ノキアがファイル共有サービスに参入--動画から音楽、写真まで容量無制限に
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20366996,00.htm
ヨーロッパの携帯市場などを見る上で、NOKIA の動きは無視できない市場。携帯ベンダーが合法ファイル交換サービスまで始めると、携帯音楽プレイヤーの勢力図も変わってくる可能性があるか?Nokiaは2月11日(現地時間)、スペインで開催中の携帯電話関連の展示会「The Mobile World Congress 2008」において、ファイル共有サービス「Share on Ovi」を発表した。同日よりベータ版が公開されており、誰でも無料で利用できる。正式版は年内開始予定だ。
Share on OviはNokiaが2007年に買収したスタートアップ企業Twangoの技術を利用したもの。動画や音楽、写真など100種類以上のフォーマットに対 応する。容量は当初1人あたり250Mバイトまでだが、年内に無制限に拡張する予定。月あたりのアップロード容量についても制限を設けない考えという。な お、ファイルの大きさは1ファイルあたり100Mバイトまでという制限がある。
ユーザーは「チャンネル」と呼ばれるフォルダを作成し、好きなファイルをアップロードする。閲覧や投稿ができるユーザーはチャンネル毎に設定できるようになっている。
ファイルのアップロードはパソコン、もしくは携帯電話から可能。Nokia端末のN95、N82、N73には、撮影した写真などを簡単にアップロードできる機能が搭載される。
ソーシャルネットワーキングとしての機能も備え、プロフィールページやメッセージ機能がある。また、ブログやFlickrなど、Share on Ovi上のファイルを外部のサービスでも利用できるようにする機能も備えている。
Nokiaは「ソーシャルネットワーキングは検索、Eメールに次いでトラフィックが多く、全体の20%を占める」と指摘し、Oviブランドによるソーシャルネットワーキングサービスを展開していく考えを示した。Share on Oviはその第1弾となる。
収益については「さまざまな方法がある」とし、広告を含めて検討していくという。また、有料の写真印刷サービスを現在サイトで展開している。