動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「ポッドキャスト」と一致するもの
http://jp.techcrunch.com/archives/20100210next-new-networks-sees-300-million-views-in-2009-approaches-profitability/
Next New Networksは特定のニッチ層をターゲットとする"ミニオンラインテレビ局"(ないしニッチビデオサイト)をいろいろ傘下に抱えるポータルのようなサイトである。ここ数年はリストラに励んで役 員やスタッフの入れ替えを行い、2008年にはCEOとしてLance Podell、2009年には番組編成担当としてKathleen Graceを迎えた。同社によれば、2009年には番組のレベルアップと傘下局の充実によって視聴数が増加した。とくに人気が高かったのは、Fast Lane Daily、Barely Political (Obama Girlとも呼ばれる)、Beyond The Trailerなどである*。2009年にはYouTube上やポッドキャスト、あるいはメールによるNext New Networksの会員数が100万を超え、2008年に比べると300%の増となった(つまり4倍)。〔*: 訳者のおすすめは、料理番組だけの"オンラインテレビ局"Hungry Nation(のとりわけTamra Davis Cooking Show)。〕こういったビジネスが日本でもたちあがってくることを期待。収益性がどこまで上がるかにも注目。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081216/321534/
キヤノンマーケティングジャパンは2008年12月16日、同社製品で撮影した動画をインターネットで手軽に配信できる「ビデオポッドキャストサービ ス」の提供を開始した。同社製デジタルカメラやビデオカメラのユーザーを対象にしたオンラインフォトサービス「キヤノンイメージゲートウェイ」の新機能と して追加する。利用するには、カメラに同梱されているCD-ROMを使って、キヤノンイメージゲートウェイに会員登録する必要がある。メモ。
日本のメーカーの場合、ソフトウェアも完全自社製のものを使わせることが多かったが、ポッドキャストになっているところが少し新しいか。
http://japan.internet.com/wmnews/20081003/3.html
慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC 機構)とキャスタリアは2008 年10月1日、「慶應義塾オープンコースウェア」(Keio OCW)の講義を動画配信する iPhone/iPod touch 対応したサイト、「Keio OCW for iPhone」(http://www.castalia.jp/i/keio)を公開した。教育分野での動画配信は積極的な分野。地道にすそ野を広げている。
ユーザーはポッドキャストで配信される全講義動画を、モバイル環境でも利用できるようになった。
インターネットで大学の講義を動画配信するオープンコースウェア(OCW)は、2001年に米国マサチューセッツ工科大学(MIT:Massachusetts Institute of Technology)で開始された。
日本では慶應義塾大学が2005年に、大阪大学、京都大学、東京工業大学、東京大学、早稲田大学の5大学とともに日本で初めて OCW を開始、2008年5月には月間ユーザーが5万人を超えたという。
GYAOやニコニコ動画などのエンターテイメント分野のサイトの登録「メールアドレス」で何百万という数字からすれば見劣りはするが、利用度からすると堅実な分野なので、これから確実な裾野の広がりを期待。
BB watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22564.html
京都放送(KBS京都)は22日、動画共有サービス「YouTube」に同社のブランドチャンネルを開設したと発表した。
KBS 京都のブランドチャンネル
このブランドチャンネルでは、京都三大祭の1つと言われる祇園祭に関する映像を60本を配信。今回のブランドチャンネルはあくまで実証実験としての取り組みであり、8月末までのアクセスを検証するために実施するとしている。
合わせてKBS京都が運営していた祇園祭サイトもリニューアル。動画やポッドキャストといった従来から配信しているコンテンツに加えて、KBS 京都がこれまで取材した映像を再編集して39年前の映像と比較できるコンテンツ、祇園祭の行事やさまざまなテキスト情報なども用意する。
こういったアーカイブの利用であれば、Youtubeなどの投稿サイトでも、十分に要求仕様を満たす上に、視聴されやすくなる。地方局などではこういった利用も促進されやすくなるか。
http://jp.techcrunch.com/archives/youcastr-live-podcasting-for-sports-fans/
発想は面白いが、市場が小さいか。Marv AlbertかJohn Maddenになろうと訓練中のあなたには、YouCastrがぴったりだ。このサイトは、ひっそりとしたベータテストから、正式ローンチしたばかり。スポーツ解説のためのUstreamかJustin.tvの ようなものだ。このサイトでは誰でもライブ中継や試合の解説をストリーミング放送したり、アーカイブされたポッドキャストのあちこちにわめき声を入れたり できる。リスナーは、最新のスポーツゲームについての解説を聞いたり、ライブでチャットしたりコメントを残すことができる。出来のいいポッドキャストのサンプルはこちら。
