動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「EMI」と一致するもの



IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1011/17/news115.html

 削除を行ったメディアインタラクティブは、「EMIミュージックから依頼を受け、宇多田さんの違法動画を削除しており、誤って公式動画も削除してしまった。現在、公式動画を戻す作業を行っており、じきに戻る予定だ」とコメントしている。
違法動画も問題だが、公式サイトをどのように運用していくか、ということにも問題。いろいろと考えさせられる事案。

Cnet Japan の記事

 音楽ビデオは重要な戦いの場となっている。インターネット動画サイトとして視聴回数で1位を誇るYouTubeでも、最も人気があるのは音楽ビデオだ。すでにYouTubeはUniversal Music Groupと組み、音楽ビデオを提供する独自ブランドサイト「VEVO」の開設に向けて動いている。

ミュージックビデオなどが人気が高いのはわかるのだけれども、それを収益化する方法が今一つ確立しにくい状況はかなり前から変わっていないような気がする。

Hulu はよいモデルケースとなるのだろうか?
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/08/21106.html

 米Googleは7日、YouTubeのコンテンツパートナーの動画に対して、iTunesやAmazon.comの購入リンクを付けられるようにすることを明らかにした。

 Googleでは、YouTubeのユーザーがミュージックビデオやゲームの動画などを見た後に商品を購入できるよう、動画の下に“Click -to buy”という購入リンクを企業が付けられるようにしたと説明。現在、EMI Muiscなどの企業に対してiTunesとAmazon.comのリンクの提供を開始したほか、Electronic Artsに対してAmazon.comのリンクの提供を開始した。

 YouTubeのコンテンツパートナー企業は、自社の動画に対して購入リンクを設置することができるほか、YouTubeのコンテンツ識別・管理プログラムに参加している企業の場合には、企業が権利を保有しているユーザー投稿動画に対してもリンクを設置できる。

 現在、購入リンクはミュージックビデオが対象で、米国のユーザーのみに表示されている。今後は対象商品を拡大するとともに、世界各国に展開していきたいとしている。
日本ではニコニコ動画でも同様のことは行っているが、あまり収益にはなりにくいと予想。投稿サイトはエンターテイメント的な暇つぶしに使われることがほとんどで、積極的な商品購入のユーザーにはほとんどたどりつかないと思われる。
BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23319.html

 マイクロソフトは30日、「Windows」ブランドのコンシューマー市場向け取り組みを強化すると発表した。新サービスとして、スカイパーフェク TV!のチャンネルをPC向けに有料配信する「スカパー!Netてれび」や、Windows Vistaのサイドバーガジェットを活用したテレビ連携サービスをWindows Media Center向けに提供する。また、PCメーカー各社から地上デジタル放送対応Windows Media Centerを搭載するPCが順次リリースされる。

アンテナ不要の「スカパー!Netてれび」

 マイクロソフトは「Windows Life Without Walls 壁のない世界へ。」という新コンセプトのもと、Windows Vista、Windows Mobile、Windows Liveの各製品をシームレスにつなぐ技術の提供をめざすと表明。PCや携帯電話、テレビといった利用機器を意識することなくあらゆるサービスを利用でき る技術の実現を目指すという。

 具体的施策の1つとして発表された「スカパー!Netてれび」は、CS放送サービスである「スカパー!」の各チャンネルをPC向けに再配信する サービス。CSチューナーで視聴できるチャンネルとまったく同じ編成を、Windows Vista Ultimateなどに搭載されている「Windows Media Center」上で楽しめる。映像はストリーミング形式で配信されているため、ネット環境のみあれば視聴可能。そのため専用アダプタやアンテナ、チュー ナー類は不要。

 サービスは9月30日12時30分より開始。当初は「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」「Baby TV こどもえいごちゃんねる」「囲碁・将棋チャンネル」「パチ・スロ サイトセブン TV」4チャンネルの配信からスタートし、12月には「ディズニー・チャンネル」を追加予定。視聴料金は各チャンネル別に月額料金を支払う形式で、1チャ ンネルあたり「数百円~1000円前後」としている。チャンネル視聴料以外の基本料金は不要。

 CEATEC JAPAN 2008のマイクロソフトブースでもサービスの概要が説明されており、担当者によれば700kbps程度の帯域があれば十分快適に視聴可能という。番組は SD画質で提供されており、現状では録画も非対応。また、映像のストリーミング配信にあたってはP2Pが利用されるため、動画配信サーバーに加え視聴ユー ザー間でもデータの送受信が行われている。

 サービスを利用するにはWindows Vista Ultimate、Windows Vista Home Premium(64ビット版非対応、要Service Pack 1)が必要。また、環境としてはPentium 4 2GHz以上、メモリが2GB以上、通信環境は下り平均2Mbps・上り平均700kbpsを推奨。スカパー!Netてれび視聴に必要な専用プログラムは 無料でダウンロードできるほか、NEC、富士通、東芝の2009年春モデル以降にプリインストールされる予定。

地デジと連携できるガジェットも

 2008年秋以降、地上デジタル放送に対応したWindows Media Center搭載PCが出荷されることも発表された。エプソンダイレクト、オンキヨー、富士通(8月20日発表)、マウスコンピューターの4社から発売予 定。なお地デジ対応のWindows Media Center機能はパッケージ版、Windows Updateによる追加などの形では提供されない。

 この地デジ対応Windows Media Centerのリリースにあわせ、東京放送(TBS)、フジテレビとの協業によるテレビ連携サービスがスタートする。いずれもWindows Vistaのサイドバーガジェットとして提供される機能となっており、TBSの「TBSショッピングishopガジェット」はデスクトップ上に表示された 商品画像をクリックすると、関連するWebサイトに加え、テレビ視聴画面が自動起動する仕組み(クリック時に関連番組が放送されている場合のみ)。フジテ レビの「フジテレビ番組表ガジェット」では番組の視聴予約などが行える。

