動画配信・DRM・VSEO・動画マーケティングで「アクトビラ」と一致するもの



IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091130/341251/

 アクトビラは2009年11月30日,コンテンツとタイアップした動画広告をスタートさせたと発表した。これは,11月27日にアクトビラ動画対応テレビの接続台数が70万台に達したことを受けたものという。

 最初の企画は,コーセーが提供する「KOSE Presents 倉木麻衣 SPECIAL」として,コーセー「エスプリーク プレシャス」CM キャラクターの倉木麻衣を特集した映像を無料配信する。具体的には,デビュー10年目を記念して発売した自身のベストアルバムより,CMソングとしても話題の最新曲「わたしの,知らない,わたし。」のニュージック・ビデオなどを配信する。

オンデマンドコンテンツで、スポンサーと連動した広告がついて、無料配信されるのは新たな流れ。出稿するコンテンツの広告効果がテレビよりは具体的に測りやすいのもよいか。
BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/docs/news/20091001_318681.html

 アクトビラでは、従来フルHD画質で「アクトビラ ビデオ・フル」向けのライブ配信を実施するには、エンコードやDRMの問題が存在したとコメント。PNSでは、フォーマットを変換する「リアルタイムエンコーダ」やDRMを行う「リアルタイムエンクリプション」を採用。ネットワークの帯域のゆらぎを吸収し、安定したライブ配信を行うサーバーを開発したことで、フルHD画質のライブ配信を実現した。

 技術のシステム構成は、撮影した映像データを「アクトビラ ビデオ」運用規定に沿ったフォーマットのH.264などへ変換する「リアルタイムエンコーダ」や新開発の「ライブ配信サーバー」などを経由することで、ライブ会場からライブ配信サーバー、およびライブ配信サーバーから家庭のデジタルテレビまで一般の光ファイバー回線環境を利用した映像を配信する。

メモ。テレビでやるなら、やっぱりLIVEの機能が重要。
Nikkei IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080929/315638/?ST=network

TSUTAYA BB(本社:東京都渋谷区,社長:渡邉健氏)は2008年9月29日,デジタルテレビ向け動画配信サービス「アクトビラ」で提供している「TSUTAYA TV」において,2008年12月よりハリウッド作品のダウンロードサービスを開始すると発表した。利用料金やタイトルなどは後日改めて発表する。

 TSUTAYA BBは現在,アクトビラ向けにストリーミング方式の動画配信サービスを提供している。ダウンロードサービスは,配信映像を一旦対応機器のHDD(ハード ディスク駆動装置)に保存してから視聴するもので,ストリーミングでは配信が難しい高ビットレートの映像を安定して視聴できるメリットがある。

 コンテンツの販売方法には,視聴期限がなく何度でも繰り返し視聴できる「セルスルー」方式と,視聴期限が設定された「ダウンロードレンタル」の2 種類用意する。セルスルー,ダウンロードレンタルいずれの場合も映像はH.264圧縮符号化方式による平均10Mbps,最大20MbpsのVBRで提供 する予定で,これはストリーミングサービスで採用しているH.264,平均6MbpsのCBRよりもはえるかに高ビットレートとなる。

 サービスを利用するにはアクトビラ ビデオのダウンロードサービス対応機器が必要になる。現在,松下電器産業のHDD搭載Blu-rayディスクレコーダー「DMR-BW930」,「DMR -BW830」,「DMR-BW730」と,日立製作所のHDD内蔵液晶テレビ「UT47-XP770(B/W)」,「UT42-XP770 (B/W)」,「UT37-XP770(B/W)」,「UT32-WP770(B/W)」がダウンロードサービスに対応している。

画質は相当によいので、面白いとは思うのだが、ここ数年で収益性の上がるビジネスになるかは疑問か。
化ける可能性があるとすれば、2011年の地デジ完全移行のタイミングか。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080917/315005/
NHKは2008年9月17日,2008年12月1日に開始予定の動画配信サービス「NHKオンデマンド」のサービス概要と,配信対象となる番組を発表した。

