを受信・受講できる。EZweb、Yahoo!ケータイ向けアプリは、キャリアのネットワーク側の受信容量の制限により、長尺コンテンツの利用が難しいことなどから提供は見送られている。
 6日には都内で記者向けに発表会が開催された。アカマイ 代表取締役社長の小俣 修一氏は、「アカマイは、インターネット網に信頼性を与えるのが仕事」と同社の事業を紹介し、「動画配信は今や50万人規模が同時視聴できるような環境が 必要とされている。特に企業のセミナーをパソコン、携帯電話で受講するという需要が増えている」と述べ、法人向けにも動画配信の需要がプラットフォームを 問わず拡大している現状を紹介した。
PC・携帯向け配信システムの背景 PC・携帯向けにライブ映像の同時配信を実現

アカマイの構築するネットワークでは、レイヤー構造により障害発生時にサービスの切断を自動的に防ぐ仕組みが用意される アカマイ 代表取締役社長の小俣 修一氏

ブイキューブ 代表取締役社長の間下 直晃氏
 ブイキューブ 代表取締役社長の間下 直晃氏は、法人向けのビジュアルコミュニケーションサービスに特化する同社の戦略を紹介し、セミナー配信システムなどを紹介した。法人向けの需要として は、「1年でのべ30万人が『nice to meet you』を利用するなど、急速に伸びている」とし、「メールを受け取り、URLをクリックすればアクセスできる」と手軽に利用できる様子や、セミナー中の アンケートシステムやセミナー後のチャットなどをデモを交えながら紹介した。

 携帯電話からの利用では、テレビ電話に加えてiアプリに対応することで、パケット定額制での利用が可能。また、携帯の画面では、表示される資料 とライブ配信される講師の画像の大小を入れ替えることもできる。アカマイの配信プラットフォーム側では、理論的に最大50万人規模まで同時視聴可能とのこ とで、大量の同時配信に余裕を持って対応できるシステムとして構築されている。

 間下氏によれば、すでにマネックス証券、外為どっとコムなどが導入を検討しているとのことで、ユーザー向けのセミナー配信などに利用される見込みとのことだった。
アカマイのネットワークと組み合わせてPC・携帯向け配信が可能に ブラウザでアクセスするPC向けセミナー受講画面

iアプリでセミナーを受講している様子


URL
  ニュースリリース
  http://www.akamai.co.jp/jp/html/about/press/press071106.html
  アカマイ
  http://www.akamai.co.jp/
  ブイキューブ
  http://www.vcube.co.jp/

携帯でも、オンライン会議が安定した品質で見られるようになるというのは、ビジネス的にはインパクトが強いはず。両社の社長さんとはお二人ともお話をさせていただいたことがあるだけに、大きな発展を祈念。


ネットサービスパークから引用
http://www.netservice-park.com/world/newsdetail_fdowgiill_20071105103305.html

株式会社Jストリームは、アドビ システムズ主催の、IT関連企業フットサルチーム8組が参加するフットサルの大会、「Adobe MAX CUP 2007」のストリーミング配信を行ない、更にテクニカルスポンサーとして参加する。

PC向は、サイト上でAdobe Flash Media Serverによるオンデマンドストリーミング配信を実施しており、Adobe MAX会期中の11月1日に行われる決勝戦はライブストリーミング配信を実施する。

また、携帯電話向けのライブストリーミング配信の技術協力も実施し、携帯端末向けFlash Player「Adobe Flash Lite(TM) 3」を利用した日本初の試みとなっている。

Flash Lite 3を搭載したノキアの携帯電話で視聴が可能となっている。


関連URL: http://www.adobemax2007.jp/


PCのストリーミングサーバーの覇権争いの勢力地図がこの3年で完全に入れ替わってしまったが、携帯についてもこの流れでいくかどうかが注目。コンポーネントとしては、携帯にもフラッシュが載るのが自然な流れか。

携帯ライブ配信

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第3世代携帯の普及に伴い、携帯電話向けの動画配信の機運も高まっています。弊社では、携帯電話向けの動画配信も行っております。(協力: LivePress Corp.