今後の動画配信業界でのマイクロソフトの立ち位置というか軸足というのがどうなっていくのかは大変興味深い。PCの延長線上で考えるのであれば有利に展開はできると思うが、家電分野への展開となるとなかなか厳しいものがありそう。

Adobe の各分野での追い上げもあるので、日本のハードベンダーなどがどのような提携関係で行くのかは要観察。
マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/26/003/

米国において現地時間の9月25日に「MySpace Music」のサービス提供が始まった。これはMySpaceと、EMI Music、SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT、Universal Music Group、Warner Music Group などのメジャーレーベルが設立した合弁事業による音楽サービスだ。ソーシャルネットワーキングサービスとオンライン音楽配信の融合を目指す。ユーザーは 500万曲以上の膨大なカタログをブラウズしながら、フルストリーミングで楽曲を楽しめるほか、直接Amazon.comからDRMフリーの音楽を購入で きる。

今回は世界規模のサービス提供に向けた第1段階という位置づけで、米国のMySpaceユーザーを対象に英語とスペイン語のサービスの提供開始と なった。サービスの中心となるのはMyMusicツールセットだ。音楽のダウンロード、ストリーミング、そして音楽コンテンツのパーソナル化など、 MySpace Musicのサービス全般の土台になる。検索機能が音楽向けに強化されており、アーティストや曲名、アルバムタイトルなどからすばやく目的のアーティスト のプロフィールページや楽曲にたどり着ける。ユーザーは個人用または公開用のプレイリストを作成しながら、それぞれの音楽ライブラリを管理し、プロフィー ルを通じて他のユーザーと音楽情報を交換し合う。プレイリスト上のコンテンツはオンデマンドでストリーミング再生でき、そのままDRMフリーのMP3形式 の音楽を購入することも可能だ。楽曲販売はAmazon.comが担ってる。またJamsterがリングトーンの販売を行っている。アーティストのプロ フィールページではツアーの告知も行われており、コンサートチケットやグッズの購入なども実現するという。

新しいプレイリスト機能を備えたユーザーのプロフィールページ

アーティストのプロフィールページ

MySpace Musicの収入源の1つである広告スポンサーには、McDonald’s、Sony Pictures、State Farm、Toyotaなどが名を連ねる。例えばToyotaが"Toyota Tuesdays"と題して毎週火曜日に音楽プレーヤーを通じて無料音楽ダウンロードを提供するなど、サービスにとけ込んだ広告になっている。

なおMySpace Music用に開発された音楽プレーヤーなど一部のツールは米国以外のMySpaceユーザーも利用可能だ。

日本ではmixi という巨大なサイトがあるので展開は難しいと思うが、世界的には大きな流れ。良いスポンサーが付いているが、視聴者が付いてこないことには続かないので、今後どれくらい利用ユーザーが増えるかには注目。



AFP BB News の記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2520591/3369905
インターネット通販大手、米アマゾン(Amazon)は、米インターネット検索大手グーグル(Google)と提携し、同社が10月に販売開始する「グーグル携帯電話」にオンライン音楽配信サービス「Amazon MP3」の機能を搭載、米アップル(Apple)の携帯音楽プレーヤー「iPod」専用の音楽オンラインストア「iTunes」に攻勢をかける。

 アマゾンが前年9月に立ち上げた「Amazon MP3」は、「iTunes」と異なり、ダウンロードする楽曲にはデジタル著作権管理(DRM)技術が付加されておらず、コピーやメディア間でのやりとりも可能だ。

 シリコンバレー(Silicon Valley)に本拠を置く調査会社エンダール・グループ(Enderle Group)のアナリスト、ロブ・エンダール(Rob Enderle) 氏は、「DRMフリーの楽曲サービスでは、アマゾンはほぼ間違いなくシェア1位で、グーグルとの提携は見事な戦略だ」と指摘。また、「非常に攻撃的だ。両 社は本気でアップル追い落としを狙っている。iTunesによる、アップルの市場独占状態を打ち破ろうとしている」と語った。

 アップルのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)最高経営責任者(CEO)が明らかにした業界データによると、iTunesは世界の音楽業界でシェア1位を誇る。

 一方の「Amazon MP3」は、EMIミュージック(EMI Music)、ユニバーサル・ミュージック・グループ(Universal Music GroupUMG)など大手を含む2万レーベルの楽曲200万曲以上を揃え、アーティスト数も18万を超える。1曲当たりの価格は89セント(約94円)から99セント(約105円)、アルバムの価格は1.99ドル(約210円)から9.99ドル(約1060円)。

Amazon MP3の強みは、ダウンロードした音楽が、iPodやアップルの携帯電話iPhone、米マイクロソフト(Microsoft)の携帯音楽プレーヤーZuneなどあらゆるデジタル携帯音楽プレーヤーに事実上対応するということだ。

 ラザード・キャピタル・マーケッツ(Lazard Capital Markets)のアナリスト、コリン・セバスチャン(Colin Sebastian)氏は、Amazon MP3の立ち上げに際し、このサービスはほとんどの音楽プレーヤーと互換性があるMP3フォーマットを促進する一方、iTunesへの攻撃を強めるものだと指摘していた。(c)AFP/Glenn Chapman
個人的には、iTunes は全く利用していないので、日本で同様なものの選択肢があるとすれば、Googlezon 陣営のものを購入したいと思う。DRM フリーの楽曲は日本での普及はかなり難しい気はするが。


IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/22/news046.html


 米SanDiskと4大レーベルは9月22日、新しい音楽メディア「slotMusic」を発表した。

 slotMusicは、高音質のDRMフリーMP3楽曲を格納したmicroSDカード。microSD対応の携帯電話やMP3プレーヤーに差し 込むだけで音楽を再生でき、付属のUSBアダプタを使えばPCにも接続できる(Windows、Linux、Macに対応)。容量は1Gバイトで、プリ ロードされる音楽は最高で320Kbps。アーティストは楽曲のほかライナーノーツやアルバムアート、ビデオなども格納できる。コンシューマーが手持ちの コンテンツをslotMusicカードに加えることも可能だ。

 4大レーベル(EMI Music、SONY BMG、Universal Music Group、Warner Music Group)がslotMusicカード向けに楽曲を提供。まず米国の小売店やオンラインストアで、その後欧州で発売される。格納されるアルバムのリスト や価格は追って発表される。
コピーする(できる・できない)ということではなく、テーマにそって、まとめて買えるということがこれから先はメリットになるのかも。コンピレーションアルバムなどが日本で売れているのだし。

TechCrunch Japanese には以下のような記事

SanDiskがmicro SDカード入り音楽発売だって? レーベルがなんでこんな話に乗ったものやら
http://jp.techcrunch.com/archives/20080922music-on-microsd-i-cant-believe-the-labels-fell-for-this/


これ自体がどれくらい売れるかは予測もつかないが、物理的に「ものを買う」という行為は案外なくなりにくいものだと思うので、上記記事の論調には少々疑問を感じる。
Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/09/19/20903.html
KaZaAやSkypeの創業者が創業したことで知られる動画サービス「Joost」は18日、専用ソフトを使った動画サービスという同社のビジネスモデルを根底から変更し、ブラウザから動画を見られるようにしたと発表した。

 Joostの公式ブログでは「今日こそが、新しい戦略、製品、設計をテストし始めるその日だ」とコメントしている。

 ビジネスモデルを変えたJoostが強みの1つとして挙げているのは、インターネット上で最大の合法的動画ライブラリを保有することだとしてい る。現時点で3万5000以上の合法的な動画を見られるという。同社ではこれを「Show」「Music」「Film」の3種類に分類し、ナビゲートしや すいように改良した。

 さらに、テレビ番組や映画を見る時には友人や同僚のおすすめが重要視されることから、Joostもソーシャル機能を追加した。これは 「JoostFeed」と呼ばれる機能だ。これにより、自分が見た動画にコメントを付け、フィードとして配信できる。友人のフィードを購読しておけば、面 白かった動画を見ることができ、話題を共有できるだろう。

 Joostでは、10月には「Premium」バージョンと「Standard」バージョンのサービスを立ち上げるとした。Premiumで は、「Joostプラグイン」という拡張ソフトをインストールすることによって、ハイビジョン画質放送と生放送を楽しめるようになる。一方、 Standardでは、通常通りFlash Playerによる動画サービスが提供されるが、10月にはさらに多くのソーシャル機能も追加されるとしている。
これまでは米国のメディアでもそれほど大きく取り上げられていない感じだが、可能性はあるのでメモ。
毎日.jp の記事
英国放送協会(BBC)の子会社であるBBC Worldwideが音楽ダウンロードサービスの準備を進めている。BBCでは、テレビやラジオ放送向けに、さまざまなバンドがBBCのスタジオで録音した楽曲をアーカイブに保存している。同社は、これらの楽曲の無料ストリーミングサービスと有料のダウンロードサービスを提供することを計画している。

 BBCがラジオやテレビで放送している音楽番組では、BBC本社で録音されたライブセッションの特集を頻繁に組んでいる。各番組で扱う楽曲は、現在のシングル曲、人気楽曲のアコースティック版、他アーティストのカバー曲などさまざまだ。英国では、同局のラジオ放送Radio 1の人気番組Live Loungeへの出演を目標にしているポップアーティストも多い。またBBCは、大規模な野外ロックフェスティバルGlastonbury Festivalの独占放送権も有している。

 当然、同イベントでのライブ演奏はBBCがしっかりと録音し、Radio 1でもリクエストに応じて流している。しかしBBCにとって、これらの楽曲を追加コストなしにラジオで放送できることよりもメリットの大きいことは一体何か。それは言うまでもなく、音楽ファンにそれらの楽曲を有料で提供することだ。

有料での楽曲提供はすでに経験済みのBBC
 BBCが録音した楽曲の有料での提供はすでに前例がある。同社が録音したライブセッションは、これまでもCDシングル曲のB面やアルバムのボーナストラックとして提供されてきた。たとえば、英国のバンドであるGomezが最近リリースした記念アルバム「Bring It On」にもBBCが録音した楽曲が収録されている。また1994年には、BBCが録音したBeatlesの膨大な数の楽曲がCD化された。

 今のところ、このBBC Worldwideのプロジェクトを支持している大手レコード会社はEMIのみだが、英音楽雑誌Music Weekによると、BBCはそのほかの大手レコード会社とも交渉中だという。また、同サービスの開始は早くて2009年1月になるだろうと同誌は報じている。

 このようなプロジェクトには大いに賛成だが、デジタル著作権管理(DRM)技術や低ビットレートのコード化で消費者を苦しめないことが条件だ。そもそも、われわれはテレビライセンス料の一部として、すでにこれらの楽曲に対する料金を支払っている。もっとも正確には、料金を支払ったのはわれわれの親だが。

 無料のストリーミングサービスは広告支援型のサービスになるといわれているが、(テレビライセンスの購入を通じてすでに受信料を支払っている)英国のテレビライセンス保有者は不快に思うかもしれない。

