大手メディアが関わることで、成功するUGCビジネス
Cnet Japan の記事
Digital Hollywood Fall 2008で見えてきた、米国メディアコンテンツビジネスの方向性(後編)
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20384234,00.htm
前編に引き続き、具体的な事例も踏まえた非常に良い記事だとは思うのだが、個人的にいま一つピンとこない(わくわくしない)印象が残るのは、米国大手メディアへの認識が低いからだろうか。
Digital Hollywood Fall 2008で見えてきた、米国メディアコンテンツビジネスの方向性(後編)
http://japan.cnet.com/column/pers/story/0,2000055923,20384234,00.htm
前編に引き続き、具体的な事例も踏まえた非常に良い記事だとは思うのだが、個人的にいま一つピンとこない(わくわくしない)印象が残るのは、米国大手メディアへの認識が低いからだろうか。
既存の大手が確かに以前よりかなり前向きに動いているという実感はあるものの、まだ期が熟してはいないという感じではあるのだろう。今年のDigital Hollywood の議論は昨年と比べ、インターネット映像ビジネスに大手メディア、ハリウッド映画会社がポジティブに関わる姿勢が見えて、興味深いものであった。
現状の大手メディアのインターネット戦略は、友人とのシェアの仕組みなどインターネットのよい点を取り入れながら、自分たちが得意なマス広告モデ ルで映像ビジネスが成立するかを試している、という段階である。Huluなど大手メディアの動画配信サイトの成功が増えれば、コンテンツサプライヤーが既 存メディアではなくインターネットを使って映像を配信する可能性もでてくる。
出版、画像、音楽といったコンテンツビジネスをインターネット市場へ移行させるのは、オールドメディア側への困難がつきまとった。フリーな文化が蔓延するインターネット市場では、コンテンツのマネタイズが難しかったからである。
Digital Hollywood Fall 2008で提示されたマス広告など既存の映像ビジネスモデルが、どこまでインターネットで通じるかというテーマは、今後のインターネット映像動向を考える上で、興味深いといえる。