動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「ディズニー」と一致するもの



Wireless Wire News の記事
http://wirelesswire.jp/Watching_World/201008251245.html

米国時間24日付のBloombergの報道によれば、アップルはニューズコープ(News Corp.)傘下のFox、CBS、NBCユニバーサル(NBC Universal)、ウォルト・ディズニー(Walt Disney)傘下のABCの各社との間で話し合いを進めているという。またWall Street Journalでは、アップルとディズニーがiTunes経由でのABCの番組配信に関して間もなく契約を結ぶことになりそうだと伝えている。

メモ。
日本とは全く違う動き。このあたりは、あまり日本への普及とは関係がなさそう。
Wall Street Journal の記事
http://jp.wsj.com/Business-Companies/Technology/node_47555

米メディア大手CBSと、ウォルト・ディズニー傘下のABCは、アップルの多機能端末「iPad(アイパッド)」が3日に発売されるのを前に、テレビ番組をアイパッドで無料視聴できるよう、準備を進めている。関係筋が明らかにした。
へぇ。
DRM付きでDVDがコピーできる「RealDVD」が一般公開に
http://jp.techcrunch.com/archives/20080930realdvd-launches-for-those-who-dont-mind-drm/

DVDをDRMの著作権保護技術ごとハードドライブにリップできるので訴訟沙汰になる心配のないReal Networksの最新ソリューション「RealDVD」が同社のサイトに公開となった。

数週間前に紹介したよ うに、RealDVDは「メディアサーバーが作れればDRM付きでも構わない」という人にはピッタリのソリューション。だけど値段がべらぼうに高くて、コ ンピュータ最高5台で映画が観れるのだがソフトウェアのライセンス料は1本目が$49.99(公開記念特別割引きで$29.99)、2本目から(5本目ま で)は$19.99。この値段でパスな人も多いだろう。

30日間の無料トライアルもあるので買う前に試してみることはできるよ。


RealNetworks、RealDVDの合法性を疑問視するハリウッドを提訴
http://jp.techcrunch.com/archives/20080930realnetworks-files-suit-against-hollywood-over-realdvd/

RealDVD公開から1時間も経ってないのにハリウッドの映画スタジオは業界に及ぼす悪影響を懸念している。

そこでRealNetworksは先手を打ってハリウッド映画スタジオ各社を相手取り、「RealDVDがDVD -CCAのライセンス規約に完全に準拠する」という司法判断を求める訴訟を起こし、その旨、声明を出した。被告はDVD CCA, Inc.、ディズニー、パラマウント・ピクチャーズ、ソニー・ピクチャーズ、20世紀フォックスその他大勢(訳注:ハリウッドも直ちに RealNetworks提訴で応じた)。

RealNetworksは抗弁の中で、RealDVDは“コンシューマが自分のコンピュータでセキュアにDVDを保存・管理・再生できるようにし た”ものであり、“ユーザーは(自分のマシン以外には)DVDコピーは配信できない”と主張。RealDVDでは利用者を手持ちのコンピュータにロックす るDRMのレイヤーを追加したのでDRM本来のプログラムより保護技術は強化されている、という点にも注意を促した。

「映画産業が音楽産業の足跡を辿り、より高いバリューと柔軟性を消費者の購買活動に提供してくれる変化を育成するのではな く、技術の進歩に歯止めをかけようとしているとは、残念なことです」とRealNetworksは声明で述べた。「15年近くRealNetworksは 完全に合法で、尚且つ消費者にも喜んでもらえる、そしてコンテンツ製作者と版権保有者の合法的な利益を考慮する革新的な製品の実現に取り組んで参りまし た。RealDVDもこの伝統に則るもの。当社はRealDVDを消費者にお届けする権利、これを使う消費者の権利を必ずや守れるものと確信しておりま す」

残念ながら消費者に勝ち目はなさそうだ。ハリウッドのスタジオがDVDをコンピュータにリップするのは間違いだと言えば、RealNetworksは映画をロックするDRMのレイヤーを追加したと言う。む~。