 しかし少なくとも、この新サービスによって、多くのバンドは、次代のBeatlesやLed Zeppelin(Led ZeppelinもBBCが録音したライブセッションCDをリリースした)になれなくても、BBCを通じて自分たちの演奏がリリースされることになる。

まだ先の話で、記事の訳文も分かりにくいが、日本で考えれば
「NHKが独占放映権を持っている独自音源のストックを売り出す」
というような考え方でよいのだろうか。

日本だと著作権(実際にはそれ以上に著作者人格権)の絡みややこしい議論になりそうだが、欧米であれば分かりやすく金の分配の分配を決めることで成立するということになるのだろうか。

実際に開始される頃にはまたリリースが出されると思われるので、とりあえず噂ということでメモ。
IT Pro の記事

 グーグルは9月3日、企業内で動画を共有するサービス「Google Video for business」の提供を開始した。企業向けSaaS型サービス「Google Apps Premier Edition」内の一つとして提供する。インターネット上の動画共有サービス「YouTube」と同様の使い勝手で、企業内に閉じた動画共有が可能となる。

 新サービスは、社内での動画による情報共有やeラーニングなどを容易かつ安価にできるようにする。自社にサーバーを保有する必要がないため、初期投資を抑えられる点がメリットだ。全社で共有する以外にも、特定ユーザーとだけ共有するような使い方も可能だ。現在は英語版のみだが、日本のユーザーも利用できる。日本語には今後対応する予定。

 Google Apps Premier Editionの料金は1ユーザー当たり年額6000円(関連記事)。今回発表したGoogle Video for businessのほかに、Webメール「Gmail」やWeb上で動作するワープロ・表計算「Google ドキュメント」などが利用できる。日本では富士ソフトなどが販売代理店となっている。

SaaS型のサービスで、1ユーザー当たり年額6000円なら、利用してもよいという企業も出てくる可能性はあるか。企業内のシステムでは、退職した社員などからの情報漏洩の問題も大きいので、在職中もローカルにデータのコピーをおかず、退職した瞬間からデータへのアクセスができなくなるようなSaaS型のものの需要が広がることは想像に難くない。

ただし、現状はYoutube の動画データはDRMなしの生データなので、仕様が同じだとすると、重要なミーティングの動画などが途中でキャプチャされて駄々漏れというシャレにならない話にもなりかねない。

そのあたりは、悩ましいところか。

Tech Crunch Japanese
http://jp.techcrunch.com/archives/20080826movie-labels-to-launch-new-open-market-play-anywhere-scheme-as-last-ditch-effort-to-save-drm/

大手映画会社とオンラインの映画リテイラーたちが、昨年Sony Picturesが提唱した仮称Open Marketと呼ばれる運動を準備中だそうだ。Walt Disney系以外の大手スタジオが全員すでに参加していて、来月発表される声明に名を連ねる。

Open Marketを支持する業界関係者にSony PicturesのCTO、Mitch Singerが見せたプレゼンテーションが、ここにある。

特定の営業方式とソフトウェアと一定の形のサービスを組み合わせて、現状で市場を分裂させているさまざまな製品形式とDRMへの取り組みの間に相互運用性を実現することが、Open Marketのねらいだ。その分裂は、ユーザを特定の店と形式に縛りつける。また、オンラインの映画販売の普及を致命的に妨げる。複数の情報筋によると、映画業界は今、音楽業界の二の足を踏まないため、そしてノンDRM映画の売れ行きを頓挫または細くするための最後の手段として、この運動を支持しているのだそうだ。

業界は、DRMの相互運用性をめぐって足並みが揃わないことに疲れ果てていた(この分野ではCoral Consortiumが大きな希望だったが、ほとんど行き詰まっている)。そこでそれらの不毛な対策に代わるものとして、Sony PicturesはOpen Marketを提案した。それは、映画コンテンツの諸形式間の、ユーザに不便をかけない/ユーザを束縛しない完全な互換性と、DRMへの異なる取り組み間の相互運用性を、技術面よりもむしろ営業方式の面で実現しようとする。

その中心的な部分が、装置の登録と映画の購入/レンタルを管理することによって相互運用性を確立しようとする中立のサードパーティーだろう。それを “ドメインプロバイダ”と呼び、彼らがユーザの装置登録サービスを管理する(PCかテレビかモバイルデバイスか等々)。そうすると、登録した装置の上でなら、どこからどんな映画を買おうと借りようと無事に見ることができる。

おそらく、映画各社はこぞってこの運動を支持しているだろう。Fox、Paramount、Sony、Universal、Time Warnerなどはすでに参加している。Amazon、Target、WalMart、Comcast、MovieLink、CinemaNowなどのリテイラーも、参加すると言われている。

不在が目立つのは、Appleと、Walt Disney系のスタジオだ(Pixar、Touchstone、Miramaxなど)。彼らはiTunes/Fairplay方式を強力に支持している。

こういった話は、日本で議論されても絶対にまとまらない動きなので、アメリカでこういった動きが出てきたのはインパクトのある動きになる可能性もある。ただし、これまでも、何度も似たような話は沸いては消えているので、これが本流になるかどうかは不明。

2008年8月に大阪と東京で株式会社セミナーチャンネル様主催で、

YouTube・動画ポータルサイト徹底活用術セミナー
~ 今話題の動画配信を利用したアクセスアップのテクニック ~

http://www.web-planners.net/webplanners_semi_douga.html

というセミナーをさせていただくことになりました。
(お申し込みは上記のサイトからお願いします。)

各場所で限定30名ですので、早めにお申し込みください。

 

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/07/01/20107.html

米RealNetworksが運営する音楽サービス「Rhapsody」は6月30日、DRMフリーのMP3フォーマットで楽曲を販売する音楽ストアをオープンしたと発表した。