・サービス内容
携帯電話への動画配信サービス(擬似ライブ配信・オンデマンド配信)

・料金
ご要望を確認したうえで、見積もりにより決定。


コンサルティング
動画配信分野に限らない幅広いコンサルティングを提供させていただきます。

コンテンツの作成
動画配信の前には、必ずコンテンツの制作が必要になります。弊社では、ビデオ撮影・制作業者と数多く提携してコンテンツ制作を行っております。

オンデマンド配信
ストリーミングサーバーを用いた、オンデマンドコンテンツの配信を行います。お手軽ものから、本格的なものまでをサポートいたします。

デジタル著作権管理(DRM)
デジタル著作権管理技術を用いた、セキュアな動画・音声配信をご提供いたします。この技術により、動画・音声のセキュアな有料配信が可能になります。

帯ライブ配信

携帯電話へ向けての擬似ライブにも対応できます。ライブハウスなどの映像を、ほぼリアルタイムで配信するサービスも行っています。

ライブ配信
現在、当社ではライブ配信には対応しておりません。
Internet Watch の記事の引用
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/10/22/17264.html

 BitTorrent株式会社は22日、角川グループホールディングスが同社に資本参加し、デジタルコンテンツ事業を共同展開していくと発表した。

 22日、東京都内で開催された「BitTorrent Conference 2007」において、BitTorrent株式会社の代表取締役社長である脇山弘敏氏が講演で明らかにし、日本における新たな戦略などを述べた。同カン ファレンスではまた、米BitTorrentの共同創業者兼社長であるAshwin Navin氏、共同創業者兼チーフサイエンティストでBitTorrentの開発者でもあるBram Cohen氏も出席し、コンテンツ配信プラットフォームとしてのBitTorrentの強みをアピールした。



角川の資本参加や、CDN事業ではJストリームと協業

BitTorrent株式会社代表取締役社長の脇山弘敏氏

BitTorrent DNAによるコスト削減効果をアピール
 米BitTorrentのビジネスモデルの3本柱としては、1)映画などのコンテンツを配信するWebポータルサイ ト、2)BitTorrentのクライアントソフト提供、3)コンテンツ配信プラットフォームの提供という3つがある。このうちWebポータルは、動画コ ンテンツなどを配信する「BitTorrent Entertainment Network」が提供開始されているが、脇山氏によると「BitTorrent株式会社が映画販売をやるということはない。技術提供に特化して事業を進 める」という。すなわち、残りの2分野が日本での事業内容となる。

 コンテンツ配信プラットフォームとしては、既存CDNにオーバーレイ可能で、帯域コストを削減できる「BitTorrent DNA(Delivery Network Accelerator)」をコンテンツフォルダーらに提供していく。なお、BitTorrent DNAを展開するにあたっては、同ネットワークを集中管理するトラッカーを日本に設ける。現在、BitTorrentが商用サービスのために設置・運用す るトラッカーは、サンフランシスコで6ラック程度あるが、その半分の規模にあたる3ラックを11月にも東京都内のデータセンターで稼働開始するという。

 クライアントソフトとしては、PC用のソフトのほか、ルータやNAS、ゲーム機やHDDレコーダーにライセンス提供し、それらの機器において、 BitTorrent DNAで配信されるコンテンツを見られるような環境を普及させたい考えだ。同社と提携・協業している国内機器ベンダーとして、バッファローやコレガ、ア イ・オー・データ機器、プラネックスコミュニケーションズ、インフォシティなどを紹介した。

 このほか脇山氏は、総務省の支援による「P2Pネットワーク実験協議会」が実施している実証実験に同社が参加し、「東京ネットムービーフェス ティバル」の作品を配信しながらBitTorrent DNAの信頼性や安全性、効率性などを検証していると説明した。また、Jストリームとの協業も発表。通常のCDNではコストが合わない顧客に対して、既存 のCDNとBitTorrentを組み合わせたハイブリッド配信ソリューションを提供していくとした。

 なお、BitTorrentが試算したところによれば、日本の従来のCDNで配信する際、1GBのファイルを送るのに100円程度かかるため、 DVDを1枚配信するのに400~500円かかるという。その結果、「板に焼いて配った方が安く、オンラインでは商売できない」。これに対して、 BitTorrentのようにコスト的に有利な方法で配れば、「オンラインで商売が初めて可能になってくる」とした。

 さらに脇山氏は、角川グループホールディングスがBitTorrentに資本参加し、デジタルコンテンツ事業を共同展開していくことも明らかにした。これにより、BitTorrent日本法人の株主は、米BitTorrentと角川の2社になるとしている。