 配信する番組は(1)見逃し番組:NHK総合,教育,BSハイビジョン,BS1,BS2の5波の番組から,1日10~15番組を放送の翌日から1週間程 度配信,(2)ニュース番組:「おはよう日本」「ひるのニュース」「BS列島ニュース」「ニュース7」「ニュースウォッチ9」を放送数時間後から1週間配 信,(3)特選ライブラリー:NHKアーカイブスに保存している放送済みの名作や人気番組を権利許諾期間に応じて配信――の3カテゴリーある。

 9月17日時点で権利承諾が得られている番組は,見逃し番組向けに「連続テレビ小説 だんだん」「大河ドラマ 天地人」「NHKスペシャル」「プロフェッショナル 仕事の流儀」「その時 歴史が動いた」「BS日本のうた」「英語でしゃべらナイト」「BS熱中夜話」「きょうの料理」など82番組,特選ライブラリー向けに「映像の世紀」 「NHK特集」「プロジェクトX 挑戦者たち」「歴史への招待」「トップランナー」「100語でスタート!英会話」「おじゃる丸 傑作選」など57番組238本ある。いずれも引き続き権利許諾交渉を続け,12月1日のサービス開始時にはさらに多くの番組を提供する予定で,特選ライブ ラリーについては125番組1344本(内10分以内のミニ番組255番組含む)を提供できる見込みであるという。

 NHKオンデマンドはPC向けとテレビ向けに同一番組を提供する。PC向けはWindows Media形式で,低ビットレート用として768kb/s,高ビットレート用として1.5Mb/sの2種類のフォーマットで,NHKが直接B to Cサービスとして提供する。テレビ向けにはデジタルテレビ向け映像配信サービス「アクトビラ」と,CATV(ケーブルテレビ)事業者のJCOMが提供する 映像配信サービス「J:COMオンデマンド」,NTTぷららがNTT東西地域会社のフレッツ光向け映像配信サービス「ひかりTV」で提供され,いずれも HDTV(高精細度テレビ)の番組(旧作番組はアップコンバート)として配信される。PC,テレビ向けともデジタル著作権(DRM)で保護されており,録 画はできない。

 販売形態は,見逃し番組と特選ライブラリーのそれぞれを単品で販売する「単品販売」と,見逃し番組,ニュース番組を月間見放題で販売する「見逃し 見放題パック販売」,特選ライブラリー番組を複数本まとめて割引販売する「パック販売」の3種類を予定している。具体的な販売価格については市場調査の上 10月に改めて発表するとしているが,「単品販売はレンタルビデオの料金程度」(NHK)という。

これが販売でなく、Yahoo! 動画のようなところに出てくれば潮目が変わるのだが。広告がついてしまうのはやはりまずいのだろうか。民放でこのクラスの動画をリアルタイムに無料で出すところは出てこないか。

米国の Hulu のような事例が増えてくれば、ネットの魅力が上がってくると思うのだが。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22957.html

  東京放送(TBS)は28日、同社が運営する動画配信サービス「TBS BooBo Box」を、9月1日より「TBSオンデマンド」にリニューアルすると発表した。

 TBS BooBo BOXは、TBSが2005年10月に開始したストリーミング型の動画配信サービス。TBSやTBS系列のBSデジタル放送「BS-i」などで放送された番組などを、コンテンツプロバイダーを通じて配信している。

 今回のサービスでは、サービス名称やロゴを一新するとともにコンテンツを拡充。11月22日公開予定の映画「ニュータイプただ、愛のために」を11月14日よりTBSオンデマンドで独占先行配信する。TBSでは、新作劇場映画をテレビ局が運営する動画配信サービスで先行配信するのは本邦初の試みとしている。

