次世代ネットワーク技術 日中韓で国際標準化へ

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CNet Japan
http://japan.cnet.com/news/com/story/0,2000056021,20369611,00.htm

 次世代ネットワーク(NGN)開発で共同歩調を取る日本、中国、韓国の3国が17日、通信の安定性や配信される動画などの品質管理技術の共同規格を策定し、国際標準技術として認定団体に申請することが明らかになった。5月にもNGNの国際標準技術に認定される可能性が高い。3国は世界的な普及が見込まれるNGNで技術の国際標準化を進めることで、同分野で製品やサービスを開発する自国企業の海外展開を後押しする狙いがある。

 NGNの品質管理技術では、すでに日本と韓国が標準化を目指す技術規格で合意。今回、日本と中国が中国・西安で行われた2国間会合で最終合意した。3国は国連傘下で通信技術の国際標準化を進める国際電気通信連合(ITU)に同技術を標準技術として提案。ITUは加盟各国に投票を呼びかけ、その結果を踏まえ国際標準技術として各国に勧告する見通し。

 日中韓は今年に入り、複数国間としては初めてNGNの相互接続実験を実施しており、提案する技術はその成果を踏まえたもの。3国は今後も、NGNを活用した動画配信などサービス分野における共同技術の開発と、標準技術化への働きかけを強化する方針。

 光ファイバー網を専用機器で制御するNGNは大容量データを安定的に配信できる技術として世界各国で試験運用が行われ、日本では3月末にNTTが商用化を予定している。ただ、これまではITUに対する欧州勢の影響力が強く、NGNを使った音声通信などでは欧州勢が主導する技術が標準技術として認定されるケースが多かった。

 日中韓の3国はそのため、共同で技術開発やITUの議長ポストの獲得に向けた共同歩調を取ることで昨年末に合意。単独国では難しい国際標準への採用を目指す考えを明らかにしていた。ITUが認定する国際標準技術には、複数の技術が採用されるケースもあり、同分野の標準認定を巡り、アジア勢と欧米勢の争いは今後さらに激化しそうだ。

この3国で一枚岩で話が進むとは思えないのだが・・・

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