 同時にRealNetworksはMTV Networksとも提携し、「Music Without Limits」イニシアティブを立ち上げた。音楽サイトで楽曲の完全ストリーミング放送を行い、そこからMP3フォーマットでのダウンロード販売を行えるようにする。

 さらに、RealNetworksは米携帯キャリア大手のVerizon Wirelessとも提携。携帯電話からMP3フォーマットの楽曲を購入できるようにする。

 RealNetworksが開始した「Rhapsody MP3 Store」は、4大メジャーレコードレーベルであるUniversal Music Group、Sony BMG Music Entertainment、Warner Music Group、EMIと提携。多数のインディーズレベルとも提携し、合計500万曲を用意している。ほとんどのアルバムは9.99ドル、シングルは99セントで販売する。

 多くの音楽ダウンロード販売サイトでは、購入前には30秒程度のサンプルを聞くことしかできないが、Rhapsody MP3 Storeでは、最初から最後まで聞くことができる。その上で、気に入った曲をダウンロード購入し、iPodなどを含むMP3プレーヤーに転送できる。

 RealNetworksではMP3ストア開店を記念して、大々的な広告キャンペーンを展開する。まず、7月4日までにRhapsodyに登録した最初の10万人に、無料でアルバムを進呈する。また、2008年第3四半期だけで1500万ドルの広告費を投入するほか、2009年までに合計 5000万ドルの広告キャンペーンをテレビ放送、インターネット、出版広告で展開する計画だ。


 

音楽サイトやSNSでフルコーラス再生可能、月25曲まで

 MTV Networksとの提携によって発足したMusic Without Limitsイニシアティブには、米Yahoo!、音楽発見サービスのiLike、MTV Networksが参加している。

 提携企業の傘下にあるYahoo! Music、MTV.com、CMT.com、VH1.comなどの音楽サイトでは数週間後に、月に最大で25曲までフルコーラスで楽曲を聞けるようになる。また、そこからRhapsodyでDRMフリーのMP3ファイルを購入できるようにリンクが設置される。

 iLikeとの提携では、ソーシャルネットワークを使った音楽配信の新しいビジネスモデルが採用される。このイニシアティブによって、 iLike上でRhapsodyが提供する楽曲をフルコーラスで再生できるサービスが提供される。しかしiLike上だけでなく、メジャーなSNS向けの iLikeアプリケーション(例えばFacebook、MySpace、hi5、Orkut、BeBoに提供しているアプリケーション)上でも、同じように聴けるようになる。月に25曲という制約は変わらないが、それを超過した場合でも30秒のサンプルは聴くことができる。

 重要なこととして、このようにしてストリーミング放送される曲のアーティストやレコードレーベルには、Rhapsodyとの契約によって、1回再生されるたびにロイヤリティが支払われる。また、ここにもRhapsody MP3 Storeで購入できるリンクが設置されるため、楽曲が売れればアーティストもレーベルも利益を得る。iLikeは2800万の登録会員を持つ人気のソーシャル音楽発見サイトであり、これは音楽業界にとっても興味深いビジネスモデルといえる。


 

携帯電話からもDRMフリーMP3楽曲を購入可能に

 Verizon Wirelessの提携によって、携帯電話からもDRMフリーMP3ファイルを購入できるようになった。このサービス「V CAST Music with Rhapsody」では、1楽曲を1.99ドルで購入し、同時に2つのコピーを入手できる。1つは携帯電話のため、もう1つはPCに保存しておくためだ。さらにこのサービスの専用ソフトをPCにダウンロードし、Rhapsodyの月額会員に登録すると、Rhapsodyの全サービスにアクセスできるようになる。

 Rhapsodyサービスは、現時点では米国内でしか提供されていない。会員になるには米国内の正当な住所を登録する必要がある。そのため日本国内からは残念ながら利用することができない。

 米国では、DRMフリー楽曲への流れがどんどん加速している。現在では、Wal-Mart、Amazon、Napsterが、いずれもDRMフリーのMP3フォーマットでダウンロード販売を行っている。また最大手AppleのiTunes Storeでも、「iTunes Plus」サービスにおいてDRMフリーでAACフォーマットの楽曲をダウンロード販売している。

RealのサービスでMP3の話でしか出てこなくなったのはさびしいところ。しかも米国のみ。日本国内のメジャーなプレイヤーではなくなってしまった。

 

TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080626joglis-music-search-streams-500m-songs-12m-albums/

Jogliを紹介しよう。これは音楽用の検索エンジンで、5億曲の楽曲と1200万枚のアルバムをすぐに聴くことができると豪語している。

これ以上音楽目的地サイトの入る余地はある得ない、というのは正論だ。しかし、数日間Jogliを使ってみたところ、私はこれが、SongzaMeeMixDeezerSeeqPodをはじめとするライバルたちを、慌てさせる可能性を持っているという印象を強く持った。

Jogliはウェブを巡回して楽曲や楽曲のクリップを集め、検索用のインデックスを作る(曲の大半はYouTubeからだが、他のサイトも探す)。そしてユーザーはJogliが見つけてきた曲をウェブに直接組み込まれたプレーヤーで聴くことができる。 「検索してクリック&プレイ」なんて何も新しくないことはわかっている。しかし5億曲が対象となれば快挙といえる。

私がテストした限りでは、Jogliでアーティスト、曲、アルバム、クリップなどから効率よく音楽を検索することができた。メインストリーム以外のアーティストや曲も全部見つけられた。たとえば、Jurassic 5 featuring Nelly Furtadoの‘Thin Line’ という曲や、Nick Caveのアルバム‘Let Love In’など。

