YouTube、ヘルプページにユーザーが作成した説明動画を掲載
http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20081030nt0b.htm
ユーザに喜んでヘルプやマニュアルを作ってもらえるというのはすごい。YouTubeは米国時間10月29日、ヘルプ動画コンテストの入賞者を発表した。
このコンテストは9月に始まったもので、ユーザーはYouTubeの使い方を説明するスクリーンキャスト(コンピュータ画面を録画したもの)を作 成して投稿し、優秀作はYouTubeのヘルプセンターでデフォルトの説明用動画として掲載されるという特典を得られる。駆け出しのスクリーンキャスト制 作者にとっては、より多くの人に自分の作品を見てもらい、ファンを増やす絶好の機会となった。
優秀作に選ばれたのは、動画アノテーションの追加、再生リストの作成、高画質の動画の自動再生設定といった操作の方法を紹介した短編の動画だ (注:動画を見るにはYouTubeの設定をGlobal(全世界)にする必要がある)。ただ皮肉なことに、高画質モードを説明した動画と字幕の付け方を 解説した動画にはYouTubeのオーバーレイ広告が表示されるため、前者の場合などは、高画質機能を使うためにユーザーがすべき操作を映した部分が広告 で完全に見えなくなってしまっている。
これはどうしたことだろう?
このちょっとした不手際を別とすれば、ユーザーが作成したヘルプ動画を掲載するというのはYouTube側にとっても賢明な取り組みと言える。こ れなら、インターフェース構成を変更するたびに、コミュニティーのメンバーに呼びかければヘルプ動画の更新版を作ってもらえるからだ。この戦略は、 Googleの「Knol」とも連携している。あまり知られていないが、KnolはGoogleのヘルプセンターに載っている記事のほとんどを作成する、 バックエンドのパブリッシングツールとなっているのだ。(CNET Japan)
的確なマニュアルをユーザ目線で作れるというのは、サポートコストの削減にもなるので、賞金を出してそういったものを作ってもらうというのも大きな流れになるだろう。
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