 このほかバラエティではTBSの深夜番組「第二アサ(秘)ジャーナル」、CS「TBSチャンネルの「Beach Angelsシリーズ」などを配信するほか、地上波で放送された森山未來主演のドラマ「被取締役(とりしまられやく)新入社員」などを配信。音楽では東方神起、コブクロ、Superflyなどのライブ配信を予定するほか、スポーツでは「2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ 南米予選ブラジル×コロンビア」の開催日当日配信も予定する。

 TBSオンデマンドオリジナルのコンテンツも用意。TBSアナウンサーの小林麻耶や出水麻衣、青木裕子がそれぞれ出演するオリジナル番組を制作・配信する。

 コンテンツの配信形式はTBS BooBo Boxと同様配信事業者を通じて配信。PC向けにはBIGLOBE、goo、OCN、ぷらら、eonetシアター/PC、ShowTime、STB向けにはアクトビラ、ひかりTV、MOVIE SPLASH VOD、J:COMオンデマンド、Nextensive、BBTVを通じて配信する。

 

テレビ局全体の収益性からすると、全く桁の会わない数字での展開と思われるし、これからも劇的にはその状況に変化はないと考えられるが、新作映画の先行ネット配信の動向には若干の興味。それほど劇的なアクセスにはならないとは予想。

IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080825/313350/

 アクトビラ(本社:東京都港区,社長:澤根浩一氏)は2008年8月25日,デジタルテレビ向け映像配信サービス「アクトビラビデオ」の新サービスとして,ダウンロード方式の「アクトビラビデオ/ダウンロードサービス」を,12月以降に開始すると発表した。具体的な対応機器やコンテンツ提供事業者,タイトル名などの詳細についてはサービス開始前に改めて発表するとしている(発表資料)。

 これまで「アクトビラビデオ」では,ストリーミング方式のサービスを提供していた。12月以降に追加するダウンロードサービスは,対応機器のHDD(ハードディスク駆動装置)に映像コンテンツをダウンロードして視聴するものである。現在のストリーミング方式による配信と異なり,通信回線の速度が遅い環境でもコンテンツを楽しめるほか,DVDなどのパッケージの代わりとして映像作品をダウンロード販売するサービスも可能になる。

ハードディスクがついていてDRM対応なら、ダウンロード販売のほうが分かりやすくメリットもあるはず。

ダウンロード&コピーワンスくらいまで行くと、かなり利用したいという人も増えてくるのかも。やはり、「視聴する権利」ではなく、手元に何かが残る権利が発生しないと、購買心理は劇的に変化はしにくい。

BB Watch の記事
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/22727.html

  アクトビラは、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」のコンテンツ閲覧機能「アプリキャスト」向けに、動画配信サービス「アクトビラ ビデオ」のコンテンツを紹介する「アクトビラおすすめビデオ」を8月5日に開始する。利用は無料。

 「アクトビラおすすめビデオ」は、無料作品も含む新着やお勧めの作品など5タイトルをアプリキャスト向けに配信するサービス。各作品はタイトルや購入価格、視聴可能時間なども確認できる。

 アプリキャストへの情報配信に合わせて、アクトビラ内にもアプリキャスト用のページを開設。アプリキャストで紹介する5作品以外の作品情報を紹介する。

どれくらいUserがいるのかも分からないが、いまひとつ盛り上がりの気配も感じない状況。2011年の地デジの完全移行のタイミングあたりが普及の鍵になるか。

Nikkei IT Pro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080723/311347/

 インターネットイニシアティブ(IIJ,本社:東京都千代田区,社長:鈴木幸一氏)は2008年7月23日,デジタルテレビ向けの動画配信用サーバーソフトウエアを独自開発したと発表した。デジタルテレビ向けポータルサイト「アクトビラ」のコンテンツ配信プラットフォームとして,8月より稼動する予定である(発表資料)。