API経由でYouTubeに便乗するトレンドが、音楽サービスのルールを変えつつある。インターネットラジオサービスのMeeMixやLast.fmがロイヤリティを払わなければならないことを思い出してほしいのだが、Jogliは一切払っていない。ストリーミングやストレージの費用さえ払っていない。YouTubeが(即ちGoogleが)払っているからだ。もちろん、YouTubeがこの手の音楽ビデオの取り締りを始めれば、このトレンドも長くは続かないかもしれない。

Jogliは現在ベータ版で、完璧にはほど遠い。たとえばコミュニティーや発見の機能は事実上存在していない。しかし5億曲という資産は、Jogliが参入のきっかけをつかむのに十分であることは間違いない。

YoutubeのAPIでメタデータを拾って質の悪いサービスを提供しているところは多いが、独自のデータベースを用いて質の高いデータを提供していくようであれば、優良なサイトになっていく可能性はある。

IT Media News の記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0806/05/news022.html

 英EMI Group傘下の大手レーベルEMI Musicは6月3日、P2P音楽配信サービスの米Qtraxとの提携を発表した。この提携により、米国とカナダのQtrax会員は、EMIの楽曲を無料で楽しむことができるようになる。

 Qtraxは、広告サポートによる無料音楽配信サービスを提供している。今回の提携により、Qtraxの会員は、EMIの楽曲を回数無制限でストリーミングしたり、PCにダウンロードできる。また、ダウンロードした楽曲を3台までのポータブルデバイスに転送することも可能。60日に1度Qtrax サイトを訪問すればサービスを継続的に利用でき、ダウンロードした楽曲を何度でも再生できるという。

 EMIは同日、無料音楽ダウンロードサービスの米SpiralFrogとの提携も発表。北米のSpiralFrogユーザーは、EMIの楽曲および音楽ビデオクリップを、合法的にダウンロードできるようになる。

メモ。

 

Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20371519,00.htm

 Amazon.comのMP3サービスは成長しているが、Appleの「iTunes」に影響を与えていない。市場調査会社NPD Groupは米国時間4月15日、このような調査結果を発表した。

 2月に「AmazonMP3」で買い物をした人の約10%が以前はAppleの顧客だった、とNPDでは述べている。

 これは、「正常な流れとして、デジタル音楽の顧客層が拡大し、iTunesコミュニティーに属していない顧客グループにまで広がっていることを示している」とNPDの娯楽産業担当アナリストであるRuss Crupnick氏は声明で述べた。

 AppleのiTunesは、デジタル音楽販売で第1位を維持している。9月にオープンしたAmazonMP3は、米国消費者による個別楽曲のダウンロードにおいて、Wal-Martを2月に追い越して第2位となった、とNPDでは述べている。

 ここで、Appleから顧客を奪うことなくAmazonが成長を続けられるか、という大きな疑問が浮かぶ。

 Crupnick氏は、Amazonは既存顧客を同音楽ストアに誘導するだろう、と指摘する。同氏は、Amazonが2月に実施したSuperbowl キャンペーンにより、通常の顧客が音楽サービスをチェックするよう流れた可能性があると述べる。また、同氏は、多くの音楽ファンが好奇心から訪問している とも推測する。

 「Amazonがこれらの人々をどうするか、様子を見る必要がある」とCrupnick氏は述べる。「トラフィックは雪だるま式に増加するか、減少するか?」

 Amazonには、Appleと比べて少なくとも1つ優位な点がある。AppleのDRMフリーの楽曲は、EMI Musicからのみ提供されている。しかし、Amazonの場合、4大レーベルすべてのMP3がDRMフリーだ。また、Amazonは、デジタル楽曲ファ イルをより高いビットレートで販売し、価格はより安価だ。

 しかし、NPDによると、Amazonにとって道のりは長いという。iTunesのMP3販売はAmazonの10倍以上、とNPDは述べる。

日本では携帯での商流が独自にあり、あまりホットな話題として取り上げられている感じでもない。こういったものは、国ごとに独自に発展する感じになるのだろうか。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080404/297971/

 米News傘下の米Fox Interactive Media(FIM)が運営するソーシャル・ネットワーキング・ サービス(SNS)「MySpace.com」 は米国時間2008年4月3日に,大手レコード・レーベル3社と共同の音楽事業を立ち上げると発表した。名称を「MySpace Music」とし,ドイツBertelsmannとソニーの合弁会社Sony BMG Music Entertainment(Sony BMG),フランスVivendi傘下の米Universal Music Group(UMG),米Warner Music Groupと手を組む。

 出資額などの詳細な条件については明らかにしていないが,米メディアの報道(New York Times)によると,レコード会社3社は新会社の少数株式を取得するという。また,残る大手レーベルの英EMI Groupは現時点で提携していないが,まもなく参加すると見込まれている。

 新会社はロサンゼルスに拠点を置き,専任の経営陣を構成する。数カ月のうちに,MySpaceの既存の音楽チャンネルでコンテンツとサービスの提 供を開始する。人気の高い音楽コミュニティと広範なオンライン向け音楽コンテンツ・カタログを統合し,新たな音楽サービスと収益モデルを提供するとしてい る。

 MySpace Musicのホームページ,アーティストのプロフィール・ページ,各ユーザー用のホームページで構成し,アーティストとファンが交流できるさまざまな場所 を提供する。デジタル著作権管理(DRM)を外した楽曲を配信するほか,広告付きビデオのストリーミング,モバイル向けオンライン・ショップなどを展開す る。

 ユーザーは豊富な音楽カタログから,楽曲を見つけてストリーミングあるいはダウンロードし,自身のホームページから直接コンテンツを管理することが可能。カスタム機能を備えた管理ツールにより,プレイリストの作成や,高度な購買および検索機能にアクセスできる。