なんだかよくわからない展開になっているが、司法判断がすぐに出されるのだろうから、それで判断すべき問題か。

RealNetworks 自体が非常にビミョーな会社になってしまったなぁ、という印象。前職を明示している立場からしてもかなり複雑な心境。

関連記事:
RealNetworks RealDVDを提供開始




BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23319.html

 マイクロソフトは30日、「Windows」ブランドのコンシューマー市場向け取り組みを強化すると発表した。新サービスとして、スカイパーフェク TV!のチャンネルをPC向けに有料配信する「スカパー!Netてれび」や、Windows Vistaのサイドバーガジェットを活用したテレビ連携サービスをWindows Media Center向けに提供する。また、PCメーカー各社から地上デジタル放送対応Windows Media Centerを搭載するPCが順次リリースされる。

アンテナ不要の「スカパー!Netてれび」

 マイクロソフトは「Windows Life Without Walls 壁のない世界へ。」という新コンセプトのもと、Windows Vista、Windows Mobile、Windows Liveの各製品をシームレスにつなぐ技術の提供をめざすと表明。PCや携帯電話、テレビといった利用機器を意識することなくあらゆるサービスを利用でき る技術の実現を目指すという。

 具体的施策の1つとして発表された「スカパー!Netてれび」は、CS放送サービスである「スカパー!」の各チャンネルをPC向けに再配信する サービス。CSチューナーで視聴できるチャンネルとまったく同じ編成を、Windows Vista Ultimateなどに搭載されている「Windows Media Center」上で楽しめる。映像はストリーミング形式で配信されているため、ネット環境のみあれば視聴可能。そのため専用アダプタやアンテナ、チュー ナー類は不要。

 サービスは9月30日12時30分より開始。当初は「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」「Baby TV こどもえいごちゃんねる」「囲碁・将棋チャンネル」「パチ・スロ サイトセブン TV」4チャンネルの配信からスタートし、12月には「ディズニー・チャンネル」を追加予定。視聴料金は各チャンネル別に月額料金を支払う形式で、1チャ ンネルあたり「数百円~1000円前後」としている。チャンネル視聴料以外の基本料金は不要。

 CEATEC JAPAN 2008のマイクロソフトブースでもサービスの概要が説明されており、担当者によれば700kbps程度の帯域があれば十分快適に視聴可能という。番組は SD画質で提供されており、現状では録画も非対応。また、映像のストリーミング配信にあたってはP2Pが利用されるため、動画配信サーバーに加え視聴ユー ザー間でもデータの送受信が行われている。

 サービスを利用するにはWindows Vista Ultimate、Windows Vista Home Premium(64ビット版非対応、要Service Pack 1)が必要。また、環境としてはPentium 4 2GHz以上、メモリが2GB以上、通信環境は下り平均2Mbps・上り平均700kbpsを推奨。スカパー!Netてれび視聴に必要な専用プログラムは 無料でダウンロードできるほか、NEC、富士通、東芝の2009年春モデル以降にプリインストールされる予定。

地デジと連携できるガジェットも

 2008年秋以降、地上デジタル放送に対応したWindows Media Center搭載PCが出荷されることも発表された。エプソンダイレクト、オンキヨー、富士通(8月20日発表)、マウスコンピューターの4社から発売予 定。なお地デジ対応のWindows Media Center機能はパッケージ版、Windows Updateによる追加などの形では提供されない。

 この地デジ対応Windows Media Centerのリリースにあわせ、東京放送(TBS)、フジテレビとの協業によるテレビ連携サービスがスタートする。いずれもWindows Vistaのサイドバーガジェットとして提供される機能となっており、TBSの「TBSショッピングishopガジェット」はデスクトップ上に表示された 商品画像をクリックすると、関連するWebサイトに加え、テレビ視聴画面が自動起動する仕組み(クリック時に関連番組が放送されている場合のみ)。フジテ レビの「フジテレビ番組表ガジェット」では番組の視聴予約などが行える。

今後の動画配信業界でのマイクロソフトの立ち位置というか軸足というのがどうなっていくのかは大変興味深い。PCの延長線上で考えるのであれば有利に展開はできると思うが、家電分野への展開となるとなかなか厳しいものがありそう。

Adobe の各分野での追い上げもあるので、日本のハードベンダーなどがどのような提携関係で行くのかは要観察。
Tech Curunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080912update-digital-entertainment-industry-announces-one-drm-to-rule-them-all/