 ハイビジョン(HDTV)品質の動画像をストリーミング配信する「アクトビラビデオ・フル」では,一般的なパソコン向け配信の4~6倍程度の伝送帯域とサーバーリソースを必要とし,利用者数の増加に合わせて増強が必要なサーバーのコスト削減が課題となっていた。今回のサーバーソフトの開発により,今後1~2年で見込まれるサーバーソフトのコストを75%以上削減できるという。また,IIJが,ネットワークと配信サーバーの運用から配信用ソフトウェアの開発まで一貫してサポートすることで,障害時の復旧時間の短縮など配信インフラの運用・保守レベルの向上を実現する効果も期待できるとしている。

 今回開発したサーバーソフトは,現在アクトビラが提供しているストリーミング配信に対応するほか,今後,アクトビラが提供を予定しているダウンロード配信サービスにも対応する予定である。どちらのサービスも,デジタルテレビ情報化研究会が作成した仕様に準拠している。

メモ。

Internet Watch の記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/06/24/20049.html

 IP技術を利用した動画配信サービス「IPTV」に関して、仕様を共通化することで普及・促進を目指す「有限責任中間法人IPTVフォーラム」が、通信事業者や家電メーカー、放送事業者などの参加により発足した。仕様の標準化により、同じ機器で異なる通信事業者のIPTVサービスを利用できるようにすることを目的としており、IPTVフォーラムでは最初の標準仕様を8月末をめどに策定する。

 IPTVフォーラムはこれまで、民間協議会「次世代ブロードバンドコンテンツ流通フォーラム」に設置されたフォーラムとして、2006年から IPTVの技術検討を重ねてきた。IPTVフォーラムでは、最初の標準仕様が策定される見通しとなったことなどから、フォーラムを有限責任中間法人に移行。IPTVサービスの仕様維持団体として、恒久的、継続的な技術およびサービスの基盤を整えるとしている。

 IPTVフォーラムには発足時のメンバーとして、通信事業者4社(NTT、NTTぷらら、KDDI、ソフトバンクBB)、家電メーカー5社(シャープ、ソニー、東芝、日立製作所、松下電器産業)、放送事業者6社(NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)などが参加。理事長は、慶應義塾大学の村井純教授が務める。

 IPTVフォーラムでは今後、8月末をめどに最初の標準仕様(バージョン1.0)を策定する。IPTVフォーラムで技術委員会の主査を務めるフジテレビの関??行氏は、標準仕様について「市販されている端末で、どの通信事業者のサービスでも使えるようにというのがコンセプト」と説明。仕様には、 VODサービスやダウンロード型サービス、IP放送やIP再送信サービスなどが含まれ、標準仕様に基づいた機器であれば、同一の機器で異なる通信事業者の IPTVサービスが利用できるようにすることを目指す。

 また、「アクトビラ」やNTTの「ひかりTV」など、既に提供されている動画配信サービスについては、これを包含するような形での仕様になると説明。ITU-Tなどでの国際標準化の動きとも歩調を合わせていき、IPTVフォーラムの標準仕様についてはWebなどで誰でも見られる形で公開していくとした。

メモ。

Nikkei BP Net の記事
http://www.nikkeibp.co.jp/news/manu08q2/574307/

通信事業者や放送事業者、機器メーカーらで構成する「IPTVフォーラム」は2008年6月9日、IPTVサービスの受信機に関する技術仕様案をまとめたことを発表した。この技術仕様案は、IPマルチキャスト技術を用いた放送サービスと、ストリーミングやダウンロードで再生するVODサービスを想定する。この技術仕様に則って受信機を開発することにより、例えば「アクトビラ」や「ひかりTV」などのサービスに対応できるようになる。任意団体であるIPTV フォーラムは今回の成果を新たに発足する規格団体に引き継ぎ、その規格団体が受信機仕様の確定やメンテナンス作業を進める計画である。「2008年6月中に新しい団体の設立について発表する予定」(IPTVフォーラムの事務局)とする。

仕様が統一化されるというのはよいことだが、多チャンネルのスカパーや、双方向のBSデジタルなどでもそれほど利用が広がっていない状況なので、そもそも需要があるかどうかは疑問。

