総体ネット中継 本格導入 「埼玉」手本 高体連に専門チーム
読売新聞の記事
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20080527-OYT8T00808.htm
全国高校体育連盟は27日の理事会で、インターネットを利用した競技中継の本格導入に向け、「動画配信推進プロジェクト」を発足させることを決めた。県内で今夏開催される高校総体(7月28日~8月20日)で事業のノウハウを吸収し、どの大会でも動画配信できる態勢を整える。
埼玉総体では、IT企業「エンターオン」(庄司周会長、本社・東京都)が昨年秋に発足させた「埼玉総体動画配信支援センター」でシステムを構築し、地元高校生たちが撮影する競技映像を大会公式サイト上に配信する。センターの運営や撮影の費用は、スポーツ関係者の出資や用具メーカーからの広告料などでまかなう。
動画配信事業は昨年の佐賀総体でも実施されたが、全国高体連は「公費を使わず、民間活力と高校生のエネルギーを生かすという手法。今後、どの開催地でも無理なく踏襲できるはず」(梅村和伸・専務理事)と、今大会での試みに注目している。
プロジェクトは理事数人と有識者のほか、庄司会長、埼玉総体の事務局幹部ら6人ほどをメンバーとし、来年の奈良総体までに事業マニュアルを作成したいとしている。
久保正美・県高校総体推進室長は「29競技に及ぶ高校総体の中継を充実させるには、ネット利用の手法確立が不可欠と考えた。県の知恵が認められて光栄」と話している。
ネットでのニッチな動画配信が、スポンサー企業などの協力を得て無料で行えるようになれば、かなり普及も進む。すでにだいぶ前から、技術そのものの問題というより、コスト・収益性の問題となりつつあるのでそのあたりの問題を解決していく努力で、ブレイクしていくことになるのかも。
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