    映画スタジオ、デジタル端末メーカー、電子機器販売業者などで組織するデジタルエンターテイメント企業コンソーシアムが、自分たちのDRM慣行の標準化を図ることで、アップルに対抗しようとしている。元々は“Open Market”と呼ばれていたイニシアテチブを、正式名称「Digital Entertainment Content Ecosystem(DECE)」に改めた。これは数週間前の初報でお伝えしたように;

        特定の営業方式とソフトウェアと一定の形のサービスを組み合わせて、現状で市場を分裂させているさまざまな製品形式とDRMへの取り組みの間に相互運用性を実現することが、Open Marketのねらいだ。その分裂は、ユーザを特定の店と形式に縛りつける。また、オンラインの映画販売の普及を致命的に妨げる。複数の情報筋によると、映画業界は今、音楽業界の二の足を踏まないため、そしてノンDRM映画の売れ行きの先細りや停止を阻止する最後の手段として、この運動を支持しているのだそうだ。

    基本の考え方は「ある一つの端末から買ったデジタルコンテンツは、他のどんな端末でも再生できなくてはおかしい」ということ。デジタルでダウンロードした映画の再生可能な回数や端末数に50通りのルールを適用するのではなく、DECEでは業界全体の標準をひとつ設けようとしている。そしてDECE標準準拠コンテンツや端末には新DECEロゴを表示する。

    コンソーシアム加盟企業はアルカテル・ルーセント、Best Buy、シスコ、コムキャスト、フォックス・エンターテインメント・グループ、ヒューレットパッカード(HP)、インテル、Lionsgate、マイクロソフト、NBCユニバーサル、パラマウントピクチャーズ、フィリップス、ソニー、東芝、VeriSign、ワーナーブラザーズエンターテイメントなど。

    アップルとディズニーの不在が目立つが、気づいただろうか? アップルはとっくの昔にこれに気づいてiTunesにFairplay DRMを導入したからね(これも嫌だけど、少なくとも一貫性はある)。
日本企業で参加を表明しているのは、東芝とソニーのみ。米国では流れができたとしても、日本国内では電機メーカーの思惑などもあってあまりスムースには進まないか。

Variety Japan の記事
http://www.varietyjapan.com/news/business/2k1u7d000002jy7c.html

米ウォルト・ディズニーがDisney.comにおいて、長編映画の無料ストリーミングサービスを開始した。

 ディズニー傘下の米ABCは、“The Wonderful World of Disney”と題してディズニー映画のテレビ放映を行っているが、ABCで放映されたディズニー作品は、Disney.comにおいて無料視聴が可能になるという仕組み。

 『ファインディング・ニモ』を皮切りに、『モンスターズ・インク』『プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング』『フォーチュン・クッキー』などが、それぞれ1週間という期限はあるものの、無料でストリーミング視聴できるようになる。

 上記作品に関しては、アップル社のiTunesなどでオンライン販売されているが、販売用コンテンツには広告がなく、使用期限もない。また、どの作品もDVD化されてからしばらく時間が経過しているため、DVD市場とバッティングする可能性は低いといえる。

 しかしながら、映画のオンライン配信においては、レンタルかダウンロード販売のみの手法を取っていたディズニーにとっては、広告収入ベースのストリーミング配信の採用は、大きな方針転換といえる。

 現在のところ、映画冒頭のCMとDisney.comについた広告しかないが、今後、ラインナップを増やすにしたがって、CMを映画に挿入するなどして広告を増やしていくという。

ディズニーが動くとコンテンツ業界がそれに追従して動く傾向もあるので、こういった動きには注目が必要。

Nikkei PC Online の記事
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20080605/1004360/

 TSUTAYAとアクトビラは2008年6月5日、「アクトビラ ビデオ・フル」内にあるコンテンツ「TSUTAYA TV」で、映画作品などの動画配信サービスを6日朝8時より開始することを発表した。価格は新着作品1本あたり735円で、48時間以内であれば繰り返し閲覧が可能。アクトビラ ビデオ・フルはインターネット回線を利用した、デジタルテレビ向けのポータルサービス。