Nikkei PC Online の記事
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20080605/1004360/

 TSUTAYAとアクトビラは2008年6月5日、「アクトビラ ビデオ・フル」内にあるコンテンツ「TSUTAYA TV」で、映画作品などの動画配信サービスを6日朝8時より開始することを発表した。価格は新着作品1本あたり735円で、48時間以内であれば繰り返し閲覧が可能。アクトビラ ビデオ・フルはインターネット回線を利用した、デジタルテレビ向けのポータルサービス。

 初日に配信されるのは「HEROES」シーズン1、「LOST」シーズン1、「オーシャンズ13」「トランスフォーマー」など、パラマウント映画、ウォルト・ディズニー・スタジオ、ワーナー・ブラザーズ、ユニバーサル・ピクチャーズなどの大手映画会社の有名作品を含めた、約100タイトル。「アクトビラではすでに20世紀フォックス、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの作品を配信しているので、弊社のコンテンツと合わせるとハリウッドメジャー6社のタイトルが高画質で楽しめることになる。映画のほかにも音楽、アニメなどがあり、6月中に200タイトル、今後1年で2000タイトルの配信を予定している」(TSUTAYA BB 執行役社長 渡邉健氏)。

 同サービスを利用するにはアクトビラを視聴できる環境と、TSUTAYAの会員証である「Tカード」、クレジットカードの3つが必要となる。 TSUTAYA TVではコンテンツを利用すると実際の店舗を利用する際と同様にポイントが発行されるほか、ポイントを利用してコンテンツの購入もできる。また、映画などの新作タイトルでは、Blu-rayディスクを画面にあるQRコードから購入することもできるが、「将来的にはテレビから直接購入できるようにしたい」(渡邉氏)。

 アクトビラビデオ・フルに対応するデジタルテレビは、ソニー、シャープ、日立、東芝、松下の5社23機種。各メーカーともいずれも上位機種。インターネット接続も実行速度12Mbpsが必要で、光回線が必須となる。「(ユーザー環境は)かなりのプレミアム感があり、お客様として想定しているのは40代以上の方。今後 1年で利用者を5万人まで増やしていきたい」(渡邉氏)という。

利用者を5万人にするのに1年だと、なかなかビジネスにはなりにくい印象。しばらくは立ち上がりにくいか。

Nikkei TechOn の記事
http://www.nikkeibp.co.jp/news/manu08q2/570952/

NHKは、パソコンやテレビ向けのVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービス「NHKオンデマンド」の開始に向けたスケジュールを明らかにした。まず2008年10月をメドに、トランスコーダー(動画像データの圧縮に向けた符号化方式の変換装置)や、番組のメタデータやサムネイル画像の制作システムなどを自局内に設置する。そのうえで10月中に、NHKのトランスコーダーなどと、提携先であるISP(インターネット・サービス・プロバイダー)や情報システム開発会社など動画配信プラットフォームの提供事業を手がけるASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)や、ケーブルテレビ(CATV)事業者などのシステムを使い、動画配信のテストを行う計画だ。その後、約1カ月にわたり、NHKやASPなどの担当者が局内や社内のシステムの操作に慣れるようにするための訓練や、サービス開始時点で配信対象にする動画コンテンツの投入作業を実施する。NHKオンデマンドの開始日は決定していないが、「デジタル放送の日である12月1日に開始しようという雰囲気になっている」(所洋一アーカイブス・オンデマンド推進室副部長)という。

NHKはパソコンユーザーに対してASPの動画配信プラットフォームを利用して、NHKオンデマンドを提供する方針だ。現在、契約を結ぶASPの選定を進めている。パソコンユーザーには高ビットレートと低ビットレートの2種類の配信を行う方針で、具体的な数字としては1.5Mビット/秒と768k ビット/秒を想定している。テレビ向けの動画配信プラットフォームには、ジュピターテレコム(JCOM)のVODサービス「J:COMオンデマンド」と、アクトビラのVODサービス「アクトビラ ビデオ・フル」を採用することを決めている(日経ニューメディア、2008年2月4日号(同誌読者限定サイト)、p.2参照)。将来的には携帯電話機向けにも提供することを視野に入れているが、「実現はしばらく先になる」という。

