HuluはYouTubeを超えるビジネスになれるか?

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TechCrunch Japanese の記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20080901can-hulu-be-a-bigger-business-than-youtube/

非常に読み応えのあるよい記事。米国内でのHuluの収益面での台頭がよくわかる。

「投稿サイト」対「公式動画サイト」

という構図で行けば、日本でも

「Youtube、ニコニコ動画」対「Yahoo!動画、Gyao、Biglobeストリーム」

という図式が成り立つが、日本では後者はそれほどの期待感を持って報道されることはない状況になってしまっている。

決定的な違いはHuluでは米国テレビ局の人気番組の完全版が流れることだろうか。安いコンテンツをいくら集めてきても広告主は集まらないと思われるので、その意味では日本の正規動画サイトはコンテンツ面で中途半端になってしまっているのかもしれない。

状況打開のために、たとえばNHKの大河ドラマか朝の連ドラクラスのコンテンツの完全版を Yahoo!動画やGYAOにほぼリアルタイムで卸して、広告付きでもよいから配信するようなことが行われると、相当に広告効果や閲覧へのモチベーションも変わってくるかも。朝ドラなどは、1日に5回も電波を使って配信するくらいなら、コスト的にもよっぽど安く済むはず。(当然NHKには法的な縛りはあるだろうが)

コンテンツベンダー側の前向きな行動を期待したいところである。

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