 初日に配信されるのは「HEROES」シーズン1、「LOST」シーズン1、「オーシャンズ13」「トランスフォーマー」など、パラマウント映画、ウォルト・ディズニー・スタジオ、ワーナー・ブラザーズ、ユニバーサル・ピクチャーズなどの大手映画会社の有名作品を含めた、約100タイトル。「アクトビラではすでに20世紀フォックス、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの作品を配信しているので、弊社のコンテンツと合わせるとハリウッドメジャー6社のタイトルが高画質で楽しめることになる。映画のほかにも音楽、アニメなどがあり、6月中に200タイトル、今後1年で2000タイトルの配信を予定している」(TSUTAYA BB 執行役社長 渡邉健氏)。

 同サービスを利用するにはアクトビラを視聴できる環境と、TSUTAYAの会員証である「Tカード」、クレジットカードの3つが必要となる。 TSUTAYA TVではコンテンツを利用すると実際の店舗を利用する際と同様にポイントが発行されるほか、ポイントを利用してコンテンツの購入もできる。また、映画などの新作タイトルでは、Blu-rayディスクを画面にあるQRコードから購入することもできるが、「将来的にはテレビから直接購入できるようにしたい」(渡邉氏)。

 アクトビラビデオ・フルに対応するデジタルテレビは、ソニー、シャープ、日立、東芝、松下の5社23機種。各メーカーともいずれも上位機種。インターネット接続も実行速度12Mbpsが必要で、光回線が必須となる。「(ユーザー環境は)かなりのプレミアム感があり、お客様として想定しているのは40代以上の方。今後 1年で利用者を5万人まで増やしていきたい」(渡邉氏)という。

利用者を5万人にするのに1年だと、なかなかビジネスにはなりにくい印象。しばらくは立ち上がりにくいか。

Tech Crunch Japanse の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080501better-late-than-never-apple-finally-gets-serious-about-movie-downloads/

何年も交渉の末、スティーブ・ジョブズがついに映画DVD発売日と同じ日にiTunesでも新作を発売することで映画スタジオ各社から合意を取った。

これで2006年9月からiTunesで映画販売しているディズニーに加え、20世紀フォックス、ウォルト・ディズニー・スタジオ、ワーナー、パラマウント、ユニバーサル、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント、Lionsgate、Image Entertainment、First Look Studioの計1500作品の販売も手掛けることになる。

お値段は新作映画は購入が$15、レンタル$4(古めの映画は購入$10、レンタル$3)。

アップル・ウォッチャーたちはずっとこの日を待っていた。1月にはレンタル配信契約成立を発表したが、それも情報は前からリークしていた。映画DL&ストリーミングサービスならアマゾンNetflixも既に提供しており、映画タイトルの数も多い。―Netflixは6000作品超、アマゾンは1万2000作品近くを扱っている(アマゾンは自社のUnboxサービスを再検討中の可能性もあるが)。

映画スタジオが折れてアップルの契約に応じるのは時間の問題だった。これまで長いこと彼らはただ蚊帳の外に立って、ディズニーが打ち出の小槌を振る姿を傍観する以外なかったのだ。販売窓口という発想はとにかくあまりにも20世紀的だ。

あとどれぐらい待てば劇場公開と同時にオンラインに映画が出る日が来るんだろう? がんばれ、スティーブ。みんな頼りにしてるんだから。

こういった動きが急速に進むことがコンテンツ業界にとってよいことかどうかは判然としない。音楽業界同様、急激に市場がしぼむ可能性があるかもしれない。

今後の動向に注目。

Tech Crunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/abc-kicks-off-made-for-web-video-strategy-with-squeegees-maybe-it-should-stick-to-regular-tv
/

squeegees-screen.png

TV局のお偉いさんって何考えてるんでしょう? …と首をかしげてしまうのが、今日ディズニー傘下ABCテレビジョングループのウェブ動画専門スタジオ「Stage 9 Digital Media」が始めた新番組「Squeegees(スクイージーズ)」(YouTubeABC.comで見れる)だ。

この3分半のコメディは「アホ」の一言に尽きる。主人公はビルの窓拭きをやるドタバタのクルー。演技もひどいがジョークもしょうもない。最後は全裸 の窓拭き男(理由は聞いてくれるな)が保育園の窓の外にぶら下がって授業中の子どもたちがキャーキャー騒いで終わるのだ(写真上)。ABCも絶対テレビで は流さないだろう(と思いたい)。ではなぜウェブで見せるのか? これも意味不明だが、ABCはYouTube動画を埋め込み不可にしている。きっとみん なに番組を広めて欲しくないのだろう。