メモ。
ビットレートが1.5Mビット/秒と768k ビット/秒というのはどちらも中途半端な感じ。ADSLの実測値では768K は厳しいのではないか。

ITPro の記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080225/294638/


 東芝がHD-DVDから撤退することを決めた。キッカケになったのは,米Warner Brothersが,それまでHD-DVDとBlu-rayの両方式でリリースしていた映画を,Blu-ray方式に一本化することを決めたことである。 この結果,米ハリウッドメジャーの映画スタジオのシェア(市場占有率)はBlu-ray陣営が68.4%,HD-DVD陣営が22.8%となり,両陣営に 決定的な差が付いた。2月に入るとBest BuyやWal-Mart Stores,Amazon.comなど米国の小売店大手が次々とBlu-ray方式の支持を表明,東芝がHD-DVDから撤退する決定打となった。日本 でもビデオレンタル事業者などによる研究会が,期間限定ながらBlu-ray対応ソフトのレンタルを開始するなど,Blu-ray優勢の雰囲気が定着しつ つある。

 2006年のソフト販売を機に表面化したHD-DVDとBlu-rayによる次世代DVD規格の争いは,Blu-rayが勝利を収めた。ただし, このままBlu-rayが順調に普及するかという点については,予断を許さない。急速に市場規模を拡大しているインターネットを使った動画配信が, HDTV(高精細度テレビ)動画の配信に乗り出したからだ。

 2007年9月1日,デジタルテレビ向けポータルサービスの「アクトビラ」が,HDTV作品を含む映像コンテンツの配信サービスを開始した。 2008年1月15日には米Appleが同社のコンテンツ配信サービス「iTunes」でHDTV作品を含む映画のレンタル事業を開始するなど,世界的に HDTV動画をネット配信する動きが本格化している。また日本では2008年3月末に,NTTグループの次世代ネットワーク(NGN)を利用したIPTV サービスの開始も予定されており,VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスを含むHDTVによる映像配信が行われるとみられている。

 こうしたなか,映像配信の重要性の高まりを象徴する出来事が起きた。2008年2月12日,レンタルビデオ事業大手であるTSUTAYAグループ のTSUTAYA BBが,アクトビラ上での映像配信サービスを3月に開始すると発表した。サービス開始から3カ月以内にHDTVによるコンテンツ配信を開始する予定であ る。TSUTAYA BBの親会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)はまだ本業のレンタルビデオ事業で次世代DVDのレンタルを開始しておらず, HDTV映像のソフトレンタルは次世代DVDとネット配信が同時期に始まるか,むしろネット配信が先行する可能性が出てきた。

 デジタルコンテンツ協会の調査によると,2002年に2722億円だった国内のDVD販売市場は,2005年の3915億円をピークに2006年 には前年比約19%減の3184億円と減少に転じた。2006年に前年比25%増の2858億円と成長を続けるDVDレンタル市場も,2005年の前年比 約102%増の伸びと比べて勢いは急速に落ちている。こうした旧来の映像ソフト売上に対して,動画配信市場は2002年の39億円から毎年2倍を超える急 成長を継続して続けており,2006年には647億円まで拡大している。

 AppleのSteave Jobs・CEOは「(動画配信による映画のレンタルは)購入する場合に比べて価格が安く,視聴者のすそ野が広がるだろう」と語る。ネット配信は,コンテ ンツを見るのに店舗に出かける必要がなく,24時間いつでも見たいものを見られる。レンタルの作品リストがそのまま自宅のライブラリーになるわけで,単に レンタル市場を置き換えるだけでなく,DVD販売の市場もある程度取り込みながら市場の拡大が見込まれる。HDTVコンテンツの覇者を巡るBlu-ray の戦いは,HD- DVDから動画配信へと相手を変えて続くことになりそうだ。