私はまだ、Joe Schmoがスーパーボウルを解説するのを聞くために、テレビの音量を下げる気にはなれないが、スポーツファンが言いたい放題わめいたものをアップロード して、あとで聞けるための場所には将来性がある。スポーツブロガーがニユースを解説したり、試合のライブブログまでやるための活気あふれるコミュニティーもすでにある。そんなブロガーなら、簡単に音声放送もできればいいと誰よりも思うだろう。YouCastrなら簡単だ。
Yahooのライブビデオ分野への参入や、Ustream買収の噂に よって、ライブビデオはにわかに注目を欲びている。YouCastrがスポーツに焦点を絞ったことは、他のライブ放送サイトにはない目的意識と一慣性を感 じさせるものだ。Justin.tvに行っても、そこで何を得られるか、いつもわかるとは限らないが、YouCastrなら必ず何かスポーツに関係あるも のをやっている。
YouCastrは、4人からなるチームによって昨年開発され、エンジェル投資家グループから、50万ドル程度の出資を受けている。
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITba000008112007
昨日に引き続き、小池良次氏の記事。非常に参考になる。動画サイト成功のためには膨大なアーカイブ性よりも、クオリティの高い動画がアップロードされ続けるということのほうが大事。動画サイトの会員制のサブスクリプション型のサイトで成功するのは、既存のメディアで大きなユーザを獲得していたとしても、更なるハードルがある(と思う。)
ナショナル・ジオグラフィッ ク・ソサエティーといえば、会員数850万人を誇る自然科学系の巨大非営利団体だ。1888年創刊のナショナル・ジオグラフィック・マガジンや野生動物や 歴史的建造物の稀少映像を紹介するナショナル・ジオグラフィック・チャンネルなどでアメリカ市民に親しまれている。米サンノゼで開催中のストリーミング関 連ビジネスの展示会「ストリーミングメディア・ウエスト2007」2日目の基調講演では、NGDM(National Geographic Digital Media)のベッチー・スコールニック社長が登場し、同団体のオンライン映像プロジェクトとその取り組みについて語った。(ITジャーナリスト・小池良 次)
■ドキュメンタリーと投稿ビデオに悩む制作方針
雑誌やテレビ、各種調査など多彩な活動を展開するナショナル・ジオグラフィックは、最近オンライン・ビデオに力 を入れている。米国では、オンライン・ビデオを誰でも気軽に見るようになったこともあり、同団体のホームページでも映像が重要になってきたからだ。そのた めナショナル・ジオグラフィック・オンラインは、同団体を紹介するホームページにとどまらず、ニュースや音楽など様々な情報発信をおこなう映像メディア化 を進めている。
「デジタルに数年前から進出したわけだが、どんなビジネスを展開すべきかについて議論が戦わされた。(中略)そ れは私たちが何をすべき団体なのかという問いかけでもあった」とスコールニック氏は当時を振り返る。結局、「40年にわたって世界中の野生動物や建造物、 風俗などを撮影した映像を利用するしかない」ということになったという。
幸いビデオ映像管理システムを導入していたこともあり、「取り貯めた映像アーカイブを検索したり、フォーマット を変えるといった作業が容易に行える環境にはなっていた」。そこで議論は「どうやって人々を集めるのか」に絞り込まれたという。スタッフは、長年慣れ親し んできた野生動物などのドキュメンタリーにこだわるが、それでは「ユーチューブに勝てる映像ビデオにはならない」との懸念があった。
議論の末に、野生動物たちのショッキングな狩猟映像を集めたショート・クリップを作ったという。スコールニック氏は講演会場で、その一作「Blood- Squirting Lizard(鮮血吹き出すトカゲ)」を上映したが、コヨーテに噛みつかれ、トカゲの顔から血がほとばしる場面では苦笑が会場を包んだ。同氏は「(はい! このように)結果は大失敗。興味本位で人々は集まるが、彼らは決して戻ってこなかった」とユーモアたっぷりに失敗談を披露した。
■安く速い制作体制への挑戦
こうした試行錯誤を繰り返しながら、同サイトは自然や科学をテーマにした日刊ニュース番組や7分程度にまとめたショート・ビデオ集を生み出した。結局「投稿ビデオとの差は、プロフェッショナルなナレーションであり、質の高い解説」だった。
しかし、日刊ニュースなどをつくるにあたっては、じっくりドキュメンタリーをつくる従来の意識を一変させること が必要だった。同氏は「どうやって安く、速くビデオをつくるか」が最大の難関だったという。編集体制ではファイナル・カットによるコンピューター編集を導 入し効率化をはかったが「いまでは便利で(ドキュメンタリーも含め)みんなが使っている」そうだ。
スコールニック氏は現在、3つの課題に取り組んでいるという。まず、立体映像(3D Online Video)。これは、技術的な限界への挑戦で、今後解決すべき問題が山積している。2つめは、投稿ビデオとスタッフ制作映像のマッシュアップ(融合)。 これも性質の違う両者をバランスよくまとめる「合理的なマッシュアップ・モデル」を模索している。
そして、最後がミュージック・サイトの構築で、既に様々なミュージック・ビデオの制作を進めている。多くはブラジルなど海外の音楽を紹介したり、音楽史的に価値のあるミュージシャンを紹介したりするなど、商業主義とは違う形の音楽ビデオづくりに力を入れている。
◇ ◇ ◇最後に、スコールニック氏は、会場からの質問に答えて「ビデオ・サイトの会員制・有料化は難しいだろう」と述べた。無料ビデオが広く普及しているためで「(ナショナル・ジオグラフィックでは)唯一、ポッドキャストの販売が成功した程度」という。
同氏は「自分たちがどのような活動を狙っているのか。どのような素材や知的財産を持っているのか。それらをうまく映像にまとめられれば、きっとビデオ・サイトは成功する」と講演をまとめた。