ニコニコ動画「アニメ放送」スタート 今後は他ジャンルも

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MSN 産経ニュースの記事
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080318/its0803181858001-n1.htm

 コメントをつけて楽しむ動画投稿サイト「ニコニコ動画」を運営する「ニワンゴ」は、4月2日からアニメコンテンツを配信する「ニコニコアニメチャンネル」を新設する。「ニワンゴ」を傘下に持つ「ドワンゴ」が17日、発表したもので、4月19日からはオリジナル作品となる「ぺんぎん娘 はぁと」(全21回)を無料配信する。同社によると、商業アニメ作品がニコニコ動画向けに制作、「放送」されるのは初めて。

 「ぺんぎん娘 はぁと」はオタクの女の子が主人公の学園ラブコメディ。会見でまついひとゆき監督は「せっかくのニコニコ動画だから、いろいろなところで利用者が参加できるアニメを作りたい」とコメントした。

 ニコニコ動画は3月までに560万人の会員を獲得、その一方で投稿された動画に著作権の侵害が指摘されるなどの問題も起こっている。ニワンゴは監視・削除体制を強化するほか、音楽関係やお笑いなどコンテンツを持つ企業に動画を提供してもらう「公式動画」の取り組みも進めるなど、コンテンツを発信する「放送」として性格を強めている。これまで著作権で問題が生じていたテレビコンテンツの投稿動画については、在京テレビ局6社に映像を削除するとの申し入れを行った。

 ドワンゴ、ニコニコ事業部の中澤友作氏は、ニコニコアニメチャンネルについて「公式動画の延長として、きちんと権利関係を明らかにしたニコニコ動画オリジナルのコンテンツを用意していきたい」と説明、今後は「アニメ以外への進出も考えられる」としている。

 会見の様子はニコニコ動画で“生放送”され、選ばれた利用者約1000人が視聴。さらに会場の大型スクリーンにはリアルタイムで会見の様子が放映され、これに対してコメントが投稿された。ある利用者から寄せられた「(同アニメの)二次創作作品を作っていいですか」とのコメントが流れると、中澤氏が「大歓迎です」と回答するなど、双方向性を生かしたニコニコ動画ならではの中継が行われた。

公式コンテンツを提供する側としては、ニコニコ動画的なツッコミを好まないほうが多いのではないか?強力なサポーターも多いサイトだが、これから先の展開には案外壁が大きいか。

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