次世代の記録メディアを超えて、ネットでのコンテンツ配信が将来的に取って代わるというような記事も最近増えてきている。物理媒体の直感的な操作性のようなものがしばらくは勝ると個人的には考えているので、あまりそういった論調に安易に同調しないことにしているが・・・。


NIKKEI NET の記事
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080211AT1D0802I08022008.html

 音響・映像ソフトレンタル大手のTSUTAYA(東京・渋谷)は3月、テレビ向け映像配信事業に進出する。ソニーや松下電器産業など電機大手が出資する アクトビラ(同・港)のサービスに専用チャンネルを開設、ハリウッドの主要映画会社の100作品をハイビジョン並みの画質で有料配信する。アクトビラ対応 TVの普及が進むとみて、配信市場の拡大に備える。

 3月1日にテレビ向け動画配信サービス「アクトビラ ビデオ」に「TSUTAYA TV」を開く。まず映画の予告編など無料動画を配信、1―3カ月後か ら洋画や海外ドラマを有料で配信する。価格は新作映画で1作品当たり700円前後と店頭でのレンタルに比べて200―300円高くなる見通し。レンタル店 「TSUTAYA」の中心顧客より年齢の高い40―50代の利用を見込む。
アクトビラ構想がうまくいくのであれば、それより先にスカパーがものすごいビジネスになっている気がするが・・・。
雇用や実流通を生み出さないビジネスは期待できることは少ない。

IT Plus の記事
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS1D070D5%2011012008
 ソニー、松下電器産業など家電5社が出資するアクトビラ(東京・港)は、インターネットで薄型テレビに配信する 動画の作品数を今春に当初計画の2倍の約2000本に拡大する。現在の作品数は約500。今春で約千作品に増やす予定だったが、大幅に上方修正した。早期 に利用世帯数百万の達成を目指す。

 アクトビラはソニーや松下に加え、東芝、シャープ、日立製作所の5社が出資。昨年秋、映画などを1本数百円で配信するサービスを始めた。

 サービス利用には動画を受信できる最新型のテレビが必要。現状ではソニーの液晶テレビ「ブラビア」と松下のプラズマテレビ「ビエラ」の約20機種に限られる。4月からは東芝製液晶テレビ「レグザ」の上位機種も対応するようになる。

メモ。


Broadband Watch の記事引用
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/20144.html

eyeVio HD
 ソニーが運営する動画共有サービス「eyeVio」は、同社のネットワークTVボックス経由でHD画質の動画コンテンツを配信するサービス「eyeVio HD」を11月20日より開始する。

 eyeVio HDは、ソニーが11月20日発売するネットワークTVボックス「BRX-NT1」向けにHD画質の動画コンテンツを配信するサービス。BRX-NT1は、液晶テレビ「BRAVIA」でeyeVio」のほか「GyaO」「オンデマンドTV」「クラビット・アリーナ」「アクトビラ」などのインターネット動画配信サービスを視聴可能とする製品だ。

 eyeVio HDの配信コンテンツはMPEG-4 AVCを採用し、ビットレートは非公表だが動画サイズは1,280×720ピクセル。配信コンテンツには、3DCGのショームービー「放課後MIDNIGHT」をはじめ、「晴香葉子の恋愛バイブル」「現役女子大生バトン」といった“eyeVioの試みに賛同したパートナー”によるコンテンツを用意。一般ユーザーがPC上からeyeVio HDにHD画質の動画投稿ができる機能も、2008年春以降に提供する予定だ。
投稿サイトの動画をどれだけ、一般家庭用の機器で閲覧するかが疑問符。あまり爆発的には拡大はしないと思われるが、動きとしては要チェック。


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