P2P動画配信サイトを2008年に開設

角川デジックス代表取締役社長の福田正氏
 BitTorrent Conference 2007では、角川デジックス代表取締役社長の福田正氏も講演した。福田氏は、海賊版が流行る背景には、これを売って儲けようとする人の存在以外に、きち んとコンテンツをユーザーのもとに届けることができていないという事情もあると指摘。「エンターテイメント業界は、ファンなくしては成り立たない。著作権 者を守りながら、ユーザーにコンテンツを届けていくのが我々コンテンツプロバイダーの役目。そのために何が必要なのかを角川は常に考えている」と述べ、 DVDやシネマコンプレックス、CATVやネット配信などもその1つだとし、その中におけるBitTorrentの役割に期待しているという。

 なお、BitTorrent日本法人の資本金は公表されていないが、福田氏は角川の出資額が約10億円であることを明らかにした。また、 BitTorrentについてはCDNとしての期待が高いことから、まずは「技術会社」としてBitTorrent日本法人を共同展開していくスタンスを 示した。

 さらに、日本法人の設立には、米国における違法トラッカーによる違法配信に対して、日本にBitTorrentの拠点を置くことで対抗していく 側面もあると説明。トラッカーのサーチエンジンをフル活用して、角川だけでなく、日本のコンテンツの違法配信撲滅のために訴訟も辞さない構えを示した。

 角川グループでは2006年11月、角川映画の米国法人がBitTorrentとコンテンツ配信契約を締結。2007年2月から BitTorrentのP2P技術を活用した映像コンテンツ配信を行なっており、約60作品を提供。米国で入手困難な作品など好評を得ているという。ま た、日本国内でも2007年8月から、角川デジックスが前述のP2Pネットワーク実験協議会の実証実験に参加。この10月から、BitTorrent日本 法人とともに東京ネットムービーフェスティバルのP2P実証実験サイトを開設し、BitTorrent DNAを活用したコンテンツ配信を実施するなど、P2Pに積極的に取り組んでいる。

 なお、この実験では、多くのユーザーが視聴する人気コンテンツにおいては、一次配信サーバーの負担率はわずか5%にとどまり、ピアの負担率が 95%以上に上る結果も出ているという。その結果、平均では一次配信サーバーの負担率が20~30%、ピアの負担率が70~80%になると予測している。

 今後、角川では、2008年7月から9月頃にかけてP2P動画配信サイトをプレオープンした後、同10月から12月頃にも正式オープンする予定だ。
P2P配信における今後の計画 今後のスケジュール

BitTorrentはDVDの代替案になるとアピール

 米BitTorrentのNavin氏は、BitTorrentがなぜ重要なのかということについて、「DVDのフォーマットがなくなるということに議 論は必要ないと思う。デジタル配信の代替案がインターネットで提供されるからだ。問題はそれがいつなのかということだが、それがまだ十分に理解されないの は、インターネットの設計がこのような配信用に出来ていないということ。HTTPよりもよいプロトコルで大量の情報を多くの人に提供できるようにしなけれ ばならない。それがBitTorrentというプロトコルだ」などとコメントした。

 また、Cohen氏は、自身がBitTorrentの開発に至った背景などを説明した後、脇山氏からの質問に一問一答するかたちでコメント。 BitTorrent DNAと他のP2P技術との違いについて、「BitTorrentは基本的にWebの一部」と述べ、ダウンロード元のサイトのドメインから信頼できる情報 かどうかを判断するなど、配信されるコンテンツの信頼性を判断するにあたってはWebと変わらないと説明した。また、「BitTorrentでは何かをダ ウンロードすると、セキュアハッシュアルゴリズムを使う。ファイルの一部をダウンロードしてハッシュをかけ、どこからダウンロードするのかを検証するのた め、非常にセキュリティが高い。セキュリティ面でも、しっかりとしたものを作ることができる」と強調した。
米BitTorrent共同創業者兼社長のAshwin Navin氏 米BitTorrent共同創業者兼チーフサイエンティストで、BitTorrentの開発者でもあるBram Cohen氏

最近追っかけてないので、よく分からないけど一応チェック。P2Pについては、個人的にはもう少し勉強が必要。

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