あんまりABCに厳しく書くつもりはないが、Stage 9開局の報道発表で1点気になるのが『Squeegees』に関するBarry Jossenの発言。Stage 9のゼネラルマネージャーは「アカデミー賞を受賞したショート作品のプロデューサー」とある。

ニューメディアの分野にはUGC(ユーザー生成型コンテンツ)が溢れていますが、オーディエンスが求めているのは UGCとは別の表現形式による質の高いエクスペリエンスです。当社ではそうした視聴者ニーズに応えていきます。この創造の前線から当社が得るのは、新たな フランチャイズの開発、才能発掘・育成、そして何よりも親会社(ABC)が番組制作の標準としている素晴らしいストーリーと製作バリューを備えた、より優 れた連続番組製作のスタンダードを広げるチャンスです。

“より優れた連続番組製作”? ―勘弁してくれ。

ABC傘下のStage 9では現在、この他に20件のウェブ番組を製作中だ。きっと1つぐらいは本命の作品が混じってるだろうけど、この『Squeegees』はベストな1歩で はないし、また“優れたスタンダード”を広げてもいない。こんな半分生煮えな番組見るぐらいなら、まだRocketboomとかWallStripとか、Pop17の方がいい。 ABCには理解できないかもしれないが、ウェブ動画の世界では製作バリューより信頼性が大事なのだ。

“質の高いエクスペリエンス”の道を探求するのは構わないが、やるなら途中で投げ出すことはできない。何故ならそれはABCだか ら。誰かが自宅で撮った作品よりABC傘下のStage 9が関わるんだからきっと良い番組だろうと、世の中の人たちはより多くのことを期待する。ウェブの人たちに「動画は本当はこうして作るんだよ」と教えるつ もりなら、初っ端デビューを飾る作品はもっと他の番組を選ぶべきだったと思うなあ。

テレビ局がネット用にコンテンツを制作しても、ネットの需要に合わないものができるのは、日本でも海外でも同じことのよう。

Fuji Sankei Business i の記事
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200711130041a.nwc
 ウォルト・ディズニー・ジャパンは12日、ソフトバンクモバイルの通信網を利用し、来春から携帯電話事業「ディズニー・モバイル」を開始すると発表した。同日、携帯電話事業参入の届け出を総務省に提出した。ディズニーのブランド力を活用し、個人を対象に市場を開拓したい考えだ。

 ディズニーはMVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれる既存通信網を利用する手法を利用し、通話やインターネット接続サービスを提供する。携帯電話端末はソフトバンクと共同で開発。全国約2500のソフトバンクの販売店網で販売し、利用者はディズニーと契約を結ぶ。

 キャラクターを活用したデザイン性の高い端末や、アニメなどの独自の動画配信サービスで他社と差別化を図る。

 ディズニーは昨年、米国で同様の手法を使い携帯電話事業に参入した。ただ、動画配信サービスなどが普及していない米国では、利用者獲得で苦戦しており、今年12月にサービスを中止する予定だ。しかし、日本ではディズニーの人気が高いうえに、動画サービスも普及していることから参入の好機と判断した。

 ソフトバンクモバイルは契約者が約1700万件に到達。安価な通信体系を軸に急速にシェアを伸ばしているが、保有する電波帯にはまだ余裕があるため、回線を貸し出して有効利用を図る。

                   ◇

【用語解説】MVNO

 Mobile VirtualNetwork Operatorの略で仮想移動体通信事業者の意味。MVNOは、自らが通信設備を持たなくても携帯電話サービスが行えるため、多様な業種からでも参入できる利点がある。欧米では一般的な形態として普及している。英ヴァージングループのヴァージン・モバイルは成功事例として知られ、多くのユーザーを獲得している。

 

ディズニーの参入はインパクトの大きいニュース。米国で苦戦しているのはうなずけるが、日本でも苦戦となるとこういったビジネス携帯自体の成功の可能性自体が急速にしぼむ可能性もあるか。

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