 レコード会社に所属するアーティストは,音楽ダウンロードをはじめ,着信音や壁紙などのコンテンツをプロフィール・ページから直接ファンに向けて公開できる。楽曲だけでなく,Tシャツなどのオリジナル・グッズの販売も行える。

 同社によると,現在MySpaceの音楽チャンネルには毎月3000万人近いユニーク・ユーザーが訪れ,500万以上のアーティストが参加している。大手レコード会社だけでなく,独立系レーベルやアマチュアのアーティストの情報やコンテンツをやりとりできる。

5年以上前に、同じような顔ぶれで音楽配信の提携を Real Networks が発表したことを思い出す・・・。 そこの頃に比べれば、携帯端末などの普及度や性能は飛躍的に進歩しているが、キャッシュをどのように作っていくかが問題か。


Cnet Japan の記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20367218,00.htm

 オンライン小売業者のPlay.comは、英国内で「PlayDigital」と呼ばれる新たなダウンロードストアを立ち上げ、EMIおよびイン ディーズレーベルが提供する楽曲を、iPodを含むあらゆるデジタルデバイスでの再生が可能なMP3トラックとして発売する予定である。

 音楽業界は、違法ダウンロード対策のカギとなる技術として、デジタル著作権管理(DRM)に頼ってきたものの、現在は多くのレーベルが、デジタル販売を伸ばす努力の一環で、制限的なコピー防止技術が用いられていない楽曲販売へと傾きつつある。

 PlayDigitalは、DRMフリーのMP3フォーマットで、楽曲毎およびアルバム毎で販売する予定。AppleのiTunesでも、より高 い価格ではあるが、EMIの提供する楽曲が、DRMフリーで販売されている。しかし、プロテクトがかかっていないAACフォーマットでの販売となるため、 多くのデジタルデバイスで再生可能となってはいるものの、すべてのデバイスで再生できるわけではない。

 オンライン小売業者のAmazonは、Universal、Sony BMG、Warner Music Group、EMIの全4大音楽レーベルと契約を結んだものの、英国内で(DRMフリーのMP3楽曲販売を)開始する正式な日付は決まっていない。

 Play.comは、PlayDigitalでのシングルトラックの平均販売価格が70ペンス(1.37ドル)、人気トラックの価格が65ペンスになることを明らかにしており、今後はより多くのレーベルと契約することを期待していると語った。

 Play.comは、同社は700万人以上の顧客を抱える、英国内で3番目に利用客が多いオンライン小売業者であると述べている。

 Jupiter ResearchアナリストのMark Mulligan氏は米国時間2月13日、Reutersに対して「デジタル音楽スペースへの新規参入者は、あまりDRMは流行らないとの考えに傾いてきていることを、今回の例は示している」と語った。

 「DRMフリーを採用したPlay.comの流れは、こうしたトレンドを明確に表すものとなる」(Mulligan氏)

 PlayDigitalを率いるWendy Snowdon氏はReutersに対し、時流はDRMを否定する方向に動いていると確信するゆえに、DRMを採用しないことに決定したと語っている。

 「DRMフリーのデジタル音楽こそが、デジタル音楽をいつでも利用可能なものとする最善の方法であるとわれわれは信じている。顧客にとって、また、顧客が望んでいることに応える方法として、これは当然の流れであるように感じている」(Snowdon氏)

英米では、基本的に楽曲のダウンロードは「DRMなし」という流れがどんどんと加速しつつある。日本国内では以前Winnyの開発者が逮捕されたりした経緯からもう少々慎重な動きになるだろうが・・・
CNet Japan の記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20366033,00.htm

 Qtraxのビジネスは、一見うまくいきそうだった。

 同社幹部らは、違法なファイル共有は捕捉すると説明して報道陣を説得し、海賊版音楽が蔓延するGnutellaネットワーク上にインターフェースを構築した。そして、楽曲を合法的にダウンロードし共有する方法をユーザーに提供すると約束していた。

 Qtraxのマネージャーらは、大手レコードレーベルに対してはファイル共有が有利なビジネスになりうると説得し、4大レーベルすべての参加を取り付けたと公表していた。

 Qtraxは米国時間1月28日、予定より12時間以上遅れて同社の音楽サービスを開始した。その前日には、同社には楽曲の販売権がないとして大手レコード会社らに非難される騒ぎとなった。

 ニューヨーク新興企業であるQtraxの待望のサービスは、1年以上かけて準備した揚げ句に大失敗に終わった。

 このQtraxの一件には教訓が2つある。第1に、全大手レーベルが望んでいたのは、単なるダウンロードではなく広告付き楽曲だということだ。第 2に、Qtraxの経営陣はサインが済んでいない取引を公表するよりマシなことを考えるべきだったということだ。Qtraxの最高経営責任者(CEO)で あるAllan Klepfisz氏は27日にCNET News.comに対して、契約書は持っていると述べたが、未署名であることを認めている。

 誰でも知っているように、契約書にサインがなければ取引は成立していない。

 この点については、映画「ザ・エージェント」の中で女優のKelly Preston氏が演ずる広報担当者の台詞がおそらく最も端的に語っているだろう。「握手は信じないこと。売り込んで、サインさせること。混同してはダメ」

 Qtraxがライセンス契約でつまずく一方、大手レコード会社は、現在数を増やしているストリーミングのみでコンピュータやデジタル音楽プレーヤへのダウンロードサービスのない広告付きサイトと提携を進めている。

 ImeemやLast.fmなど、ストリーミングだけを提供するサービスでは、Universal Music Group、Warner Music Group、The EMI Group、Sony BMG Music Entertainmentの4大レーベルすべてが保有する楽曲が提供されている。

なんじゃそれ、という内容。米国内では、大きな話題になっている模様。

関連記事
http://jp.techcrunch.com/archives/qtrax-really-blows-its-launch/

マイコミジャーナルの記事
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/01/24/061/

米YahooがDRMフリーのMP3楽曲提供に向け、音楽業界のメジャーレーベルらと交渉に入っているとAP通信が23日(米国時間)に報じてい る。同件に関わっているメジャーレーベルの幹部2人の証言によれば、YahooはこうしたDRMフリーのファイルを有料販売、または広告を組み合わせて無 料配布する計画だという。DRMフリーの楽曲配信については、英EMIが米Appleと共同で昨年4月にiTunes Plusでの配信をスタートしたのを皮切りに、米Amazon.comがMP3配信サイトを9月にスタート、4大レーベルを巻き込む形で急速に拡大してい る。今回のYahooの動きは、これに続くものになるとみられる。

前述のメジャーレーベル幹部によれば、こうした話し合いは昨年の12月に行われたものの、まだ暫定的なものだったという。Yahooでは現在詳細を 詰めている段階で、2008年中のサービスインを目指しているようだ。実際、Yahoo自身はこうしたDRMフリーの楽曲配信サービスに興味があることを 何度も公言しており、メジャーレーベルとの交渉は自然な流れだといえる。

DRMフリーの楽曲配信については、Universal Music、Warner Music、EMI、そしてSony BMG Music Entertainmentのいわゆる4大メジャーレーベルが過去半年間で相次いで配信のライセンス提供を表明している。DRMフリーはデジタルコピーが 容易になるというリスクの反面、AppleのiPodやMicrosoftのZune、その他多数のMP3プレーヤなど、再生媒体を選ばずに自由な配信が 可能となるため、低コストでより多くのユーザにリーチできるというメリットがある。

米国でのDRM フリーの流れが一気に加速しているが、P2P での被害よりも実益が大きいという結論が出たということだろうか?単にアメリカでは Winny などのような深刻な被害事例を体験してないということが理由だとしたら、後々おおきく日を吹きそうな気もするが。
ASCII.jp の記事
http://ascii.jp/elem/000/000/099/99241/


なんとも腑に落ちない不思議な論調。
この方の目線は基本的に「楽曲を無料でダウンロードしたい」という消費の面だけで考えている印象。

ネットの普及率や携帯の文化に関しては日本のほうが先を行っていて、それなりに金が回る仕組みができているのであれば、その仕組みを普及させていこうと世界に呼びかけるべき。

ビジネスはお金が合理的に回る仕組みがあって初めて成立するが、その部分については推測だけで話をしている。

── Sony BMGは、なぜDRMフリー化に踏み切ったのでしょうか?

津田 DRMフリー化しても、楽曲がきちんと売れるという確証が得られたからでしょう。EMIが4月にDRMフリー楽曲の提供を始めた段階では、まだトライアル的な要素が強かった。DRMフリー化が音楽配信の市場にどんな影響を及ぼすか、検証していたとも言えます。

 逆にEMI以外の3大メジャーレーベルは、その動向を見守っていたわけです。EMIの楽曲が「実際にどのくらい売れたか」という数値は公表されていませ んが、その後、各グループがDRMフリー楽曲の提供を始めたことからも、売り上げには「何かポジティブな成果」があったと推測できます。

こんな論拠で、「欧米化せよ」というのは短絡過ぎる。日本に遅れて、欧米でフリー楽曲での被害が深刻化すれば、また流れが変わる可能性はある。

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/01/11/18093.html


 米Amazon.comは10日、Sony BMG Music Entertainmentが提供するDRMフリーのMP3楽曲のダウンロード販売を、同社の「Amazon MP3」にて今月中に開始すると発表した。

 Amazonでは既にWarner、EMI、Universalが提供するDRMフリーのMP3形式の楽曲を販売していることから、これでいわゆる4大レコードレーベルと呼ばれる全ての企業が、AmazonにDRMフリー楽曲を提供することになる。

 なお、各社ともすべての楽曲をDRMフリーで提供しているわけではなく、今回参加することになったSony BMGも、どの程度の楽曲を提供するかは今のところ明らかになっていない。

 Amazonでは、現在4大メジャーレコードレーベル以外に、3万3,000以上のインディーズレーベルとも提携し、合計で27万アーティストから提供された310万楽曲のダウンロード販売を行なっている。

 Amazon MP3の楽曲は、原則として米国内でしか購入できない。しかし、DRMフリーに反対してきたメジャーレコードレーベルが、全社ともにDRMフリー楽曲のアラカルト販売に乗り出すことは、DRMの終焉を意味することになる可能性もある。
この流れは今後の配信ビジネスを考える上で重大な流れかも。完璧なDRMは存在しないのであれば、全部フリーの前提で頭をひねっていくというのも大きな流れか。

動画サンプル

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プロモーションビデオサンプル

会社案内のビデオ制作のサンプルです。(最初の音が少々大きいためご注意ください。サンプル終了後に表示されるリストは当社で制作のものではありません。)

 

特定保険用食品の指定のあるサプリメントのプロモーションビデオです。

Sample (Windows Media 550Kbps)


専門学校の学校紹介のビデオのサンプルです。

Sample (Windows Media 330Kbps)


半導体設備装置に関しての展示会での説明用ビデオです。

Sample (Windows Media 330Kbps)


音楽バンドのメジャーデビュー第1弾のプロモーションビデオです。

Sample (Windows Media 330Kbps)


製薬会社の 新薬紹介のビデオです。

Sample (Windows Media 330Kbps)


特定保健用食品の指定のある、健康飲料の紹介ビデオです。

Sample (Windows Media 330Kbps)

 

セミナービデオサンプル

コンサルタントの方が自主流通で販売しているセミナービデオの販促用のサンプルストリーミングです。

Sample (Windows Media 500Kbps)



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